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キスしたいとか、抱いてほしいとか、好きになって欲しいとか、 本当のことは口にできない
kimi no koushiki o kudasai
ずっと気になってた作品でようやく読めました。
こんなに萌えるなんて〜!!
二人のはじまりの説明は最小限?
白石が右往左往ワタワタしてたのに、黒崎はどんっとしてて。
白石が不安で距離をはかりかねてってしてたのに、黒崎ははっきりしてくれて。
ほぼ白石視点ですけど、黒崎が最高に良いんですよ!寡黙で空気を読まなくて何を考えてるかわからない変わった人で。
だけどだけど白石のことはちゃんとしてたんですね!
あの黒崎からあんな台詞を引き出すなんて、白石愛されてるじゃん!!
駆け引きとか引け目とか距離を置くとかそんなこと必要なかったんだよ!
まだ25歳と21歳。研究や大学に通うにはお金が要りますよね。まだ社会人でも何者でもない不安定さ。実家問題。
ここぞと言う時に黒崎がかっこよかったです。
黒崎さんみたいな男に言われる「おいで」(@描き下ろし)とかその後のセリフとか、ハマる気持ちがわかる。研究の他になんの興味もなさそうな、植物のような男が、自分にだけ特別な姿を見せる…沼です。
里つばめ先生って話の全部を描かないというか、細部まで説明しないことが多いんですけど、出会いのシーンのすっ飛ばし具合はすごい。そして絶妙に絵だけで伝わらない。ここはもう少し情報量多くても良かったのでは。黒崎の車に間違って自転車ぶつけちゃったとか…?なんか違う気もする。
連載で追っていたのだけど(白石くん視点で語られるので当然といえば当然ですが)初見だと黒崎さんが何を考えているのか本当にわからないし二人の関係がみえなくて前半はこの作品がどういう話なのかを理解しようとする頭が働いてしまいます。
ひとつひとつのエピソードは可愛くて黒崎さんの魅力もわかるけど『?』が頭に浮かぶかんじ…
それもそのはずで黒崎さんに言わせれば『白石君のほうが数学の難問のように理解できない』存在なのですが、その言葉の正しさを読者もあとから知ることになります(笑)
このあたり本当に里先生のストーリーテラーとしての才能が光っていて、私が先生の作品を大好きな理由なんですけど、ふたりの物語のどこを切り取り何を描くかがスゴイ。
出会いのシーンから両想いになるまでを描く作品が多い中、出会いは回想の数コマで、それでもどんな出会いだったのかが把握できて、黒崎さんの性格を知ったあとではその後ふたりがどうやって距離をつめたのかも想像できます。
そして後半お互いの気持ちを確認しあってからも性格的な問題ですれ違ったり元に戻ったりするんですけど、告白あたりから二人の可愛さが加速して本当にどのコマも可愛くてあまくて最高です!
桜の季節が初々しいふたりの雰囲気にあっているし、儚さが気持ちの頼りなさと重なって印象的でした。
描きおろしも甘いので是非コミックスで読んで欲しい作品。読み返すたびに幸せな気持ちになれます♥
理系男子の独特な空気感のあるBL
唐突に物語が始まり、親密な関係性ができている前提のお話なので何度読んでも前日譚があるのではないか、続編なのではないかと思ってしまうような、彼らの関係性を一から追うのではなく日常の一部を切り取ったかのようなお話でした。
感情の発露が少なく、ともすれば冷たい印象を受けてしまいそうな黒崎さんが、あまり表に出さないけどホッジくんに対してすごく心を許しててすごく好きですごく大切にしていることが端々から伝わってくるのが読んでいてたまらなかったです。加えて結構ムッツリ感もある。
そしてそんな黒崎さんのわかりにくい好きに気付けずに1人てんやわんやしてしまうホッジくんも愛しい。
派手な出来事が起こるわけではないけど2人の関係性をじんわりと見守れるこのお話でしか味わえない雰囲気がすごく好きでした。できれば彼らの出会いや身体の関係が始まった関係の起こりを見てみたいです。何があったら片方は告白しようともがいて、片方は別れ話されるのかと勘違いするすれ違いが起こるのか気になります。笑
GAPS・DOGS・バンカーなど、里つばめ先生のシリーズに慣れた身から言うと、とにかく「学生!若い!可愛い!うわーピュアっピュアだわ眩しいわー」となります。里先生の上記シリーズの場合、基本的に常に都会にいて舞台はオフィスや警察署・周囲はビル群・季節とか何月かとかは明記されていない場合が多いのですが、本作では京都の春のほんわかした情緒、そこここに咲き乱れる桜、これまたほんわかした主人公達の恋……上記シリーズ達を愛してやまない者の心もこちらを読むとホッと柔らかくなる、素晴らしい作品です。
なんといってもこのタイトル
「君の公式をください」
神です。これは黒崎が白石へ向けての想いなのか、それとも反対なのか、いやお互いなのか?
無表情で、無口。数学しか興味がない黒崎。
とにかく分かりにくい。だけと数少ない台詞のなかを読み解いていくとわかっていきます。
その一つが
「確かに俺が数学以外の話をするのは君ぐらいだな」
この台詞で白石への想いが伝わります。
彼には今一つ伝わっていませんが。
黒崎がとにかくカッコいい!結婚するならこのタイプと勝手に決めました(笑)
全体的に流れる里つばめ先生の、さりげない知的なワールドが素敵です。
自分も少し賢くなったような気がするからあら不思議
当て馬の宇佐美くんもカッコいいぞ!
スピンオフ期待しています。
里つばめ先生と言えば喧嘩ップル。強気な美人受けと俺様な攻めの攻防。そんなイメージでした。この本を読むまでは。里つばめ先生をはじめ、編集部の方、先生のファンの方々皆さんにお詫びしたいほどです。それほどまでに今までの里つばめ先生の描くお話と違っていて、正直驚きました。
既に体の関係にあるDD同士。両片思いだけどそれを言葉に表したことはなくてすれ違っている。それもそのはず(?)、攻めが(私の好きな←どうでもいい)無骨で寡黙な青年なんです。態度には一切現れないけど、受けをよく観察しているし、溺愛してるのも伝わる。でもそれは受けに対してだけじゃなくて他の人に対してもそうで。ちょっと人付き合いが苦手なタイプ。受けは攻めのことが好きだけど攻めはノンケだし酔った勢いから始まった関係だから…とそこから1歩踏み出す勇気が出ない。
思うにこのお話は、「既に体の関係がある」ってことも重要ポイントなんです。2人の出会いから体の関係ができるまでを事細かに詳しく描写なんてしない。でもモノローグや回想で見せてくる。両思いになったあとも、もっと見たい!!とちょっと物足りなく思う気持ちと、このまま自然な流れで2人の時間は続いていくんだろうなと想像して余韻を楽しむちょうどいい塩梅で1冊が終わる、そんなバランスもとても良かったです。とは言っても自分も含め、腐女子って欲張りだから続編読みたい!って気持ちがない訳では無いんですが…笑
理系&京都弁の受けというど性癖な作品でした。
説明が少ない分行間から伝わるものの多い、硬派なイメージの里先生の作品はやっぱり素敵だな~と思いつつも、ど性癖にも拘わらず爆萌えしなかったのは、受けさんがあんまり私の好みではなかったからかもな~っていうところです。
最初に読んだときに、馴れ初めについての説明もっと欲しい…と思ってしまったんですよね。でも再読したときに、あぁこれ説明ないのがいいんだなと思いなおしました。言葉以上に画で魅せる作品で、良質な青春映画をみているような感覚でした。好き好き言わないけど相手を大切に想っているのが行動でわかる、じんわり両片思いよき…。
透明感のある白石君は可愛いくて好きですけど、里先生だからこそ(?)黒崎と宇佐美みたいな攻×攻カップリングが個人的にはどど性癖だったなぁっていう贅沢な不満がちょっと残ってw。。とはいえ、無表情ながらも実は受が大好きな攻めさんの静かな溺愛や、陰影の演出で魅せる無音のスケベシーンに漂う官能等、堪能させていただきました。
宇佐美がいい奴なのでどこかで救済がありますよーに。
作家様買いです。
先生の描かれる攻めが大好きなんです。
口数少なめ、空気全然読まない黒崎もすごく好きです!
お話は淡々と進んでいく感じですが、時間の流れ方とかその場の様子とか丁寧に描かれていてわかりやすいです。
宇佐美の登場でこれは一波乱か!?という雰囲気でしたが・・・
黒崎は口数少なめで何を考えてるかわからないところがありますが、発する言葉が刺さるんです。かっこいい事言う!
エロはエロすぎないというかスタイリッシュというか、擬音とかないしこれはこれですごくいい。
里先生の作品はシリーズだったり、上下巻ででてたりするので黒崎と白石の同棲編とか読めたら嬉しいです。
宇佐美くんかっこよかったのでスピンオフとか読んでみたいです。
里つばめ先生の他の作品に比べると毒は少ないし、派手さはないけれど凄く良かったです。
無表情な黒崎とゲイであることで臆病な白石の淡々とした日常風景がじんわりと沁みて来る作品でした。最初は大好きな里先生のシリーズものでなかったので購入を躊躇ってたのですが、今では買い逃さなくて良かったと思っています。
当て馬の登場の仕方も絶妙で黒崎と白石の両方ともに現れます。このうち白石に好意を持つ宇佐美の存在感が光っていました。
先に身体の関係を持ってしまったので白石は勝手に片想いだと思ってるわけですが、あの黒崎が身体だけの関係をダラダラと続ける訳はないんですよね。何気ないひと言とかちゃんと意思表示はしてるんです。
ただしずっと白石視点な故に片想いの切なさはありました。
個人的に好きなシーンは白石のお兄さんが倒れた時に黒崎が車を出すエピでした。
この2人のその後の暮らし振りをもっと読みたいと思いました。起承転結のハッキリしたお話も好きですが、川の流れのような緩く淡々としたお話も大好きです。