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これは「悪役令嬢の兄」が、破滅の未来を回避して幸せを目指す物語!
akuyaku reijou no ani no yuuutsu
夜光先生のお話とあらば、面白くないわけがない…!と思い読み始めましたが、本当に面白くて先が気になり、ページを捲る手が止まりませんでした…!⁽⁽ ◟(∗ ˊωˋ ∗)◞ ⁾⁾
以下、ネタバレありのレビューとなります。↓
主人公は、乙女ゲームの世界に転生した侯爵家の執務補佐官、イザーク…ではなくその主である若く美しき侯爵、ユリシス。
妹を溺愛するユリシスですが、その妹は実はゲームの世界では悪役令嬢で、このままだと王太子との婚約を破棄されるばかりか処刑され、それがもとでユリウスは国家叛逆を企てるようになる…という筋書きがあります。
元の世界でユリシス推しだった現補佐官、イザークは推しを救おうと画策し、未来(本当はゲームの設定や結末)を知る予言者としてユリシスを助け、ユリシスもまた愛する妹の破滅を防ぐために動いてゆくー
というストーリーです(超超ざっくり!!)
ここに、ユリシスが幼い頃に森で命を助けた竜の子のエピソードが絡み、BLの要素と匂いをほのかに絡ませながら物語は進んでいきます。
こちら、明確にBがLする物語…ではないので、そういう点では正直萌え足りなさを感じてしまうかもしれません。
なんせ、BL的なラブを感じるシーンは魔族のジハールが銀髪のユリシスの首元に花を寄せ、スンと匂いを嗅いだり、ユリシスの耳元に唇を寄せて囁く…本当にそれのみ!
…だけどだけど、これが最っ高に萌えるんだなあー…!!!(興奮
本音を言えば一歩進んでジハールには伴侶としてユリシスを国へ連れ帰って欲しかったですが、仕方ないですね。ぐっと我慢。
夜光先生の描く物語ですから面白さはお墨付きで、271ページとそこそこボリュームのあるお話なんですが、一気に読めてしまいました。
挿絵がなく、表紙と妄想だけで色々補わなければいけないのはちょっと寂しいですね。。;
父母を失い、唯一の肉親となってしまった妹を改心させ、命を守ろう、絶対に幸せにしようと奔走するお兄ちゃんユリシス様の姿に萌えに萌え、うちわを持って推したく…いや応援したくなる、見事な大逆転ストーリーでした✨
ああ、満足・:*+.
悪役◯◯モノ、最近タイトルに付いてる作品がすごく増えてきたように思います。
ゲーム内や小説内で悪役だった令嬢(または令息)が人生やり直す系のものが多く、異世界転生が絡む率が高いですよね。(私の体感的に)
なので、最近のラノベ・小説界隈でトレンドといってもいいこの設定を、まさか夜光花先生の作品で読めるとは嬉しいの極み。して、その感想はというと……
め・ちゃ・く・ちゃ・お・も・し・ろ・い!!
【非BL】のカテゴリーが、すみません。よく分からないですが、主人公には女性の婚約者はいるけど、BLの匂いは確かに感じました。現時点で女性の婚約者がいることで、この世界観の均衡は保たれているように思いますが、BLルートがこれから出現すると期待して良いのでしょうか?^ ^
まだ足跡を残す程度のアプローチですが、これからどんな存在感を増してくるのか楽しみで仕方ないありません!…というか、巻数表示はないですが、おそらく続きがあると信じていいんですかね?
ぜひとも信じさせて欲しいです!それくらい面白くて、公爵兄の未来を変える奔走ぶりから目が離せませんでした。
悪役妹の更生により自身の身の破滅を防げると知ったユリシスが、未来を知る異世界から転生してきた側近の助言をもとに、破滅フラグを次々とぶっ壊していくストーリーの惹きつける力がすごく、最後までこの作品の虜になりました。
細かく言うと、ユリシスはゲーム内の住人で、彼の側近は異世界でそのゲームのプレイヤーだったという関係性。側近の未来情報を基に、妹と自分の幸せエンドの害となる懸念材料を次々に排除していきます。
元凶の妹の更生から、悪役聖女への制裁などなど…ユリシスと妹を取り巻く負の事件が多く、それが"兄の憂鬱"に繋がっているのですが、ルートの強制力が働く制限の中、ユリシスの画策と采配が華麗でカッコよくて最っ高!
妹を傷つける奴らには王太子であろうと強気の態度に出たり、排除に動く徹底っぷり。妹が真っ当に生きていけるように再教育も施すなど、妹への愛情を態度で示す自身の変化も含め、兄妹愛を至る所で感じる演出がすごく良かったです。その思いに応えるように、妹がめちゃくちゃ良い子になっていくのが、これまた楽しいんですー♪
ユリシスの奮闘劇の一方で、妹の悪役から主役級のキャラ変がちょっとしたシンデレラストーリー的な要素があってすごくワクワクします。
つまり、360度どの角度からも面白く読めてしまう魔法のような作品なのです!
そうそう。
魔法といえば、夜光先生ならではのファンタジースパイスが効いてまして、物語の可能性に広がりを与える役割を果たしているところも作品の魅力なのでご注目下さいね。
ユリシスに助けられたジハールからの熱い視線も相まって、ユリシスの周辺部がかなり騒がしいけど、これが作品の面白さと比例しています。
無限の広がりがあるストーリーには、もっともっと読みたいと思わせる中毒性がありますね。ユリシスを中心とした未来ルートの行く末に注目し、もしあるならば、続編を期待したいと思います(^ ^)
BL枠には入っていないものの、今ハマっているジャンルで尚且つ夜光花先生が書かれていると知り迷わず予約していました。SNSで流れて来なければ見逃していたと思うので、煩わしいと思っていたコミコミさんのフォローを外さなくて良かったです。www
こちらの作品が面白いと思ったのは、異世界転生者が主人公ではなかった点です。異世界転生者が悪役令嬢の兄こと侯爵ユリシスに側近として知識を与えて、降りかかであろう厄災を避けて最愛の妹を守って行くという視点が最高なんです。ページを捲る手が止まりませんでした。
そしてもう1人の転生者を登場させ、側近との2人の対比をすることでお話がなお一層奥行きが出たように思います。
更にユリシスが幼い時に助けた子竜がキーになることで、異世界というファンタジー作品に欠かせないものもしっかりと描かれていました。
決して魔獣をバタバタ倒したり、魔法をバンバン放ったりと派手なシーンはないんです。ただ、必要なシーンにここぞとばかりに使われてて、この辺の匙加減が流石でした。
比較すれば先生の人気BLシリーズの方が断然派手だと思います。
ただ、この手のジャンルだとこれくらいが主題に沿っててとてもバランスが良いのです。
夜光花先生は人気シリーズが沢山あって、そのどれもが違っててとても引き出しの多い作家さまだと思うのですが、こちらの作品でもその片鱗が伺えて更にこれからが楽しみになりました。
可能ならばこの続きが読んでみたいと思いました。他の方が気になっている魔族のジハールとか、とても良いキャラだと思ってます。
ただ、こちらは匂わすくらいでBL臭はこれ以上強くなくても良いと思います。
恋愛要素がないのも凄く良かったです。
レーベル的には非BLカテゴリとはなっているのだけれど、はたしてBLになるのか、それとも匂う程度になるのかがまだ分からない状態なのが気になりますね。
と、それはひとまず置いておいて。
読み始めから、きっとこれは面白いに違いないぞという予感がひしひし。
結果、手に取ったら最後。あっという間に読み終えてしまうくらい面白かったです!
夜光花先生とファンタジーの相性の良さは言わずもがな。
悪役令嬢に前世の記憶の持ち主が登場する物語とくれば、どうしても最近WEB上でよく見かける流行りの題材なのかななんて印象を受けてしまうところがありまして。
でもですね。すでに数多くの方が描いているこちらの題材が、読めば読むほど今まで読んだことがない展開に変化していくものですから驚きました。
いやあ、どうしたらこのお話が浮かぶのでしょうか…
掴みの良さとテンポの良さに導かれ、気が付けばどんどんページをめくりたくなる魔法にかけられてしまいます。
まず、主人公ではない者が前世の記憶持ちなのがおもしろいですよね。
そして悪役令嬢が主人公なわけでもなく、その兄が主人公という斬新さ。いわゆる「じゃないほう」です。
前世の記憶を持った補佐官のイザークと共に最悪の運命を回避すべく、性格が壊滅的な妹を更生させていくお話となっています。
主人公・ユリシスの妹でありタイトルの悪役令嬢にあたる妹・イザベラ。
彼女が本当に良くない性格をしているのだけれど、悪い根っこを引っこ抜いて、時に厳しく時にやさしく癒していってあげると…みるみる愛されたがりのかわいらしい年相応の妹に変化していく様子が気持ち良くって!
魔族のジハールとユリシスの淡い展開を今後に期待する自分がいつつ、今作ではどちらかというと兄妹に萌えてしまった。
それくらい妹を愛してやまないユリシスと、お兄ちゃん大好きなイザベラがかわいかったー…!
ジハールと兄妹2人のシーンにもほのぼのとしました。
苦い運命を回避しようと行動を起こす度に、少しずつ予想とは異なる現実へと変化していく展開も面白くて目が離せませんでした。
もう、なんて気持ちの良いストーリー展開なのでしょうか。
眉目秀麗の切れ者ながら、決して完璧ではない主人公なのも良かったですね。
ジハールとユリシスの雰囲気からして続きがありそうな終わり方でしたが、これは続編を期待しても良いのかな?
夜光先生の一般小説☆面白かったです!
まず悪役令嬢ではなく転生した人物でもない悪役令嬢の兄視点が斬新。
ユリシスは信頼する側近イザークに破滅する未来が視えると言われ疑うも、信じるしかない現実を目の当たりにし、未来を変える為に奮闘する。
そんなユリシスは早くに両親を亡くし、妹のイザベラを守る為に仕事に邁進する若き公爵。諸々完璧だけど人心を察するのが苦手で自己評価も間違っている、ちょっと残念だけど愛すべきキャラだった。
イザークの予言に疑問なのは解る。理解し現実を見るとイザベラの悪役令嬢っぷりに悪い未来しか視えず不安しかない。ユリシスが只管気の毒でした。
イザークのアドバイスがあるとはいえ、何が正解か分からない中で手探りで対応していくのはハラハラした。強制力働いてるし、聖女候補のマリアが悪女で自由奔放だし、ジハールも好きに動くし、ルートが変わってイザークは狼狽えてるし。読み終わってエンディングを迎えた時はホッとしました。ユリシスお疲れさま!
でも、まだまだ先が気になるので続編希望します!めちゃくちゃ楽しかったです!
若干19歳にして二大公爵家のひとつモルガン家の当主となったユリシス。
両親を亡くし、たった1人残った愛する妹イザベラを守るために、公爵として必死に働いてきました。それで守れてると思っていました。
が、ある日側近のイザークが、このままではイザベラもユリシスも破滅すると進言してきて驚きます。
イザークは予言者で、「イザベラは婚約破棄されイザークは王位簒奪を図る」と。
可愛いばかりと思っていたイザベラが悪役令嬢予備軍に成長していたことに仰天し、イザベラの矯正から始めるのです。
めっちゃ面白かった。流石ですね。
「なろう」も含めそこそこの数の悪役令嬢、令息物を読んでいますが、これほどの話はなかなかありません。
悪役令嬢の兄だけど、前世の記憶があるわけではない。あるのは側近のイザーク。
イザークは前世女性でユリシス推しで、ユリシスに幸せになってもらいたい、そばで見守りたい(腐女子も混じってる)と側近をしているのです。
ユリシスには前世とか乙女ゲームとかと言ってもわからないので、予言として妹のイザベラが悪役令嬢になって悲惨な末路を辿ると進言するところから話が始まります。
最愛の妹と自分の末路を回避すべく、イザベラの性格の矯正を行い、王子との仲を取り持ち、婚約者の第一王子と第二王子の暗殺を阻止し、学園へはイザベラを守るために人員を配置して、脅威から遠ざかったように見えて、強制力はそんなユリシスの奮闘を嘲笑うかのようにストーリー通りにしようとします。
聖女候補になってしまうわ、ゲーム主人公のマリアに王子がたぶらかされるは、隣国の王子と未来の魔王もやってくるわと次々と難題が降りかかるのです。
最後は大団円で、未来の魔王による匂わせというか、立場が違ったら連れ去られてたかもって感じで終わったけど、それはそれで良き。
ユリシスには婚約者のアンジェリカがいるし。王族のせいで結婚がちょっと先になってしまったけど、ツンデレ気味だけど世話好きないい子だから、結婚して幸せになってほしい。
未来の魔王とはいい友人のままで。
ユリシスが国1番の美貌をまーったく自覚しておらず女性のみならず男性もその笑顔で骨抜きにしてるのに、嫌われてると頑なに思ってるポンコツ具合も面白かった。
ユリシス推しだったイザークが話の展開の結末やらユリシスの無自覚タラシ具合に右往左往してるのも楽しかった。
正義感がそれほどあるわけではなく、徹頭徹尾イザベラだけが大切で、領地とイザベラさえ守れれば、あとはどうでもいいと思ってるのも吹っ切れてていいと思います。
とても綺麗に完結してるから、私はこれで完結でいいかな。余白があるのがいいと思うし。
ユリシスに再び難問を突きつけるなら続編もできると思うけど、蛇足になるかもしれないし。
兎にも角にも、ハラハラしたりニヤニヤしたり、読み進めるの手書き止まらないとても良い話でした。
面白くって読後感もいい。
何度も読み返してます。
悪役令嬢ではなく、その兄ユリウスの側近であるイザークが転生者。
でもでも、イザークがお話を進めるのではなく、ユリウスに進言して、運命を変えていく。
『ではない方』が二重にあり、ストレートではないのに、とても読みやすいし理解しやすい。
イザークより、唯一の家族で大事な妹イザベラが、悪役令嬢となり王子から婚約破棄される運命にある、と予言され、それを回避するため、奔走するユリウス。
わがまま令嬢だったイザベラは、アカデミーに入学する頃には、すっかり淑女に。
もちろんもう1人の転生者である聖女候補が邪魔してくるけど、ユリウスがきっちり守っていて、王子にも喝を入れて、これぞ悪役令嬢もの、とスッキリです。
ユリウスを気に入っている魔族のジハール。
これがきっちりBLだったら、もっと絡みがあるところなのでしょうけどね。
それもいいけど、貴族としての責務を重要視しているユリウスには、きちんと納得出来る理由がないと難しいのではないかなぁ。
私としては婚約者のアンジェリカも好きだったし。
とても面白い悪役令嬢ものでした(*^^*)
表紙からもBでLな波動を感じていますが、合ってますかーーー?????
異世転生のあるあるは主人公か相手が転生しているはず…この作品は主人公もBでLな波動を感じる彼も転生者ではなく。彼は色々モリモリで未来しか感じませんけども…
妹が悪役令嬢になりかけていて、それを矯正することに奮闘する一巻だった気はしますがタイトル通りの兄の憂鬱が感じられて面白かったです。面白いと言ったら主人公には怒られそう、斬られてあの世行きになりそうですがそんな主人公、自分の魅力にも気づかず本当は優しいのに恐れられていてそんなところも魅力的です。
聖女と側近が転生者という新しいストーリーで面白かったです。
ラブなお話が読みたいのできっと続きますよね…???
本来だったら主人公が色々奔走してわかるビックリ事実が、転生側近によって速攻露呈するのも楽しいです。主人公に女性婚約者がいるのが厳しいと読めないかもですが、個人的には表紙の未来を信じているので楽しく読めました!
続きがあることに期待したいです!!
若き公爵ユリシスが、側近イザークの未来を予言(と言っても実はワケあり)した言葉により、大切にしている妹をこれ以上悪役令嬢にさせまいと奮闘するところから、色々未来が変化していくお話。
(ざっくりすぎる説明御免です!!)
いやはや。
読了してすぐの感想は、↑のタイトルでも記述したとおり、「続き、いつですか?!!」(両掌を前に差し出しながら)でした。
おそらくイザークが推している通り、ユリシスが幼き頃に助けた魔族で竜となれるジハールとCPになるのかもしれませんが、ジハ×ユリ?? 既定路線なんですかね??
ユリ×ジハも見てみたい気もしますが、今作ではまだユリシスからジハールへの恋としての矢印が小さすぎて、今後の気持ちの変遷が楽しみです。
そして、さすが夜光先生です。
読み応えたっぷりすぎて、あっという間に読めてしまいましたし、キャラクターも魅力的!
イザークとユリシスコンビも好きなんですよね!
それからイザベラもいい子に成長して、応援したくなる健気な子になって…!(目頭を押さえながら)
まさかのユリシスがラストで国王代理になる結末は、さすがに予期せずだったので、おお! と驚嘆の声が洩れました。
その後、絶対あると…信じてます…(大事なことなので3度言った)!
BL作品じゃないけど、異世界転生もので夜光花先生!面白そう!と迷わず購入。
今作の主人公は悪役令嬢のお兄さん。破滅に向かってしまう妹を溺愛しています。で、前世の記憶があるのはこのお兄さんではなく、その従者の男性。信頼する彼の言葉にお兄さんは最初信じていませんでしたが、予言が現実に起こったのを機に信じていきます。果たして主従コンビは破滅を回避させられるのか!?というお話。
さすが夜光花先生なのでテンポ良く最後まで楽しめました。ほんのりBL風味…?な関係性もありつつ、すっきり解決!な感じでもなかったので次回作が出てほしいなーと思いました。