ルビーレッドを噛み砕く

ruby red wo kami kudaku

ルビーレッドを噛み砕く
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神224
  • 萌×279
  • 萌14
  • 中立3
  • しゅみじゃない7

--

レビュー数
28
得点
1481
評価数
327
平均
4.6 / 5
神率
68.5%
著者
朔ヒロ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイオメガバースコミックス
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784799758076

あらすじ

先生の「特別」になりたい――。
人のフェロモンが色とりどりの“結晶"として見えるΩの朱音。
その特異体質のせいで孤独だった中学時代、養護教諭の牧瀬と出会う。
無色透明な結晶を身にまとう牧瀬に、朱音は初めての恋をした。
5年後、奇跡的な再会をした二人だったが牧瀬にはある秘密があって…?
ピュアな想いがきらめく尊さ満点オメガバース。
描き下ろしは甘々おうちデート

表題作ルビーレッドを噛み砕く

看護資格もある養護教諭・ベータ29
フェロモンが見える特異体質・オメガ19

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • あとがき
  • 表紙撮影アフター(カバー下)

レビュー投稿数28

β×特異体質のΩ ピュアで尊い再会ラブストーリーです

少し不思議なお話、人外物に定評のある朔ヒロ先生初のオメガバース作品です。

こちらの作品も王道路線から少し外れていて…

でも王道にも引けを取らない尊くてピュア過ぎるラブストーリー。

フェロモンが結晶として視えるちょっと強気でヤンキーっぽいけど実はウブでピュアな、そして少し不憫な少年・朱音純多と彼が通っていた中学の養護教諭のβ・牧瀬実のお話。



※ネタばれ触れますのご注意を



ヤンキーっぽく見えるけど実はウブな純多がもう可愛いんです…
そして不憫さもあるので見ていると幸せになって欲しくて仕方ない(笑)

そんな彼の初恋の相手が中学時代の養護教諭・マキ先生。

彼は透明なフェロモンを持つβなのですがそれにも秘密があります。

物語通してこのフェロモン・結晶が重要なキーになっていて色にも意味があったりと本当に朔ヒロ先生ならではのオメガバースになっていてとても良かったです。

5年振りの再会、そこから動き出すピュアで尊いラブストーリーなのですが独創的な設定や演出、お話の構成が凄く良かったです。

少しずつマキ先生の事、彼の性質 透明な結晶の理由なども明らかになって行きます。

そして中々交わらなくてすれ違う二人の想い、
特に純多が切なくて胸がキュウっとなりました。

でも終盤はマキ先生男前でカッコ良かったですよ!

個人的には最終話で二人が結ばれたシーンが最高に印象に残りました。

そのページを読めば直ぐに分かると思います(笑)

とても目を奪われ心惹かれるシーンでしたので…

こういう感じのオメガバース作品はあまり記憶に無いし、これだけオメガバース作品が溢れる中でこういった作品を読めるのは嬉しいですね。

Ωとして不憫な部分はあるけどオメガバース特有の心が疲れる程の鬱要素も特にないですし何より純愛なので是非読んでみて欲しいです!

16

『噛み砕く』

推し作家様の朔ヒロ先生のはじめてのオメガバース。
めちゃくちゃよかったです…!!

フェロモンが結晶化して見える特異体質のΩの朱音と朱音が中学の時から想いを寄せている養護教諭でβの牧瀬(マキ)先生。

先生と生徒だったふたり。
朱音が19歳の時に再会をするのですが…。

丁寧な心理描写ももちろんですが、オメガバースを軸としてフェロモンが結晶化して見えるという設定がまた秀逸で!

朱音の真っ赤なルビーと先生の真っ青なサファイアの結晶がふたりのように繋がり混ざり合ったあの見開きのシーン…、カラーで見たかったなあと思いました。
魅せ方が素敵すぎる…!

そして、『噛み砕く』というワードが…、めちゃくちゃ効いていて。
朱音の人生においてあまりいい印象ではなかった結晶を最愛の人である先生が噛んで砕く。
胸熱すぎて、はああ〜…って感嘆のクソでかため息が出ました。

そして、先生の既刊よりも少しエッチシーンが激しめに感じてドキドキ…!
そんなエッチなところを堪能してから、名前呼びがくるかな〜、と、ワクワクしていたらまさかの名字呼びすて…!
そ、そっち!?、と思ったのですがなんだかふたりらしくて微笑ましいしいいか〜、と。
描き下ろしで先生からの名前呼びがあったので満足です。

せつなくてあたたかくてとてもキレイなお話で、ラストの朱音の晴れやかな笑顔に目頭が熱くなりました。
朔ヒロ先生の描かれる豊かな表情がすごく好きです…。
先生の前でだけ緩む朱音がほんとにかわいくてたまらん。

まだまだふたりのお話が読みたかったな…、と思いながらあとがきを読んだら続編が決まっているとのこと。
え〜、もう嬉しすぎるんですが!
かすみ楼シリーズも楽しみですし、大好きな朔ヒロ先生の作品をこれからも読めることができるのが幸せです♡
一年以上先ということなのですが全然待ちますし、生きる糧にしたいと思います!

15

美しいルビーレッド

 数あるバース性の中でもメジャーであるオメガバース、昨今は違いを出す為に独自の設定があったりと、まだまだ奥深さの沼を魅せるバース性に、漫画だからこそ、この設定が美しく生きる。

 フェロモンが目に見える、しかも『結晶』となってその人から漂い、色や大きさ、匂いまで、全ての人のフェロモン結晶が生まれつき見えてしまう朱音純太と、朱音にとっての中学の頃の養護教諭牧瀬実との五年ぶりの偶然の再会によるふたりの時間が動きだす。

 朱音にとっては唯一結晶が無色透明で居心地のいいマキ先生が『初恋』が偶然の再会により再燃し抑えられないが、マキ先生はマキ先生で何やらままならない事情があるのだが、、、。

 タイトルの『ルビーレッド』は朱音のフェロモン結晶がその色で(だから名前に『朱』が入ってるのかな?!)、『噛み砕く』ことによってマキ先生と朱音、ふたりそれぞれのコンプレックスが噛み砕かれてふたりの幸せが観れてよかったです。

 朱音のお友達の叶芽さんのスピンオフ希望。
 紙ー修正、ライトセーバー。

11

特殊設定が活きてる優しいオメガバース

↓ネタバレ含みます

レビュータイトル通りメインの二人の性格もあって、全体的に優しい世界観のオメガバースでした。読み終えた後に温かい気持ちになれて読後感も良かったです!

今作の特別な設定として受けの朱音は人のフェロモンが結晶として見える特異体質です。そして攻めの牧瀬先生は無色透明な結晶を持つ養護教諭。結晶で溢れた生活で疲れた朱音はそんな牧瀬先生に惹かれ、学校を卒業して数年後に再開するところから始まるお話です。

朱音がとても健気で可愛い!Ωであることでも結晶が見えることでも辛い思いをすることがありますが、先生の前で見せる笑顔などの表情に好きが溢れています。グイグイ行くところは行きますが優しい子で心から「幸せになってくれ…!」と願いました。
牧瀬先生はとてもとても優しい人。彼の結晶が透明なことには理由があるのですがその理由も優しくて…。朱音に振り回されつつも最後は見せ場もありでよかったです。
お互いの人生にはお互いが不可欠で、相手のことを大事に思える二人でした。幸せなハッピーエンドで良かったです!

フェロモンが結晶で見えるという特殊設定が見事に活きている作品でした。読み終えた後にタイトルを見るとこの作品に的確なタイトルだなぁと思います。そして読後に裏表紙から裏表紙側の袖の部分にかけてのところ気づき嬉しくなりました。全編カラーで見たくなる作品でした。

そしてそして続編が決定しているとのことです!(続編を待たずとも今作自体で綺麗に終わっているので、その点は安心してください!)読み終えるのを寂しく思ってしまうほど大好きな二人だったので嬉しいです。まだまだ先のようですが今作を読み返しつつ楽しみに待ってます!

11

泣ける

作家様買いです。

朔ヒロ先生のオメガバースものということで
すごく楽しみにしていました(*´ω`*)


フェロモンが肉眼で見える朱音。
人の身体から宝石みたいな結晶が出ていて
それを朱音は見ることができます。
結晶は人それぞれ色が違うみたいです。

その話を朱音がした先生が養護教諭の牧瀬先生で、
5年後に奇跡的な再会をしたことによって、朱音の恋心が動き出します。


いやぁ!すごくよかったです…!(*´ω`*)
朔ヒロ先生の作品って全部泣ける場面があって、
今回も豪快に泣きました。
朱音の気持ちを考えると、すごく辛くて切なくて悲しくて
涙無しでは読めませんでした。

最後は牧瀬先生が男らしくばしっと決めてくれてよかったです。
もっと二人のお話が読みたい!と思ってたら
まさかのあとがきで続編決定の知らせ!!!
とても嬉しかったです(*´ω`*)
期間が少しあいてしまうとのことでしたが
二人のお話が読めるのならいつまででも待てる!という気持ちです(*´ω`*)

今回も素敵なお話が読めてよかったです。

11

β×Ωの純愛

めちゃくちゃ良かったです!

ベーシックなオメガバースを敷きながらも、フェロモンの結晶体による可視化というオリジナル設定がある本作。

受様は、バース性問わず、フェロモンが色とりどりの結晶として目に見える特異体質を持っています。フェロモンが見えること自体は稀にあれど、結晶化してくっきり見える受様は極めて稀な存在。成長につれ、見えなくなっていくことが多いと医者に言われていたものの、中学に入っても変わることはなく、嫌が応にも視界に入るそれらに体調を崩し、保健室通いの日々に。
攻様はそんな受様の特異体質に理解を示してくれる保健室の主、つまり、養護教諭になります。

攻様から放出される結晶は無色透明で、受様はそんな攻様に安心感を抱き、信頼を傾けます。

教師と生徒の間柄に過ぎない二人は当然ながら学舎を出れば接点はなく、そのまま疎遠になりますが、5年後に偶然再会して再び縁を繋ぎます。

受様は、攻様への信頼を恋慕に変えて行き、という内容ですが、受様の一途な想いが本当に愛おしいやら切ないやら……!
ひたむきな恋情のままに攻様の心に触れようとするのがとてもいじらしい。
頼るのが下手くそな受様の、小さな小さなSOSをしっかり掴んで支えてくれる攻様がとても優しくて素敵な大人でした。

攻様側の事情も見えてくることで、お互いがお互いを思いやるがゆえのすれ違いに心臓がギュンとなりますが、攻様が「教師」と「大人」の顔を捨ててからの男振りに拍手喝采です。
タイトルを回収した時の感動はひとしおです。

来年?には続編が予定されているそうで、くっついた二人の幸せないちゃいちゃが読みたいですね!

10

異色のオメガバース

オメガバース飽和状態のBL界に、またも異色のオメガバース作品が登場しました。オメガバースも独自路線が目覚ましくなってきて、中には好きなもの・苦手なもの色々ありますが、私はこの作品大好きです!


フェロモンが結晶化して見えるだと…?
なかなか面白い設定でした。設定に負けずストーリーの流れや、主人公の朱音と牧瀬のキャラクターもとても良かったです。バックグラウンドもしっかりしていて、設定の甘さもなくてエンディングまで気持ちを盛り上げたまま読み終えました。

結晶が色で見えるということなので、朱音と牧瀬のセックスシーンはカラーで見てみたかったです。青と赤の色が混ざりは、カラーページだとより一層その凄みが伝わったんじゃないのかなと思いました。もちろん、白黒でも幻想的でキレイでしたよ^ ^


結晶が見える特異体質のオメガの朱音と、朱音が中学のときの保健医の先生だったベータの牧瀬とのお話です。

フェロモンオーラが結晶化して見える朱音との出会いが朱音の中学時代。19歳となり朱音と出会った牧瀬は変わらずに優しくて、あの頃のまま透明の結晶を身に纏っていました。朱音が牧瀬に惹かれたのは、牧瀬の結晶が透明で気持ちが落ち着けたから。なぜ牧瀬の結晶が透明なのかは、このストーリーの鍵にもなってきます。


オメガに対する世知辛い世界描写もあって読んでいて切ないシーンもあります。牧瀬への想いが、先生だから、ベータだからとスルーされてるようなところもあって、むずがゆいです。それでも牧瀬にアタックする朱音が前向きで可愛くて、ずっと応援していました。


オメガとベータの恋。
アルファとオメガだけが運命の番として絶対化される作品はたくさん読んできましたが、それも確かにドラマチックで素敵です。だけど、私は朱音と牧瀬のようなオメガとベータでも、運命の2人になり得るストーリーが好きです。
バース性を超えて、お互いを認め合い惹かれ合うって素晴らしいこと。そもそも、1人の人間で個として違うんです。
この作品は私の萌えが詰まってました。

朱音にチョーカーを贈るシーン、好きです。結婚指輪みたいでドキドキしました。
朱音への好きを隠さなくなった牧瀬の溺愛ぶりと、ラブラブセックスシーンは読んでいて楽しくて仕方なかったです。何回読み返したかなって感じです♪


続編も出るとのこと。作者の方の話によると時間がかかりそうですが、その時が来るのを楽しみに待っていようと思います。

8

初恋の色

フェロモンが結晶として見えてしまう特異体質のΩの朱音と、フェロモンの結晶が透明なβのマキ先生。
オメガバースですが、フェロモンが結晶として見えるというオリジナルな設定。
設定だけではなく、お話の核となっていてとても良いお話でした。

フェロモンが結晶として見えるので、他人の性欲や欲望が可視化されてしまいます。それにより警戒心が強い朱音。そんな朱音の初恋の相手のマキ先生と5年後に偶然再会。またマキ先生を好きになります。
好きだけどすれ違いが…。
朱音視点から始まり、マキ先生への気持ちがとても伝わってきました。不器用ながら真っ直ぐ一生懸命で強い朱音、とても良かったです。オメガバースにおいて、強くて屈しないΩがとても好きです。
朱音視点で進むのですが、途中マキ先生視点のお話があります。
マキ先生視点を読んで、色々納得できたしお話に深みが増しました。
そして、結晶が見える事で嫌な思いをしてきた朱音ですが、マキ先生のおかげでフェロモンの結晶が見えて良かったな、と思えました。

終盤のマキ先生が全開になり出してから、めっちゃカッコ良かったです。
ただの優しい良い人っていうだけじゃなくて、めちゃくちゃ萌えました。好き。

今後、続編を描かれるとのことなのでめちゃくちゃ楽しみです。
全開なマキ先生をもっと見られるなんて!嬉しいです!

王道のオメガバースではないので、オメガバースが苦手な方や飽きてしまった、という方でも楽しんで読めるのではないかな、と思います。

とても良かったです。

7

珍しい設定でβ×Ωの純愛物語です

初めて購入させて頂く作家さんでした。
フェロモンが結晶で見えるという設定のオメガバースは初めて見るなと思い、作家様の試し読みを見て更に気になり購入しました。

先生の結晶は透明なのですが、普段からたくさんの人の色付きの結晶が見えてしまい体調を崩してしまう朱音にはとても居心地のいい人で初恋の人でした。
それから五年経って奇跡的な再開をした二人の恋の物語です。

設定がすごく生かされています。
物語が進んでいくうちに何故先生の結晶が透明なのか分かります。
そしてタイトルの「ルビーレットを噛み砕く」も回収されます。

無理のない設定で大切に描かれているんだなって感じました。
最後まで楽しく読めるかと思います。
オメガバースは結構溢れてきてしまっている中オリジナル感もありキュンや萌もちゃんとあります。
オメガバース特有の鬱な描写や無理やり等全くなく純愛オンリーです。

ありきたりなオメガバース設定に飽きてしまった方、純愛が好きな方是非読んでみて欲しいです!
この尊い二人の物語は続編があるそうなのでそちらも楽しみにしております。

6

オリジナル設定に引き込まれる

オメガバースのお話はオメガの子が辛い思いをするお話が多く基本苦手なのですが、このお話はオリジナル設定もあり(フェロモンが結晶になって見える、α寄りのβ等)凄く引き込まれました。
マキ先生は物腰が柔らかく真面目だけど、キメるところはしっかりキメてくるイケメンでとてもかっこ良かったです。
朱音は気の強い美人ですが根は可愛くて良い子。
切ないストーリーも遠回りの理由も無理がなく納得の展開で、読後は幸せな気持ちになります。
続編も決まっているとの事で、とても楽しみです!!

6

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