コルセーア ~記憶の鼓動~

コルセーア ~記憶の鼓動~
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神6
  • 萌×24
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
4
得点
52
評価数
13
平均
4.1 / 5
神率
46.2%
著者
水壬楓子 

作家さんの新作発表
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イラスト
御園えりい 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
シリーズ
コルセーア
発売日
価格
¥855(税抜)  
ISBN
9784344811010

あらすじ

モレア海を制する海賊の一族・プレヴェーサで、統領の補佐として参謀を務めるカナーレ。
閑雅な美貌の下に凄惨な過去を秘める彼は、艦隊司令官のアヤースに愛され、安らぎを覚え始めていた。
そんなある日、旗艦が嵐に巻き込まれ、カナーレは高波にさらわれてしまう。
パドアの浜辺に打ち上げられているところを、ニノア同盟国盟主のオルセン大公に助けられるが、カナーレは全ての記憶を失っていて―!?コルセーア・シリーズ最新作。

表題作コルセーア ~記憶の鼓動~

アヤース・マリク,プレヴェーサ艦隊司令官,24歳
カナーレ・デラクア,プレヴェーサ作戦参謀,24歳

レビュー投稿数4

笑いどころ満載!

アウラ、妊娠しました。
相手は下巻でカナーレに殺された、コルラダン提督ユーグ。カナーレの兄です。
生まれる子から見れば、父の敵になるカナーレ。
どう生きていけばいいのか悩むカナーレは、海に落ちパドアの浜辺に打ち上げられて瀕死のところをオルセン大公に助けられます。
しかし記憶を失ってしまい、自分の名前すら分からない有様。
大公の弟・ティエリは、カナーレに「アジュール(蒼色)」と名付けます。

カナーレ奪還に奇抜な作戦をたてるアヤース、その作戦に巻き込まれて散々な目にあうレティとジル。(←ここ、笑いが止まりません!)
体を繋げて思い出させようとするアヤース、その一途な思いがたまりません。
大公の秘密と、同盟国に渦巻く陰謀、大公邸に潜むシャルクの暗殺者など、今回も忙しく振り回されるプレヴェーザ。
そして、母親となったアウラは海賊でありながらサン・スワーレス大公の後継者として生きることを決め、表舞台に現れます。

この話が今後の大きな転機となってます。
生まれた子供は、どうなっていくのか…、まだまだ続きが気になる作品です。


8

ジル最強伝説ここの誕生!(笑)

コルセーアシリーズ第3弾。
本としては4冊目です(1作目が前後編だったので)

今回のお題は
 ・アウラ妊娠
 ・カナーレ記憶喪失
 ・レティ女装
 ・ジル最強(笑)
といった感じ。

アウラの件が全ての発端と言えなくもないけどいろいろとバラエティにとんだと言うかいつもよりコメディ色が強かったです。
その筆頭がレティの女装なんですが。
レティの女装シーンにはジルも女装しておりまして。
そのジルの凄腕っぷり(いろんな意味で)が見事でした。
CDでもこのジルに唖然とさせられたものですが、小説で読んでもやっぱりスゴイ。
ちゃんとジルのテクが文字にされてまして。
まあ必要なシーンではありますが。
そんなジルのイラストもありまして、なんだか予想してよりも優男な感じというか。
そんなに策略家には見えない感じでもあったのですが(カラーの方はそれなりに意地悪そうだったけども)
CDの声の印象だともっと見るからにキレ者な感じだったのでちょっと意外でした。

そして、もう1つ気になったのはシロッコとハロルド。
CDを聞いた時から気になってて。
このシリーズを大好きな友人にも聞いてみたのだけれど、作者さまがそれはないと断言されてるそうで。
でも、何かと今回は一緒に動き回ることが多かったり、元々海賊ではない初心な感じのハロルドを海の男シロッコがおちょくってるようなところがあったりして。
「デキてしまえばいいのに!!」
これを何度も何度も心の中で唱えることとなりました(笑)←それくらい自分的には2人のシーンが多かったのだ。
ジルの活躍を楽しみに読んだ今作だったけれど、うっかりこの2人に持ってかれましたー。
ちなみに、ジルには年上のワルイオヤジ(ジルと同じくらいの頭脳戦のデキる)とデキてほしい。
もちろん、ジルは受!

ちなみに。
メインCPであるアヤースとカナーレも最終的には幸せそうでしたよ。
というか、アヤースが何もかも隠すことを知らないような男のせいもあるのだろうけれど。
なんだか惚気のように聞こえるところとかあるんですけども!!
そりゃ、レティも呆れるよねっていうか。

3

コルセーア4

カナーレが寝ているアヤースの鼓動や肌の感触を確かめるシーンが凄く好き。

本当に甘々な二人です。色んなことに慣れてるんだろうけど、アヤースの前だと強気で恥じらうカナーレが可愛い。

一難去ってまた一難のカナーレ。もう、穏やかな日々の生活をさせてあげて欲しいと思う。でも、まだまだ続くんですよね。このシリーズ。

アウラが妊娠……。しかも、ユーグの子……。
なんだか、ねじ込んだ設定な気もしなくない。
やっぱり、兄弟の間に問題があったとしてもカナーレは兄を憎んでいた訳じゃない……父親を殺してしまったことにはかわりない。
その子を祝福しようと思ってもカナーレの心の底で罪として刻まれていると思う。

そこまで、カナーレに残酷な運命を味わわせたいんだろうか。

ユーグとアウラが寝て、アウラが妊娠。どんな理由があってもここだけは好きになれない。

4

いろいろと福袋のような一冊。

前作の『風の暗殺者』同様、『記憶の鼓動』もこれからはじまる大作『月を抱く海』の布石ですが、『風の暗殺者』がアヤースとカナーレの関係を決定づけ、政治的な動向も垣間見える重厚なストーリーラインなのに比べ、こちらはコミカルな要素も盛り込んでいます。

コルセーア・シリーズの中では正直、ちょっとトンデモ色が入ってます。

記憶喪失っていうモチーフが出てくるあたり、
「うわぁ、なんつーよくありがちな設定www」とちょっとガックリきたわけですが、
それでオルセン大公と出会うきっかけとなるわけだし、致し方ないか。

さて、コレの中で女装のジルとレティはもちろんなんですが、
意外なところで微笑ましい成長を見せるのはシロッコ、そしてハロルドです。

かつてはカナーレを目の敵のように思っていたシロッコですが、
レティの副官として、いろいろ気配りをするようにもなり、
アヤースの恋人、またはプレヴェーサの参謀としてのカナーレを心配するようにもなり。
秘かに男っぷりを上げているような。精神的な成長なんですかね。
一方のハロルドにも成長が見えます。

個人的には、ジルはまだしも、シロッコだけはフォモ連鎖に取り込まれないで欲しい!w

ジルはセサームの恋人にでもなりそうな雰囲気あるのでまだしも…
男前のシロッコだけは…!

にしても、強引でカナーレに振り回されっぱなしの司令官&危なっかしい参謀に振り回されるプレヴェーサのみなさん、
本当にお疲れ様ですw

2

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