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不器用どうしの にが・あま・じれ恋
koi, utakata, omoi someshika
『君、シヲレルコト勿れ』のスピンオフで李一の兄のラーシュの部下である樫とカフェバーの店長のナツメのお話です。
ノンケに恋なんてしないと高を括っていたナツメが無表情な樫の笑った顔や意外なギャップに惹かれていきます。
恋をしたナツメが段々と可愛い顔になっていくのが見所です…!
元セフレの藤に薬を盛られ襲われそうになったナツメを樫が助け、そのまま一線を越えます。
一旦は距離を置いた二人でしたが、樫がラーシュたちの協力を得てナツメと話し合い、ハッピーエンドです。
とても温かい気持ちになれました…!
ebookは白刻み海苔修正の上にホタル修正でした。
薬を盛られた時のえっちは激しめでしたが、結ばれてからのえっちは甘々で最高でした!
ebookの特典は3ページの4コマ漫画でした。
受けのこのお髭に既視感、と思ったら、
『君、シヲレルコト勿レ』の二人の背中を押してくれた
カフェバーの店長・ナツメでした!
前作からゲイであることは明かされていたナツメですが、
そんな彼の恋のお相手は李一の知人という縁で知り合った
営業マンの樫でした。
第一印象は堅物寡黙男子だった樫ですが、
逢瀬を重ねてゆくうちに笑顔や誠実な人柄に惹かれてゆきます。
けれど、ナツメには恋人から裏切られた過去があり…。
樫が稀に見る男前でした。
仏頂面の無愛想と見せかけて、とにかく誠実さの塊なんです!!
樫の前ではゲイであることに引け目を感じているナツメですが、
そんな彼に対する樫の言葉や態度、そのどれもに彼の温かくて、
まっすぐな人柄が現れていて惚れ不可避でした。
恋に対しても鈍感で不器用なところもあるけれど、
ナツメへの気持ちを自覚した後には正面からナツメに向き合い、
ノンケだから…と突き放そうとするナツメの心の壁を壊してくれる
情熱的な一面にもキュンとしてしまいます。
あと、いつもは礼儀正しいくせに酔うと出てしまう津軽弁のギャップ!
このポーカーフェイスから繰り出されるバリバリの方言はなかなかに
迫力がありました(笑)
ちなみにストーリーの本筋からは離れてしまうのですが、
ナツメの作るごはんがどれもこれも美味しそうでした!
就寝前に読んでしまうとちょっとした飯テロかもしれません?
「君、シヲレルコト勿レ」のスピンオフ。
前作では主人公たちの背中を押す良き脇キャラだった九重が、ツラい過去を乗り越えて新たな恋にぶつかっていくお話となっています。
ちなみ前作未読でも問題なく読めると思いますが、君シヲのカップルも登場するので個人的には是非一緒に読んでもらうことをおすすめしたいです。
君シヲの李一の兄と同じ会社で働いている樫と九重との恋を描いたお話ですが、樫はノンケなのでそのことがネックになりなかなか前に進めない九重。
元カレとの別れの苦しみに今も縛り付けられていて、樫に惹かれはじめていることにすら気付かないふりをして。
自分の気持ちに蓋をしようと夜の街に出掛けて元セフレとトラブルになり、結局樫とも拗れてしまったりとヤケになっている九重の言動には切なくなりましたが…
周りの人たちの助言やアドバイスによって動き出せるようになる、という展開に。
ふたりの気持ちももちろん大事だなと思うのだけど、そこに関わり合う人達の理解が見えるのってやっぱり嬉しいですよね。
"ふたりだけの世界"ではないことが伝わってきて、ものすごく温かい気持ちになりました。
引っ掻き回した元セフレの藤くんにも幸せになってほしいけれど、延々スピンオフが出ることになってしまうので心のなかでそっと幸せを祈っておきます(笑)
ノンケやゲイという壁なんて関係ないというような樫の真っ直ぐな告白も格好良かったし、幸せすぎて涙腺が壊れてしまった九重の姿も微笑ましくて、ものすごく素敵カップルだなーとほっこり。
一冊にまとまるのを待っていて本当に良かったです。すごく満たされました!
樫× 九重
ゲイとノンケの恋の難しさと、
苦く甘くじれじれした展開が詰まった物語。
『君、シヲレルコト勿レ』の
李一と薫の恋のキューピット九重の恋模様。
カフェバーの店長、九重が
元彼に苦い恋の経験をされて、
もう恋愛なんてしないと決めていた。
営業マンのノンケの樫との出会いが、
九重の恋愛人生を一変させる。
樫は見た目は無愛想でクールな感じだけど、
実は内面には優しさと繊細さがが秘められている。
彼の笑顔は超イケイケ!
九重にとっては心のオアシスな存在だよね。
2人がどんどんと距離が縮んでいくけど、
その途中で元彼が現れたりする・・・
そこで、なんと九重が自暴自棄になって
樫とエッチの展開もある!
やっぱりすれ違いや誤解が生じてしまうのは必然だね。
解釈のズレや勘違いが、
ちょっとしたドラマを生み出している。
九重のゲイであるという葛藤が鮮烈で、
彼が開き直して、
樫と真実の愛を見つけるまでの道のりが、
不器用さがあって、
ちょっぴりもどかしいけど、
それがまたハラハラドキドキで、
嬉しい感動的な結末に
心をグッとつかんで離されませんでした。