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tsugomori no yoru ni mouichido
驚きとか欲しくないし、BLだからこそすごいって評価される風潮にうんざり。受けにも攻めにも魅力がない。花火をバックにセックスするシーンはエモいのですか?エロくはなかったけど。人柱かぁ〜〜不憫ですねぇ。。
何を書いてもネタバレになってしまいそうで悩ましいのですが。。
悲しみと共に胸に沁み入るお話でした。
一度読み始めたらページをめくる手が止まられず、一気読み。
以下、あらすじなしで、感想のみを。(大きなネタバレ要素に触れていますので、未読の方はご注意下さい)
2人の間に立ちはだかる、人の力を超えた大きな壁の存在、その正体には薄々気が付いていたものの…
いざ真相が明かされて…という場面はやっぱり切なさで「ぐぅ…」と喉から声が出ました。
2人がようやく時間や年齢差を気にせず一緒にいられるようになっても、その機会は年に一度、つごもりの時だけ。織姫と彦星を地でゆく2人のストーリーに、胸が締め付けられます( ; ; )
ただ、制約はあれど、これからの2人がずっとずっと同じ時間を共に歩んでいけることは事実。切なさと悲しみを感じさせつつも、そこに救いが見出せるお話でした。
4歳での出会いの頃、少年の頃、青年期、そして最後の姿までその変化も魅力的たったひまわり(攻)。小椋ムク先生の描かれた最後の攻め様の姿が大好きです。
読後しばらく余韻から抜け出せなくなるような、悲しみと切なさ、人間の儚さを感じるお話でした。
舞台は現代なんですが、ガチファンタジーでした。
えっ?なんで?えっ?どゆこと?と、引っかかったらもうダメです。世界から弾かれてしまう。脳が固くなってしまって序盤に弾かれたままそのまま読了。
受が攻に恋に落ちた過程もよくわからんうちにそうこうなって、とにかく細かい事を気にするとダメな話でした。
泣いた。泣き過ぎて。目の周りが痒いわ。
攻・向葵
受・吉乃
あらすじ割愛。
読んでいて、多分こういうことよね?という予想はつく。つくのだが!
じゃあ、この2人が幸せになるにはどうしたら良いのだろうか、と読みながら悩む。。
わからないんです。出会うはずのなかった2人、
恋に落ちるべきではなかった2人…
と、思うのだけれど。
出会って、恋に落ちたからこその痛みであり、
何も知らずに過ごしていた方が幸せだったとは、決して言えないと思うのです。
ネタバレしたくないけど、タイトルの意味、泣ける。
あまりにも切ない、切なすぎるハピエンです。
愛とはなんぞや、と考えてしまったわ。
このお話は、ネタバレ無しで読んで欲しいです。以下重要なネタバレは、書いていません。
攻めと受けのどちらかの時間速度が違っているのかな?向葵が病気なのか、吉乃が病気なのか?最初から不思議な感覚を感じながら、そこには一体どんなカラクリがあったのか?!謎解きしながら読み進める手が止まりません。
ただ、そんな中で、一瞬ですれ違ってしまうような時間の中を、向葵と、吉乃の2人が過ごす時間がとてもキラキラしていて、1回目に読んだときよりも、2度目に読んだ時の方が、その2人で過ごす時間の大切さがいっそう愛しい時間に思えて、1度目もかなり泣いたのですが、2度目に読見返すと、より涙しながら読んでしまいました。
特に、中原先生が書きたかったと、あとがきにも書いておられるのですが、神様に捧げる為のお祭りの幻想的な雰囲気の中で、初めて、二人が結ばれるシーンがなんとも官能的で、とても素晴らしかったです。特に、攻めの向葵はわんぱくな子供の頃から、だんだんと男性としての魅力に溢れてくる表現が、とても良かったです。とにかく向葵が魅力的なんです。受けの吉乃は、病弱で謎めいていて、世間知らずな所があり、不思議な人物でしたが、最後まで読むと、とてもキャラ設定に納得してしまいました。
小椋ムク先生のイラストが、とても素敵で、特に、一番ラストのイラストは号泣です。
私は受けに共感する場合が多いのですが、このお話は、最初から最後まで、一生を吉乃だけを真っ直ぐ見ていた攻めの向葵の男っぷりに惚れてしまう。そんなお話でした。
なぜなのかはわからないけれど、こちらの評価ボタンを真っ先に押した自分がいました。
読後すぐにレビューを書いているのですが、なんというか…夢を見ていていたような、とても不思議な読後感に包まれています。
ページをめくり読み進めるにつれて、魔法にでもかけられたかのようにどんどんとこの物語に魅了されていってしまうんです。
決してややこしくも、小難しいお話でもありません。
ですが、非常に魅力的な作品です。
山中の別荘で暮らす吉乃の穏やかすぎる日常に突然飛び込んできた、ひまわりのような子供。
吉乃と向葵が出逢い、一体どんな関係性になっていくのか?
攻め・受け2人の両視点で丁寧に描かれているので展開に置いていかれることもなく、むしろ「何がどうなっているのかを早く知りたい」と、2人と一緒に作品の中で少しずつ重なっていく違和感の謎を追いたくなる。
終始そわそわとしながらページをめくり続けてしまいました。
地域の伝承等も交えながら、人が人を想う深い愛情がしっかりと描かれています。
読みやすいけれど読み応えがあり、ほんのりと現代の御伽話のような雰囲気も感じられる。
そんな作品が読みたい方にはぴったりかもしれません。
BLとしての大きな萌えを感じたというよりも、どちらかというと物語として本当に面白く読めた作品でした。
他の方も書いてらっしゃいますが、本当にネタバレなしで読んでほしい!
一読目の驚きや感動が薄れてしまうので事前知識なしに読んでほしいお話です。
冒頭は子どもの頃を知っている攻めの男らしく成長した姿にどきどきする受け、けれど受けは同時に切なくも感じているというはじまり。
最初は病気関連の泣いちゃう系かなと思いきや、読んでいくうちにもしかしてと思い、その答え合わせをしたくて、かなり駆け足で読みすすめてしまいました。
もう一度、最初からじっくり読んでみようかと思ってます。
登場する受けと攻めには個人的に萌え要素少なかったんですけど、展開にちゃんと動きがあって読み物として面白いです。
なので萌えるBLを摂取したいなって時じゃなく、しっかり小説を読みたいなって時におすすめです。
色々レビュー書きたいけど、書きません!とにかく読んでみてください〜。
ネタバレを読まずに読むべきだった・・
「つもごり」とは 月の下旬や月の最終日。 みそか。月の最後の日 「晦」
=最後の夜、という意味のタイトルみたい。
吉乃:よく狐の面を被っている長髪美人、
吉乃の素性が、この物語の肝。
向葵:鎮守の森で迷子になっていた里の子
柊:吉乃に尽くす執事
吉乃は、年を取らない。
たまに訪れる向葵だけが成長して老いていく。
その訳が分かっても、変わらない向葵が吉乃に注ぐ純愛が、なんとも言えない形で完結する。
日本民話が土台の、誰かの幸せの礎になった人の不思議物語。
と言いつつあらすじからもしかして号泣の展開になるのではと警戒して、先に皆さまのレビューを読みながらある程度を予想してから読み始めました。
ちょっと身体の為に余計なストレスをかけない様に過ごしているので、いつも心を平坦にしようと心がけているんです。www
で読み始めて吉乃パートはレビューでヒントを貰ってたこともあり、吉乃を慕う向葵の少年から青年にかけての恋心を楽しむ事が出来ました。2人が初めて結ばれた事をキッカケに何かが変わるのかと勝手に想像もしてました。
でも向葵と吉乃視点が交互に表れるパートに入ると、自分の想像力がいかに貧困かを思い知りました。www
もともと中原一也先生の書くお話は凄いと思ってましたが、作家さまは凄いと再確認しました。
もうね、後半の怒涛の展開が凄かったとしか言いようが無いです。決して派手な展開では無いけど2人の幸せにホッコリしてジワリと来た後に、この世は無情で非情なのかと悲嘆に暮れた後の、やっぱりそうなってしまったのかという諦め、その後の向葵と吉乃の関係にやっぱり号泣していました。
こんなに心構えして前日は面白い青年漫画を読んで爆笑して体調を整えて臨んだのにです。ただ個人的な比較として「拝啓、百年先の世界のあなたへ」よりは泣きませんでした。あちらは嗚咽が止まりませんでしたから。www
こんなに泣いた話をしてますが悲劇ではなくて、ハッピーエンドなのは確かです。中原一也先生やっぱり凄いです。
今回は別荘で養生中の青年と成長速度が速い青年のお話です。
養生中の受様が出会った攻様と友となり、恋仲になり、
ともに未来へと向かうまで。
受様は病気療養で両親と離れて別荘暮らしています。
受様の周りには世話役である執事をはじめとする
使用人しかおらず、時間は穏やかに流れています。
受様は23才の誕生日を迎えたものの
色白ではかなげな雰囲気で細身の体ゆえか
もう少し若く見えます。
ある時、どこからともなく聞こた泣き声に引かれ
森の中で4才の男の子を見つけます。
彼が後の攻様です♪
攻様は母と祖母宅に来ていて
知り合った子と遊んでいてはぐれたらしく
受様は別荘に連れ帰って昼食とおやつを与えて遊び
祖母の家へと送っていきます。
季節がいくつか巡った頃、
受様は中学生くらいの少年達が元気に魚釣りを
しているのを見かけ、羨まく眺めてしまいます。
翌日、一番はつらつとしていた少年が
別荘の堀をよじ登って覗き込んできたことから
受様はつい彼を追いかけたのをきっかけに、
彼の遊び相手として一時を過ごすこととなります。
また来年も来ると告げた少年と次に顔を合わせた受様は
彼が声変わりし、去年は目線があっていたはずなのに
軽く見下されるほどに背が伸びていました。
受様が13暗いと思っていた彼は17になっていて
受様は戸惑いながらも胸がドキドキしながら
彼がこの地にとどまる間、楽しい時を過ごして別れます。
そして秋の気配が強まった頃
山道で迷ったらしい20代半ばほどの男性を見かけますが
彼は受様が惹かれた少年と声も顔だちが
とても良く似ていたのです。
彼はいったい何者なのか!?
別荘で養生暮らしをする受様と出会うたびに
成長する攻様との不思議な恋物語になります♪
受様にとって攻様は
出会うたびに急速に成長する不思議な少年ですが
攻様に出会うたびに惹かれていきます。
受様視点で始まる物語なので
読者は受様と一緒に攻様の謎を追う展開なのですが
読み進んで行くと攻様視点に移り
今度は攻様から見た受様を見せられることで
今まで受様に見ていた世界と攻様の見ている世界が
大きく異なっていることに気づかされることになります。
正しい時を刻んでいるのが誰なのか
同じ時を生きていない2人が結ばれる未来はあるのか
受様にとって攻様との出会いが変化のきっかけであり
攻様と受様との出会いがもたらした変化こそが
世界を変える変化となっていく展開に
頁を繰る手が止まりませんでした (^O^)/
受様の負った業はあまりにも重すぎたと思いますが
受様の唯一無二となった攻様との出会いのためには
必然だったのかも思われます。
回る輪廻の中で2人の未来の幸せを切に願います。