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kyonyu suki nanoni BLkai ni tensei shimashita
前巻で特大イベントが起き、2人の関係はいかに…?!な状態からの第4巻。
毎巻あとがきでムチッとした雄っぱいお兄さん布教を忘れない尚先生が好きです。
ハイテンションなコメディはそのままに、乙川の心にほんのり何かが芽生え初めているようだったり、ワケアリそうだった鬼塚と銀河と小鳥遊の過去が語られたりと、内容盛りだくさんの1冊でした。
ちょっとギャグシーンとストーリー展開がごちゃついて見えてしまった部分もあり、こちらの評価になりましたが、進展しそうでなかなか…な関係はもどかしくも焦ったいですし、何より鬼塚の健気さがすごくかわいい。
作中のテンションはジェットコースターのようなのだけれど、第1巻から彼の気持ちだけはずっと一途なんですよね。
非常に続きが気になるところで終わっているので、次巻では大きく何かが動き出しそうな気も…?
そして今作で1番印象的だったのが、乙川が憧れている巨乳美少女であり、ガチムチ受け過激派の桜さん親子。
古のBL・腐女子あるあるの具体例の数々に笑ってしまいました。
奴隷オークション・肩幅が妙に広い攻め・謎の鎖にkeep out・キリ番にBBS…これは精神的ダメージを受ける腐女子も多いのではなかろうか…と思いつつ、オタクの青春について熱く語る乙川がなんだかすごく良かったなあ。
そろそろ鬼塚の想いに幸あれと願いながら、第5巻ではどんな展開が繰り広げられていくのかが楽しみです。