出来損ないのラブソング

dekisokonai no love song

出来損ないのラブソング
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神20
  • 萌×210
  • 萌7
  • 中立2
  • しゅみじゃない4

111

レビュー数
11
得点
163
評価数
43
平均
3.9 / 5
神率
46.5%
著者
阿古多 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
三交社
レーベル
KiR comics
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784815530846

あらすじ

【年下強引ワンコGt.×ワケあり強気美人Vo. ドラマチックバンドBL!】
バンドの人気ボーカルメンバー・飾。
彼には、誰にも言えない「秘密」があった。
同じバンドのメンバー・圭の紹介で、新メンバーとしてやってきた年下の新人ギタリスト・虎太郎。
初対面の時から、飾が気になる存在だと強引に距離を縮めてくる虎太郎に対して 面倒くささを感じつつも、
遊びなら付き合っても良いと適当にあしらい続けていた。
そんなある日、虎太郎はいつも強気な飾からは想像できない表情を見てしまう―
何かを隠しているような飾に、「どうしてあんな顔をしていたのか」といつも以上に距離を詰めてきて…?

表題作出来損ないのラブソング

虎太郎、飾のバンドに新たに加入したギタリスト、20歳
飾、バンドのボーカル、22歳

その他の収録作品

  • 描き下ろし(6P)
  • カバー下:CPプロフィール

レビュー投稿数11

帯にまでイラストが繋がっているお表紙がエモし!!

強引な年下新メンバーのGt.×義兄へ報われない恋をしているVo.のお話。


あれですね。

矢印が一方通行の、、、

A←B←Cっていう。

受けちゃんの相手が報われない設定が良きでしたし、悪気ない義兄の態度に胸の奥が切なくギュッと痛くなる(受けとまりあげはが)感じがとても良きでした。
BLは、ハードルが高ければ高いほど萌える性質のまりあげはですが、一途に受けを想う、年下攻めの粘り勝ちに案の定キュンとさせられましたね。


とくにあの、弦で作った指輪を渡すエピソードあたりに。

あと、個人的にバンドBL好きなので、義兄ありきのラストライブのラストシーンにもグッときました。
ああいうシーンにも弱いんだよ、まりあげはさん。

みなさん…読ん……でくださ…い!(切々と訴えかける)





1

キラキラまぶしいバンドもの王道ストーリー

バンドのお話が好きなのと、受けのビジュアルに惹かれて読みました。
阿古多先生の描くキャラクターの目力と繊細な髪の毛が好みです。

最初から最後まで王道も王道なんですが、私はそれがすごく刺さりました!言葉とか展開も、ここだと思うところに来るというか。彼らが悩んで立ち止まったり、勢いで走ったり、そんな全てが若くて青春で、キラキラまぶしく感じました。

飾は見た目と中身のギャップがいいですね。
クールに見えて情が深い。遊んでそうに見えて初心。
義理の兄であるベースの圭にずっと片思いしていて、叶うことのない思いを歌にのせて、静かに思い続けている一途な子でもあります。

居場所とギターをくれて、自分を救ってくれた圭。
圭もほんとに好青年なんだけど、飾の思いにはてんで気づいてないところが、純粋に「お兄ちゃん」で、悲しいところなのですが。

新入りとしてバンドに加入してきた虎太郎。すっごく軽そうだし、実際軽かった時期もあるのだろうけど、しっかり周りを見ていて洞察力も鋭く、飾の気持ちもあっという間に読み取ってしまいます。

「忘れさせてやるよ」「一生一緒にいてやるよ」「死んでもいい」
言うのは簡単で、とても信じられない、重みのない軽い言葉に聞こえるかもしれないけど、発することができるのは若さの強みで、私はとても素敵だと思いました。
嘘に聞こえるかもだけど、まわりには証明できなくても、なんとなくある自信から生まれてるというか、そのとき相手に伝えたい言葉として、純粋に出てきた思いだと思うんですよね。
飾の心が動いたのがわかる。
圭の婚約報告で言葉をなくした飾を助けて、颯爽とさらっていった虎太郎はすごくカッコよかった。
強引さと、飾に合わせる優しさとのバランスが絶妙です。

飾はまだ自分の気持ちに戸惑いがあったり、モテる虎太郎に不安もあったりで、ふたりはすれ違いかけますが、そんなふたりを見かねた美月(チャラい女好きが、やっと良いところ見せてくれた)が、実は虎太郎が数年前に飾に一目惚れし、生きる目標にしてギターを頑張ってきたことを教えてくれます。
そんな裏話も王道ですよね。

そして仲直りも王道です(交通事故)
ようやく思いが通じ合って、一緒に作った曲をふたりで歌うところは、兄を離れ(家族として頼っていた気持ちも大きかったと思う)、大人になる飾の決意のようでもあり、結末にふさわしかったと思います。
ようやく迎えたえっちでは、お互いが欲しい気持ちをちゃんと言葉に出しているところとか、照れてる飾が可愛くて萌えました。

青春浴びたー!って感じで、すごく爽やかな読後感でした。

1

好きなのに

タイトルもキャラクターも既視感だらけであれ?と思ってしまいました。
タイトルはこちらが間違えないように注意すればいいですが受けの飾くんがBLアワードの上位に入るような有名作品のキャラに似ていて、そちらの作品も読んでいるせいかモヤモヤが拭えませんでした。
見た目や性格だけじゃなくバンドもので年下攻め、攻めのワンコに翻弄され気味なクーデレ受けという二人の関係性まで…共通点の多さが読み進めるほどに気になってストーリーに集中できなかったです。

阿古多先生の過去作品は全部読んでいますし絵もストーリーもキャラも大好きなので売れている作品に寄せた二番煎じっぽくなって悲しかったです。
評価下げてすみません。次回作を楽しみにしています。

2

バンドマン、最高

バンドのボーカリストとギタリストの恋を描いたバンドマンBL。

自身を音楽の道へ導いてくれた義兄・圭に叶わぬ片想いをしている飾。
同じバンドメンバーとして一緒にいる時間が多いため、嬉しい反面ツラい思いもたくさんしてきたであろうことがわかります。
届かない想いを歌にのせて浄化させているという、ボーカリストらしい方法が美しいけれどとても切ない…。

そんな彼の前に現れた新加入メンバーの虎太郎。なんとも軽いノリで飾に近付いてきて、いとも簡単に彼の心の中を言い当てるのでちょっぴり謎な人だなと思ったのですが。
飾に対する真っ直ぐな想いや音楽へのアツい情熱など、虎太郎自身のことがわかってくるとその印象はいい方向へと変わっていきました。

特に裏表なくブレずに飾のことだけを見ていることが伝わってくるのが本当に素敵で。
ツラい恋をしてきた飾にとっては逆に眩しすぎたのかな?みたいな気もしましたが、それほど大きくすれ違うことなくお互いに解り合えて本当に良かったなと思いました。

ラスト手前での事故はかなりヒヤッとしたけれど、飾の中で虎太郎はとっくに大切な存在になっていたことを伝えてくれるエピソードだったので後味の悪さはなくて。
失う前にしっかり気持ちを言葉にできて良かったね…!と感動。
これからいーっぱい甘い時間を過ごしてほしいなと思いました。

みんなのビジュアルもめちゃくちゃ好みだったし、ライブハウスでの熱気が伝わるような描写や細部までしっかり描かれた楽器など、音楽が絡むお話が好きな私にはたまらなく刺さる作品でした。

0

1巻で完結なのがもったいなく感じた

表紙のデザインも絵も綺麗でタイトルも素敵だったので購入。
初読み作家さんでした。
キャラクターもエピソードも漫画の王道と言えるものがたくさん表現されていて、楽しく読みました。
個人的な好みの問題だと思いますが、ややバランスが悪いように感じました。
エピソードがてんこ盛りなのだけど展開が駆け足でひとつひとつが薄かったように感じます。義理の兄弟への恋心、新規加入の年下のメンバーからの告白、自覚しかけたところで交通事故、先にも書きましたが、王道的展開がすごくいいのですが、早送りを見ているかのように感じました。
それなのにラスト、両想いになってからの行為にけっこうなページが割かれていて。ここにページを割くならひとつひとつのエピソードの心情表現をもう少し丁寧にしてほしかった。読んでいて世界にひたれなかったです。
作家さんが、ではなく、編集さんが、売れ筋狙ってそういうバランスにしたのでは、と勝手な推測。
全体的に好きな感じであったので、もっとひとつひとつのエピソード、心情の変化が丁寧に描かれていたら萌えていました。

2巻分だったらちょうどよかったのかも。
好きな作品ではあるので、自分の腑に落ちるまでもう何回が読んでみるつもりです。
あくまで個人の好みの感想なので、2人が両想いになる過程よりエッチシーンがたっぷりほしい人にはいい展開だと思います。

0

No Title

gossh what else can I say other than the beautiful, dreamy artstyle and the plot of the manga. How can love and music and passion accompany each other to make a mesmerising and heartbreaking story. I just love this so much, looking forward to more stories from sensei

0

ドッグセラピーな年下ワンコくん♡

表紙とお試しのビジュアルに惹かれて購入しました。

義理の兄、圭に恋しながらも伝える事ができない思いを歌にして表現する飾。そんな飾の前に突然バンドメンバーとして加入した年下の虎太郎。
グイグイ迫る虎太郎に最初は警戒して自らも煽るような態度をとる飾ですが、次第に真っ直ぐに思いを伝えてくる虎太郎を信じてもいいのかもしれない、と気持ちを許していくようになります。
飾が圭を好きになったきっかけや、失恋のきっかけとなった出来事も詳しく描写されており、ストーリーがしっかりしています。
最初は警戒するけど、気を許すと自分からもくっついてデレる飾の姿が黒猫のようで可愛いです。そして虎太郎は年下だけど飾の全てを受け止めて受け入れてくれる心の大きな攻めくんでした。飾の嫌がる事はしようとせず、キスやえっちもちゃんと「してもいい?」と待てができるワンコくんでした。
失恋で傷付いた飾の心を、大きな愛でゆっくり癒してくれる姿がドッグセラピーのようでした笑

海やライブシーンなど、美しい描写がたくさんで何度も読み返したくなる作品でした!

0

賞賛するはずが、、、?

デビューコミックスかと思っていたら何冊も出していらっしゃるんですね、失礼しました。
作家さんについても知らずほぼ内容も知らず試し読みしたかどうかも覚えてないのですが、有償小冊子付きのを2冊購入したんですよね、わたし!
なんかすごくないですか、、?
音楽バンドものが好き、義理の兄さんを好きだけど失恋という設定が好きなだけで!
しかも、実姉の旦那のことを好きな設定と思ってたら親が再婚同士の義理兄弟だった、、、
あー勘違い。
まぁでもちゃんとバンドものだもんねー
楽器もちゃんと描いてくれてるもんねー
と気を取り直して読みましたが、
好きな人はめちゃハマるんだろーなと思いました。
よく分からなかったのがこのバンドの立ち位置。
どうも他に仕事してるっぽい。
苦労話を見せろというわけでもないですが女の子にモテてて楽しそうねという印象が先にくる。
あと虎太郎がいきなり
一生死ぬまで側にいてやるよ
とか言い出したのに違和感。
本人にしてみれば違和感などないんだろうけど読者のわたしはそう感じました。
受けのボーカリストの飾は長髪のせいだけではなく、女子に見える、ごめん。
舌ピは性的なニュアンスで装着しているとしか思えない、これ偏見?
昔わたしが好きだった北欧のボーカリストは乳首にピアスしててちょい引きました。

肝心な虎太郎×飾のCPについて或いはストーリーについてわたし何も語っていませんね、今のところ。
ストーリーは義理の兄さんに片想いしていたけどステディな彼女が出来て弟は失恋、そこに新しいギタリストがやってきて失恋の痛手から立ち直らせてくれたお話です。
攻めは年下で女の子にもモテるけど受けに一途に執着、受けはミステリアスな美人だけど意外と経験値が低くて可愛い。
こう書いていくと万人受けするよくあるお話設定で面白味は少ないですが読んで怒りたくなったりガッカリしたりもないでしょう。
音楽系BLお好きなかた、おすすめです!

バンドBLだから甘めの評価かも♪

紙本
カタチがわかる白抜き

1

強引な年下が終わらせる一方通行の不毛な恋

【歌えよーが歌えなくなろーが俺はアンタの傍から居なくなったりしない。死ぬまで(虎太郎)】

エロス度★★★★★★★

おやおや、バンドマン同士の恋や義兄に叶わぬ恋心を抱く義弟といった要素が美味しいですね。

強引で奔放・生意気な虎太郎の年下攻めにも萌えまくりで、不毛な恋を続ける飾に光をもたらすのが尊いです。

特に、最初は虎太郎に対してツンケンだった飾が彼の強引さに引っ張られながらも心を開いていくのがツボで、虎太郎に惹かれながらも素直になれない頑固さも可愛いですね。

飾が圭を好きになった経緯の回想・虎太郎との夜の海でのひと時・・・特別を共有し、叶わぬ恋に苦しむ飾を虎太郎の愛が満たしていくのが素晴らしい。

2人のさらなるラブラブ&エXスを求める方にはコミコミさんでの小冊子付きがオススメです。

0

叶わぬ恋の行先は

年下ギター × 年上意地っ張りボーカルのバンドもの。
以下、内容に触れていますのでネタバレご注意ください↓↓





”受け一筋の年下溺愛攻め”大好きなんだけど、大好きなんだけど…
生意気系の年下攻めはちょっと…というのと、圭の方が個人的に好みだった……!のと、あんまりバンドものが得意じゃなく、という点色々絡み合って、どうもそこまで気持ちが盛り上がっていかなかったかな。というところでの、「萌」評価です。

飾(受)の、義理の兄への叶わぬ想い・切ない恋心にじーんとしただけに(&圭のキャラが個人的に好きだっただけに)、どうもそっちの方でなんとか成就して欲しいという気持ちになってしまい。。
心変わりする飾にも、攻めにも自分は100%共感しきれず読み終わってしまった感じ。

小生意気だけど一途な攻めが好きという方、バンドもの好きな方はきっと楽しめると思います。

1

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