リブート 下

reboot

リブート 下
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神72
  • 萌×212
  • 萌6
  • 中立3
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
5
得点
429
評価数
94
平均
4.6 / 5
神率
76.6%
著者
いちかわ壱 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
シリーズ
リブート
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784199609381

あらすじ

自分の世界の全てだった恋人・蒼との
いびつな関係をリセットし、
高校3年生になった冬真。
別れるきっかけをくれたチームメイトの槙とは、
本音をぶつけ合える親友として
いい関係を築けている。
ある日、大学受験に向けて槙と共に
塾の見学会に参加することに。
そこで出会ったのは、講師をしているという
大学院生の水無瀬だ。
明け透けだけど不思議と嫌な感じのしない
水無瀬と対話する中で、
冬真はまだ過去と向き合えていない
ことを自覚する。
できるなら、元の幼馴染みの
関係に戻りたい――。
ようやく一歩踏み出そうと思った矢先、
新任講師として紹介されたのは、
まさかの蒼で!?

表題作リブート 下

大学生
高校3年生

その他の収録作品

  • シンクロニー現象(描き下ろし)
  • あとがき

レビュー投稿数5

イケメン!だけど不器用なド執着攻め

「絶対にお前じゃないとだめなんだ」
という、激重ド執着な攻めが好きな方なら絶対に好きだと思います!

個人的には、過去に付き合っていたけれど1度別れて、数年後に再開し復縁するって展開が大好きなので、この作品の展開はまさに私が大好きな展開でした!

別れている間も、お互いがお互いのこと引き摺りまくってるのも最高です!

再開してからもなかなかくっつかず、ひたすらモダモダしたりすれ違ったり...
見ていて焦れったくなったりするけれど、その不器用さや臆病になってしまう弱さもまた愛おしかったです!

0

甘えたな攻めが至高

久しぶりに再読し萌え倒したので感想を。

リセットで終わらず、リブートまで描いてくださり先生には本当に感謝しかありません…

幼馴染の共依存、ここに極まれり、という一言に尽きるくらい最高でした。

ビジュアルからは華奢で弱そうに見える冬真とクールで執着が薄そうに見える蒼くん。精神面だと真逆になるの本当に良い。
上巻では冬真のことが好きなのはわかるけどその態度からは何を考えてるのか不透明な要素があったのが下巻後半で爆発し、泣きながら世界には自分と冬真しかいないと縋り付く姿、痺れました…いつか冬真と暮らすために部屋も家具までも2人用にしてるのもはや怖いほどの執着。けどそんな中で1人過ごすのは逆に精神がやられただろうなぁ。。好きだってずっと言ってる、というニュアンスの台詞にも涙が出そうでした。冬真が揺らいで周りが色々言ってただけで蒼くんはリセットの最初からリブートの最後まで一途すぎるくらい一途に本気で好きだって言ってたんだと思うと切ない…

一方冬真は周りの言葉にも耳を傾け揺らいでしまうこともありながら、でも重すぎる蒼くんを好きだとちゃんと向き合うことができて本当によかったです。幼い頃から蒼くんの重い愛を一身に受け強くなったのだと思うと萌え…蒼くんのどんな姿を見ても結局蒼くんがそばにいないのに耐えられない冬真も中々に重めの愛を抱えていることでしょう。

OB訪問からのエピローグとおまけエピソードで蒼くんのクールキャラが一掃されていたのがまたさらによかったです。愛することを許され本心を表に出していいなら彼はこんなにも明らかに甘えたなんだと思うともう好き…一生いちゃいちゃしててくれ…

そして結局最後までいい人だった槙。我々に公開されていない蒼くんが卒業してからの間に冬真との恋愛フラグはしっかり折られリブートではひたすらに冬真の親友ポジ蒼くんの後輩ポジとして奮闘してくれることにどれだけ安心し、かつ絆されたことか。本当に幸せになってほしい1人です!

蒼くんと冬真のイチャイチャな日常とか何パターンでも浴びたいのでぜひまた2人が描き下ろしとかでも描かれたらと思います。リブート、本当に最高です!!

0

イラッとして最高!

面白かったぜ!この野郎!って感じです。
1番スッキリしたのは槙がちゃんと反省してた点でしたね。まぁ、謝罪に関しての冬馬の返事は想定内でしたけど。

この2人の蟠りが無くなって本当の親友になれて、雰囲気が変わったのを勝手に蒼が誤解してましたね。
前巻とは違うのはちゃんと冬馬が蒼から逃げないで向き合うべく行動した事でした。

それにしても蒼が全然変わって無くて、個人的には嬉しかったです。拗らせ執着攻め大好物ですから。まぁ、冬馬の視野を広くする為に離れる事は必要だったと思います。

ただ、会えない間に蒼が自分に課した課題が切なかったです。冬馬に信じてもらう為に必死でした。健気攻めですよ。涙

そして水無瀬の扱いが想像通りでした。綺麗に纏め過ぎてちょっとイラッとしましたが、最高に面白かったです。www

今までと違い冬馬が強くなってたので、この2人はこれからも安定したCPになると思いました。
個人的には蒼が新歓コンパに迎えに来たことで、大学で女子に質問攻めにされる冬馬が見て見たかったですね。どう切り返すのかとても気になりました。

3

蒼くんは蒼くんのままで…

一年以上会ってなかった蒼くんと冬真が、通う事になった塾で講師と生徒として再会。
ニコッと笑う他人行儀な蒼くんに戸惑う高校生コンビの冬真と槙でしたが…
違和感にモヤモヤする槙は自分が冬真に告白した事を告げると、ちょっと牽制する蒼に「ちゃんと宮さんじゃん!」と安心されるヤンデレ蒼くんて…

そんな蒼くんですが、冬真に「リセット」された事からもう失敗したくないと冬真と距離を置いて接しています。
今作で登場する大学の先輩である水無瀬さんは、蒼の事を気に入っているので、冬真が彼の忘れられない元彼だと気付きちょっかいを掛けてくるのを、逆に冬真が誤解し自分は幼なじみに徹しようとしましたが…

『リセット』では蒼くんが槙に、『リブート』ではいい子ちゃんの冬真が水無瀬さんに怒られていて、この二人はやっと自分の気持ちや、見た目や言動だけで相手の気持ちを推し測れない事に気付く描写があったので、続編読んだ価値があります。

そして『リセット』では、もうこんなスーパー当て馬見た事ないってくらいの格好いい槙が、今作で「あの二人を壊した」って自分を責めていた事に少し涙しました…

もう蒼くんはヤンデレ蒼くんのままでいいんです!それが格好かわいい。
好きの覚悟決めた冬真に拍手を送りたい。

1

長い時間をかけてリブートされた新たな愛

蒼×冬真


蒼と冬真が
前に立ちふさがる障害や
未熟な感情の揺れ動きに葛藤する姿が、
切なく胸に迫りました。

いちかわ壱先生の今回の作品は、
愛する強い想いと苦悩が交錯し、
恋愛において、
リセットすることの重要性を認識する中で、
真の愛に至るリブートの喜びと感動を伝えてくれます。
リアルな2人の恋愛模様が心を揺さぶられました。


水無瀬との対話を通じて、
冬真は自分自身の
気持ちと向き合っていなかったことに気づき、
複雑な感情を抱きつつも自分を見つめ直していく。
一方、槙村の言葉で蒼は自分が、
未だに冬真に
深い思いを抱いていることに気づいたが、
それに向き合うことに戸惑いを感じている。

下巻では、
2人にとって「リセット」は、
壊れたままの2人を修復しようとするものです。
互いにいないとダメだと気づき、
過剰な共依存から真の愛へと進化する。
さらに、自分自身の感情に向き合うことにより、
2人は新たな一歩を踏み出します。

一方、「リブート」は、
再会した2人が、
やはりお互いに惹かれ合うことを再確認し、
気持ちを再スタートさせようとする物語です。
彼らは幼馴染みの関係だけでは
足りないことに気づき、
素直に向き合い、
深く愛し合うことになる。
そして、新しい展開を迎えるために、
一緒に新しい生活を始める決意をします。

2人が何度も身体を重ね合わせてきたにも関わらず、
やっと真の愛で愛し合う時が訪れたことが
初めての感覚・・・。
過去の歪んだ関係をリセットし、
新たな気持ちをリブートできたことが感動的でした。
愛が溢れすぎて、本当に素晴らしいです。

蒼と冬真は
互いに想い合っていたが、
切ない決断を迫られ離れ離れになってしまった。
その期間中、お互いへの想いや自己葛藤が、
深い痛みを伴って伝えられてきた。
再会後、揺らぐ感情や過去の葛藤を乗り越え、
愛を再確認した瞬間に
心の底から感動がこみ上げ、
長い時間をかけて自分自身を見つめ、
新しい愛を育んだ2人には、
感極まって涙があふれました・・・。

蒼と冬真を見て、
恋愛において、
長い間付き合っていると関係性が
歪みがちであるため、
リセットすることが重要だと感じる。
しかし、リセットは簡単なことではないため、
相手とのコミュニケーションが重要である。
また、自分自身の気持ちに向き合い、
正直に受け止めることが大切だと思います。

槙村は冬真の状況を理解しつつ想いを寄せ、
友情を大切にする優しさと知的な魅力がある。

水無瀬は的確で大人の視点を持ち、
2人に刺激を与える存在である。

冬真の周りには、
本当に良い男性ばかりです。

細かな線描きで
キャラクターの表情や感情が
繊細かつリアルに描写され、
全体的にシンプルながら
丁寧な描写が印象的です。
4人の内面の葛藤や感情が
非常に緻密に描かれています。

愛には成長が必要であり、
それは簡単ではないけれども、
努力することで成し遂げられる 。という
メッセージが伝わってきました。

1

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