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kyou furyouwo hirou
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
紅君がめちゃ可愛いかったです…。
ホンワカしたシーンの、拾われて洗われたフカフカ捨て猫みたいな紅君の可愛さにたまらん!!となるのが第一ステップ。
そして、中盤からの良い意味で予想外なシリアス展開の中で紬さんにガン詰めされる時の雨に打たれた子猫みたいな紅君の泣き顔に正直グッッッときてしまうのが第二ステップです(個人の見解です)。
そして、シリアス展開に入ってからもホンワカとピリッのどちらも持ち合わせた2人の関係性がエモでした…。
あらすじに騙されたが女顔の不良の方が攻めらしい。とはいえHはないのでそこは関係ない。
不良設定の攻め(上)が全く不良じゃない。不良攻めを求めて読んだら肩透かし。
ぐれてる所といったら家出してる所位?
あとは不良らしいことまっったくしてない。むしろ健気受け。攻めだけど受け受けしい。
事故加害者家族×事故被害者家族の話ではあるんだが、この題材をBLで扱うのは難しい上、上手く料理できているとはお世辞にも言えず。
そもそも被害者遺族の受けが嫌なヤツ。
もとはといえば父親の過失運転が事故の原因なのに、必死に謝罪してる加害者(元親友)をクズクズ罵って人格全否定するわ、事故に直接関係ないその弟もクズクズ言うわで好感を抱くのは難しい。言動がサイコパス。
この事故もややこしくて、どっちが加害者で被害者なのか読みながらごっちゃになる。
一応身内が死亡してる方を被害者とはしたが、ぶっちゃけどっちも同じ位に非があるんで、一方的に被害者面できる受けの心理がよくわからん。
とはいえ攻めも攻めで、なんで加害者家族の立場で被害者遺族の部屋に上がりこんで、「俺(初対面の)受けさんの味方だからね!」と言えるのか理解できない……無神経すぎるぞ。
ほかにも道徳通念的に「そうはならんやろ」と突っ込みたくなる場面多し。「えっ、本人の前でそれ言っちゃうの?」ってシチュが多くて付いていけない。
ちなみにサスペンス要素はない。
ヒューマンドラマならまあわかるが……ミスリードによる意外な犯人やどんでん返し、驚愕の真相を求める読者には誤解を招く紹介文だと思った。
上記の問題点にモラル的にひっかからない人は読めるかもしれない。