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身体から始まる運命――
aida koida no shohousen
薬剤師と人気バンドメンバーとの恋。
タイトルの処方箋は、恋の病、と薬剤師にかかっているようです。
オメガバースの基本設定からいろいろ進化してオメガが社会的にかなり受け入れられていたり、バース性に関する薬があれこれ開発されていたり、魂の番の科学的研究が進んでいる世界のお話です。
薬剤師で調剤薬局を経営している桐矢凛人は、立場や仕事の都合があるから、と、夜に芸能人アルファの対応をすることになり、出会った瞬間、2人して我を失ってすごい荒々しいセックスをしてしまいます。
これぞヒート、という感じの熱を感じる激しい交わりで、甘さは一切ありません。
薬剤師の桐矢凛人はベータで、時間の便宜をはかってもらった人気バンドメンバーの佐藤志郎はアルファだったはずなのに、なぜにヒート?
と思っていたら、桐矢凛人は突然変異でオメガになっていたことがわかります。
若い子だったらパニックになったり、自暴自棄になったりしそうなものですが、桐矢凛人は大人だし、医学方面の知識はあるし、で戸惑いながらも、自分の性と向き合って、生活と仕事の影響を抑えて過ごして行こうとします。
アルファの佐藤志郎は、最初はわけわからないほどの熱のなかでの交わり、でも、魂の番だと直感、順番は違うけれど、恋愛関係を育んでいこうとします。
毎日、薬局n通ったり、食事をご馳走したり、なんとか親しくなろうと、趣味はなにかと聞いたり、健気な努力をし続けます。
大きな体にちょっといかつい顔なので、その行動とのギャップにかなり萌えました。
そんなに一生懸命なアプローチを受けても、なかなか受け入れない桐矢凛人は、大人としてはかなりまっとうな感覚の持ち主なのだろうと思います。年齢差や立場の差、突然変異のことなど、あれこれを考えて、感情より理性で動こうとしたのだろう、と思います。そこに冷たさはありません。
そうした桐矢凛人の思考、気持ちは理解しつつも、アプローチに対して「きみは俺を選ぶ必要がない」と言われてしまう佐藤志郎はかなりかわいそうでした。
桐矢凛人はまだ新しい性に馴染めていないということが大きな理由なのだということが、「せっかく人間にはこんなにでっかい脳みそがあるっていうのに」という内心の嘆きでわかります。
運命の番だからと言って性の衝動ばかりになってしまう関係であることから、距離をとろうとする桐矢凛人と、そうした行動の他にも相手を求め焦がれる感覚があるからアプローチして距離を詰めようとする佐藤志郎の、感じ方の違い、ずれが切ないです。
佐藤志郎の仲間の1人が薬局に乗り込んで桐矢凛人を強い言葉で罵りまくりますが、その言動は正しくないのだけれど、自分たちのため、仲間のためを考えての衝動的な言動かと思うと、悲しくなります。
桐矢凛人の考えや感覚の違いからくる2人の距離について、佐藤志郎が発した言葉がすごく格好良くて素敵でした。
「俺はあんたが恋しい 今のこの気持ちがここにあることは確かだ この気持ちは嘘じゃない 俺も運命って言葉にとらわれていた自覚がある けど あんたもその運命を拒絶することにとらわれている」
読者が感じていた、2人の感覚、距離、捉え方について言語化してくれた台詞でもありました。
2人でお互いに考えていることをちゃんと口に出して話し合い、恋人関係になっていくまでの過程は、一段一段、手と手を取り合って階段を昇って行くような感じがして、とても素敵でした。
2人が身体を重ねる様子が、恋人になった後は、とても甘く、かつ表現豊かになっていたのも素敵でした。そしてとてもかわいかったです。
オメガバースで第二性が変異する設定の話。
音楽バンドの一員であるα×薬剤師のΩ。抑制剤の効きにくいαが運命の相手であるβに出会ったことをきっかけにβ→Ωに変異し、フェロモンが誘発されて関係を持ちます。
攻めはΩを抱くのは初めてだったらしく、運命の相手と知りその後もぐいぐい受けに迫りますが、受けは運命の相手と番になって不幸になる人を見てきたため、抑制剤でなんとかしたい派です。ただ、変異してすぐだからか抑制剤が効きにくく、その後もフェロモンを撒き散らし、それが原因で攻めの所属するバンドのメンバーから目をつけられます。
受けにフラれた攻めが生放送の歌番組で他の人の曲を聴きながら泣いていて、その理由を失恋したからだと語ります。そのことで怒ったバンドのメンバーが受けを訪ねてきて暴言を吐きます。雨の中、受けが泣いて歩いているところを攻めに保護され、部屋に連れて行かれます。受けは攻めに会えて嬉しいと思ったことで、「運命だから」ではなく、人として彼に惹かれていることに気づき、攻めを受け入れます。
フラれてもめげない一途な攻めがすごくよかったです。真面目でフラットな性格の受けは人として好感が持てますが、華やかな世界にいるαが惚れ込むには、運命によるところが大きいのかなと思いました。
オメガバースで出会って一瞬でえちになだれ込んでいくのを試し読みで読んでから、えろえろ作品なのかなと思って避けていました。
先日2巻が発売されたのを機に、やはり読んでみようと思いまして…
あれあれ、思ったよりズルズルと流されず面白かったです。
受けが運命に流されず、理知的で理性的であろうとする姿が良かったなぁ。
ぱっと見枯れ気味のおじさんなんだけど、お仕事中や通勤時のスタイルが年齢相応の格好良さがあって好きでした。
かつ、最後のオメガらしい色気が漂っている表情もエロかわ~~~。
攻めはいかついワイルド系の芸能人年下攻めだけど、意外と純情でしたね。泣くとは。何度も諦めずにぶつかっていく姿や誠実であろうとするところがギャップ萌えで良かったです。良い彼氏になりそうだなぁ~。
afterstoryの2人が抱き合ってドキドキしてるの可愛すぎた(笑)
色々考えて答えて一緒にいることを選択したの本編最後の理人さんの表情がとても可愛いです
人気バンドメンバーのα 志郎さん×突然変異でβ→Ω 理人さん
このカップル、どちらも社会(1人は特殊な業界ですが)に出ており、オメガである理人さんが8歳くらい年上なのです
なのでえっちいシーンもありの、心理描写もしっかりある作品だと思いました
運命の番に出会ってウキウキの志郎さん
でも、相手が元々βで志郎に会ったことで第2性がΩに突然変異、なかなか絆されてくれなくて接近していく様がよく言えば人好きな大型犬で悪く言うと粘着質なストーカー気質
中盤で一度フラれてしまう描写があるのだけど、この方人気バンドのメンバーで色々言い寄られた経験あるだろうに、フラれた後に出演した番組で失恋ソングを聞いて涙を流すとても純粋な野郎です
それでも粘って自身の考えと気持ちを伝えて粘り強いヤツでした、かっこいいです
理人さんからも気持ちを返してもらった後はワンコ全開で可愛くて、付き合った後は相手の事を考えて行動していて、志郎さんに二度三度楽しませていただきました
突然変異で序盤に第2性がβからΩに変わった理人さん
実は薬剤師、しかも経営者
突然変異なのでΩの自覚がなくてちょっとハラハラする人です
元々βだという背景以外に薬剤師として今まで色々なαとΩに関わってきて、運命の番と言われても本能によるものだからと事故で片付け様としたり、大型犬に詰められても距離おこうとしたり中々手強い相手
βからΩに性転換した不安だけじゃなくて、過去に付き合っていたΩとの関係もあって、人生重ねているからお堅い思考ってだけじゃなくて、色々考えてグルグルしていました
最後の自分の直感によるに素直な感情に正直になった後から可愛いが全開で、巨大ワンコに押し切られる未来が見えました
書き下ろしはご主人様が好きすぎる大型犬が見れます
書き下ろしを読むと付き合った後の2人をもっと読みたいと思いました
著作では「ギャングの飼い方」が一番好きで、他著作もすごく良いんですが、なかなかあの作品を超えてこなかったんです。でも本作は違った!
「26歳、超人気バンドメンバーαx34歳、薬剤師β」。そう、変異オメガバです。
しかも本作は "運命の番のアレコレを ほぼ完全に薬で制御できる世界"!
この設定は初めて見ましたね。さらには "番が一人じゃない可能性がある世界" です。
攻めはおへその上まで届くんじゃね?ってぐらいの巨○です。ボクサーパンツぐらいだったら干せそうなんよ。
攻めが早くも1話で「順番が逆になったけど…」って映画デートしようかとか考えてるんですよ…その後のあの笑顔!
あんなにいかついビジュなのに!めっちゃ可愛くないですか?
この瞬間に陥落です(※注:私が)
「趣味は?」で二度目に陥落です(※注:私g
受けがタバコ吸ってるシーンで すでに恋してる男の目なんですよね…攻めが(拝む
でも途中で「結局攻めは体のことしか考えてないんじゃないの?」って受けが不安になるような描写もあって。
すると攻めは「運命じゃなければ (受けと)普通に恋愛ができたのに」と泣くんです。
せつない…男性が簡単に泣くBLがあまり好きじゃない私にも、このシーンは刺さりました。
本編最後でのあの受けの笑顔…恋してるって良いなぁ(しみじみ
描き下ろし最後のガムシロで、受けと一緒に私も笑顔になりました。
<こんな方にオススメ>
適度な筋肉のある、ガッチリ体型の受けをお探しの方
<注意点>
・二人の仲を阻もうとするすっげぇ嫌なバンドメンバーがいます
・攻め狙いのモブ男性Ωがウザいと思う人はいるかも
絵柄がだいぶ変わってきてるのだけが残念で、その点においてだけはやっぱり「ギャング~」の頃が良いなぁ~。
でも手の血管まで描いてくださる貴重な作家さんです。
5月15日に2巻が発売予定ですが、本巻だけでもキレイにまとまってるので、私としては本巻だけ読むのもオススメです(もちろんお気に召したら2巻もぜひ)。
では、今から番外編の1.5を読んできまっす。
(※5月15日に2巻が出るので楽しみ!)
この本を買うのにあたって、攻めの顔の良さが一因でした。絵も綺麗で、繊細な線が私は好きです。
イケメンで俺様っぽいのに、「運命」を信じる純粋な部分を持っている攻め。
バース性が故の恋愛に振り回されて「運命」を嫌う受け。しかもβからの突然変異Ω。
中盤おせっせシーンは切なさがとてもいいです。発情期に振り回される受けのとろとろな顔もまた良し。
書き下ろしエピソードも「お前らお互いのこと大好きかよ。はよ結婚しろ」と言いたくなります。
志郎×凛人
初対面の瞬間、運命で猛烈な愛を感じる志郎が、
理性なく凛人を抱き潰されてしまう展開に目が充血しちゃう!
突然のΩ変異も慣れず、運命を否定しつつも、
本能に抗えない凛人が可哀想で胸がギュッと痛むけど、可愛く見える!
そんな凛人の波乱万丈な体の変化につれて、
心も動乱し、ジレンマに包まれる姿にグッと痺れながら、
2人のガッツガツエッチに萌え堕ちる!
ドキドキが止まらないオメガバースだね!
薬で定められた本能と運命を変えるという疑問を投げかけてくるのが面白い。
薬剤師のβの凛人が、知的で落ち着いてるけど、
突然Ωに変異してしまいうのが本当に熱い!
イケメン人気バンドマンの志郎(α)が、
運命の相手の凛人に拒否されても諦めず、
徐々に発展していく2人の絶妙なエチな関係性から、
凛人がいろんな葛藤を抱えていくのがさらに加熱させる!
結局、バース性が脆弱で、
そこから生まれる愛が甘いだけでなく、
苦い部分も感じられるというバランスがとっても良かった!
突然の変異が、2人にとって幸せへの扉を開いたと言えるでしょう。
ハートをガッチリ掴んで、読むのをやめられなかったです!
試し読み部分が結構衝撃で、そのまま購入。
オメガバース作品です。
主人公は薬局の薬局長さん・桐矢、ベータ。
抑制剤の処方等、第二性絡みで人々の悩みを聞いたり、第二性の薬学講座で勉強したり。しかしやはりβなのでどこか他人事。
そんな時アルファのタレントさんへの抑制剤処方の依頼があって、有名人なので深夜に訪問したい、と。
ところが…‼︎
…と始まります。
顔を合わせた瞬間、お互いに衝撃が走り、その衝動には全く抗えず怒涛のように性行為に雪崩れ込んでしまった2人。
αの志郎は桐矢が「運命」だとすぐに悟るんだけど、βの桐矢は受け入れない。
しかし、桐矢は後天的にΩに突然変異していた…というのが本作の独自設定。
桐矢はとにかく自分の変化も志郎の事も受け入れず、しかし不安定な性欲でカラダの関係だけはあり、みたいな。
一方、志郎は人気スターなのにとても誠実なんですよね。
確かにはじめは運命だから、が先に来てるけど、桐矢その人を想うようになって不安定な桐矢を気遣う。
だから読者としての私は、一向に志郎を受け入れない桐矢にイラッ。
もちろん最終的には桐矢も決して諦めではなく新しい自分、新しい関係性を受け入れて行くんだけど。
なんかラストがね…ここで終わり?みたいな感じがありました。ここから甘くなって行くのに〜って。
あと、個人的にハの字眉毛が苦手なのです。
桐矢さんとストーリーは萌、迫力あるエロシーンと志郎は萌x2、総合「萌」で。
秋久テオ先生の漫画はどの漫画も本当に続編を書いて欲しいものが多いのですが、今回この作品も続きが気になる事間違いなしの作品です。
秋久先生のオメガバースものはこんな展開がくるのかぁと思いながら1回読み、2回目すぐにまた噛み締めて読破
秋久先生漫画のメガネ受け作品の中で1番せつなく、でもごめんなさい、あたしは秋久先生作品では黒髪メガネ受けキャラでは2番目に好きな受けキャラでした!※あたしの中では秋久先生の漫画の黒髪メガネ受け1番好きキャラは騎士様~の主人公なので…
大変面白かった
運命の番なんて、都合の良いものだなと考えさせられるのが興味深い
突然変異、しかも男で年上
相手はとても魅力的であれば引け目や負い目を感じるのは当然で
そこからお互いの気持ちを確かめるまでがとても丁寧に描かれていて共感できる
どちらの気持ちも描かれているので、とても良く分かるのが好き
最初から身体だけ惹かれあって、理性ではどうしようもないことを経験しているからこそのやり切れなさがもどかしい
過去の恋愛での辛さも相まって、防衛してしまうのも頷けるし、若さ故の勢いがそれを絆していくのも心地良かった
続編が決まっているようなので、これからの展開に期待です