仕事おわりのランデブー

shigoto owari no randebū

仕事おわりのランデブー
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神63
  • 萌×225
  • 萌14
  • 中立4
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
19
得点
461
評価数
109
平均
4.3 / 5
神率
57.8%
著者
草間さかえ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスデラックス
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784799762936

あらすじ

理学療法士の吉見は東京の病院から地方へと
転勤してきたばかりのある日、白手袋をした男とすれ違う。
幻を見たのかと思うほどの美しさに驚くが、
その男は久慈と言い、実在のイケメンキャラで、
病院のとなりにある葬儀社の若き専務だとか。
女性職員からは黄色い悲鳴が上がるほど、尊ばれている。
その久慈の左足に少しの引きずりがあることが気にかかる吉見は、
リハビリに誘ったりと少しずつ距離を縮めていく。
はじめて夕食を共にした晩、吉見は酔っ払い、
久慈の家で眠り込んでしまう。
同じ布団で目覚めた朝、キスされるのかと思うほど近くに
久慈の顔があったことで、猛烈にドキドキしてしまい…。

表題作仕事おわりのランデブー

葬儀社の若き専務,25歳
理学療法士,28歳

その他の収録作品

  • ふたりの記念日
  • カバー下漫画①身内の話をしよう
  • カバー下漫画②昔の話をしよう

レビュー投稿数19

ほんわかお仕事BL

 草間先生の線が好きです。
線に太い細いがあって、なんというか手塚治虫とか昭和の漫画家さんの絵柄のように、線自体が饒舌で。
背景の柱や天井、建物の線も、定規で引いたような直線でなく、よく見ると微妙に曲がった手描きの線。人物の顔も変わったところに影があったりして、画面全体がとても有機的で魅力があります。

 今回は葬儀屋さんと理学療法士さんのお話。それぞれのお仕事あるあるトリビアも盛り込まれていて面白かったです。

 久慈は「女の人としか付き合ったことない」といいながら、見切り発車w的にグイグイくるのが素敵。
二人とも、人との距離の取り方や考え方や発言が普通の人とはちょっとズレていて、会話がほのぼのと楽しかったです。

0

弟のリハビリもぜひもう一度

 出会った初日の吉見が久慈にリハビリの提案した時の久慈の拒絶加減から、大丈夫かこの2人、久慈に何があったんだと思いましたが、たまたまいろいろ重なって気持ちが穏やかではない日だったんですね。2人ともいたって善良なキャラクターでした。葬儀社の専務と理学療法士、お互い仕事で相手にする人が近いから、相手の仕事面を理解してあげられる部分も多く、珍しいけれどいい組み合わせでした。この2人は良き友人のままでも十分素敵な関係を築けそうだったので、体の関係を持つ展開はちょっと性急に感じたかな。脇役の存在感も強めで互いに仕事も忙しく、2人の心情変化をもう少し丁寧に辿りたかったです。ただ脇役も含め、病院や故人の近くにいることを感じさせない作品全体の柔らかで明るい雰囲気は好きでした。

0

表紙と中身と思ったのと全部違ってた

表紙の感じからしてPOPなライトラブコメかな?と思って読み始めました。
まぁ、重くはないんですが、葬儀屋さんと理学療法士のお話でした。
田舎の病院に転職してきた主人公吉見と葬儀屋の若き専務久慈。

病院の真隣が葬儀屋さんだなんて、準備良すぎやろ、いくらなんでも。
先に葬儀屋さんがあって後から病院が立ったらしいけど、なんか縁起悪く感じん?田舎の大らかさから許されることなのか。

お人好しでおせっかいな吉見は、好感が持ててすぐにみんなと仲良しになるのわかるよ。でも、久慈がいまいち掴みきれませんでした。憂のあるイケメンで魅力的ではありますが、何考えてるのかわかんない。思ってる事を口にしない。吉見が人懐っこく絡んでいくからどんどん懐いていって自分の話もするようになっていくんだけども、吉見の発言が霊感あるの?って事をいうのはなんなんだろう。
久慈家の仏壇でお爺ちゃんとの思い出を話してる時。あれは、久慈を思いやるために言った言葉なのか、本当に[感じる]のか。
私の読解力のなさよ。

24時間365日いつでも人は亡くなるから完全に気を抜けず日々を過ごしている久慈。そこまでストイックじゃなくても良くない?個人経営じゃなくて会社形式なんでしょ?背負い込み過ぎる理由がなんかあるの?と思ったけど特に描かれていなくて個人の性格だったんかな?

とにかく人に心をなかなか開かない猫ちゃんが優しいお兄さんに懐いたら離れられなくなっちゃった的なお話でした。

吉見が田舎に転勤してきた時の理由が意味深だったけど、私的にはしょーもない理由(すみません、人によっては深刻かもしれませんが)でした。

ちょっとドラマチックさが物足りなかったのかも。
あと、受け攻めが私の好みとは逆だったのもありました。吉見攻め久慈受けが良かったです。
あぁ、でも吉見性的には能動的ではなかったから難しいかもしれない。

シーモアで購入
物理的に見えないように描かれています。

1

喪服のランデブー

木皿泉のドラマのような角田光代の小説のような、ゆっくりじっくり、恋とご飯と人生を味わえる作品。
食がテーマではないのにとにかくお腹が空くのはなぜだろうか。一つ一つが丁寧で贅沢な作品、読み終わるのが惜しかった。ずっとこの物語を感じていたい。

2

喪服のクジャク

大好き草間先生!草間先生のレビューは大好き草間先生!で始めたくなる。今作も大好きでした。まず絵柄好きだからなぁ。
草間先生らしいものというと、年下攻め、兄弟、ちょっとしたミステリ要素でしょうか。今回珍しく「メガネ」がなかったな。あ、久慈くんが若造対策でかけてた。先生の作品の中では作り込んであるというよりは軽めで若い印象。著者近影でも暗くならなかったって書いてありましたね。

「生まれてからで一番恥ずかしい」に喜んで興奮する年下攻めっていいよね。

Twitterで後日談漫画など読めるので是非。

3

No Title

表紙と題名で夕食を一緒に色々食べるお話かと思ったら違いましたw
圭一君いい子過ぎ。これは好かれる。人に対して負の感情をほとんど持たない人って本当に魅力的だし憧れます。なろうと思ってなれませんし。イカついピアスがアンバランスで良。
久慈君は派手美人で良。最初お堅い奥手な子かと思ったら、対抗意識燃やして急に名前呼びしたりグイグイ攻めるw急な葬儀依頼の為かお風呂上がりもスーツ。仕事中心で自分にお金かけている暇もないから貯金貯まってそうですよね。だから貢ぐ貢ぐw
すぐに惚れちゃった感はありましたが、圭一の人たらしぶりに納得させられます。初めてのお泊まり途中で起きたのにまた久慈君の隣で寝るあたりホント魔性w
一緒に寝たり自分の方が仲がいいと思ってたのに、先に名前呼びされたり遊ぶ約束されたりしてたら焦りますよね。
鮫島さんも菊池もいいキャラで好き。

0

出会えて良かった

初、草間さかえ先生の御本。
ずっと活躍されていた先生なのに今まで知らなかった自分が悔しいと思えるほど素敵な作品でした。

1

かわいらしいふたり

葬儀屋さんと理学療法士っていうカップリングがユニークなほのぼの系草間ワールドでした。攻めさん実家の情緒ある日本家屋がメインの舞台といってもいいくらいふたりで和室にいたな〜という印象。日本家屋なのに洋風の家具おいてるセンスとか、めちゃ好みでした。

攻め受けのキャラも面白かったです。人との距離感バグり気味の理学療法士、、天然なのかと一瞬思わせて、実は魔性の受けではないのかしらと思いました。無意識に人をたらしこむ罪な男。。。真面目美形のノンケ攻め(おじいちゃん子w)が翻弄されている様子が楽しいかわいい。仏壇に飾ってある少年の写真(攻めの幼少時代なんですが)を巡るふたりの会話がとても印象的でした。こういうものの見方ができる人って素敵ですよね。ちょっと泣きそうになりましたw

草間先生の作品って雨を効果的に使っているイメージがあるんですけど、本作でも最高に官能的なキスシーンがあって、BL叙情詩人と呼ばせてくださいっていう、先生の素晴らしい表現力を堪能させていただきました。

東京から地方に就職してきたっていう受けさんの事情が後半垣間見えるんですが(兄弟が…)、こっちの設定もめちゃくちゃ気になるな…っていう、、いろいろ余韻のおいしい作品でした。

2

普通の恋愛

好きになるのに特別な出来事とかなくて、初めて会ったときに外見に惹かれて、近付いたらなんかどんどん近くに行けちゃって、お互いに好きだなって確かめて恋人になったっていう、とても普通の恋愛の話

吉見も久慈も仕事に対してとても真面目で熱心
元からの人好きのする性格に職業柄の体に触れてしまうような距離の近さが加わって極端に交友範囲の広い吉見と真逆の久慈
吉見は久慈といたら落ち着くんじゃないかな
あんな誰も彼も友だちになっちゃって、疲れないんだろうかって思っちゃうけど、ああいう人は平気なんだけれど、でも久慈みたいなのといるのが落ち着くみたいな面があって欲しいなって、ある方が吉見を理解できるなって思っちゃう

弟も久慈も、誰にでも親切で優しい吉見に焦れていたのは同じだけれど兄弟だから関係を変える必要を感じなかった弟の負け
家族のリハビリに関わるのとか、難しいと思うけどな
見えない部分が多い方が上手くいくと思うし

0

ご飯BLかと思ったらぜんぜん違った。

草間さんの作品を読むのは2018年の「 幸せの条件」以来なんですが、「お互いゲイではなくノンケどうしと思われるのに(もしくは受けはゲイだけど攻めはノンケ)、そこらへん全くスルーで好意もって行為しちゃう」という点が、あぁ同じだなぁと思いました。
変な感想でごめんなさい。

突っ込むのは野暮か?と思うし、今更、男同士の葛藤云々はいいませんが、なんでこの二人が恋に落ちてる(そもそも恋なのか?)のかがよくわかりませんでした。
ゲイ同士ならとりあえずフィーリングで!という理由も成り立つけど、どっちもノンケでしょ??

でも萌えた点もある!

・P201の「うれしいです」ってところが、攻め、確かにかわいかった。ワンコ化、万歳。

・カバー下が萌えた。
受けは無自覚タラシで、きっと義弟も、それから学生時代にピアスをあけた先輩も受けラブだったに違いない。
カバー下漫画の先輩の頭髪の触り方とか距離感とか(受け頭の匂い嗅いでるのか?ってくらいの)、絶対にそう。
「圭一の身体に初めて跡を残したのは俺」とか先輩思ってただろうなぁとか妄想捗る。

3

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