性転換アプリの正しい使い方

sei tenkan apuri no tadashii tsukai kata

性転換アプリの正しい使い方
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×26
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
40
評価数
10
平均
4 / 5
神率
20%
著者
田中森よこた 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
ココレカ
レーベル
cocoleka
電子発売日
価格
ISBN

あらすじ

子どもの頃から幼馴染の勇信に片想いしている陽太。
けれど勇信はいつも、陽太の双子の姉、日真里のことばかり気にしている様子だった。
「自分が女の子だったら、勇信に素直に気持ちを伝えられたのだろうか」。
そう思った陽太は、実際の性別が逆転してしまうと噂されていた『性転換アプリ』をインストールしてしまう。
(全76p)

表題作性転換アプリの正しい使い方

19歳
19歳

レビュー投稿数3

これは序章

可愛いお話!
この短編だけで読むとほぼTLです。
私が購入した電子書籍サイトでもTLのカテゴリーでしたし、後半のBL編が発売されていなければ気付きませんでした。作者さんの作品はチェックしてたのに見逃しちゃってました。

女体化ものなんで、気持ちはBL、身体はTLっていうギャップは、好き嫌いが分かれるところでしょうか。
私はBLもTLも読む方なんで、女体化ものにはあまり抵抗ないので楽しむことができました。好きな作家さんはジャンル違いでもやっぱり好きなことを確信しましたね(笑)


内容としては幼馴染同士の物語。
同性であることと、姉のことを好きだと思っているから告白できずにいたところ、性転換アプリなるものの噂を聞き女の子になっちゃうーー…っていうストーリーです。
女の子にもなるしエッチも女体化で致しますが、好きの気持ちはBLでしっかり繋がっています。女体化はキッカケに過ぎず、メインは後半のBL編。昔から想い想われる2人の気持ちが分かるとグッとBL色が増してきますよ。

絵もキレイで、ストーリーがかわいい。そしてエッチシーンはしっかりとエロい…(〃ω〃)
後半のBL編も併せて読むことをオススメします。

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性転換アプリきっかけでもちゃんとBL

可愛いものと幼馴染のゆうしんくんが大好きなひなたくんが性転換アプリで女の子のカラダになり、ゆうしんくんとえっちする話。

表紙で嫌厭されそうなので伝えたい!

えっちシーンが最初から最後までにょたなので苦手な方もいるかもしれませんが、ひなたくんは女の子になりたいわけではなく、内面はしっかりBLで、えっち後のゆうしんくんの心の声からも女の子のカラダだったから、ではないのがわかります。

作者さまの作品がお好きな方には全力でおすすめできます!

それでもにょたは・・・という方は、DLsiteでひなたくん男の子ver.のいちゃいちゃ本があるようなので、そちらを読んでみてはどうでしょうか?

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HシーンはTLだけど気持ちはしっかりBL!

※女体化モノです。

 さすがBL作品をたくさん描かれている作者さん、元が男性=女体化モノである事の意味がしっかりとありました。好きなものを好きなように楽しめない、好きな人に好きと言えない=男であるから出来ない事の辛さにポイントが置かれて切なく想像以上にBLでした!

 陽太(受)は可愛いものが好き、でも幼い頃から男の子である陽太には与えて貰えなかった。密かに片想いしている幼馴染の勇信(攻)の気持ちも向けられるのは双子の姉、日真里の方。
 勇信はそんな自分を否定しないで居てくれる、でも彼の言葉を素直に認められず、男である自分には何一つ似合わないと卑下してしまう。たまたま耳にした「性転換アプリ」を彼の前でつい使ってしまい、すると本当に女性の身体になってしまって!?

 結局その姿で欲しかった言葉を貰っても虚しくて涙する陽太、反面その姿になった事で自分の気持ちを伝える事も大胆になる事も出来た。それにより勇信の本音や、今までの行動や言動の理由も明らかになります。
 好きになるのも抱けるのも可愛い女の子の姿になったからでは無くて、あくまでこのアプリ=女体化は二人の恋を進展させるきっかけを作るだけの起爆剤的な役割に過ぎなかったと思います。
 
 前半はBL要素の強いストーリーを楽しめるのですが、後半はずっと長めの女体化Hシーン、これが結構生々しくてエロい。76ページ中38ページくらいまでストーリーメインで残りの半分が殆どHシーンです。

 遠近の使い分け=遠目からの二人が抱き合う全体像と愛撫や結合部分のアップ、コマを多く使って動きを描いている箇所も多い。
 男性向けのようにグロくは無いですが、当然女性器や中の描写もありますし、ストーリーは良いのだけれども、やはり女性の裸や男女エロが苦手な方にはお勧め出来ないなぁ。
 でも初めての事で怖がりつつも求める陽太と、気遣いながら少しずつ慣らすような抱き方をする勇信の優しさある甘めのHには萌えがありました。

 BL好きとしては男性の姿に戻った後のラブシーンもあったらもっと良かったのに…と思うのですが、これは女体化がBLとは言い切れ無い為でしょう、現にこの作品Amaz〇nではティーンズラブ扱いになっております。
 でも女体化の姿だけに惹かれている訳では無く、勇信は男としての陽太が好きなんだよ!と言うのが解るので、やっぱりこれはBLだなと個人的には思います。


 ここからは少し余談になりますが、陽太を見ていると性差について少し考えさせられました。何も悪い事はしていない、解ってはいるけれど、私がもし陽太と日真里の親だったとしても、やはり周りの目を気にして同じように扱ってしまうと思う。

 これは私たちが「男は、女は、こういうものでこうあるべき」と言う、古くから植え付けられた価値観の中で生まれ、その中で育っているせいだと思うんだ。良くない事だと思っても、それが当たり前のように長い事やってきた世界を簡単に変える事は難しい。
 
 半面、職業の男女比の変化や、性の多様性について考えられるなど少しずつ変わってきている部分もある。長い時間を掛けて価値観が変わって行けば、次に生まれてくる時には陽太のような人も、ありのままの自分で堂々と生きられる世界になっているかもしれないね。

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