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「…俺の10年以上の好きだよ」
nibukute kawaii kimi ja nakya
タイトルからかわいいお話だとわかりますよね。ホントにかわいいお話でした。
本テレの大人気アナの沖慎一と東テレの期待の新人アナの鮎川史頼(ふみ)は元同級生。
ふみは沖が転校してくるまでずっと一番で学校の王子様だったのに、沖には負けてばかり。沖がアナウンサーになると聞いたので、今度こそおまえに勝ってやるとアナウンサーを目指しました。
晴れてアナウンサーになったふたりですが、就職してから慎一とは会えない日々が続きました。
物語は、女優との不倫が報道された慎一がふみの家にやってくるところからはじまります。頼れるのは俺だけと喜ぶふみ。ところが慎一は…。ふみが好きなんだろうな、とこのあたりから読者にはわかってしまいます。
鈍感なふみは「一番の親友」だからと喜んでいますが、慎一は美味しいご飯を作ったりスキンシップを測ったりとふみを絆そうとしていきます。気づかないうちにふみも慎一にドキッとしたりもします。この辺り、もうタイトル通りですよ!普段は王子様のフリをしているふみですが、慎一のアプローチにも気づかず慎一の前でコロコロ表情を変えたりしてとてもかわいいです。
慎一の不倫が誤解だと世間に知れ渡りますが、ふたりの同居はそのまま続き、ついには一緒に住んでいることもバレてしまいます。
それからふみのテレビ局が慎一の人気にあやかってなんとか(局の規模も人気も違うのに)コンビで売り出そうとしたりします。ずっと慎一をライバル視して、いつか追い越したいと思っていたふみは複雑な気持ちでいますが、慎一はデレデレです。
ふたりの同居生活が続く中、ひとりえっちを酔っぱらった勢いで慎一に手伝ってもらったり、当て馬になる俳優の横山と仲良くなったりと、ふみの鈍感力は発揮中です。
「ふみはバカなのかもしれない…」そう思う慎一。うん、読者もそう思ってるよ。でもかわいいよね、ふみ。
後半ではふみのかわいらしさがどんどん溢れていきます。個人的なお気に入りシーンはゴリゴリと慎一の太ももに頬っぺたを押しつけているふみの顏がとてもかわいくて大好きです。
そしてかわいらしさと比例してだんだんと慎一のことを好きになっていくふみ。慎一のふみへの気持ちや過去の出来事なども描かれているので、やっぱりね、そうだったんだね、と納得のいくふたりの結末になっています。
どんどんかわいくなっていくふみをぜひ楽しんでください。
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丁寧で素敵な作品でした!
とりあえず受の鈍さが半端ない笑
誰が観ても明らかなレベルで攻の愛情がダダ漏れなのに、受は何も気づかずしかも抜◯あいはOKする始末...
当て馬に触発されるかたちで攻が想いを告げ、やっぱり1ミリも気づいていなかった受も流石に意識せざるを得ない展開に。
最終的に結ばれますが、受も最初から攻のこと結構好きだったのではと思いました。
そこも含めて鈍感ってことなのかな?
外面のいい二人のプライベートとのギャップも良かったです。
別のテレビ局の局アナ同士、実は高校の同級生で友だち、という関係性の二人。
鮎川アナが、沖アナの活躍やら人気ぶりやらを見るにつけ、俺だって!とライバル心を燃やすのが単純に可愛かったです。
もっと自分もかっこいいと思われたいっていう気持ちが空回りしているようなところがあって、むしろ普段が優等生の鮎川アナの場合ドジッたりちょっと抜けていたりするのが「可愛い」という評価につながったりするのに、あんまりその辺りをよく分かっていないというか、だからこそあざとくもないというか、言ってみれば自分の魅力を自分が一番わかっていない典型みたいな感じです。
高校生のときから優等生の仮面をかぶるプライドの高い見栄っ張りなところや、理想の自分に近付きたいと上をめざすところ。関心のほとんどが自分自身に向いているからこその鈍感さなんだな、と、回想シーンなどで理解できました。
かっこいいと思われたいっていうのは、モテたいとかの下心には直結しないんですね、この人の場合。
タイトルで「鈍い」という言葉が遣われていますが、沖アナの長年にわたる片思いに気付かず、ゲーム仲間の俳優さんからの秋波にも気付かず、なんなら同僚やら周囲の人達からの好意も真に受けることなく(好感度の指標にはしていそう)、毎日一生懸命仕事して努力している姿は、読んでいて気持ちよくもあります。
その不器用さが心配になる沖アナの気持ちも分かるなと。
ある時から毎日抱き枕にされていたのは不自然といえば不自然。これでも気付かないのか、ほんとに? とちょっと疑ったりもしました。
沖アナの気持ちが一途なだけに、彼の感情の移り変わりをもっと知りたくもありましたが、肩の力をぬいてライトに楽しめる作品なので、今のままで充分かもしれないです。
え、ええぇ〜〜… なにこれすごくかわいかった…
「友人のことが好きすぎてどうしようもないのに相手が鈍すぎる」
なんてタイトルの本を攻めが出せそうなくらい、受けのふみこと鮎川が鈍感で面白かったです。自己愛強めでポジティブなところもなんだか憎めないかわいいやつで好きでした。
好意を隠す気がない攻めに気付かない受けの鈍感力の強さが上手く噛み合っていてなんとも愉快なんですよ。
毒気のない平和な世界で「なんで付き合ってないの?」状態の距離感がおかしい2人を読みたい方はぜひ。
240P超の厚みで大人の友達以上恋愛未満のもだもだがじっくりと楽しめるうれしい1冊です。
TV放送局違いの人気アナウンサーであり、学生時代からの友人関係でもある2人のお話なのですが、メインとなるのは攻めの慎一郎のどでかい片想いがなかなか実らないもどかしさ。
受け視点で始まる物語だというのに、過去の回想と現在を見れば、どこからどう見ても攻めは受けのことが好きだと丸分かりなんです。
そう、読み手は全てを知っているわけです。
学生時代はライバルでもあり親友のような関係性だったけれど、それ以降は若干疎遠になっていた2人。
あることをきっかけに同居することになり、そんな中で繰り広げられるBL七不思議のひとつ「噛み合わなさがなぜか上手い具合にすれ違って別方向でカチッと噛み合ってしまう」図が焦ったくも楽しくって!
慎一郎は要所要所で読み手から見れば堂々と好きアピールをしてはいるものの、心地良い親友関係である今を崩すほどドンとは行けないタイプなんです。
他のことはサクッと出来てしまいそうなのに、対ふみとなるとヘタレててんでだめなのがちょっとかわいいなと思ってしまいました…
本当は頭からぺろっと食べたい肉食なのだろうけれど、食べすぎてしまうから我慢をして草食なふりをしているような…かわいかったです。
2人のオンオフの差もすごく良かったなあ。
ふみの家で同居をする2人の雰囲気が長年知っている間柄だからこその絶妙な茶の間感があって好き。ずっとかわいいんですよね。
なんでこんなバグった距離感なのに付き合ってないの?を生暖かく見守り楽しく追いかけながら、時に焦れてごろごろ転がり、ふっと降りてきた甘みの訪れに両手を挙げて万歳したくなるような、とってもかわいくて最高に初心な恋のお話でした。
終始ほのぼのとした気持ちで読める良い暖かさがありますよ。
あずみつな先生の既刊作品は殆ど拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
チョロい 3
ギャップ 2
溺愛 2
エロ 1
な感じだと思います。
高校時代の同級生で、現人気アナウンサーの沖さん×鮎川さんのカプです。
ライバル視していた沖さんから、頼られて満更でもない鮎川さんのチョロさが可愛いです。高校時代もアナウンサーの時も猫被りしているのに、沖さんの前でだけ素を出すギャップと、お互いの前でだけ出す表情や言動などの特別感に萌えました。あと、沖さんが家では眼鏡を掛けているというのがツボでした。
ほんのり溺愛で愛強めだと、重さや腹黒さを潜ませたキャラになりがちな気がしますが、沖さんからはあまりそんな感じがしなかったので新鮮でした。
個人的に、描き下ろしでストレッチをしている鮎川さんに抱き付く沖さんのコマがめっちゃ可愛くて癒されました。
沖さんをライバル視してはいるけど、チョロくて可愛い鮎川さんの言動で、シリアスさは殆どありませんので、安心して読めます。
沖さんの鮎川さんに対する想いが分かるからこそもどかしい。でも想いを告げて受け入れられた後からの甘さも味わえるので、そのもどかしさも悪くありません。むしろ良い味を出しているので、是非とも読んでほしいです。
先生の作品は何作か拝読しています。特に執着攻め作品が好きです。こちらは連載中から拝読。完結したので再読してみました。
鮎川(受)と沖(攻)は、元高校の同級生でアナウンサー同士。しばらく疎遠だったが、沖のスキャンダルが発生、鮎川に泣きついてきて同居生活が始まるが…というお話。
連載中も感じていたのですが、どうもキャラにパンチがないというか。二人とも人気アナウンサーなのに、地味というか華が感じられないというか…。
読んでいてあんまり引きつけられるものがなくて、ちょっと残念でした。
片方がずっと片思いなんですけど、同居して、抱き枕みたいに抱っこして寝るようになります。友人同士でギュッと抱きついて寝るというのが、どうも?と思ってしまい、スン、となってしました。
当て馬が出てきますが、そんなに引っ掻き回すこともなく退場。主要キャラが地味なので、どうせならもうちょっと爪痕残して欲しかった。
純愛路線なのか、他の作品と比較してエロも少なめで、描写も大人しく感じました。少ないなら描写はもうちょっと濃くしてほしかった。二人で抜き合うとか。最後の濡れ場は丁寧に描かれてました。
あまり自分には合わない作品でした、残念。
なぜだろうと考えましたが、攻めが大人しすぎるからかもしれません。最後まで控えめというか、気弱な感じというか。
普段大人しくても、ここぞというところ(濡れ場とか)でグイグイくるような攻めでいて欲しかった。両思いになってもなかなか手を出さないしw
最終話、「大好き」って気持ちを伝えるシーンは、ちょっと可愛くてキュンとしました。
次回作に期待したいと思います!
あずみ先生のチョロ受けはどうしてこうも可愛いのか!!
隠れ激重世話焼き沖と鈍感も鈍感なふみの仮同棲が可愛くて可愛くて!
距離感バグってる友情以上時代から得られる栄養素~
高校時代、アナウンサーになってからも敵わなくて、内心と沖の前だけメラメラなの可愛い!!
慈愛たっぷりな沖がこれまた良かったです!!
気持ちが通じあって良かったね、良かったね~という気持ちになり、
えっちシーンがこれまたツボでした!!
擬音使いにより、どんどん激しくなってくのがじわじわ伝わってくる……
沖の積年の想いを感じちゃいました!!
2人のやりとりが可愛くて、わきゃわきゃにほっこりでした!!
高校時代からの友人同士で今はお互いにアナウンサーをしているふたりのお話。
全体的にほんわかした雰囲気で、散りばめられたミニキャラの可愛さに癒やされました。
慎一のことになるとわりとすぐにムキになって、何かあればすぐライバル視してしまうふみ。
でもそれは好意の裏返しだよね…?と思ってしまうことだらけで、慎一の想いに気付かない鈍さだけではなくて自分自身の気持ちにすら鈍感なことにびっくりしました(笑)
慎一はあくまで友人として振る舞っているけれど、その言動からは"好き"がだだ漏れ。
それを恋愛的なものだと感じ取れないふみだからこそ、慎一も惹かれたのかなと思いました。
ずーっと焦れったくて、でもずーっとほっこり可愛いという不思議な感覚があった作品でした。