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huwakun to nodakun no renaijouju ni itaru method
ゆるふわハッピー3PなBLを読んでウハウハしていたら、途中から不穏な空気が……そしてまさかのどシリアスダークな話がぶっ込んできてびっくりしました。(大好物なのでOK)
序盤は頭空っぽで読み、中盤は散りばめられた描写にゾクッとして、終盤とおまけでまた頭空っぽでニヤニヤできる美味しい一冊でした。
野田を挟んで白峰と不破がいがみ合うような表紙から、てっきり三角関係のお話なのかと思っていたら。
全然違うどころか、想像していたのとは全く別のところに着地して驚きしかありませんでした。
ものすごく真面目そうなのに保健室で白峰とセックスしていたり、お尻におもちゃを入れられたまま授業を受けていたりと謎で掴みどころのない部分ばかりが目立つ野田。
そして最初は抗っていたものの野田の不思議な魅力にあっという間に飲み込まれていく不破の気持ちの行方、白峰との関係の真相など。引き込まれるところがたくさんありました。
野田がどんな子なのか訝しく思いながらも、ただのビッチではないのは明らか。
なので、何か大きく揺さぶられるような結末も一応は覚悟して読んだのですが…
まさかこんなにダーク寄りに進んでいくとは思わなくて、かなり嫌な心拍数の上がり方になってしまって。
何気ない"じゃあね"の後の野田の行動、本当に肝が冷えました…。
彼が死を選ばないように、これまで白峰もずっと気を張ってきたんだろうな。
後味が良いとは言えない部分もあるんですが、でもバッドエンドではなくてむしろ光が見える結末になってくれてすごくホッとして、
これからの彼らの日々が幸せであることを願わずにはいられませんでした。
このラストでも充分まとまっていますが、できることならこの先を見てみたいなと思いました。
先生と生徒、同級生同士という関係がどのように交わっていくのか気になり購入しました。
数学教師である白峰が生徒の野田とシているところに、不破が居合わせたことにより、野田と白峰が親密になっていくところまではよかったのですが、白峰と野田の本当の関係性、白峰により野田の心の内が語られるシーン、最後のお話の終わり方(5話目)が唐突に感じました。
野田は普通の生徒ではない雰囲気を醸しだしていたと思いますが、そのシーンまでに野田の心の内が示唆される表情や言動がなく、置いてけぼりになりました。不破家の長女が家を出ていくことを白峰が言い当てたことも本編に影響のある要素ではなく、「うーん?」となりました。
野田の考え方の元になった家庭環境が6話目で明かされますが、重いシーンのはずが、お話が終わった後に来るので、軽く流す程度になってしまいました。これがお話の途中で少しずつ明かされていくようだったら、よかったように思います。
不破が見た目のわりにピュアで童貞であるという設定は好みでした。
描き下ろしは本編と打って変わって甘めなお話というのも好みでしたが、後半のお話の流れが自分の中でしっくりいかず「中立」とさせていただきました。ただ、お話の続きがあるような感じがしたので、続きがあればぜひとも読みたいです。