美麗カラーイラストとショートマンガで紡ぐ、珠玉の幼馴染ラブ!

長くも短き恋の話

nagakumo mijikaki koi no hanashi

長くも短き恋の話
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神12
  • 萌×210
  • 萌8
  • 中立4
  • しゅみじゃない2

59

レビュー数
10
得点
128
評価数
36
平均
3.7 / 5
神率
33.3%
著者
市川けい 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA
レーベル
あすかコミックスCL-DX
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784041147955

あらすじ

……このキスの意味は――?

一颯(いぶき)と吉平(きっぺい)は家が隣同士で幼馴染。
同じ学校に通い、ふたりで登校する。
好きな音楽の話をしたり、夏の花火は毎年一緒に見たり、誰よりもそばにいることが当たり前。
でもある時、その関係は一颯が吉平にキスしたことで変化して――。

「電子版CIEL」の表紙を飾ったイラスト、全21枚をカラーで収録!
美麗カラーイラストとショートマンガで紡ぐ、珠玉の幼馴染ラブ!

■収録内容
「長くも短き恋の話」…電子版CIEL掲載作品を加筆修正
第18話…描きおろし
あとがき…描きおろし
イラスト…電子版CIEL2021年1月号~2024年5月号表紙イラスト

表題作長くも短き恋の話

(攻め受けなし)一颯
(攻め受けなし)吉平

レビュー投稿数10

エモすぎた

今作は、3年に渡ってカラー表紙を描かれたものを、
1冊にまとめたコミックスなのだそうです。
短編の最初のページはフルカラーで、それ以外にも一部カラーが入っているのですが、
この一部だけカラーという手法と、
コマの構成がフィルム的な効果となって、
レトロでおしゃれな映画を見ているようなエモさがありましたら。

ストーリーは穏やか進行のDKBLですが、
敢えて全部が描かれていないので、
想像しながら読む作品となっております。
BLを読んだことのない、おしゃんな友人にオススメしたいです。

2

穏やかな時の流れの中にキュンがある

カラーイラストがてんこ盛りで、市川けい先生の絵が大好きな私には至福の一冊でした。
インライでの先生のお話によると、カラーイラストが先発で、そこからイメージして漫画を描かれたとのことです。
なかなか珍しい作り方ですよね。

幼馴染だった二人が恋仲になり、少しずつ関係が変わっていくのですが、今まで知らなかった喜びや、幸せな時間が増えていく様子が、読んでいてほっこりします。

お付き合いをすることで、相手の思いやりがより一層感じられたり、何気ない日常に幸せな時間が増えていくって素敵ですよね。

そんな素敵な時間を素敵なカラーイラストとショート漫画で感じることの出来る一冊です!

1

ポテンシャルはあるんだけど

 こういう既に付き合っているところから始まって、そのほのぼのとした日常を淡々と描き連ねていくような作品は大好きなんですが、こちらは少し惜しかった、物足りなかったかなぁという印象です。普通の作品のように2人の出会いや恋人になるまで、お互いのどういう所に惚れたのか、今に至るまで苦労したことなどを順を追って語らない分、会話の中や仕草、日々のたわいないやりとりの中に滲ませることで、いきなり恋人同士として紹介される2人に徐々に親しみを感じ、萌えられるようになると思うんですね。そういう描写が少なくて、ずっとちょっと離れた所から2人を見ている感じでした。

3

行間を読む物語

全20話。雑誌CIELの表紙と2~6ページほどのショートストーリーで幼馴染の高校生一颯と吉平の1年間と大学時代とその後?が季節に合わせて描かれています。

特に大きな出来事はなく、ショートストーリーもあっという間に読み終えてしまいます。
描かれていない場面の行間を読んで、想像を膨らませて楽しむ作品になっています。
ふたりとその周りの人たちとの何気ない瞬間や生活を読むのはとても楽しくてキュンキュンしました。
もしかしたらエッチがないので、物足りないと思う方もいるかもしれません。
市川けい先生のイラストが好きな方やほんわかした作品を読むのも好きな方に適していると思います。

電子でしか読んでないので紙ではどうなのか分かりませんが、話毎の扉絵は表紙のカラーで、ポイントで漫画の中に色がついています。だからかな?少し800円とお高めになっています。
これはBLを読んだことない方にお勧めするのにちょうどいい本になりそうです。

2

末はスパダリ?

1日発売に読みたい続き物が乱立しちゃったんです
が タイトルと作家さまのお名前で買っちゃったこれがみょーーーに気になって

で 数ページめくっただけで すきッ!ってなった

ほんとに短いんです1話は
でも17年続いた関係が少しずつ変わって 互いを思う一面と欲 これまでとは違ってしまった距離と感覚がほのぼのなんだけど丁寧に盛り込まれてて 切り取られた瞬間を大いに楽しむために描かれたんだなっての が

え? お前はそれを読み取れたのかって?

あたしでもわかるくらい盛大にあるんだな これが
実際にみないとわからないんですが すすむふたりの物語の中に1部色がつくんです その色を追っていくのもまた一興で
彼らのなかで帯びていく色や熱をみているような 幼馴染みだからこそのじわじわと焦れったく燻りながら くすぐったいくらい鮮明に色をつけていくそのさ ←またまとめらんなかったらしいw

いやいやいやいや 大好きな子と大好きな人に囲まれて大事に過ごす1日の愛しさがさ ←やり直して尚まとまらないw


惚れた腫れただ すれ違ったに傷ついた なんて激しく揺さぶられるものはないけど想いをよせる彼と過ごすちっさな幸せ

もうね 合鍵渡すところとかほんっっっと可愛いから


どっちの想いが強いかなんて野暮なこたぁいいっこなし
会えない時間ですら甘い時間になっちゃってて

なんだかな

いやぁ これはズルいでしょ
高校から大学 学生から一歩踏み出した世界

かァーーーーーッ!

エロはないです ぶっちゃけラブしかないです((怒))
しかもオットコ前すぎんだろ 若造のクセに
たださ 旦那がいい男すぎて嫁に好き嫌い別れそう なのが難しいところだよな
えぇぇぇ 別れない? んんん これってあたしに少々範康苦手があるからそう思うだけなのかな 

1

市川けい先生のファンブック

市川けい先生は『こっち向いて笑って』や『スロースターター』シリーズのストーリーや雰囲気が大好きなので、今回の新作も楽しみにしておりました。

幼馴染のふたりが日常の中で自分の気持ちに気づいてゆく、飾らないストーリーが素敵でした。
ややあっさりした印象ですが、大きな事件などもなく平穏な気持ちで読み進めることができるというのもとてもよかったです。

あすかコミックスさんでは2015年の『ハローアゲイン』ぶりのようですね。

ストーリーが平坦ではありますが、カラーイラストが贅沢にたっぷり収録されているので、市川けい先生の画集のような側面もあって大満足の一冊でした!

1

短歌集のような…

紙質がいい!!カラーがきれい!!
っていうだけでも、紙本買ってよかったな〜と思いました。
このご時世にこういう装丁、内容でお札出してお釣り来る価格っていうのはCP高いのでは?とうっかり思うほど素敵な御本です。
幼馴染で同級生なふたりのショートストーリーをまとめているものなのですが、一話一話のエモ度が高くて、おされな短歌集を読んでるような気分でした。

ブルスカじゃない市川先生久しぶりでなんだか新鮮だな…。こういう日常の小ネタのなかにあるキュンキュンがめちゃくちゃ上手いよな〜ってしみじみ…。ぽつりぽつりと交わされる何気ない会話にもお互いに対する特別な気持ちが見えてくる繊細でシンプルな表現、そして、雰囲気を感じさせる余白〜〜、晴れの日も雨や雪の日も、落ち葉が舞い落ちる季節、桜の季節…ってゆ〜巡る季節のなかで肩を寄せ合うDKふたり…尊い、かわいい。

冒頭から順を追って物語にはなっているのですが、どこから読んでも読めるような印象でしたので、本をパっと開いてそのページから読む!好きなところから読む!もアリな感じです(オラクルブック的にw)。

2

幼なじみの短編エモBL。

あとがきに先生が書かれていましたが、毎号表紙カラー&ショートストーリーという連載だったそうです。

カラーありきの本文なので、紙本はいつものCLDXさんよりぶ厚く、特殊な紙でした。

内容ですが、ショートストーリーなだけあって1話が本当に短く、読みやすかったです。
だからこそ、毎回ドキドキさせられて、2人はどんな風になっていくんだろう! とページを捲る手がワクワクしました。

あと、作中のカラーの部分について。
ドキドキして顔が赤いところや、ハラハラと舞う葉っぱの色や、クリスマスツリーの星や、鍵の色やら、、、

すべてがカラーなわけではないのが、物語を効果的にさせているなと感じました。


それにしても第20話、、、
まさかあんなお話が最後の最後に読めるとは!!
DKで、幼なじみな2人から色々あったけれど、多幸感溢れるラストに泣く展開でした。

どうかこの先も幸せであってほしい。
いや、幸せなんだろうなあとラストのキスで確信しました。






1

前情報無しに読んだから驚いた

ブルースカイコンプレックスが大好きです。
ならてら以外の新刊と言う事で読んでみました。
紙の質がトテモしっかりしています。ハリのある紙。商業単行本でも紙質にこだわったり出来るもんなのですね。

そして、
目次ページでビックリ!
全20話ですと?!どういうこと?と思って読み始めて理解。ショートショートで繋ぐお話でした。なので、ぷつぷつ途切れる感じがします。
あと、毎話カラー表紙付きなのと、漫画のコマが1箇所カラーになっていたのも斬新。
鼻の頭が真っ赤なところ、水溜り、桜の花、花火、舞い降る枯葉、クリスマスツリーの飾り、チューリップetc…

かなりチャレンジングな作品だなと思いました。
私はやっぱり、単行本1冊で5話位でお話紡がれる通常の作品の方が感情移入しやすいです。

静かで穏やかな2人。
描かれていないところですけべな事もしてるのでしょう。でも、ショートストーリーなので彼らの日常風景のみ切り取られていきます。
サラーッと読んじゃって、斬新さだけが残った感じでした。

紙本で購入
修正が必要なシーンはなし

5

オムニバス形式 ピュアな恋模様

一颯×吉平

オムニバス形式20話でつなぐ
高校生の幼馴染でお隣さんの2人のお話。


具体的な描写がなくても、
エロや激しい場面もなくても、
2人の間に浮かぶ恋の気配や、
全体の流れが感じられるという
市川けい先生の才能に感心した。
繊細な雰囲気で、
些細な瞬間に漂う静かなドキドキが最高で、
最初は不安定な感情から始まった恋が、
ゆっくりと深まっていく純愛がふんわりと萌える。


理解し合える仲良しの幼馴染2人。
健気で美人っぽい吉平と
陽気で男前っぽい一颯。
一颯が2人の関係をそっと押して、
吉平が一颯の押しを和やかに受け止めるという
絆のような雰囲気がたまらない。

高校2年生から物語が始まって、
季節の移り変わりの中で、
まず夏には大きな変化が訪れる。
学校のイベントや、
学校以外での2人の姿も生き生きで、
高校3年生になって、卒業して、
初めて別の学校に進学して、
実家を離れて、それぞれが1人暮らし始める。

2人の日常が普通だけど、普通じゃない気がする。
積み重なっていく日々と共に、
次第に進展していく2人の関係:
幼馴染→幼馴染以上、恋人未満→恋人
恋初心者の2人が、
だんだんと恋人らしい振る舞いを身につけていくのを見て胸キュンとして、
その中で、
吉平が一颯に惹かれたり、
拗ねったりする姿が可愛らしくて、
一颯が吉平のための考え、行動が大人っぽくてカッコいい。
本当にじわじわとくる瞬間が一つ一つ、全部目が離せない。

話の冒頭に収録されているカラーイラストが神すぎて嬉しい。

丁寧に編み出される
じっくりと成長する2人の恋がリアルで愛おしい。
そんな幼馴染のピュアな恋模様が穏やかな幸せを感じさせてくれました。

2

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