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dear antique
束原さき先生の初めてのファンタジー作品だそうです。
いつもはちょっとスパイスが効いた現代物が多かったので、新しい挑戦にワクワクしながら読みました。
相変わらず繊細な絵でこの世界観に凄く合っていると思いました。
タイトルに巻数が付いている事から分かる通りに続きものになります。
この巻ではアンドロイド整備士のマリユスと記憶を失った骨董品のアンドロイド・ミーシャとの出会いから、離れ離れになってしまう所で終わってました。
謎がとても多いです。なので完結してから読む方も多いと思いますので、なるべくネタバレ無しで感想を書きたいと思います。
あらすじに「これは種を超えた、恋のお話。」とありますが、今のところは仄かなものが見える程度です。
何やら特別なアンドロイドであるミーシャと、ミーシャの過去を知る存在が終盤で気になる事を言ってました。
アルファ社の創業者であるマリユスの父親の死の秘密とか、アルファ社は何を探してるのかとか、ミーシャが見つかった屋敷の持ち主はどんな存在だったのかとか気になるところが凄く多いです。
過去に何があったのか早く知りたくてしょうがありません。続きが凄く気になります。
束原先生の新しいお話は人間とアンドロイドの恋です。
元の持ち主が亡くなって、不要なアンドロイドを買い取りしに行った先でマリユスはミーシャを見つけるけれども、型が古くて買取はできないくらいの骨董品。今の持ち主はアンドロイドに興味はないので引き取ることに。
ミーシャを最初は処分しようとするけれど、他のアンドロイドとは違ってまるで自分の意思があるような様子に、他のアンドロイドにはない特別な何かを感じて。
一緒に暮らすうちに記憶のないミーシャが自分の過去を知りたいと思いだしたり、色々調べていくと、ミーシャを製造した会社はマリユスにも関係のあるところで。
まだお話は続くのでわからない部分も多いですが、最初ミーシャに少し冷たかったマリユスが徐々にミーシャのこと気になりだして。
守りたい気持ちになっていくところが素敵でした。
先生の描く美しい絵を眺めているだけでも幸せですが、もう少しで恋するくらいの2人が見ていてもどかしくもあり、応援したくなります。
後半ミーシャの過去を知る別のアンドロイドが登場して、徐々にミーシャの過去についても今後明かされていくと思うので、続きが楽しみです。
アンドロイドと人間のラブストーリーが大好きなわたし。
束原さき先生のコミックスは最近いろいろ読んでいてこちらは非BLの分類だった為か読むのがこんなに遅くなってしまいました。
アンドロイドのお話といっても未来都市ぽい要素はほぼないです。
東ヨーロッパやロシアのどこかのちょい昔を想定しているかのような懐古感で全編包まれています。
先生の繊細で透明感あふれる絵にマッチしているアンドロイドなのでした。
(アンドロイド)三原則という言葉が登場しますので、大昔に読んだ子供向けのアシモフのロボットのお話や鉄腕アトムが懐かしかったです。
1巻ではまだ分からないことばかりですが登場する
「解放軍」の響きもまるで革命軍みたいでこれからの波乱と混乱が予測されますね。
マリユスとミーシャの未来が気になるので2巻読みます!
束原さき先生の絵柄がアンドロイドという設定にぴったりで、そこだけで雰囲気が増していました。冷たさを感じるくらいの美しい絵柄は、無機物のアンドロイドにかっちりとはまっていると思います。
あらすじにも「人間とロボットたちの世界が回り始める」とあるとおり、さあこれから動き出すぞ!というところまでで1巻は終わります。
人間とアンドロイドが主従関係で結ばれている世界で、アンドロイドで結成された解放軍の存在があり、人間と対立する様子も描かれています。
人間とアンドロイドはわかり合うことができないのか。
この部分を主軸に物語は進んでいくようです。
伏線がちりばめられた1巻で、2巻以降で物語が盛り上がっていく予感。
恋愛要素は少ないですが、物語は楽しそうな予感。
これからな1巻なので正直なところ物足りなさを感じてしまいましたが、2巻でどのように動いていくのか楽しみにしています。