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御園さんの絵はうまい。キラキラしてファンタジーにはうってつけだ。しかし漫画にしてどうだったんだろうか?
原作は、壮大な異国のファンタジーで、重厚かつ浪漫的な物語。
それを表現しきれていたのかは、各人の判断ということでしょう。
挿絵で非連続で見る場合と、コマとコマが連続的になっていく漫画とは、やはり別の才能が必要ということがわかります。
漫画家は、別に絵が下手でもいいんですね。
必要なのは、一個だけでは成り立たない、意味のないコマをつなげていって、いかに説得力を持たせるか、納得させるか、っていう才能ですね。
小説のコミック化の難しさを見た。
この「コルセーア」、世界観が壮大なだけに色々と難しい。
御園先生の挿絵あっての作品であることは疑いようがありません。
(同人誌で挿絵なしのコルセーアを読んでハゲシク実感)
しかしながら、文章なり音声なりがないコミックもまたこれムズい。
結果的にバランスいいのがドラマCDだったなー、というのが正直な感想ですが
それだって「月を抱く海」に入ってからはずいぶんと苦戦ぎみです。
で、コミック化されたコルセーア1、原作の「上」に対応していますが
よくよく見てみるとですね、カナーレってそうナイスバディでもないんだなと(爆)
原作およびドラマCDではありえないぐらいセクシーなカナーレさんですが、
コミック版では微妙です。
思えば、挿絵でも超セクシーなカナーレってあんまりなかったような?
むしろ外伝のジルさんのほうが相当エロかったw
原作の挿絵でなにが主体になってるかといえば、
アヤースとカナーレのアマアマバカップルな関係性で、ビジュアルなエロさではない。
とはいえ、ACT.4の扉絵、半身裸の上に無造作に上着をひっかけたアヤースは
うぉ!??と一瞬、目を奪われましたよw
意外なアヤースを見たというか。
どうでもいいことですが、序盤、媚薬(イマームの指)を入れられたカナーレに
アヤースが水持ってきて媚薬を洗い流すくだりは正直、噴いた。
これ、ドラマCDでは「アヤースが井戸へ行って水汲んで、桶にうつして」洗う
原作ではどっからか桶に水持ってきて洗う
コミックではアヤースがドンブリ?茶碗?なんかそんぐらいのに水入れてきて洗う
おいーーーーーー!茶碗は無理でしょ茶碗はw