狐艶伝 1

fu yan zuan

狐艶伝 1
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神12
  • 萌×211
  • 萌4
  • 中立0
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
2
得点
116
評価数
30
平均
4 / 5
神率
40%
著者
ホン・トク 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
三交社
レーベル
KiR comics
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784815530563

あらすじ

【大反響短編『狐琉皇』の流れを汲んだ、エロ×ドラマ中華風ファンタジー】

この世には、地上で暮らす人間・欲深い妖魔・人々を悪から守る仙人がいる。
妖魔と人間の混血である斐進(イシン)は、幼いころ仙人の高春(コウシュン)に拾われて以来、高春に夢中だった。
立派な青年に成長した今、全く相手にしてくれない高春に術を使い強引に身体を重ねた斐進。
しかし高春には過去に禁忌を犯してまで添い遂げようとした男がいると知り…。
憧憬・妄執・禁じられた恋――愛と欲望が渦巻く同時多発トライアングルBL!

表題作狐艶伝 1

斐進,仙人になるために修行中の青年
高春,斐進の師匠で仙人

同時収録作品狐艶伝 (1)

シンシャオ,天雷の息子(※挿入はなし)
九天雷,元皇帝(※挿入はなし)

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • 人物相関図

レビュー投稿数2

目の保養すぎる...※微ネタバレあり

最近BL界隈を席巻している中華BL。
こちらのホントク先生の作品もそのひとつです。

しかーし、この狐艶伝は、なにがスゴイかと言いますと.....
毎ページ毎ページ、絵画のような画なんです......!!!素晴らしい、ルーヴル美術館に飾りたいです。ハイ。

個人談なのですが、私は商業本を表紙買いしてしまうことが多くて、実際読んでみると「アレ?なんか思ってたんとちゃうな....」ってなることがあるんです。ですがこの作品は、美しい表紙の期待を裏切らない、むしろそれを超えてくるレベルの画なんです...全ページ。
これぞ中華BLの醍醐味、先生の繊細なタッチが生み出す美しすぎるキャラクターたち。もう目の保養でしかありません。買った日に3回読み直すほどです(笑)

もちろん、ストーリーも中華BLらしい壮大なスケールで読んでて飽きないです。ファンタジーもの好きとしてはとっても惹きつけられます。
先生曰く「ラブコメ」(※作者紹介参照)なのですが、何かと不憫なユン老師とか、詳しくは言いませんが、雷帝のチラつきすぎる雄っぱいとか、笑えるところもたくさんあります。雄っぱい好きには刺さりまくると思います。雷帝の雄っぱい。凛々しいムキムキ雄っぱいです。いいよね、雄っぱい。
個人的にはいつかユン老師にも幸せが訪れて欲しいな〜と思っています。

これからの物語の展開にもワクワクしますし、まだ1巻しか出ていませんが、今から2巻が待ち遠しい作品です。
中華ファンタジーBL好きな方、ふつくしい画に浸りたい方、おすすめです!!

1

エロ度は控えめ、でも萌えはたっぷり詰まってる

見てください。
この麗しい表紙を。
この表紙の美しさに思わず手が伸びること請け合いの美麗イラストです。

ホン・トク先生の新刊はファンタジーもの。しかも中華風ファンタジー。長髪、衣類、武器。もう何から何まで美しいです。ホン・トク作品の「狐琉皇」の流れを汲んだ、とあらすじにも書かれていますが、世界観は「狐琉皇」とよく似た感じ。攻めさんも「狐琉皇」に登場している攻めさんと同じ名前ですし、眼帯をしているといったビジュアルもよく似てはいますが、全く別の作品です。

ということでレビューを。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。




人間、人間を惑わし争いごとを持ち込む妖魔、妖魔から人を守る仙人。
彼らが住まう、3つの世界がある。

という世界観のお話。

狐の妖と人の混血である斐進は、幼いころに仙人である高春に救われ、引き取られ、育てられてきた青年。高春に尊敬の念と同時に、性欲を孕んだ恋慕の想いも抱いている。子どものころからその想いは変わらず、けれど高春にはことごとくかわわされ続けてきた。

が、高春への想いが募りすぎた斐進は、ある晩、高春に術をかけ半ば無理やりに高春を抱いてしまう。が、そのことをきっかけに高春の過去の罪を斐進は知ってしまう。そして、高春もまた、仙人という立場を追われてしまい―。

というお話。

さすがホン・トク先生です。
いちいち、そのすべてが美しい。ご尊顔をはじめ、むっちむちの雄っぱいにお尻。中華風をベースにした衣装や髪形もめっちゃ萌える。この絵柄だけでおかわり3回はイケます。

ホン・トク先生作品はですね、全くもって個人的な感想ではありますが、絵柄に一番萌えるというか。激しい濡れ場に美しい肢体、そしてお顔。どれも素晴らしいですが、バッサリ言ってしまうと「それだけ」というか…。エロに特化した感がありまして。いや、それが悪いというわけでは決してありませんが、個人的にはもう一声ほしい感がありました。

が、ですよ。
今作品は素晴らしい。

斐進の、一途に高春を想い続ける年下ワンコっぷりも。
高春が「誰か」に向ける胸に押し込んだままの深い愛情も。
そして、1巻の途中から見えてくる不穏な空気も。

めっちゃ良い…!

今作品はドシリアスに描こうと思えばドシリアスに振り切れる内容です。が、そこにホン・トク先生らしいコミカルさが加わることでシリアスさと甘さ、ほのぼのさ、そしてエロさのバランスが秀逸でした。しいて言うと、現在と過去が交差して描かれていますが、それが若干分かりづらかった気がしました。他にも時系列が切り替わったりする部分がありますが、ンン?これって誰だっけ?となったりする部分がありました。何度か読み返せば理解できますし、これは私の理解力が低いだけかもしれませんが。

あと、個人的な萌えツボはサブキャラの皆さん。
今作品の主人公は斐進×高春の二人ですが、他にも2組のCPが登場しています。CP、と書いてしまうとちょっと違うかな?でも、おいおいくっつくんじゃなかろうかという組み合わせで、また彼らが良い。

前帝というイケオジの雄っぱいが、意味なく、でもこれでもかと描かれているのが個人的にドツボでした。あの雄っぱいは揉みたくなる。むちむちで艶々で弾力がありそうなのが手に取るように分かります。

ホン・トク先生って短編を描かれる作家さまのイメージが個人的に強いのですが、今作品は1冊丸ごと同じお話。しかもタイトルに「1」とついてます。

はい、今巻では完結しません。
続きものです。
完結してから読む派の腐姐さま方、今しばらくお待ちください。

ホン・トク先生作品にしてはややエロ度は控えめ。
いつものホン・トク先生らしいエロを求めて手に取ると若干肩透かしをくらうかもしれません。が、エロな控えめでも萌えとストーリーの面白さはたっぷり詰まっています。

早く2巻が読みたいです。

6

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