常世鬼婿譚

tokoyo oni muko kitan

常世鬼婿譚
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神6
  • 萌×26
  • 萌3
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
5
得点
64
評価数
17
平均
3.9 / 5
神率
35.3%
著者
恋緒ジノ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
&.Emo comics
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784796415200

あらすじ

目が覚めたら、鬼の嫁になってました。
陽気な鬼の頭領×恋愛に臆病な心優しい青年の常世で送る夫婦奇譚

「お前は今日から俺の嫁だ――」

平凡な会社員・芳須実重は長年片想いをしていた親友が結婚し、
秘めた想いを伝えることなく失恋してしまった。
傷心し、神社に住み着く猫に癒しを求めた実重だが、
突如巨大化した猫と風変わりな和装の男との乱闘に巻き込まれ、瀕死に陥ってしまう。

次に実重が目を覚ました時、そこには人成らざるものの棲む世界――"常世"が広がっていた。
どうやら和装の男は鬼の頭領で、実重の命を救うべくこちらの世界に連れてきたらしい。
その上彼は、実重を自身の嫁だと宣言し、まぐわいを求めてきて――…?

表題作常世鬼婿譚

黒鬼,常世の旗本
芳須実重,サラリーマン

レビュー投稿数5

鬼が住む縁結び神社

人生2度目の失恋、恋心すら蓋をして伝えてすらいない失恋をした芳須実重。
いつも通う神社で毛並みはいいが何処の猫かわからない猫に絶賛愚痴(!?)と餌やりをしていたら、いつの間にか着物姿の男が現れて、さっきまでの可愛い猫は化猫となり戦い始める。

ふたり(一匹と1人??)の喧嘩に巻き込まれて死にそうになる実重、死なせたくない一匹と1人。

着物姿の1人が、自分の血を飲み、常世に行けば生き永らえると、、、

次に実重の目覚めた時、そこはまるでファンタジーな世界。
鬼に狐に大蛇にと、、、人間は一番弱く食べられてしまう世界。

そんな、実重を常世に連れてきたのが、鬼の頭領でしかも、実重を嫁にと、、、。

現世の未練、というか自分自身にケリをつけたい実重は現世へ戻れないか旦那様に相談をする。旦那様はなんだかんだと実重を好いているのだが、いまいち、実重には伝わらないようで、、、。

ふたりが出逢った神社にあやかりふたりの行く末がLIKEがLOVEになるのか、、、

扉絵のカラーがとても素敵。
脇を固めるキャラクターも中々素敵なのでスピンオフ希望!!!!

いずれ、黒鬼の旦那様の真名を実重が呼ぶ日の話が読みたい!!!
そうなればファンタジーならではの設定で後継出来たりしないかな〜(勝手な妄想)

0

常世でスパダリワンコな旦那様の嫁になりまして

BL作品の萌えも、ファンタジー作品としてのわくわく感も
ぎゅぎゅっと詰め込まれた魅力的な1冊でした♪

会社員の芳須実重は長い長い報われぬ恋が終わりを告げたその日、
不慮の事故によって“常世”に流されてしまいます。

目が覚めるとそこは人語を話す獣や妖怪の類たち人外が暮らす世界でした。
そして、“黒鬼”によって命を救われた実重は彼の嫁になっており…。

人懐こいスパダリわんこな旦那様が可愛い&格好良かったです。
いつも陽気なおちゃめさんですが、実重のピンチのときには
絶対に守ってくれる頼れる旦那様で、普段とのギャップに
ときめかずにはいられません!

そして、なぜか出会ったときから実重を溺愛していて、
一目惚れかな?と思いきや、実はずっと彼のことを見ていた、
というキュンエピソードもあり、その一途さにぐっときました♡

そんな黒鬼に見初められて異世界に連れてこられた不憫な実重ですが、
慣れない常世で自分にできることを見つけようと奮闘してしてゆきます。
黒鬼の献身愛に少しずつ絆されながらも決して流されることはなく、
きちんと自分の意思をもつ稀にみる芯の強い受けで、好感度高めでした。

その他にも二人を見守る黒鬼の家の従者たち常世の住人たちも
明るく心優しい人外たちばかりで魅力的なキャラクターたち揃いでした。

0

みたらしちゃんがすっごいかわいかった♡

『星降る夜は恋の続きを』の作者様ですねとても可愛らしい絵とお話が好きだったのですが、こちらは絵が少し大人っぽい感じになって、和風人外ファンタジーというところでしょうか
妖怪さんたちやもふもふが、たくさん出てきてすごく楽しく読めました。
手違いで黒鬼のお嫁さんになってしまった実重優しいおっとりさんだけど、芯の強いとこ良いです。黒鬼の旦那様はひょうひょうとしてつかみどころがないようにみえて実は、実重のことをかなり気に入ってるようで、早くくっつかないかなとやきもきしてみたり…
実重は1度現世に帰って、初恋相手にさよならして初めて次の恋に進めることができて、キッパリとした性格です
せつないお話もあって、それは紫織と身元引き受け人?の大蛇の話です。旅の支度って、死での旅だったなんて切なすぎる…きっと紫織は大蛇の旦那様が大好きだったんですね。でもお別れするのは、ほんの少しの間再び2人は出会えるというのが、もう
この2人の話モット見たかったです。めっちゃ年の差ありますけどあの世で大蛇さん若返ってると良いな
あと私の最押しはみたらしちゃんです。めちゃ可愛いです化け猫になったらめちゃカッコいい
アザと可愛いとこもたまりません実重のふところでちっちゃくなってるとこも可愛いかったです。

0

絵はすごくきれい

絵はすごくキレイなんですが、
つめこんでいるせいでごちゃごちゃしてしまって肝心な感情がわかりにくいなぁと思いました。

最初のためし読みの数ページの時点で、
すでに予感はしていたのですが、絵が好みだったので購入しました。

とある神社で猫に餌付けをしている失恋したばかりの受けが、現れた神(鬼)=攻めと邂逅して、化け猫になった猫への攻撃を庇って、目が覚めたらそこは常世…

攻めが一度猫の名前を呼んだだけで、その猫に対して受けが名前つかって呼ぶかなぁ?
というのが私には違和感でした。

基本的には現世に戻るためにがんばる受け、なんですが表情があまりかわらないので感情がわかりにくいです。
あとすぐデフォルメ画になるので、ギャグ感がでてしまって、もったいないなぁっておもいました。そういうレーベルなのかな…?

拗らせている攻めの弟以外は嫌な奴がそこまでいないので、わかりやすい構図ではあります。

いろいろ惜しくて、でも常世の設定と絵柄が大好きなので、萌評価です。

3

常世に浸れる

世界観と小物、それから脇キャラの人外たち。
しっかりと丁寧に描かれていて、常世の世界に浸ることができました。
とくに小鬼たちが可愛いんです!なでくり回したくなります。

世界観は良いのですが、2人の恋愛ものとしてはもう1歩踏み出してほしかったかなと思います。主人と使用人という雰囲気が、想いを交わした後も続いていくように感じました。

攻めはなんだか憎めない主人で、彼の飄々とした強引さも魅力の1つだと思います。感情の面では理解しにくかったですが、鬼だからと納得させました。
受けは嫁という立場ではありますが、ほとんど使用人と同じ。攻めからも周りからも流され続けているように見えるけれど、自身のピンチに陥れば芯の強さを見せてくれます。

突発的な出来事により関係を持たざるを得なくなった2人が、紆余曲折を経て想いを交わすようになるまで。
恋愛としてはもう一声欲しかった!と思ってしまいますが、世界観には浸れて人外好きとしては満足でした。

1

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