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お前を俺のものにできるなら手段は選ばない
tokyo rinkaiten
「東京ー四季 秋・冬編」の続編がきましたね。
一連の流れのストーリーが秀逸。何だろな…この目が離せなくて惹きつけられる感じ。シリアスなストーリーの中にある、未来や希望みたいなものを感じるからでしょうか。エンディングの多幸感に全部感情持っていかれちゃいましたわ。満足感いっぱいです。
重苦しい場面や痛くて切ない場面があって胸がチクチクしますが、物語全体には必要不可欠な要素です。むしろそれがあるからこの作品が最高の高みへと押し上げられていると言っても良いでしょう。
神宮寺の幼少期のこと、早乙女の両親のこと、大学の先輩の暴挙……程度の違いこそあれ、この作品の中で「悪」な存在であり出来事として描かれています。嫌な感情が湧きますが、その「悪」の存在によってその背景を抱えた神宮寺と早乙女のBL展開が映えるのも事実。闇と光のコントラストのさじ具合もまたこの作品の素晴らしさかなと思います。
神宮寺と早乙女の関係も別にノーマルなお付き合いから始まっていなくて、利害が一致した関係から始まっているに過ぎないのですが、神宮寺の元からの執着心はともかく、早乙女の方が神宮寺に侵食されていく感じがすごく良かった。「臨界点」とあるタイトルの理由がまさにそこで、神宮寺と過ごした濃密な時間や記憶が早乙女にとっての臨界点で、彼にとって救いであり拠り所に繋がっているんですよね。
2人の間にいつしか生まれた絆や愛情がこれからどんな形で未来を描いていくのか分からないけど、お互いを唯一無二の存在として認め合う彼らの先行きは明るいものだと信じたいです。
今作臨界点を楽しむには、「東京ー四季」秋・冬編はもとより「四月の東京は…」上下巻を読むことをおすすめします。というのは、早乙女の弟の蓮が両親に見捨てられた背景に触れているからです。知らないと、?ってなるかも。
「四月の東京は…」では蓮の親兄弟サイドの話があまりなかったので、情報が補完されたのは嬉しい。臨界点の本筋にも少なからず影響しているので、先に読むとこの世界観に一層浸れると思います^ ^
物語の始まりから終わりまで1つの映画を見てるようでした。四季の秋・冬編だけでは心許無かったストーリーに深みと重みが加わり、グッと濃密さが増しましたね。一冊に収まっているのが不思議なくらいです。
私は電子で購入しましたが、電子限定漫画…これを電子限定に留めておくのは勿体無いと思います。もしや続きがあるかも?と思わせるドキドキな内容でした。
終わりなのに新たな始まりを予感させる余韻を楽しみたい方は、電子購入をおススメします。
まさに、愛と人生の物語。
2023年 ihr HeartZ 5月号(まさかの最終回だったのですが)で見かけて、ふたりの関係性が気になったので『東京-四季-上』から順を追ってこちらへ。結論、ものすごく好みでした。
表情や仕草、モノローグの一つ一つに、引き込まれました。登場人物たちが息づいていて、厚みがある。演出やテンポ感が素敵で、ゾクゾクしました。
ままならなさと感情・それらの爆発の描写が見事で、神宮寺にも恭平にもめちゃくちゃ感情移入しました。性的なふれあいにもしっかり意味があり、行為を通じて関係が変わるところにどきどきしました。
神宮寺にちゃんとした後見人(初対面で恭平=ケーキをくれた人に気づくところ、ほんと大好き)がいて、ヘビーな中にも人の優しさがある。恭平の境遇も辛いものですが、自分の意志で決定して行動し、決別する様をしっかり描いていて、感動しました。
自分を受け入れ、肯定するのが、逞しい。依存ではなく、自立した上でお互いを欲するのが素敵。
神宮寺の記憶力の高さが、天才の裏付けだけでなく、かけられた言葉に繋がり、ドラマに活かされていて切なかった。
相手への愛を強く感じました。
神宮寺の執着や気遣いが最っ高なのはもちろんですが、恭平も強く想っていて。
episode4で、恭平が神宮寺を抱きしめる回想が描かれるところは震えました。一度通り過ぎた時点の、画面に映っていないところで、恭平が神宮寺に愛を示す行動をしていたことが明かされ、胸がいっぱいになりました。じゃあ、episode2後半以降のあれらの場面は、これを受けての行動だったの?と読み返したときの見方が変わりました。この演出は憎い。
神宮寺と恭平が、大好きなふたりになりました。
晴れやかな結末で、幸福感でいっぱいになる読後でした。
濃密で、大満足で、何度でも読み返したいです。
<余談>
私は紙媒体派なのですが(見開きで読みたいため)、電子特典が14ページの描き下ろし漫画であると知って、とても悔しい思いをしています。かなり分厚い一冊だったので、単行本として入りきらなかったのだと思いますが、そのページ数差は強いですね。紙は紙の購入特典もらえて嬉しかったのですが。
読みたい気持ちで二重購入の揺さぶりをかけられております。
シリーズ最新作。
気になっていた「東京―四季―」の神宮寺と早乙女のお話。
今作では頭のいいふたりの「限界」と「記憶」がテーマになっている気がしました。
「東京」シリーズはどれも辛く苦しい子ども・青年の話です。今作では神宮寺も早乙女も虐待を受けています。ネグレクトに性的虐待、教育虐待。肉親から愛されず、愛と性と自分の欲求が分からず、いろんなことを諦めた人生を送っています。
そんなふたりが出会ったことによって起きる化学反応をこの1冊でたっぷりと読めます。
BLの単行本って割と「物足りない!」「もっとじっくり読みたかった!」と思うことが多く、「東京―四季―」でもやっぱり神宮寺と早乙女の話をもっと詳しく読みたかったので、この1冊でふたりの出会いからハピエンまでくわしくふたりのことが読めてよかったです。物足りないと思うことなく満足できる内容になっていました。
特に神宮寺の子どもの頃のお話があることによって、彼の人間性が出来上がった理由がよくわかります。
個人的にネタバレなしで読んでもらいたいので、ここで詳しく書きません。
え?あれってそうだったの?と思えるストーリーになっているので、ぜひそれを楽しんでもらいたいです。
ただ、ふたりが出会っていろいろあっても最後にふたりの笑顔が見られてホントに嬉しく思いました。
個人的にはシリーズで一番好きな作品になりました。
そして、きっとこの作品を読むことでまた最初から東京シリーズを読み返したくなります。
ああ、このシリーズを読み続けてよかったです。
続きが読めて幸せです
お話とても良かったです
四月、から読み返しこの臨界点まで読み終えると多幸感に包まれます
ハル先生のお話はとてもリアルで嫌な人間が出てきます
嫌、というか弱いというか
それがとても人間味溢れていて、腹立たしくありだからこそ主役が引立ちます
本当に重厚なストーリーで、繊細な心情描写が光ります
この二人が、しっかり結ばれたことが本当に嬉しい
最後に、兄弟再会できたであろうところで終わっているのがたまらないです
どこかの予約特典で読めるとのこと
間に合うかしら‥
素敵な世界を堪能させていただきました
願わくば、これからはそれぞれのカップルの幸せで平凡な日常をたまに覗かせていただきたい
本当に素敵な作品でした
『東京―秋・冬―』では恭平と神宮寺のことがよくわかりませんでした。
短かったしね。
情報量が少なかった。
いやー、二人とも印象が変わった!
恭平は出来る弟の蓮のこと、どう思っているのかな?
やっぱり嫉妬とか恨みの感情が強いのかな?と思っていたけど、そんな単純なものじゃなかった。
それは同じ冷酷な境遇に生きる同志のような気持ちだったり。
すぐに目を逸らして逃げる自分への自己嫌悪だったり。
対して、逃げずに行動を起こした蓮への憧憬。
大変な時に何もしてやれなかった(してやらなかった)という、本人が言うところの「後悔と罪悪感」。
でもとにかく、恭平は蓮のことが大好きなんだよね!
このことは恭平にとっても蓮にとっても本当に救いだ。
そして読み手の私の心も救われたよ。
改めて、「サイコ」…サイコパスって何だっけ?と調べてみると、サイコパスとは「反社会性パーソナリティ」で、主な特徴としては利己的・自己中心的、他者に共感出来ない、平然と嘘をつく、良心が欠如、罪悪感が皆無……などがあるそう。
神宮寺は本当の意味ではサイコパスではないですね。
ある一面を表した渾名なんでしょう。
ただの、一目惚れ拗らせてなりふりかまわず手に入れようともがく、一途でかわいい男です。
神宮寺の下の名前は結人。
まぁなんて不似合いなと思っていたけれど、電子書き下ろしを読んで納得。
恭平と蓮を再び結び付け、和真と神宮寺も交えて新たな関係に結び合わす立役者になるのね。
この後、4人は早乙女家に復讐することになるんだろうか?
全員が本当の意味で幸せになって欲しいと切に願います。
そんな姿が見られる続編を、切に切に熱望いたします!
このお話のepisode 0 を雑誌で読んだときから完全に掴まれたものでしたが、コミックスになって改めて読んでも、やはり良かったです。
「4月の東京は…」の主人公である早乙女蓮の兄、恭平のお話で、「東京 四季」上巻にもこの神宮寺×早乙女恭平 のお話は収録されています。
壮絶な生い立ちの神宮寺は、測定不可能な高いIQを持ちながら、冷めた目で周囲を眺め、色々なことを諦めたり達観したりしながら生きてきた。そんな彼が唯一心惹かれたのが早乙女恭平で、次元が違うけれど言って見れば一目惚れ。結構な執着のもと、決して断れない口実で絡め取るように関係を持つ。
一方の恭平は、例の事件で蓮が家から追い出された後、「唯一の」早乙女家の息子として双肩にすべてを背負わされ、成績の上位や医学部合格を強制させられる。切迫していた高校~浪人時代、恭平を救ったのは間違いなく神宮寺だと思います。
ということで、お互い境遇が特殊過ぎて見えづらいのですが、「4月の東京は…」と同様、初恋とそれを実らせる話です。
彼らにとっては素直に認識しづらいかも知れませんが、お互いがお互いをどれほど必要としているかということが伝わってきます。
二人とも育った家庭で苦労して、心の中の何かが欠けている。
決して補い合うような優しい関係ではないのに、共にあることが最良に見える。
ピースが欠けた状態のまま、それでも二人でいることで、ここから先の毎日が輝くのだろうと思えます。そういう彼らを応援したくなりました。
子供の時に子供らしくいられなかった神宮寺が、何もかも片が付いて恭平と心が通い合ったあと、ものすごく楽しそうに笑ったり、子供っぽいことを言ってじゃれたりしているのが愛しくて、心から良かったと思えました。
コミコミさんで購入したので4Pリーフレットが付いてきて、早乙女兄弟がお互いの彼氏をつれて4人で対面するというおまけのお話でした。
可愛かったです。兄→弟がやばいですね。
追記
レビューをアップしたあとに、電子特典で14pのコミックがあると知り、読んでみました。
驚愕!
こ、このあとの再会の場面は脳内補完なのですかー!!うわー!
(みなさまぜひ電書の特典を……)
神宮寺×恭平
『臨界点』は、
神宮寺と恭平のお互いを救い合っていて、
虚無感や不完全さを埋めている関係や、
彼らの心情が極限まで高まる様子も、
今回の痛くグロい完結編にぴったりのタイトルです。
歪んだ家庭で育った神宮寺が、
天才だからこそ欲望はただ一つ、
絶対に手に入れたいのは恭平だ。
その執着心が彼を孤独にさせていると思う。
彼の恐ろしいほどの狂気に満ちてくる様子が
なんだか闇を抱えているようで、
彼の内面もリアルで
ゾクゾクと心を熱くさせる!
恭平の心の中での戦いや葛藤が生々しくて、
最終的に神宮寺への強烈な依存心に、
胸がグッと詰まるのだ!
激辛さに翻弄されながらも、
2人は互いを引き寄せるスリルな絆で、
神宮寺の病的なド重執着、
恭平のド深嫉妬や憎しみ、
すべてが紙一重の感情と欲望として、
臨界点まで追い詰められている様子が炸裂するのは、
狂おしくて止められないほどの愛なんだ!
甘さは微塵もなくても、
遠回してもーー純愛だと思う!
幸せな未来が見えるのが最高尊敬で、
感動の魂震わせる2人でした!
実写化がきっかけで遅ればせながら東京シリーズを全て読ませていただきました。
実写化嫌いなんですけどね...
シリーズ最後となる本作。
「4月の東京は...」の主人公の一人である早乙女(石原)蓮の兄である恭平と神宮寺結人のCP。
「四季」の上巻で登場した二人の掘り下げ編でした。
色々心にくるところがありましたが、キリがないので割愛します。
比較的言葉にしやすい感想を少しだけ。
まず、担任の先生がちゃんと結人のことを大切に思っているのが何だか驚きでした。
ありがち展開だと担任は表面上だけ心配したふりをしていて結局役に立たない存在として描かれることが多いので、後見人になってずっと一緒にいてるのは意外でした。とっても素敵な方です。
あと、最後の展開はビックリだったな...
そうきたか!と思わず声が出てしまいました笑
「東京ー四季ー」上巻の続編です。
シリアスですが、ストーリーとても良かったです!
四季の攻め神宮寺くんもサイコでしたが…今回は過去も描かれていて壮絶でした…詳しく描写ないですが…襲われて噛んだ場所局部ですよね…あれ…。
その場に居合わせた先生も大変そうですが、親身になってくれる先生に出会えたのは救いでした。
起承転結凄すぎて…凄いという語彙しかないのですが、ハッピーエンドなのでそこだけは安心して下さい。
プロポーズのような場面もあり、良かったです。
紙本購入
修正は白短冊です。
『東京-四季-上』の「秋」「冬」の続きを読みたいと渇望していたので、『東京―臨界点―』で再び結人と恭平のお話を読めて嬉しかったです。
謎に満ちていた結人の過去が壮絶過ぎて、彼が天才だったからこそ生き延びて恭平と出会えたと思うと感無量でした。
ネタバレ無しで読んで欲しいので多くは語りませんが、今作では結人の過去と現在においてまともな大人が登場していてその事だけが救いだったように思いました。
そして恭平がやっと最後に呪縛から逃れて、逞しくなってたことが嬉しかったです。今作はなかなか衝撃的な内容が多かったと思いますが、それ故に凄く読み応えがありました。結人が恭平を見つけたシーンが後に恭平視点で描かれているのも良かったです。