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お前だけが、俺にとっての唯一で絶対
ichiban chikakute fukai toko
ダメンズヒモ男×健気なエッチな受けちゃん
のストーリーかと思いきや、ところがどっこいなキャラクターの展開にびっくり!!
こんな展開の仕方も有るのかと、、、、
幼い頃から同じ養護施設で育った悠馬と健司。ダメンズのような健司が穏やかで優しい悠馬に依存している話で始まる。
健司が悠馬に全てを捧げて依存している様に見えるが、実は一番近くて深いところに入り込んでいることで悠馬の心の平穏が保たれて崩れない様にしている。
周りからみれば、健司は偽りの歪な姿で悠馬の為に生活をしているが、健司のが、悠馬が一番近くて深いところに入り込んでいて、互いに依存し合っていたのだが、
これからも一緒にいる為に、ふたりの歪な関係を正す為に互いに独り立ちをするのだが、、、、
清々しいほどのダメンズ健司に騙されて、弱々しい悠馬が腹括ったら芯が強強だし、離れ離れになったら、強強な健司のが実はメンタル弱弱だったりと、キャラクターのギャップに右往左往して、びっくりしてみてください!!
Cモアさん、修正、少し太白海苔。エッチ多め。
ダークテイストかと思った作品でした。
表紙とか…帯とか…なんか暗い感じかなぁと。
このストーリーの先が明るいのか暗いのか…。
よく分からなくて、ちょっと賭けみたいな気持ちでこの作品を手に取りました。だってハッピーエンドのストーリーじゃないと読みたくないです(笑)
結論から言うと、このストーリーはまるっとハッピーエンドです!!読後感が最高に気持ちがいい素敵なエンディングです。
私はこの作品大好きです。みなさんにもおススメします!
悠馬の健司への依存がこの物語の鍵です。
悠馬は健司がいないと自分を保てず生きていけません。悠馬が「自分は必要とされている」と感じるように、健司はワザとダメな人間を演じています。2人は同じ施設の出身で、恋人関係ではないけど身体の関係を持っています。
悠馬に寄り添いながら生きている健司は、実はIT会社を経営する社長。健司は悠馬にバレないように二重生活を送っていますが、悠馬は健司に無理をさせていると感じていました。
健司からの自立を決意し、健司と距離を置くことにしましたが、精神を保てなくなったのは健司のほう。
どう見ても悠馬の方が健司に依存してる感じでしたから、これには驚きました。
悠馬と離れた健司は心も身体も病み、方や悠馬は慣れないながらも新しい仕事に取り組もうと頑張っています。
あのカタカタ震えていた悠馬が頑張ってる……とても応援したくなる気持ちでいっぱいです^ ^
悠馬が健司から離れたのは傍にいるため。
自分も健司を支えたいという想いを抱いて、2人の未来を見据えて動いていたんです。現状維持を望んでいた健司とは真逆の考え方でした。
悠馬は強くなりました。
でもそれは今まで健司が悠馬の傍にいつもいてくれたから。かけがえのない存在だった健司とこれからも一緒に生きていきたいと思わせたのは、健司に他ならないのです。
お互いの愛情を感じながら、お互いの仕事を頑張る悠馬と健司。
愛が…愛が溢れてます…。
健司がいなくて震えていた悠馬の姿はもうどこにもありません。悠馬には余裕もゆとりも感じられて、成長したなぁ…と感慨深い気持ちになりました。
序盤から中盤は、胸がギュッと痛くなるほどに切ない気持ちでストーリーを追っていましたが、終盤は心がどんどん温かくなるのを感じながらエンディングまで読み終えました。とっても!とっても素敵なストーリーです!
悠馬の心の闇を捉えながら、実は健司の心の闇も捉えていて、その対比が実に秀逸。読み応えのある物語の展開でした。これは小説化でも映えそう。
胸を打つ美しいストーリーに、多幸感でしばらくはその余韻で幸せな気持ちをキープ出来そうです^ ^
作者買いなんですが、はとじ先生の作品の中では個人的に一番好きなお話でした。
不安定な受けと、そんな彼の前でだけちゃらんぽらんを演じるスパダリ攻め。
これが表面的に見える2人の構図なんですが。
物語が進んでいくにつれて見えてくる、お互いの依存度や不安定さがスパイスとなってきます。
どう考えても恋人にしか見えないのに、恋人ではないとはっきり言ってしまえる歪み。
どこまでも深く繋がっているのに、はっきりとした言葉を交わさないがゆえの亀裂。
お互いに相手のことを想っていて、その想いが強すぎるがゆえにから回ってしまう。
読んでいるこちらは2人の気持ちがわかっているので、すれ違っていく過程が苦しくて堪りませんでした。
2人の歪な関係が、清算されて恋人としての位置に納まるまで。
じっくりと丁寧に読ませてくれました。
最初は受>攻の依存と歪さに見えていたのですが、隠れていた受<攻な不安定さはたまりません。
過程が苦しかったため、2人が恋人になれた後は本当に幸せな気分になれました。
一方通行どころか、双方向の依存愛はやはりかなりの重みでした。
ただ、依存愛は依存愛でも救い、救われる幸せな気持ちになれる依存愛でした。
悠馬は子供の頃から施設で一緒に育ってきた健司と
兄弟のような、親友のような、恋人のような曖昧な関係だ。
けれど、健司が傍からいなくなると考えただけで情緒不安定に
なってしまうくらいには依存してしまっていた。
健司もまた悠馬を誰よりも大切にしてくれているけれど、
彼を自分に縛り付けてしまっていることに罪悪感を感じていた。
そんなある日、健司の秘密を知ってしまい…。
はじめのうちは健司に依存する悠馬が描かれていますが、
物語がすすむうちその依存が悠馬→健司だけではなく、
健司もまた悠馬に依存していることがわかってきます。
本当の自分を隠して悠馬に人生を捧げるほど献身的な健司ですが、
実は彼自身もまた悠馬がいないと生きていけないという歪な執着を
抱えていました。
重苦しいけれど、その分混ざりけなしに純粋な想いが胸に突き刺さります。
こんなにも長い間、ずっと隣にいるのにほんのささいな我儘も、本音も、
「好き」すらも言えないなんて…。
臆病で拗らせまくった両片想いにじれじれしつつも、
最後は閉じこもった二人だけの世界から一歩踏み出した二人に
幸せな気持ちで読み終えました。
わー!!!悔しい!!!
本当に、本当に、個人的な趣味の話で申し訳ないのですが……!!
最後までずぶっずぶの共依存のままでいて欲しかったー!!!!
君がいないと生きていけない系の、精神的にも肉体的にもずぶずぶの共依存が好きです。
帯のデカデカと書かれた共依存、の文字に心惹かれながら手に取りました。
開幕、攻様が一人立ち(とっくにしてるけど、してない風に見せている)するかもしれないと思っただけで情緒不安定になり、一番近くでそばにいることを感じるために身体を繋げる(常習)描写でガッツポーズをし、おらワクワクすっぞ!と喜び勇んだ私です。
双方向への依存が見えた中盤までが共依存萌えのピークでした……。
なんとこの共依存、お互いがお互いのそばできちんと立ち続けられる為にと、互いを支えにしながらですが、自立を頑張ってしまう光へ向かう半脱共依存関係でした!!!
いや、感動的なんですよ!!?
お互いがいないことで寂しさや目的の消失やって色々なことを乗り越えて、二人それぞれ地に足つけるべく……っていう、本当に光差すラストへの向かい方で……
ただ、本当にただ、私が、ほの暗いずぶずぶ共依存が好みだっただけなんです……。
一人立ちしようとしたけど出来なくて二人きりの世界に戻ってきて幸せな世界で終了する、そんな徹頭徹尾共依存な物語を期待してしまったのが萌えきれなかった感じです!
悔しいー!!
ちゃんと、夜明けの描写に萌えたかったー!!!