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boss to yaju
作家買い。
さちもさんはドシリアスなものからコミカルなものまで描かれる引き出しの多い作家さまですが、今作品はドシリアスベースです。受けさんがとにかく薄幸で性的な搾取に遭う描写も(控えめではありますが)ちょいちょいと描かれていますので、苦手な方は注意が必要かもです。
子どもの時から父親からの暴力を受け、そして母親の手で奴隷商に売られたレオナルド。売られた後男娼になったあと(ならされた、というべきか)彼は自らを「にくべんき」と呼び、男たちから抱かれることで自身の存在意義を見出している青年だ。
そんな彼はある日とある出来事から殺されかけてしまう。自身に価値を見出していない彼はそのまま死ぬことを受け入れるが、まさにその時、彼は一人の男性によって命を救われることになった。レオナルドの命を救った男性はマフィアのボス。レオナルドに何一つ要求することなく家においてくれるが、レオナルドは「誰かの役に立ちたい」、=男に抱かれることを求めていて―。
自分が持っているものの中で唯一価値があるものは「身体」だと思い込んでいるレオナルドがとにかく可哀想で。そのことを彼自身認識していないところがさらに切ない。薄幸なレオナルドがマフィアではあるが優しくお金を持っている「ボス」に拾われ、そして幸せを手にれるお話。
そんなストーリーなのだと思いつつ読み進めましたが。
いやー。
いやいやいや。
そう来るか―!
という奥深いストーリーでした。
二人の傷ついた男たちが出会い、心を交わし、少しずつ鎧を脱いでいく。その過程が凄まじい質量で読者に迫ってくる。その魅せ方が非常にお上手です。なぜボスがレオナルドを拾ったのか、という部分の解明と共に二人の絆が育っていく過程がきちんと描かれています。
さちも作品は割とエロ度が高いものは多いですが、今作品はレオナルドが元男娼ということもあって、いや違うな。レオナルドの「自分の価値は身体だけ」という根深い思い込みがあるために、濡れ場はかなり多いです。が、物語が進むごとに、その濡れ場の内容が変わっていく。
はじめはただ身体を繋げるだけだった二人が、そこに意味を見出し、快楽を拾うようになっていく。その意味は。レオナルドにとって「セックス」は売り物でしかなかった。その行為に幸せも快楽も感じることのなかったレオナルドが、ボスと出会い、「レオ」になっていく。
これ、盛大なネタバレになってしまうので書こうか悩みましたが、地雷の方もいらっしゃるかもしれないので一応書こうと思います。少し下げますので、ネタバレ厳禁な方はここでストップされてください。
この二人のセックスシーンですが、
以下ネタバレあります!
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リバです。
挿れたり、挿れられたり。
この濡れ場がヤバいくらい萌えました。「快楽」というのは二次的なもの、付随的なものでしかないんだなあ。と。身体を繋げるということの本質を垣間見た気がしました。
痛い描写もありますし、モブ姦もありますし、リバでもあります。
苦手な方もいらっしゃるかも。でも、さちも作品の中でかなり上位で好きな作品になりました。個人的にボス(彼にはきちんと名前があります。最初からその名前が登場していないのも良い)の部下のツインズくんたちがお気に入り。あと、レオが救った少年も。
彼らのその後もぜひとも読んでみたいなと思わせる、とても素敵な作品でした。
※本筋に触れるネタバレしか書いてないので注意です!
同軸リバです。本当にありがとうございます。
最近あまり見かけなくなりましたよね、リバ。大好きなので前情報なしでリバだとわかった時、嬉しすぎて布団の上で三点倒立するかと思いました。
しかも、セッ◯スごとに今日はどっちが受けとか決めるんじゃなくて、一回のセッ◯スで受けたり攻めたり!入れたり入れられたり!ウォー!Happy以外の何者でもない。
お話としては重いですが、ハッピーエンドなので安心して辛さに身を委ねてください。
死にそうな時も穏やかな笑顔で全てを諦めたように逝こうとする受けのレオが、攻めに回り、ボスを心身共に必死に求め腰を振る様に萌え転がりました。
ボスも最初は攻めですがイき顔が美しく、その辺からもしや、と受けの片鱗があります。やーでも、まさか同軸リバになるとは!!令和で1番嬉しかったですね!!!
リバです。すばらしいリバでした。
わたしにとって最高のリバ作品に出会いました。
似たような辛い過去を抱えたふたりが傷を癒し合って、救い合って、愛し合って、抱き合うために必要なリバだったと思います。
ふたりが主従関係から対等になって掛け替えのない存在になっていく過程がとてもよく描かれていました。
ダークな内容で残酷な表現もあるので苦手な人もいるかもしれませんが、ふたりの生きている世界では必要な描写だったんだと思います。そんな中でも笑わせてくれるシーンもあり、さすがさもち先生です。もちろんエッチなシーンもエロエロです。凄い力量ですよね。
でも濃い内容のお話だったのでもっとキャラや内容を掘り下げて、せめて上下巻で読みたかったと思うところだけが残念です。
自分のすべてを捧げられる相手を見つけたふたりはやっと「奴隷」ではなく、「人間」として生きていけるんだと思います。
ぜったいに裏切らない相手と泣ける場所、そして自分が生きる意味を見つけたんだと思います。
「ニクベンキ」としての存在価値だけで生きてきた奴隷のレオが明るすぎるのも、「ボス」として皆に慕われるアーサーの孤独さと自信のなさも読んでいて辛かったです。ふたりとも美しすぎるからよけいに切ないんですよね。
かっこよさや強さだけじゃなく、切なさや優しさも弱さもあるふたりはとても素敵でした。
最後の微笑みも少しぎこちないけれど、きっとこれから満面の笑みで笑い合える日もくると感じられるいいラストシーンでした。
抱き合うってただ身体を繋げるだけじゃなくて心も繋げるんだ、互いのすべてを受け入れるんだと、改めて教えてもらえた素晴らしい作品でした。
ボスのアーサー×元奴隷・男娼のレオナルド。
この作品、まさかのリバでした。
でも、そのリバ行為がこの作品では重要なポイントになってて。
幼い頃から体を売ることでしか役に立つ事を知らないレオは拾われたアーサーに身体で返そうとするも拒否される。ただ、アーサーの家で暮らす日々。
①側近の双子との3Pにはビビった!笑
②お金の使い方を知らないレオはアーサーからお金をもらっても要らないと返す。でも、次第にそのお金でお花を一輪ずつアーサーの机に飾っている所は心を通わせている様でキュンときた。
③側近の双子含め周りの人たちの明るさには救われる。
④社交界に行ったレオのイケメンさにまたビビった!笑
⑤似てない様で実は似ていた2人の愛し合う様は、慰め合うようで慈しむような何ともいえないシーンでした。
(リバ行為あり。)
二人とも自分の居場所をずっと探していて、アーサーがレオを拾ったのは本当は自分と似ているようで自分を助けて欲しかったのかな?と思うと最初の出会いの場面は感慨深いです。
読み返しをする度に深くなる作品でした!
作家さん買いです。
さちも先生の描くストーリー大好きです。
途中で、こういう展開かぁ〜!と、なり。
2回読みました。2回目の方が、楽しめました。
主人公達の背景がしっかり描かれていて、現在にどう繋がるのか。面白かった。
ボスもレオも、悲惨な幼少期を過ごしているが、自分たちの本当の居場所を見つけるまでがヒリヒリした。
冒頭レオの経験が、不幸の中にも幸せだと思う思考がやるせなかった。
父親に虐待され、母親に売られて男娼になるわ。挙句に、用済みで殺される寸前とか。
ボスに助けられて幸せになるのかと思ったら。
ボスはボスで、心に傷を負っていた。
心が空っぽのまま生きて来た2人が、少しづつ感情が動き始めたシーンがとても良かった。
ボスもレオも、見返りを求めない本当の居場所を見つけられて救われたね。
リバですが、このリバはむちゃくちゃ好きです。脇役たちも、悪人なのにほのぼのしていたりと、クスッと笑いも出る所もあったので、続編とかあったら嬉しいなぁ〜。
内容の事前情報はなく、裏表紙も見ないで購入。
いわゆる作者買いです。
読了→とても良かったです。
同日に出版された作者様のシリーズ作品と抱き合わせのように発売されたのでノーマークでしたが、正直思っていたより良かったのでビックリしました!
ちなみに、ジーンと染みる感じの良いです(私的感覚です…)
【マフィアボス】と【元男娼】のお話です。
冒頭が【元男娼】のダークな生い立ち~救ってもらったマフィアボスの部下を誘い…エロッと始まったので最初の印象はエロエロだな。と、読みはじめました。
読み進めていくうちに、エロエロなど気にしてる場合ではないぞ!?。と。
歩んできた生い立ちから、心のキズが深すぎて何処か壊れてしまっているように思える2人。
そんな2人の胸の内が見えてきて、しんみり…ジワジワ…心に染みました。
2人が各々思う自分の価値、存在と居場所。
今までの痛々しい経験から心に壁を作ったようになり、2人の今がそうなってしまったのだな…と寄り添う気持ちで読みました。
何処か理解できない部分がありながらも、キズのある2人が互いの存在を大事に思うようになって→恋になって…
まさに帯にもある「純粋な恋物語」でした。
本編ラストもステキな1ページで締め括られていますが、描き下ろし「それの名前」も微笑ましくもニヤニヤしながら読んでしまいました。
幸せになって、なれて、本当に良かった!と思いました。
エロと純粋が上手く混在しているかと思います。
あと、ここで?なお話です。他の方も記載されてますがエチはリバ有です。
私は気にしない?気にならない人なのですが苦手な方はどうしてもハマらないかも…
リバ作品としては最高でした!
気にならない方、逆に気になっておられる方にはオススメです。
作家様買いです。
さちも先生のシリアスなお話が好きで、ドキドキしながら読みました。
レオナルドの生い立ちが悲しすぎて
どうにか救われて欲しいという気持ちでした。
レオナルドは自分の存在価値をセックスにしか見いだせなくて
それが見ていて痛々しかった…。
ボスがレオナルドを拾ったので、
溺愛してくれるのかと思いきやー…。
最終的にはきちんと救われます。
ボスにもどうしようもない闇があり、そちらもレオナルドと出会ったことによって救われます。
でもだからといって共依存ではないので、本当にお互いの存在に救われたんだなぁと思いました。
こちらリバ作品になりますので、
リバが地雷の方はご注意ください。
私はどちらも満たされていくのが見れて嬉しかったです(*´ω`*)
ろくでもない両親の元に生まれ、奴隷として売られた主人公(受け)は、性奴隷として過ごす日々。そのうち育ちすぎたのと新しい子が入ってきたため、暴力によってぼろぼろの状態で捨てられます。そんな主人公を拾った相手はとある組織のボス(攻め)。また同じ日々が繰り返されると思いきや、連れ帰られ、手当てされ、自由を与えられ戸惑う主人公。
与えられた自由の中で自分の存在意義を探し、セックスしかないと求めます。受けの思いに応えるボスは支配することしか存在意義がないと思っており、支配すること、隷属することでお互いの存在意義を確立しようとする歪な2人。
共に過ごす日々の中で、お互いを知り、過去と向き合い、少しづつ距離が縮まっていきます。
欲しいと思うものは自分を必要としてくれる人。
誰かに必要とされたい。
誰かのたった1人になりたい。
臆病な2人が徐々に愛に気づいていくその過程がしっかりと描かれていて、表情から、セリフからさまざまなところに想いが散りばめられていて、最後は泣けました。
もう美しくて、綺麗で、純粋で。
強いけれど、弱い。
でも、お互いがいて、居場所があるって幸せだと気付きます。
お互いの名前はお互いのもの
2人だけの「特別」
名前を呼ぶことの意味が2人にとってどんなことなのか、最後の最後で色づきます。
2人の笑顔にキュンときて、うるっとしました。
最後のえっちはリバありですが、深い意味がありそれによって立ち位置が変わるので、そこも見所のひとつです。
描き下ろしは互いを想い合う2人の何気ない日常。
だけど、2人にとっては幸せな1ページ。
そんな日々を読んでとても胸いっぱいで幸せでした。
あまり深く考えず、軽くあらすじだけ読んで購入してしまったのですが、色々と衝撃の多い作品でした。
打ち捨てられた奴隷の、それまでの生涯の悲惨さにまずうわーっとなりました。
生まれてから人として扱われた事もないだろう生い立ちに、ボスに拾われてからも性奴隷として奉仕する事しか出来ない、分からないという。
そしてボスも仕事の対価を金で払う事が存在意義だという。
同じような愛など知らない生き方をしていたのだろうと、心が痛くなりました。
そんな2人が出会って、今までの生き方と違うものが少しずつ分かって来て、性奴隷の奉仕とは違う、恋愛の延長線上の情事に溺れて溶け合う2人に、ドキドキが止まりませんでした。
あんまりリバの作品を読んだ事がなかったのですが、どっちがどっちだと気にする事もなく、自然に流れるように進んでいって、びっくりはしたんですが、自然に受け入れられるいいリバでした。
過去の2人が辛すぎて、読み始めはちょっと後悔しましたが、純粋な恋物語というのは偽りなしでした。
作家買いしている さちも先生の作品です。
マフィアのボス アーサーと元奴隷 レオのお話。
幼い頃に奴隷商へ売られたレオは男娼として生きていましたが、成長し大きくなったため客がつかなくなっていました。
そんなある日、仕事中だったレオは何か「マズイもの」を見てしまいます。
酷い暴力を受け無残な姿で雪の中に放り出されたレオが最後に見たのは――悲しい目をした天使でした。
長い間男娼だったためセックスすることでしか存在意義が見出せないレオ。
使い方がわからない金よりも、屋根のある場所に寝床と1日3食分…そして可愛がってくれればいい。
一方、マフィアのボスであるアーサーは、行き場を失くした人達を拾い「居場所」を与えていました。
誰にでも平等なアーサーでしたが、何故かレオのことは自室に招き入れ一緒に寝るように。
それぞれに壮絶な過去を持つ2人が出会ったことで物語が始まるのですが、前半はレオ、後半はアーサーにフォーカスが当てられています。
最初は、あまりに強烈な経験をしてきたレオに読むのが辛くなりますが、悲しいことにレオ自信が辛さを感じていません。
それは、まだ幼かったレオが自分を保つために自己防衛本能が働いたからだと思いました。
非道な両親に売られ、性奴隷として生きる地獄のような日々。
しかし、アーサーに救われたことでレオの感情に少しずつ変化が訪れます。
奴隷ではなく「人」として接してもらい、男娼ではなく「普通」の仕事を与えられる。
そして、先代からラストホームを引き継いだアーサーにもレオを拾ったことで変化が…。
さちも先生の新刊を読む度にその発想力の豊かさとストーリー構成に驚かされるのですが、今作も想像以上のクオリティです。
普段から「痛い」系や「辛い」設定は避けているのですが、こちらの作品はさちも先生らしさが溢れていて最後まで手を止めることなく読み進められました。
これまでもキャラクターの魅せ方や心理描写がお上手だと感じていましたが、これだけ仄暗く閉ざされた世界観の中にもコメディ要素を取り入れているのは天才だなと思います(笑)
シンプルなようで細かい設定や伏線が張られており、最後は思いもよらぬ展開にビックリ‼
ぜひネタバレなしでご覧いただくことをおすすめします。
このお話には、当て馬は登場しません。
…が、レオが男娼だったために避けられないシーンがありますので地雷の方はご留意ください。
脇キャラとしては、双子のリクオとカイトを中心にラストホームのメンバーが登場します。
個人的には、ラストで登場する花屋の男の子に注目していただきたい。
Hシーンは、本編最後がイチオシです。
妖艶なエロさと心まで満たされた愛のカタチに思わず唸ってしまいました。
描き下ろし『それの名前』
本編のその後のお話。
自分の「居場所」を見つけたレオがちゃんと理解して覚えて伝えたいこと。
マフィアのボスと男娼…立場も考えも全く異なるようで心にも体にも消えない傷を負う2人。
その傷は決して消えることはないけれど、お互いを必要とし支え合う「居場所」には幸せが待っている。
さちも先生のファンの方はもちろん、少しでも気になっている方にはお手に取っていただきたいです。