お伽話は地獄の果て、 1

otogibanashi wa jigoku no hate,

お伽話は地獄の果て、 1
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神99
  • 萌×217
  • 萌9
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
13
得点
591
評価数
127
平均
4.7 / 5
神率
78%
著者
市梨きみ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784813033349

あらすじ

武の大国ヒライスには四つの魔術師団がある。
王族警護の精鋭である第一魔術師団。
実戦魔術部隊である第二魔術師団。
魔術や魔道具の開発・研究機関である第三魔術師団。
そして、それ以外の一芸ある者が集められた第四魔術師団。
その中でも魔術師でありながら魔術が使えず、
やりたいこともない、変わり者がレヴィだった。
ただ生きてるだけの絶望しかない日々の中、
レヴィが出会ったのは、死にぞこないの末王子と呼ばれる、
第13王子サフィールだった。
レヴィ、16歳。サフィール、6歳。運命の出会いだった!
悪意だらけの王宮で、ふたりは初めて人の温もりを知り……

表題作お伽話は地獄の果て、 1

6歳,第13王子
16歳,第四魔術師団

その他の収録作品

  • 魔道具とサフィール

レビュー投稿数13

孤独な過去を持つ2人の運命的な出会い

市梨きみ先生のショタもの好きなんですよ……
しかも今作はフォンタジーものだなんて、買うに決まってますよね(*^^*)

後ろ盾がなく命を狙われる第13王子のサフィール6歳と、宮廷魔術師のレヴィ16歳
ひょんな事から2人は出会います
王宮に居たくない、逃げ出したい、でも逃げ出せない2人
少ない時間でも心を通わせあった事で運命がまわり始める

レヴィはサフィールを死なせたくないと魔道具を作成し、それをきっかけに秘密で共に過ごすようになります

そんな中で起こった事件により、レヴィはサフィールと一生共にいることを誓います

レヴィ、サフィール、どちらもどんどんお互いに執着していくのがめちゃくちゃ良い
てかレヴィ激ヤバでは……
めちゃくちゃチート系じゃんかよ
ここから何があって冒頭のような展開になるのか

まだサフィールがショタなこともありエロはないですよ
今後の展開が楽しみです

0

お互いの出会いが諦念を払拭する

市梨きみ先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。

個人的、各項目5段階で
健気 4
シリアス 3
血表現 3
エロ 0
な感じだと思います。

サフィールくん×レヴィさんのカプです。

まず、表紙カバーの折り返しでの市梨先生のコメントで「攻めがショタから」と書かれているので、サフィールくんが攻めです。
あらすじでは、サフィールくんは6歳と書かれていますが、物語り冒頭では成長したサフィールくんの姿が描かれているので、ショタのままではなく、ちゃんと成長しての攻めのようです。

魔術師でありながら魔術が使えないレヴィさんと死に損ないの末王子と呼ばれ、第13王子なのに、毒によって暗殺されそうになるサフィールくん。それぞれ抱えているものが重く、どちらも諦念を抱いてもいます。しかし2人が出会ったことで、お互いの存在が大きく尊いものになります。

タイトルからも何となく察することが出来ますが、毒殺されそうになるサフィールくんやその周りの人達が命を落としたりと、物語りの雰囲気が重くて仄暗くシリアスです。
それだけでなく、血表現もしっかりとあり、人の生き死にや身体の欠損描写などもありますので、苦手な方はご用心を。

物語りとしてはまだまだ序の口。サフィールくんとレヴィさん、お互いの想いが芽生え始めてたり、愛憎渦巻く何者かの思惑などが絡んできたり、更に重くシリアスになりそうな展開など、今後どうなっていくのかとても気になるので、次巻も買わせて頂きます。

0

薄幸

コミックで本格ファンタジー?
死が身近な王子と孤独な魔術師。

冒頭のカラーページで、え?そっち?どっち?あと何をしたの?

2人でいるときだけは幸せな2人。
レヴィがものすごい不幸のどん底みたいな描写が多くて、初めて王子のために作りたいものができて。

良いお話でした。まあ1巻なので謎ばかりで。なんで?どうして?がいっぱいで正直なんとも。まあでも冒頭からして王子は生き延びられるんですよね?

やたら魔術師の定義にこだわりがあるお話なのは理由があるのかな?

0

ショタおにファンタジー

初読み作家さんです。ディープな作品が読みたくて、BLアワード2023のランキングからこちらを選びました。

壮大な物語のプロローグ… 本番はここからってな感じの第1巻でした。
まだまだ知らない事ばかりですが、とっても面白かったです!

死神と呼ばれる幼き王子のサフィールが本当にいい子で可愛い~ 癒されます (*ฅ́˘ฅ̀*)
レヴィと一緒に外の世界で静かに暮らした方が幸せなんじゃないかと思う。

ショタおに+ファンタジー系が大好きな方にオススメです!

1

6歳の第13王子✕16歳の宮廷魔術師

主従関係でファンタジーでシリアスものが好きな方には是非読んでいただきたい作品です。

サフィールとレヴィが出会い、互いに救われて、互いに堕ちていきます。
1巻の終わりまで読んでも、冒頭のカラーページにどう繋がるのか分かりません。
お互いにお互いが大切だと認識して終わりますが、周りの不穏な動きも描かれているので不安が大きいです。
サフィールが何故よく殺されかけるのか、レヴィが化け物と忌避される力は何なのかというところは今巻では解明されないので2巻を読むのが楽しみです。

注意事項としては人が死んでしまう描写が多いです。 
メイドは毒殺されますし、護衛は殺されそうになります。 
レヴィもサフィールも理由がどうあれ人を殺めてしまいます。
また、レヴィを手籠めにしようとする性悪貴族によって未遂とはいえレヴィが襲われています。
苦手な方はご注意下さい。

1

主従ファンタジーだ!王子と魔術師だ!

まず表紙の流し目にハートを射抜かれましたね
美人な黒髪魔術師お兄さん最高か

攻め王子様が小さいころに綺麗なお兄さんな受けと出会い、成長してから攻めるやつですよね
王子と魔術師、主従、年の差成長下剋上!美味しいやつ~

攻め:サフィール
1巻とても可愛いショタ王子様、可愛い(6歳スタート?)
『死神王子』(周囲のみんなが死んでしまう系、メンタルピンチ系)

受け:レヴィ
表紙も本編も麗しい魔術師お兄さん(16歳スタート?)
でも魔術が使えない
色気がある、とても好き

主従のいやらしくない健全な「好き」とチュウかとても心があったまります
絵柄が可愛い&綺麗で好みで

1

今作も大好きな予感…!

あまり中世物にどハマりした経験がないので、市梨先生で期待しかないけどどうかなぁ……なんて思った気がかりは、すぐに吹き飛びました。
とても面白く、愛らしい。

優しい死神王子と魔術が使えない魔術師…的なキャッチコピー(うろ覚えで申し訳ない)をどこかで見た記憶があり、この人は魔法が使えないのかーという前情報を持ちつつ読みました。
えっ……!
間違ってはいないけど、魔術が使えないとはそういうーーー?!?!
「え?」と意表をつく設定が前作に続いてお上手でいらっしゃる。

生きる楽しみも目的も特に持たない特殊な魔術師が、王子様に出会って希望と温もりと目的を得たお話であり、不遇に合う失ってばかりの王子が希望と温もりと目的を得た、互いが唯一無二の相思相愛関係が基本となります。
2人が似ているのはそこだけではなく、大切な人のためなら容赦しないという根っこも一緒。
大きいレヴィ(16歳って、この時代的には大人でいいのかな?)が子供を護る当たり前の立ち位置の上で、護られる子供のサフィールの方が精神的に優位であるというか…その辺も主従で面白かったです。
お互いに相手を守る役をやっているのも同じ重みを感じられて好きです。
死が傍にある殺伐とした中ですが、イチャイチャラブラブ温かなスキンシップも拝めます。
魔道具がなくても愛の結界が張られてるのが私には見えます。
誰も入れない二人の世界です。

私自身は、攻めがショタから大きくなる過程やら年の差や容赦なくなるやらにどうしようもない性癖を持っている人ではありませんが、特定の性癖を強みとして押し出していくことを選択されている作家さんと、その熱意がとても好きで。
市梨先生もその部類の作家さんです。
ご自身の既刊と似たタイプの設定を使って作品を生むのは商業ではなかなか勇気がいることだと思います。
熱いなぁすごいなぁと嬉しい気持ちにさせていただけました。
また攻めのショタから拝めるお話、守るためなら無慈悲になれる人のお話をご執筆くださったこと、それが通る魅力とそれを通してくださった編集様、それ程の需要をお持ちなこと。
さすがだなぁと思わされる作品でした!

5

かわいいだけじゃないショタ

市梨きみ先生のショタが最高じゃないわけがないんですよね…

共依存とはまた少し違って、お互いを守るためにお互いを世界の中心にしてるような、名前のつけられない関係というふうに感じました。
傍から見たら主従関係だけど、ふたりは対等だなと感じる部分も多くて、恋人みたいにイチャイチャするけどやっぱり立場は主従関係で…みたいな…
不穏なスタートなので、いつここに辿り着くのか…とドキドキしています。
続きが楽しみ!

4

陰謀と悪意渦巻く宮廷ロマン!とショタ。

最近、BL以外での中世ヨーロッパ風の異世界もの、というのを立て続けに読んでいたので。設定にはすんなり入り込んで行けた。
ただ。少しだけ引っかかるのは、丁寧に描かれているものの、この設定が得意な他の作家様に何故か、筆致が似ている様な気がする事だ。
ふわりと寂しげに笑う幼ない王子の笑顔や。柔らかそうな子供体温であろう身体。
魔術師団の「蛇のひと」のキャラクターデザイン。
パクりなどと畏れ多い事は言わない。市梨先生の世界かどうか、分からなくなって来るのだ。
そして。少年趣味の貴族に襲われそうになったレビィの怯えた表情を見て、ようやく。
これは確かに市梨先生の作品なのだと安堵する。

王位継承権も末席も末席、第13王子だというのに、命を脅かされまくる幼ない子供、サフィール。
魔術師団に所属しているが、魔術が使えず「化け物」の誹りを受けているレビィ。
寂しい子供たちは、互いの温かさを求めて惹かれ合う。
毒殺される事を恐れて食事が出来なくなった王子の為に、レビィは魔術では無く、研究で、毒の無効化をする道具を作る。それは味も栄養も失くすものだったが、その代わりに王子はひと時の安心を得るのだ。心優しき王子は、毒見役をしていた従者や侍女が次々と死んで行くのに耐えられなかった。彼の心痛を少しでも和らげる事に真摯に向き合うレビィ。
レビィもまた、魔術が使えず、かと言って魔術師団でしたい研究も見つけられず。
途方に暮れていたのだ。彼が見つけた唯一の希望。成し遂げたい事。それが王子を護ることだった。
この時レビィは16歳。まだ少年である。そして王子・サフィールは美丈夫になる!と将来を約束された美少年だが 6歳!完全なるショタ!ショタである。
市梨先生のヘキなんだろうか。無垢なショタの下剋上を予感させる最初のカラーページ!
「全て、俺が壊してしまった。」というレビィのモノローグは不穏だが。
バッドエンドは回避してくれよ、と願いながら2巻を手に取る。

1

やっぱりすごい作家様

カラー始まりなのですが、そのカラーが不穏です。
なぜこうなったのか…と言う部分が始まっていくのですが
BL要素はほぼなく基本的にずっとシリアスです。

でも、お話がとにかく面白くてグイグイ惹きつけられます。
サフィールがとにかく可愛くてとても良い子で
この子がなぜ冒頭のような…ととても気になりますが
その謎が解けるのはきっともっと先なんでしょうね…。
今はとにかくサフィールが幸せになってほしいって気持ちでいっぱいです。

レヴィの過去もとても気になります。
まだまだ謎多き1巻ですが、とても面白かったです!
やっぱりきみ先生はすごいなぁ…と再確認した新刊でした。

3

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