二度目の朝は君に1曲

nidome no asa ha kimi ni 1kyoku

二度目の朝は君に1曲
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神25
  • 萌×28
  • 萌3
  • 中立5
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
9
得点
171
評価数
41
平均
4.3 / 5
神率
61%
著者
新藤伊菜 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784199609657

あらすじ

華々しいイメージの裏で、激務と闘う商社マンの山下。
最近は大型案件のリーダーを任され、慣れない仕事に悪戦苦闘中だ。
そんな山下に、何かと声をかけるのは同じチームで同期の朝倉。
取引先から信頼されて人望もある、あいつのほうがリーダー向きなのに――。
そんなある日、ちょっとした行き違いで口論に発展!!
しかも最近彼女にフラれたことも知っていた!?
「寂しいならオレがキスしてやろうか?」という朝倉の挑発を
思わず買ってしまうと、なんと本当にキスをされてしまって!?

表題作二度目の朝は君に1曲

朝倉拓海、リーマン、山下の同期
山下悠、リーマン

その他の収録作品

  • 描き下ろし「番外編 正反対の男」

レビュー投稿数9

知る人ぞ知るスルメイカみたいな作者さん

レビューなんて書いたことないのですが、辛口が多めで残念なので初めて書きます。新藤先生デビューからお仕事ラブがとても好きです。
初めてなので参考になるかはわかりませんが…でも1人でも多くの人に読んでもらいたいので書きますね。誤字など読みづらかったらすみません。

まず新藤先生は仕事特化型で恋愛脳キャラは一切出てこない先生だということを知っておくべきです。
仕事といえば里つばめ先生が浮かびますが、ひょっとしたら里先生よりももっと仕事は濃く描かれています。なぜなら仕事を通して2人の心が通いあっていくストーリーが多いからです。なので仕事シーンなくして物語は進まないのです。

なので1話目から最終話まで特濃イチャラブを期待して700円払ってはいけません。そうすると期待外れになります。そういうのがしょっぱなから読みたい人は回れ右してそういう作品を読むことをオススメします。
スーツ男性やサラリーマンがエッティなことしてるのが読みたいからと安易な理由で手に取ってはいけません(けなしてるわけではないです!!ごめんなさい)

みなさん医療ドラマはご覧になりますか?一応わかりやすく話は作られていますが、専門用語が多かったり、なんかよくわからん処置してるけどチームが一体となり危機を乗り越えたみたいな展開もありますよね。

今作はそれの商社ヴァージョンで話が進んでいき、何が起きてるかわからんけど、これから恋愛におつる2人が協力して問題を解決したぞ、そこに攻めの過去と受けの過去が絡み合い、更には紙面から音が聞こえてくるような音楽描写も乗って、怒涛のBL展開になり(3話目後半くらい)最後はお待ちかねの特濃エッティで幕を閉じます。あらすじはざっとこんな感じ。

この3話後半以降は、前半でこれでもか!!と細かくしっかり2人の絆を描かれたからぐっとくるんです。突拍子もないしご都合展開もなし。本当によく作りこまれています。(そこがライト層にはキツいのかな)とにかく前半があるからこそ、最後でやっと…!やっと…!!!朝倉からの告白シーン、山下からの告白、そして結ばれるシーンガ際立つし、朝を迎えたシーンの美しいこと。韓国ドラマみたいな充足感…。あ~やっと2人のいちゃらぶが観れるぞ!!…あれ!?いちゃらぶは…!?つ…続き…続きはどこですか!!!ってなります。

新藤先生は以前よりSNSで「異性もいけるのにあえて同性が同性に抱かれる・抱く理由が知りたい」とのことで、既刊すべてお付き合いするまでを優先で描かれるそうです・なので付き合ってからのいちゃらぶ見たいから続き…!!となったら編集部に希望を送りましょう。(現時点で続編のお話は決まってないようです)

攻めの朝倉ですが、ワイルドでかこよくて、あごひげがチャームポイントで見るからに…パリピ陽キャでハイスペ。でもピアノが得意。
受けの山下は黒髪(先生の性癖だそうです)理系で過去に恋愛で何かあった模様。
この正反対で意味深2人がどうくっついていって最後特濃エッティをぶちかますのか、気になった方は試し読みをオススメしますよ。
それかほぼ同時期に出されたオシニマケテキテミレバを入門で呼んだほうがいいかもしれません。比較的ライトなお仕事BLでエッティも多めになっています。
先生は「この2冊は温度差で風邪ひく」と仰られてましたが。

とにもかくにもいちゃらぶ大好きなBL読者さんがスーツだ!リーマンだ!と安易に手を出すとめちゃくちゃ後悔するのでお気をつけて。だったら同額のそういう商業BLを手に取ってもらったほうがいいです。

でもハマる人にはとことんハマる、知る人ぞ知るスルメイカみたいな先生だと思います。何度も言います。決してけなしてるわけではないんです。本当にこういう大人でビターなBLを必要としている人にたくさん拡散されてほしいです。

もしあれば続編も、もしくは新連載も楽しみにしています。

11

こんな営業BLを待っていました

商社勤務の同僚同士の営業マンBL

業務を通して徐々に変わっていく受け攻めの恋心を表現されているためか、オフィスでの絡み(エッチな意味ではない)は多いのかもしれません

そこが重めというレビューも見かけますが、
私はそこが非常によかったと感じる部分でした

今のニーズだと、ここまでガッツリ業務風景に寄った作品を発表するのは難しいのかなと感じていたので、二度朝を読んで文字通り涙が出ました
こんな営業BLを待っていたんですよ本当に本当に

各書店の特典漫画は新藤先生のセンス炸裂に爆笑しました(笑)とても楽しかったです

表紙の空気感
初めてのキスシーン
攻めの朝倉さんが車中で思わず声を荒げ告白するシーン
起きたら朝倉さんがピアノを弾いているシーン
商社マンの夜だぜ~の同僚さんには同情しつつも、クスリと笑ってしまうリアルさも感じたり
体を重ねるシーンの激しさに脱帽
すべてがよかったパーフェクト

新藤先生 Chara編集部様
二度朝を描いて下さって本当に本当にありがとうございました
私にとって特別な一冊になりました。感謝!

10

大好きお仕事BL

辛めのレビューが多いですが、私はこの作品すごく好きでした!元々BL小説の一穂ミチ先生のお仕事BLが大好きなんですが、ミチ先生のお仕事BLにもよくある、前半は硬派なビジネスシーン、そして一所懸命仕事してた恋愛しそうもないふたりがラストはかなり濃いエチしてるという流れ(しかも職場でエチとか絶対しないところがさらに好感度高い)が好きな方には特にオススメ。
ピアノ専科の音大出て、現在は商社マンしているという特異なバックグラウンドを持ってるので、ピアノ曲奏でるシーンも各話にあって、さらに物語に華を添えてます。
丁寧に作られてる作品なので、もっと評価されてもいいのになーって思います!

7

THEリーマンお仕事BL

「きみと鋏は使いよう」が既読で楽しかった新藤先生の新刊
2冊目ですが、新藤先生の描かれるお仕事BLの読み心地の良さを確信しました☆彡

前回は手に職系のお仕事BLで今回はガッツリめなリーマンBL
2人は同じ商社で働く同期のリーマン
性格は正反対な2人だけど仕事を通して距離を縮める2人が描かれています

攻めの朝倉はコミュ力高いワンコ味のあるタイプ
ワンコ味はあるけれどどこか謎めいてもいる感じが気になるタイプ

受けの山下はTHE理系な孤高感漂うクールなタイプ
最近は公私共に追い詰められ気味です

気が合わなそうな2人があるきっかけで山下のプライベートでのズタボロ具合を知る事やプロジェクトを進める事でそれぞれの見えていなかった面が見えて来たり気になったりしていきます

すっごくいいなって思えるのはお仕事面の話しがかなり筋道通っていて臨場感もある詰めっぷりです
BLでしかも単巻なのにここまで背景の設定を描いているのはお仕事BLらしさがあって良かったです

後は朝倉の隠れていた部分が珍しい感じですね
多才って感じです

これはすっごい個人的な話なんですが、今週は新刊をありがたい事に沢山読んでいて、明日からお仕事ってタイミングでこの作品を読んでいます
そのせいか、少し現実的過ぎるお話しが身に迫って来る部分もあったりした事
そして何よりも創り込みがしっかりしてる分文字数が多くってちょっと読み疲れをしてしまった所がありました

2人の濡れ場が癒してもくれるのですがそこまでに至る道のりが丁寧な分だけ目と脳をフル稼働し続ける、、、という感じです

逆を反せば頭カラッポ系で読む感じではない、ほんとちゃんとしたお仕事BLって事なんだと思うんですが、、、萌え切れなかったって感じはしてしまいました

あとちょっと気になったんですが朝倉の顎鬚キャラが何となくなぜ?っていうのがずっと引っかかってしまいました。。。
商社マンでワンコ感ある彼ならあの髭、なくても良かったんじゃないか…?という個人的な趣味と疑問が残ってしまった所はありました

でも、3連休以上のお休みの2日目辺りにもう1度読み込みたいなって思える位読み応えはあったお話しです!
評価は萌以上萌2未満。。。
読んだ自分的環境を差し引いて、、、甘めに萌2にしてみました

2

No Title

わたしゃお仕事BLが大好きなので大満足ー!かなりお仕事描写が丁寧!商社が舞台です。 私は特に山下が好きだったな〜。素直になれないところも仕事への向き合い方も…。「くそ…抱けよ」が良かったわぁ〜!!普段かっこいいのにそこでそんな可愛い顔するんですね! 朝倉は山下に会いに行く時にニヤけそうになって顔をキリッとさせるところがいいw大好きじゃん彼は大らかでまっすぐで頼れる男。安心感ある。音楽のシーンも躍動感を感じて好きでした。ピアノの前で思わずキスしてしまうシーンが良い…ただ攻めの髭はいらなかったです

1

がっつりお仕事

表紙のふたりの表情と色合い、詩的なタイトルがものすごく素敵なこちらの作品。
商社マンとして働くふたりのお話ということで、冒頭からがっつりお仕事BLな感じが伝わってくるような展開になっていました。

仕事はできる人たちだけどもそれに向き合う姿勢はちょっぴり違うふたりなので
それぞれの方面からその仕事ぶりを見ることができて、「お仕事BL」としてはすごく良かったと思います。
でも感情をしっかり見たいときに細かく描かれているお仕事部分が被さってくるので、ふたりの気持ちがわかりにくくなってしまったのがちょっぴり残念だったなと思いました。

山下の生きることに不器用な様子とか、抗いながらもどうしようもなく朝倉に惹かれていくところはものすごく好きだったのだけど
その反面朝倉がどういう人なのかがあまり見えてこなくて、せめてどの場面で山下のことが好きになったのかだけでもはっきりと描かれていてほしかったです。

素を見せられる朝倉の前で山下はデレるのだろうか…?というのも気になったので、お仕事部分のないふたりの日常も見てみたいなと思いました。

4

お仕事BL要素が難易度高め…?

商社マンで同じプロジェクトに取り組む2人のリーマンBL
過去に一度経験した相手の男をどことなく忘れられない山下と音大卒留学経験まであるピアノ弾きだけど商社に勤める朝倉
2人とも過去に一物抱えている中々素直になれない大人の恋のお話。

個人的に2人が中々素直になれなかったり想いを伝えるのに照れ隠ししてしまったりするところや、朝倉が山下といれば未来で得られるものが多いというリスペクトからくる好意だと伝えるところがすごく大人の恋のリアリティがあっていいなという印象でした。あと過去の男の調教跡がチラついてモヤモヤするところとか!笑

ただ前半のお仕事がメインで描かれているところがやたら難しい。私が商社という仕事についてほとんど知識がないからかもしれませんが、前半ほとんどついていけないまま後半恋愛パートになっておお!ってなって後味ハッピー!という感じで進んでいったのでなんとなく前半が勿体無い気持ちが残りました。

3

うーーん…自分の集中力が課題でしたかねぇ…

雰囲気のある作品タイトルとタイトルとはイメージの合わないあらすじに興味を惹かれました
初読み作家さまです

表紙の2人それぞれの横顔と流れるような3コマめの描写が素敵です♡
表紙雰囲気とタイトルからはお仕事BLだとは全く思わずちょっとアーティスティックな感じかと思っちゃいました

実際は、これでもか‼って位のリーマンBLでした
商社勤めの2人のお話しなのですが実際は分からないですが、少し前時代的な雰囲気のするバブル感あるノリを感じました(合コン相手はCAとか…)
でもだいぶ具体的な商談内容とかミーティング風景迄描かれているのでリアリティーは十分です!←リアリティーありすぎて現実逃避したい方には逃がしてくれない位かも⁈

冒頭で山下くんは彼女と別れ話をするのですが、この彼女のキャラが結構アリエナイ位嫌な子でした……
基本はそんなにBLに女子登場に関しても要も不要も思わない方で、お話しが面白くなるなら!ってタイプなんですが、、、
今回は別れ話はまぁ理解出来るけどそんな???そんなにヒドイ理由は必要だったんか⁈って思う位に同性として嫌悪感を感じるような女性キャラにチョット辛くなってしまいました

お仕事のリアリティーさにデフォルメが強い女性キャラ…
少しお話しの導入部分で作品を読むスタンスが定まらない感じを抱えながら読み進めていきました(。・_・。)

まぁ、メインは2人ですしね‼
って思いながら読むとこれまた混乱……
朝倉くん、女遊びをしれっとするタイプ
別にヤリチンが苦手とか全くないのになんかキャラにまたまた混乱
更にこの朝倉くんのセフレ相手の他社の女性社員の描写もアホっぽそうで好きになれない…

朝倉くんも山下くんも決して嫌な奴でもないし過去や背景を抱えていたりするので興味は湧く設定ではあると思うんです
ただ…私は折角のこの設定を周りに居るキャラ(主に女性)や具体的過ぎるお仕事面を通していく事で純粋に楽しむ集中力を保てなくなってしまいました……

特に朝倉くんはバックグラウンドがかなりおもしろいと思うんですよね!
なのにその設定がオリジナリティ溢れているのに現在のリーマン舞台とうまく融合し切れていなくて活かされていない。。。
いっそ朝倉くんのお話しに焦点を絞った別ストーリーがあった方が良かったんじゃないか…?と余計なお世話を言いたくなる程…
そしてそれ位ヒントは多いのに解けない問題のように朝倉くんの魅力を掴み切れなかったです。。。
そして寝ぼけて読んだ「進太郎」って誰???
私、読み落としたのかなぁ…一体アレはなんだったんだ?良く分かんなかったぞ。。。?(一応2回読んだけど見落としたかなぁ…)

うーーーん…
アッチコッチのディティールは細かいのに結果まとまり切ってなくって、、、そこまで詰めた意味ってあったのかな?って思ってしまいました
ディティール詰めてる分文字数も多いし、展開回数も多いしその分キャラも増えるし…で、集中出来なかった

後半の絡みの描写は臨場感もあって良かったと思うのですが、2人への気持ちの整理も付かないまま読んでいるので描写の良さ=萌えにはならなかったのが残念でした
尚、修正は久々に見た!
トーン+ホタル修正でした~

初読み作家さまなのにファンの方には辛めですみません。。。
多分私は集中力が持続出来るタイプではないので相性が良くなかったんだと思います…
読後の感想は自分のしゅみではなかったですが初読み作家さま、という事で不慣れ、という点も加味した評価にさせていただきました

2

働く社会人のリアル

そんなテーマの元作られたのかなと思うような作品でした。
基本愛想が良く社交的な元音大生のリーマン攻めと理系リーマン
お互いに仕事に熱心なんだけれどもお互いに心に悩みというのか深いものを持ってる。そんな二人が惹かれあっていくようなそんな作品にも感じました。
ただ途中読んでてたびたび違和感が。一度読んだだけなのでまだその明確な違和感を言葉では表せないのですが特に、ん?となったのは攻めの男性経験が分かるシーンで、わりと訳ありそうな感じに他の男の名前を読んでたものだから、てっきりその名前の男がなんらかの形で出てくると思いきや、まったくそういうことはなく。
とりあえずまた少し時間空いてから読み直したいと思います☺️

1

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

漫画(コミック)

人気シリーズ

  • 買う