リブート上

reboot

リブート上
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神49
  • 萌×223
  • 萌10
  • 中立3
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
6
得点
370
評価数
85
平均
4.4 / 5
神率
57.6%
著者
いちかわ壱 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
シリーズ
リブート
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784199609374

あらすじ

自分の世界の全てだった恋人・蒼との
いびつな関係をリセットし、
高校3年生になった冬真。
別れるきっかけをくれたチームメイトの槙とは、
本音をぶつけ合える親友として
いい関係を築けている。
ある日、大学受験に向けて
槙と共に塾の見学会に参加することに。
そこで出会ったのは、講師をしている
という大学院生の水無瀬だ。
明け透けだけど不思議と嫌な感じのしない
水無瀬と対話する中で、
冬真はまだ過去と向き合えていないことを
自覚する。
できるなら、元の幼馴染みの関係に
戻りたい――。
ようやく一歩踏み出そうと思った矢先、
新任講師として紹介されたのは、
まさかの蒼で!?

表題作リブート上

崇宮蒼 大学生
白石冬真 高校3年生 

レビュー投稿数6

『リセット』を先にお読み下さい!

私の中で確実に“いちかわ壱”先生の名前を忘れなくした作品『リセット』の続編なので、少し触れます。
幼なじみである高校生カップルの切なく少し不思議な三角関係…中途半端である、納得できない、と思われる方もいるかもしれないラストだっただけに、ずっと心に残っていた作品の続編です。

それだけに続きのお話って要る?と思ってましたが、いちかわ先生が描きたいと思われていらしたんだなぁと読みました。

幼なじみで高校時代バスケ部先輩の蒼くんと、後輩でマネージャー冬真の、蒼くんが卒業して大学入学後のお話。会ってない期間が一年以上とけっこう経ってます。
冬真の良き理解者である槙は引き続き隣にいて、新たに年上の水無瀬さんが登場して、通う塾で再会。今度はこの水無瀬さんが二人の間をひっかきまわしそう。
前半は蒼くんの心情が丁寧に描かれているので、『リセット』では冬真寄りだったのが、こういう風に思っていたのかぁと『リブート』ではヤンデレ蒼くん寄りになってしまいました。

2

腹立つわぁ

やっと読めました。「リセット」はずっと自分の中で消化出来ない作品でした。もうね、槙の野郎が余計な事さえしなけりゃってずっと恨みがましく思っていました。

ずっと続きが読みたくて連載は我慢してたんですよ。コミックスになってから読もうと思ってて、そしてタイトルが「リブート」なので期待するじゃあないですか。

まだ上巻しか読んでませんが蒼の執着心に安心して、冬馬の煮え切らなさに苛ついて苛ついて、すっご〜く面白かったです。槙良い奴でした。www

そして得体の知れない水無瀬が腹が立って仕方が無かったです。まだキャラの全体像は分かりませんが蒼が警戒してるので、冬馬にどんな邪魔をしてるのかとても気になりました。

蒼がちゃんと冬馬の表情に当時も今も気が付いている点や、同じ轍は踏むまいと時間を掛けて冬馬と接しようとしてるのに凄く萌えました。それを面白がる水無瀬は酷い目に遭って欲しいです。
でも、綺麗な形で終わらせるんだろうと予想してます。つまらんなぁ。

2

今年最高

リブートに出会ってドドド執着攻めに目覚めました。
重くて重くて本当重いけど真っ直ぐな愛情を持ち続けた蒼くんと、それを信じられずに一度手を離したけどやっぱり求めてもう一度手をとりたくなった冬真の再始動の物語です。
前作のリセットを読まないと本当の意味で楽しめないと思うので合わせて読むのをオススメします!!!
本当はその後の物語もすごく見たいので、先生にはぜひ続きを描いて欲しいなと思っています。
私の中では2023年1位の作品です。

1

時間分の重さを感じるくらいの濃密なストーリー❤︎


高い評判の作品だとは知ってたんですけど
なかなか読めるタイミングがなくて
やっと読むことができました。

先生の作品を、シリーズ通して読んだのは
初めてなんですけど、
何年間かの間におこった幼馴染2人の、
拗れてすれ違って、でも本当の気持ちに気付いてというストーリーを
リセットから通して3冊でじっっくりと語られている。はぁカロリー高かったです。。

正直、ここまで長く引っ張らなくてもとは
思ったりするんですけど、
読み終わった時には、感慨深いものがありますね。

幼馴染の2人が両片想いっていう話は、
想定内のことが多いけど、
ただ溺愛されただけじゃ不安なことって
言われてみればあるよね、とか
言葉の足りなさや、
遠回りしたから気付ける、って
こうゆうことだよね。とか頷くしかないのは
この長い物語を2人と一緒に読んできたからなのかも。

蒼くんは、肝心の言葉が足りなかったのでは
と強く思うけど、
両想いでも、好きの言葉を伝えても
届かないっていうのはほんと切なすぎた…
リセットでは描かれなかった蒼くんの姿に
胸を打たれるものがありました。

ただ、ほんと描かれている内容に対して
3冊とはほんと長くて
簡単には読み直す気にならないけど…
こんなに丁寧に描かれている話って
懐かしい気すらするなぁ


1

新しい自分を見つけるためのリセット

蒼×冬真


蒼と冬真が
自分の気持ちに向き合えない
葛藤や苦悩を抱えている様子は、
心を刺すようで少し胸が苦しくなりました。


本作は、
2020年に刊行された『リセット』の続編であり、
先に読むことをお勧めします。

本作の『リブート』は、
幼馴染である大学2年生の蒼と、
高校3年生の冬真が、
別れた後に再会し、
冬真の親友であり、
蒼の高校時代の部活の後輩である槙村、
そして冬真が塾の見学会で出会った
蒼の大学の先輩である大学院生の水無瀬から、
蒼と冬真が自分自身を見つめ直し、
未だに過去と向き合っていないことに
気づく展開が描かれています。

蒼は
冬真との別れから1年半経つにも関わらず、
彼に未だに強い想いを寄せ、
依存心を抱えている。

冬真は
過去の蒼との共依存的な関係から抜け出せず、
素直に気持ちを伝えられずに苦しみを抱えている。
蒼との別れが深い傷を負わせた。

上巻では、
「リセット」は、
2人にとって過去の歪んだ関係からの脱却と、
新しい自分を見つけるための必要な出来事で、
過剰な依存から自分自身を見失ってしまった2人が、
新しいスタートを切ることです。

一方、「リブート」は、
蒼と冬真が再会して、
自分たちの気持ちを再起動し、
新たな展開を迎えようとしていることです。

つまり、2人は過去の歪んだ関係をリセットし、
新しい自分を見つけるために再び付き合って、
気持ちをリブートしようとしているのです。

今回も大活躍している槙村は、
冬真との親密な友情が一層強まり、
蒼と冬真の問題を理解している。
許容する一面も見せてとてもかっこいい。

水無瀬は、
蒼と冬真が抱える問題や葛藤に対して、
客観的な視点から
2人の関係を進展させるきっかけを作っている。
遊び人という見え方があるものの、
実はいい人だと思います。

1年半ぶりの再会で、
蒼は自分の感情をコントロールできず、
冬真に触れることで愛情が自然に表れた。
冬真が触れられると身体が痺れるほど反応したのは、
蒼への愛情が根深いからです。

このように、
2人の感情が愛の現実味を表しており、
上巻はここで終わります。
下巻には、
2人がうまくリブートできるかどうかが注目されます。

1

リセットも語っていますのでお気をつけて!

私は前作リセットを夢がある終わり方だと思っています。
「拗れを矯正してやる」と間に立ってあれこれ背中を押してくれる純粋な槙くんがいて、それをきっかけに冬真くんは蒼くんに別れを告げたけど、好きを抱えての決断。
確かに槙くんがいなければあの2人はあのまま別れなかったし、別れられるはずがなかったのかもしれません。
でも、そのまま付き合った先になんの憂いもなく笑い合う2人はうまく見えなかった……。
そして、蒼くんはもう1度やり直しに行く気満々です。
再び冬真くんを取り戻して、やっと互いに悩みなく恋人になれるところが想像できました。(槙くんごめん!)
私は蒼×冬真派でしたが、槙×冬真派の方も、三角関係ならではの立ち位置が好きな方も、読み手の好みで楽しめるのもいい所でした。
現実は、リセットしようとしたってそんな簡単なものではないですよね。
最初に戻してからのリトライは、ある意味漫画らしい夢のある内容だと思います。
あの終わり方も、三角関係も、漫画らしさも刺さって、それこそ先生のあとがきに同意な気分でした。最高潮。笑
ただ、ここで終わるの????という気持ちも分かるし、賛否両論ある締め方だとも思っていました。
”どこが終点が好みか”の問題だろうなと。
前作が刺さった読者としては、続編は嬉しいし楽しみだけど、リセットで終わっていたのが好みだったと感じたら嫌…という怖さもありつつ。
3年かな?待ちに待った続編です!

上巻は、前作から2年経過しています。
そんなに期間をあけたの?!と驚いた。
でも、それくらい経たないともう1度始められないのかもしれません。
絶対やり直す気満々の蒼くんのターン。
どちらがどちらより思いが強いなんて言えたことではありませんが、やり直す決意という意味では蒼くんの思いの強さを感じました。
そして、冬真くんも変わらず蒼くんを思い続けています。
やっぱり夢がある!いけいけ蒼くん!とテンションが上がっていたのですが、当の蒼くんは絶対復縁する気でプランを練りすぎていて想像より慎重でした。笑
そうだ、この子は拗らせる子だった!!

前作で台風役だった槙くん。
……知らぬところで既に燃焼済みです。
驚きました。笑
この子と冬真くんの未来を考えた読者も多いでしょうし、私ももっと三角関係が掻き乱れることを期待していました。
想像より大分サラッと幕は閉じます。
しかし、それくらいいちかわ先生にはその√はないということなのでしょう…三角関係は三角関係でも、取り合いが描きたかったんじゃないということがよく分かる清々しさです。
気にならない方もいるでしょうし、槙くんがもっと健闘して手強い恋敵になる展開を期待する人、三角関係の望み方によってはガックリくるかもしれません。
もしネタバレを気にせず先にレビューを読まれている方がいらっしゃるなら、そこを期待している方はお気をつけて。
まだ下巻まで読み終えていない身ですが、個人的にはリセットで読み終えるのも素敵だと思っています。
上巻は再開編という感じで、エンジンがかかるのは下巻からという感じでした。
まだ下巻が残っているので、私も全て読み終えてから自分の終点(最高潮)を考えたいと思っています。

閑話。
これって結構大事なエピソードですよね。
槙くんもだけど、冬真くんも譲るタイプだと思います。(蒼くん第一で槙君ほどの平等さではないけど)
このお話を読んでいて、槙くんみたいな人は譲らない人か喜んで貰える人が相手なんだろうなと思いました。
冬真くんと蒼くんが付き合ってなければ冬真くんに恋したりしなかったでしょうし、2人が付き合っていた時点で奪える子じゃなくてダメ。
誰かの幸せを願って譲る子……こんな時から決まってしまってたのかと、興味深いお話でした。
すごくいい子だし独り身が勿体ないくらいのスペックもあるので、三度目の正直で結ばれるといいのに。
水無瀬さんが出てきた時点で、この人がそうなんじゃないかと勘ぐってしまっているのですが…どうなんでしょう。
見当違いだったら笑っておいてください。
上巻は控えめな評価ですが、下巻に期待です。

1

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