昨日、君が死んだ。 2

kinou, kimi ga shinda.

昨日、君が死んだ。 2
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神78
  • 萌×24
  • 萌3
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
14
得点
416
評価数
87
平均
4.8 / 5
神率
89.7%
著者
ARUKU  

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス ルチルコレクション
シリーズ
昨日、君が死んだ。
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784344850972

あらすじ

人類の大半が死に絶えた終末後の世界。仕立て屋の羽繕(はづくろ)は密かに想いを寄せていた護堂(ごどう)を目の前で亡くす。悪魔のような容貌の男から与えられた「魔法のミシン」で縫い上げた人型・ゴドーとともにゴドーの「たましい」を探す旅に出た羽繕。いつしか亡くなった護堂も旅に寄り添うのだが羽繕には見えない。針と糸だけで荒廃した世界を渡る羽繕とゴドー&護堂の未来は……?

表題作昨日、君が死んだ。 2

護堂、はづの元同級生
羽繕(はづ)、仕立て屋

レビュー投稿数14

ドラマチックな展開に胸が締めつけられる…‼︎

大好きな作家様。
2巻まで積んでいましたが、3巻発売を機に読み始めました。すごく面白くて早く読めばよかったです!

1巻のように、まったり旅が続いていくのかと思いきや、事件が起きて驚きました!ゴドーの身の上に困難が降りかかります、大変!しかし、はづの手腕とひたむきさで乗り越えていく。

引き続き旅をしながら、いろんな生き物たちと出会い、時には依頼を受けてさまざまなものを縫っていく。
はづはちょっと達観したような雰囲気になり、貫禄が出てきてかっこいいです。さすが伝説の仕立て屋!

いろんな出会いがあるけれど、帽子屋のエピソードはすごく好きです。キュンとしました。
おしゃれ殿下曰く「努力する天才に自惚れた凡才が勝てるわけない」。はづは昔から天才的だったんだな。幼い頃からの苦労の賜物かな。

ゴドーくんが前半のある試練から復活したと思ったら、終盤にまた大変な事態に!
ゴドー = 護堂の強い愛に胸が締め付けられます。

そしてはづのピンチに、新キャラのあの方が登場!何とあのキャラの正体が…。驚きました!

「誰かが気にかけてくれた
 その記憶で人は生きていけるのです」
ラスト近くのこの言葉には、胸がギュッと締めつけられました。

最後はドラマチックな展開で終わりました。でも希望のあるラストが素敵です。

2巻も魅力的な人物や生き物が多く登場し、また劇的な展開となって、ものすごく面白かったです!
素晴らしい作品に出会えた幸せを感じています。

新刊の3巻も読んだので、近々レビューします。

1

何度でも呼び醒す

 いきいき描かれたであろうARUKU先生の熱量は1巻から変わらず感じることができました。ずっと先の読めない展開で、章が変われば羽繕たちが訪れる世界も変わり、毎回雰囲気も変わる。頭で理解しようとするより、羽繕たちと共にひたすら心で感じるままに読み進めていくべき物語なんだと思います。この旅の行き着く先がどこなのかはさっぱりですが、1つ試練を乗り越えるたびに宝物のように羽繕の心に蓄積されていく新たな考えや力に、私自身も生きる希望や日常に潜む輝きを再認識させられるような気がします。黒猫の正体にも驚くと同時に萌え、BL作品としても唯一無二の満足度があります。次巻も楽しみです。

1

BLの神、おとぎ話の神、芸術の神 等々、一体どれだけの神の加護を受けたらこんな凄いの描けるんだろう?

ARUKUさんは やはり、もしかして死後の世界が見えてらっしゃるのかな?という印象を本作でさらに強くしました。
(違ってたらすみません)
もしくは「降りてくる(芸術の神が憑依・降臨する)系」の作家さん。
それくらい、本作は神がかってるとしか言いようがない。

1巻でネガティブ思考の受けが好きになれなかった方、ソレ、本巻で "少し" 覆ります。
最初の回や帽子の回における彼の目を見てください。強いです。
3巻レビューでも書きましたが、私、ARUKUさんのこういう受けがずっと読みたかったんですよ。

編み物をするおばあさんの話。
これは
「実は魔法使いは我々のすぐそばにいるんだよ」
というARUKUさんのメッセージにも感じました。
何気ない言葉や能力で人を幸せにできる人全般をさすのかな、と。
自分も周りを幸せにしたい、そう思える1冊でした。

てかまんぷく共和国の腹の虫www かわえぇなw
ラヴリーなトカゲも出てくるし、せつない展開もあるけれど、動物好きにはたまらない内容でした。
そして2人(人?)の小さいバージョンー!w かわいすぎか・・・?!

<涙が出た箇所>
・遊園地の回
・いつも他者のために動く優しい受けが、自分の身をなげうってでも猫を探すシーン
・その後の、猫好きにはたまらない胸アツ展開
・蝶のラスト展開

<注意点>
・受けが攻め以外にキスされるシーンあり
・デッカイ蜘蛛出てきます

特に心に残った言葉:
「誰かが気にかけてくれた その記憶で人は生きていける」
「人間って不思議で 根っから希望を持つように出来てるらしい それってみんなの才能だ」

0

独特な世界観

お初の先生です。1.2巻まとめての感想

これまでにないような、独特な世界観のファンタジー物語。登場人物それぞれが抱える“愛”かなり偏った愛情な感じがします。タイトルからしてハッピーな光のお話でないことは想像していましたが中身は想像を遥かに上回る様な重くて不器用で不完全な愛情を描いたお話でした。一応不明エンドと書かれているけど個人的にはハピエンなのかなと思います。

メインキャラの二人が旅する中でいろんな登場人(?)物と出会いますが、それぞれに色んな人生があって毎回悲しい気分になったり幸せな気分になったり、感情ジェットコースター状態で読みました。笑

たった2巻とは思えないくらいとても読み応えありました。

1

ある意味、ライフワークかも

現在もウェブ雑誌で連載中です。
紙の雑誌でも別作品を連載、同人誌も最近出版されています。
ARUKU先生の創作の泉は枯れることなくというより更にこんこんと湧き出しているのでしょう。
ただ何故ベテランの作家さんは皆、ファンタジーやスピリチュアルなものへと向かうのか私にはとうてい理解出来ないと最初は冷めた目で見ておりました。
でも分かってはきました。
それはよく分からないけれどとにかくなんだかスゴい…!のが「昨日、君が死んだ。」だという事です。
私は人間的にとてつもなく矮小なので、身内や勤務先の同僚、あるいはここなら他のレビュアーさん、漫画家さんにだって嫉妬します。
自分と比べます。
自分とそんなに差がないじゃないか、あんな才能はないけどそれに近いとこまではいける気がする、などと思ってしまいます。
もちろん身の程知らず、です。
ところが!
ARUKU先生については嫉妬なんて感情は生まれません。
いつもありがたく読ませて頂いています。
特にこの作品は先生のライフワークなんだろうなと感じています。
魂を削って描いていると思う。
BLじゃないのかもしれない。
いつもの萌えってやつはないかもしれない。
オトナになってしまった人々の為の「童話」としてじっくり読んでいます。
よかったら貴方も読んでくれると嬉しいです。

2

ここにしかない物語

ARUKU先生の創り出すストーリーがどれも素敵で何回でも読みたくなります。一つ一つ違うお話みたいだけどしっかり愛とか友情とか繋がっていてどれも心温まるものばかりです。きっと読みながら自然と笑みが溢れちゃいます!
私の語彙力ではまだまだ伝えきれない魅力が詰まってるのでぜひ読んでみてほしいです!読んでください!

3巻楽しみにしています♪

2

2巻もバリバリのARUKUワールド

1巻、その独創性に驚かされた1人ですが、2巻となるとその新鮮味はやはり少し薄れてしまいました。

2巻も様々なシチュエーションではづとゴドーの旅は続きます。
上手く行く時も、上手くいかない時もありますが不思議と悲壮感はなくほのぼのとした雰囲気での短編が続いて行きなんとなくロールプレイングゲームをしているような感覚にもなったりしました。

でもさすがに終盤ゴドーがバラバラになってしまった時には、バッドエンドなのかとショックでした。
赤ちゃんゴドーは成長したりするのかな?
てか3巻に続きますよね?
次巻がラストとは限りませんが、どういう風にラストが落ち着くのかめちゃくちゃ気になる作品です。

1

天才、これぞ「読むべき」一冊

作り込まれた世界観に圧倒される神作!一コマ一コマが凝りに凝っていて特殊な世界観の話を見事に成り立たせている。どういう話か説明ができないんだけど読めばわかる、読んで損はないと思わせる一冊でした。優しさと残酷さが交互に打ち込まれていて、哲学的な童話のようでもあり、聖書的でもある(?)うまくいえないがすごい!天使と悪魔で好きな人を縫う…とか絶対無理だと思ってたけどめちゃくちゃよかった。ARUKU先生以前他の作品を読んだとき、絵も怖い感じだし話もえぐいし私の感性では理解できない先生だと思ってましたが認識が一変!ファンになっちゃった。難しいけど読者をおいていかないし、なんかすごい体験をした気分になります。そして絵がすごすぎる、上手いを通り越して神々しい。孤独を真正面から描きながらも救いがある。はづが不幸すぎてもう人間離れしているんだが、この人の「自分にできることをする」「小さいものも見捨てない」その生き方、視線に癒されます。

3

言葉が出ません

キラキラとした万華鏡のように、移り変わりの激しい沢山のお話が詰め込まれていました。
時には優しく時には残酷で、でも救いがある何とも例えようのない世界観でした。

可愛らしいキャラクターが出て来たと思えば、不気味で恐ろしげな存在も現れて、物語を紡いで行くんです。

1巻でも心に刺さる部分があって、胸がキツく絞られるように苦しくなったのを覚えています。
なので2巻も読むのが怖かったんですが、何度か苦しくなって穏やかになっての繰り返しでした。

ARUKU先生の作品は大好きで、中でもこの作品は他の作品より群を抜いて好みです。
ゴトーくんの無邪気な可愛らしさとはづへの献身的なまでの愛、そしてはづに影のように寄り添いながら姿が見えない護堂の愛。

1人と半分と半分の旅が何処に向かっているのか凄く気になります。
特に今回は新たな登場人物によって、世界が壊れ始めました。壊れた世界でさえ美しいと思うはづこそが美しいと思いました。
個人的には「伯爵夫人」の言葉が凄く気になります。あれははづを指しているのでしょうか?

3巻を楽しみに待ちたいと思います。

4

唯一の世界観 ネタバレなし

ARUKU先生の作品はこの他に2冊読んでます。発熱〜が初めて読んだ作品でしたが、その時は作品の空気感に惹かれたもののオチがあまりハマりませんでした。その次に読んだ100年〜はオチが大ハマりし、ARUKU先生の違う作品を読みたい!と思いこちらの1を初めに手にしました。正直表紙もあらすじも強く興味をそそるものではなく、同時に買った作品から呼んで後回しにしていました。が、同時に買った(40冊くらい中古で爆買いしました)こちらの作品がダントツ面白かったです。

いつも中古でしか本を買わないケチな私ですが、2が8月に発売されていたと知り、1を読んだ当日〇ニメイトに駆け込み購入しました。
やはりめちゃくちゃおもしろい。BL好きな人しか知らないのがもったいないくらいのド名作です。

3

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