ヴィクトリアミランの代償 上

victoria milan no daisyo

ヴィクトリアミランの代償 上
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神32
  • 萌×25
  • 萌8
  • 中立1
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
9
得点
205
評価数
50
平均
4.2 / 5
神率
64%
著者
篁アンナ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス Qpaコレクション
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784801978546

あらすじ

幼馴染として育った貴斗と梓は
親友の域すらこえてしまう“特別な存在”だったが、
学生時代のある日を境に連絡を断っていた。

数年後、大人気モデル兼俳優になった貴斗が
梓が勤めるハイブランドの専属モデルに起用され
偶然再会を果たすふたりだった。

他人行儀に振る舞う梓に対し、昔と変わらない様子の貴斗。
触れられたその手の感覚を覚えている体に
気持ちを抑えようとしながらも隠しきれない梓の表情に
貴斗は攫うようにホテルへと連れ去ってしまう。

"終わったはずなのに"
今だけはあの頃に戻れたような気持ちになるが
ふたりには恋人になれない理由があり――。


パリコレモデル×ハイブランドデザイナー
結ばれてはいけないふたりの至極の再会愛

表題作ヴィクトリアミランの代償 上

人気モデル兼俳優
ハイブランドデザイナー

同時収録作品ヴィクトリアミランの代償 上

DV男
ハイブランドデザイナー

その他の収録作品

  • 描き下ろし

レビュー投稿数9

正しくないこととわかっていても抗えない気持ち

貴斗には奥さんと子供がいて、梓には同棲している恋人がいるけれど、高校生の時にすれ違いの末離れてしまってからもずっとお互いのことが忘れられず、偶然の再会によってそれまで抑えていた気持ちが一気に高まり欲情が溢れでてしまった二人がすごく官能的でドキドキしました。
不倫という許されない行為をしてしまい、このことはなかったことにしようとお互い自分を戒めるのですが、そう簡単に気持ちを切り替えることができない二人の葛藤に胸が締め付けられます。

途中、貴斗視点の高校時代の二人の様子が描かれていて、友達という関係が壊れるのを恐れてずっと気持ちを隠してきた貴斗が、梓から彼女ができたということを聞かされ、衝動的に梓にキスをしてしまい梓も動揺しながらもそれを受け入れてしまうシーンは、貴斗の性格や二人が友達以上の関係になったキッカケが知れて印象的なエピソードでした。貴斗は昔から自分の気持ちに素直に動いてしまうずるい男なんですね…。

そして、お互いのことは忘れようと決心した矢先また二人は偶然会ってしまい、律していた気持ちが再びかき乱されて、貴斗は自分の本心や欲望をぶつけてくるのですが、梓は流されそうになりつつも貴斗の幸せを壊すようなことはできない、と貴斗とは逆に自分の気持ちを必死に抑えようとする姿が不憫すぎて読んでいてとても苦しくなりました。

この上巻では、梓の気持ちに感情移入すると貴斗に対して腹立たしい気持ちになってしまうのですが、なぜ貴斗は結婚したのか、梓の恋人との関係性、息子なつめの存在、これらが次巻で物語を大きく動かしていきます。貴斗に対するイメージも少しずつ変化していくので、上巻だけで読みとどまっている人がもしいれば、中巻も続けて読み進めることをおすすめします!

4

面白い!

まだ上巻ですが篁アンナ先生らしい作品でした。最初の発売日から延期になっていたので、心待ちにしてたんです。

究極のすれ違いの両片思いですね。片方は相手の為を思って別れ、片方は相手を忘れる為に色んな人と付き合い結婚までしてます。

再会して直ぐに攻めの貴斗が梓への想いを我慢できなくて抱いてしまってるので、2人は不倫関係になってしまいます。

ここで貴斗の妻は出てこないので、彼女がどんな気持ちで結婚したのかはまだ分かりません。ただ息子のなつめが何だか物申したそうなので、もしかしたらとも思ってしまいました。

そして不穏なのは梓に執着してる樹李でしょうか?彼がこれからどんな行動に出るのかが怖いです。

不倫ものが嫌いな方には地雷でしょうが、昔の小説とかにはよくあった題材でかなり好みだったので夢中になって読みました。
当時の結構えげつない内容よりかなりソフトな方のタイプの作品になると思います。

私のような癖をお持ちの方には堪らない作品だと思います。中巻に進みたいと思います!

3

内緒にしておきたいほど最高の作品

こちらの作品は間違いなく私が読んだBL作品の中で、最も素晴らしい作品です。複雑な想いが絡み合いとても切ないのですが、作品全体が美しさに纏われており完成された作品だなと、強く感じる事が出来るのではないかなと思います。涙無しに読む事が出来ず、心が少し辛くなってしまうかもしれませんが、真実の愛のあり方を教えてくれているような、そんな作品です。読了後多くの方が生きる事の意味や愛について噛み締める事ができる、本当に素晴らしく最高すぎて自身の内側だけに大切に大切に秘めておきたいなと感じた作品でした。ストーリーも素晴らしいのはもちろんなのですが、アンナ先生の描かれる絵も本当に美しく、ミステリアスな雰囲気にさらに胸を鷲掴みにされきっとずっと離してはくれない作品になります。

3

No Title

今年一番号泣した作品。
不倫はよくないけど、だからこそ2人が最後に下した決断がたまらない
映画を見てるような壮大な作品です。

1

読んだ瞬間すぐに…

今年一番好きな作品になりました。
篁アンナ先生が描く作品はどの作品も大好きですが、この作品は群を抜いて一番大好きです。
最初はよくあるすれ違いものかと思いきや、気がついたら上・中・下と一気に読んでたくらい、ストーリーに惹き込まれました。
本当に全ての腐女子さんに読んでほしいと思うくらい、おすすめの作品です。

1

すれ違いと切なさの嵐

不倫、メリバと聞いていたので覚悟を決めて読んでいたのですが、不倫と一言で言えない複雑な事情やすれ違いがあり・・・これは最後まで読んで欲しい名作。

知人に勧められた時にメリバと聞いていたのですが、私はハッピーエンドと受け取りました。

すれ違い、障害の嵐で一息つく間もなく夢中で読んでしまいました。
お互いを思い合う姿に心を打たれ、感情移入してしまい、すれ違う度に胸が苦しく、切なくなりました。

普段不倫ものはあまり好みませんが、これに関しては不倫と一言で片付けるのはもったいない作品ですごく奥が深く心にグッとくる作品です。

あ〜・・・この気持ちを共有したい。
ぜひ読んでみてください。

0

切なく痛く強く愛しい

貴斗×梓


上巻
青薔薇

心から忘れたりはしない。
愛する人を想い続ける。
切なく痛く強く愛おしい気持ちは、
青薔薇とともに
枯れていくものなのだろう。


幼なじみでありながら、
高校卒業してから一度も会っていない。
愛し合うはずだったが、
恋人にもなれなかった
人気モデル兼俳優の貴斗と
ハイブランドデザイナーの梓。
彼らの運命的な再会と愛を描いた物語。

複雑な関係を乗り越えながらも、
突き当たりながらも、
あの頃に果たせなかった恋が叶うのだろうか・・・?

2人の狂おしい心理描写が素晴らしいです。
10代の切ない恋心。
愛する人を痛く想う気持ち。
好きな人に幸せになってほしいという強い無償の愛。
などに圧倒されてしまいました。

貴斗は昔からずっと梓一筋で、
梓は貴斗にとって非常に大切な存在だ。
失ってからは寂しい人生を送っているが、
今も昔も梓の気持ちを理解しようとしない。
自分の気持ちを梓に伝え、
話し合うこともない。
かつては節操がなかったが、
現在は結婚し、息子もいる。
そうした状況の中、
貴斗は梓とどうなりたいのか、
今更ながら考え込んでいるのだろうか!?

貴斗の自己中心的な行動に、
見ているこちらは、
はがゆさやイライラを感じました。

梓もまた、高校時代、
貴斗がモデルとして将来を
有望視されている中で、
自分の存在が貴斗を邪魔することを懸念し、
自ら距離を置く道を選んだ。
貴斗の人生に対して、
自分の存在を否定することを
勝手に決めてしまった。
そして再会して「会いたかった」と告げ、
赤くなって恥ずかしそうに
誘う顔をしている梓を見ると、
本当にずるいと思いました。

2人はお互いを好きな関係にあったが、
再会してすぐにセックスするのは、
ちょっと・・・と感じます。
高校時代に体の関係があったとしても、
久しぶりのセックスに関わらず
相性が合うのは、すごいですね。

高校時代も再会してからも、
曖昧な関係にある2人。
親友以上恋人未満、
セフレでもないという
絡み合う関係がもどかしい・・・。

そして、
梓のDV彼氏である樹李と、
貴斗の高校生の息子であるなつめが登場し、
ややこしくなっていく・・・。

青薔薇の上巻では、
想いが強くても恋が、
叶わないまま終わってしまいます。
そして、白薔薇の中巻では、
どのような恋が、
繰り広げられるのでしょうか。

2

絵が年齢不詳なのと、心情が浅い

レビュー評価が良かったので、読んでみましたが、まさかの失敗。
絵柄ですが、基本出てくる人の顔が全員年齢がほぼ同じように見えます。主人公たち2人の高校から現在、5年後の3つの年代で全て同じ年齢に見えるため、今何歳???って感じです。ラスト今度はひ孫が20代?として出てくるのに貴斗は皺なさすぎて、これまた違和感…代々20歳で結婚し続けてもギリ80で普通に考えたら90オーバーでもおかしくないのに異様に若いねぇって感じです。

途中、息子(甥っ子)ももはや同年代に見えて一瞬梓はそっちと付き合う展開なのか?と絵柄的に疑う始末…

内容は、不倫ものというデリケートな題材なので、ある意味(その理由や結果なら不倫も仕方ないかも)と思わせる物が必要だと思います。
なので、奥さんにもう少し納得できる心情が欲しかった。奥さんの「想う相手がいるのがわかってて再婚した」気持ちが浅いために、結果的にそれに寄り添う貴斗は『こんな程度でよく決心したな』って思います。結婚ってそんなに軽いもんだっけ?
致し方ない、どうしようもない末の結婚ならまだ、その後の不倫も納得できそうなもんですが…そうではないので不倫も微妙に思えてしまいます。そうなると、梓への想いは元々その程度だったのか?と、数珠繋ぎ的に読み手の気持ちが落ちていくという…

作者の持っていきたい、作りたい作品観はわかるのですが、完成度は低めだなぁと思いました。
もう少し年齢と絵を合わせる事と、リアリティや心情を深掘りして作って欲しいです。

多分、まだ結婚や離婚を経験した事のない若い子なら楽しめるのかも。

2

不倫キモイ

攻めに妻と息子がいる...不倫キモイ

0

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