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ai ou hutari
『キミドリ』→『愛追う〜』→『俺のポラリス』→『どちら様〜』の順で読んで、こちらに戻ってきました。初めて読んだ時はピンと来なかったけど、読み返したらしっかり楽しめたので嬉しい。謎解きっぽいお話が得意な作家さんだったのね。こういうタイプの作品好きですし、端々に丁寧さがあるので好感が持てます。雰囲気は『どちら様〜』と似てるな。
登場人物みんなが優しくて(郵便物だけで登場した人はそうではないが。先生の作品、親とうまくいってないこと多い)、ひっそり心配してるおじさんとか、常連の皆さんまで愛しい。初めて出会った同類についていっちゃった感はあるものの、相性良かったならそれでいいじゃんね!爽やかでよし!
すごいです。心が震ってました。
こんな作品があるんだなって、知ることができて、読む事ができて良かったです。
この方の作品は「俺のポラリス」が初めてだったのですが、それがとても良かったので、次に1番高評価だった今回のこちらの作品を読みましたが、作品のテーマに持ってくるポイントが他の作家にはない目線で、ハッとさせられました。
BL漫画というより、人を愛すること、家族愛とは何か?を問うテーマでたまたま同性を愛するセクシャリティを取り扱ったって感じで物凄く現実的で考えさせられる作品です。
主人公の目線、母親の目線、相手の子の目線、そして姿こそいませんでしたが、相手の子の親の目線…色々な目線から考えられるお話な点も良かったです。
私も自分の大切な人のために寄り添って支えてあげられたら良いなと、そのためにはどうしていったら良いのかなと、ある種道徳みたいに色々自分に置き換えて考えました。
私は作家買いはしないのですが、この方だけはBLとか関係なく、どんな本も出す限り全て読んで行きたいと思います。
このような作品を生み出していただき、誠にありがとうございました。
仁嶋先生作品初読みです。この後もう1作読みます。
絵がきれいで見やすいですね。
一樹が母親がママ活しているところを目撃して感情的になって突き止めようとする。
ママ活アプリでのアポまで確認したのでママ活であることは間違いないんだけど何か事情があるかもとかもう少し落ち着いて対応できないものかと思ってしまいました(BLでよくある相手が誰かと一緒にいるだけで怪しい関係だと思い込む時いつも思うやつ)
で、圭吾に詰め寄るも守秘義務で話してもらえないしだからと言って圭吾にママ活(カズ活)を依頼するのが2人の進展のために強引ではなかろうかと感じました。
こういう時、本人はなぜそう口走ってしまったかわからないとなるんですよね。冷静に考えたら不自然なことだから。
でもまあお互い惹かれあっていくのはよかったです。
圭吾がゲイだからと母親に縁切りを言われるのはキツいですね。昔で言う勘当よりドライ。
その分、圭吾には一樹がいるし一樹の母親も理解があるので、新しい家族ができてバランスとれハピエンでよかったです。
前半ママ活騒動が長い分、くっつく辺りが走り気味に感じましたがそれはそれでいいですね。
談話室で時々おすすめされている作品で、ずっと気になっていて、やっと読みました。初読み作家様です。
意外な展開があるので、他の方も書いているように、前知識少なめで読むことをおすすめしたいです。ネタバレ少なめでレビューします。
とてもすっきりした絵柄ですね。
主役の二人は同体型で、パッと見、受け攻めがわからない感じ。(ちょっと受けの圭吾の方が色気あるかな。)
いつもわかりやすいカプ作品読みがちなので新鮮だな〜。
あらすじに「ママ活」とあって、ドキリとします。自分の母親がママ活してるなんてショッキング!
でも読んでみたら、ストーリーがどんどん意外な展開をしていって、ほのぼのしつつも切ない、でもほっこりもする、そんなお話でした。
ちょっと切なくお話が進んでいきつつ、二人の仲もちょっとずつ進展します。
中盤の「カズ活なしにこれからも会いたい」と言われて、ちょっと泣いちゃう圭吾の表情、可愛いな〜。
後半にはまたかなり切ない展開に。
でも一樹が男気見せてかっこよかった〜!
またまた泣いちゃった圭吾の、嬉しそうな笑顔が可愛い。
そして終盤に色っぽい展開。
両想いになった二人が、ちょっとずつイチャイチャしていく様子が、とてもリアルな感じがして、すごく素敵だな〜と思いました。
キスの時「舌入れていい?」って訊くとか、かわいいな〜。
未経験同士の初めてのお泊まりのやり取りが、初々しくて可愛らしくて、ニヨニヨしてしまいます。
濡れ場自体の描写は少ないですが、きちんと色気を感じる描写です。作品の雰囲気に合っていて、とてもいいなと思いました。
最後は幸せそうな二人にほっこりしました。
最終ページの手を繋いで微笑み合う二人が、とても素敵なラストシーンでした。
最初はちょっと不思議なお話だな〜と思っていたのが、意外な展開をしていって、最後はとても心あたたまるお話でした。
シーモア 濡れ場は修正不要な描き方
朝からすごいデトックス…
心が洗われ、邪気が薄れるようなじんわりする読後感
また、掛け値なしに布教したい、と思える作品を読む事が出来ました
お話しはあらすじのみの確認で読みました
そしてあらすじのみで十分だったし前情報無しで読んで良かった、とも思えます
でも、あらすじのみを読んで嫌悪感や穿った想いを抱いてしまうのは早計では……と思ってしまう位良質なお話しがココにあります、知って欲しい…!
今回はネタバレなしでレビューをしますがあらすじ確認でイマイチ懐疑的な気持ちが払拭出来ない…でも気になる…!という方は是非、ネタバレありのレビューを参考にして、心が動いたら是非読んで欲しい!と心から思える作品です
ネタバレなしでもありでもたぶんきっと同じように、このお話しとこの2人に会えて良かったって思える気はします
それ位この作品自体に伝えたいと思うテーマに芯と強さがあり、しっかりと読者にまっすぐ届いてくる様な力のあるお話しです
様々な「ふたり」の愛のカタチを知ります
そしてその愛は同時に当然である訳ではない、という厳しさも思い知ります
だからこそ大事にする事、される事の為に「追っていく」事の強さに胸が熱くなります
追って、伝え、育み、、、そうして繰り返した時間の積み重ねがそれぞれの愛のカタチとなっていく
この170ページ弱の1冊でしっかりこの本から得るべき感情を貰えたように思います
きっと読み手それぞれにそんな求めていた感情が自然と湧くような作品
BLだけれどBLとして、というだけでなくとても良いお話しだな…と、多くの人に読んで貰いたいな…と心から思える作品に出会いました(*˘︶˘*).。.:*♡
自分の母親のママ活現場を目撃してしまうという不穏な空気漂うところから始まりますが、話が進んでいくほどに一樹や圭吾、そして一樹母それぞれの気持ちがわかっていくので、最初と最後では全然印象が違うお話になっていました。
「母親がどうやら自分と同じ歳くらいの男と会っているらしい」その疑惑が本当なのか確かめるために一樹は動き出したけれど、あっさりとそれが事実だったと知ることになり…
その時の反応を見ても母とのこれまでの関係は良好なのが伝わってきたので、なぜ今は母とギクシャクしているのか?それがママ活とどう繋がっていくのだろうか?と疑問に思っていました。
でもその気になっていた部分は圭吾と一樹が「カズ活」として会ううちにきちんと知ることができるし、さらに母の深い愛情も感じられるのが素晴らしかったです。
そんな一樹たち親子の絆を前に明かされる圭吾と母との確執は切ないものがありましたが、そこからふたりの距離が近付く展開となるので最後にはほわっと満たされた気持ちになったのでした。
圭吾もこれまでたくさん大変なことがあったと思いますが、考えごとをしていたらそこに混ぜてって言ってくれるパートナーに出会えて本当に良かったね…!と感動。
家族のカタチはさまざまで、その関係も色々あって。彼らなりの幸せな場所に辿り着いてくれたらいいなと思いました。
購入後、なんだかんだ一番高頻度なレベルで読み返してます。
一番初め、あらすじだけ読んで手に取ったときは、このビジュで援交?お母さんがすごくいそうな見た目だから生々しくてつらいなあ……と思っていたらどんでん返しのハッピーエンドでキャー良かった泣泣 みたいな。
ちょっと暗い冒頭から解決まで、きれいな展開で何度も読んじゃうんですよね、
基本、単巻モノは物足りなくなるからがっつり読みたいときはあまり選ばないんですけど、このお話は非常に満足度が高くてですね……
攻め、一樹くんが葛藤にさいなまれているのですがお母さんや圭吾とちゃんと向き合おうとしている姿勢。まず人としてかっこいいわ、うん。
静かに静かに圭吾くんに惹かれていく一樹くん、、、そんな彼をずっと見てたい私たち……
受け、圭吾くんは物語が進むにしたがってどんどんつらい境遇が明らかになってきて。最初は「こいつがタラシか……(ギロ」みたいな気分だったんですが、全くだます気ないし、仲直りの仲立ちして自分が欲しかった家族像を見たかっただけで……。
最後、種明かしして身を引こうとするところはこちらもぐーーーーっと胸が締まる思いでした。(こういう感覚を味わえるのもBLの醍醐味ですね……!)
最後はお母さんにも認められて、二人の幸せな将来が想像できる読後感の良い作品でした!
書いてたらまた読みたくなってきた……
何気なく表紙がずっと頭に残っていて手に取ったこの本。
ネタバレやあらすじすら見なかったのもあったのですが、次々わかる事実に驚かされメインキャラたちの本当に姿を見たときにうわーこの二人本当に出会ってよかった…ずっと幸せでいてほしいと願わずにはいられないくらいのめり込みました。
いろんな方がレビューで書いてくださってますが、初見は一回しかないのでぜひあまりネタバレを見ずに読んでほしいです。
読み終えたあと、他の方のレビューを見て作者さんのTwitterのこぼれ話をのぞかせていただいてたのですが、予想より濃縮して練りこまれた作品で新たに知った情報を得て再読するとまた違う響きがあります。
そしてこぼれ話を見ながら再読しているうちに、ふと「ママ活」というワードに気後れされる方も多いだろうなと思うなかで、どうしてこんなどぎついものをわざわざ題材として選ばれたんだろうと勝手に気になり始めました。
作者さんのツイを見る限り、面白半分でネタにされるような雰囲気ではなかったので。
すると先日、作者さんが読者の方からもらった手紙の返信をSNSでされてるのを覗かせていただいた際、はっとしたんです。
「ゲイ」ということに対して快く思わない感情を抱く方がいるように、その部分を「ママ活」にすり替えたら私も似た快くない感情を抱いてたことに。
そうすると、圭吾の母親の気持ちも余計に疑似体験してしまったというか、うわー-となんだかやられた気持ちになってしまって、気づけばもう一度本を読み返していました。
作者さんは敢えてコミックスの後書きやこぼれ話で言及されてないけれど、誰しも対象は違えど、何かに対して快くない感情を抱くものなんだ、それが起こりやすいものを敢えて題材にしたんだと勝手に納得したところです。
最初に評価だけつけてたんですが、興奮がやまずレビューさせていただきました。
次の作品も楽しみです。
家族や世間、人間関係や性的マイノリティ。
関わり合うには息が詰まったり、考えさせられたりする。ひとり一人違うのだと、、、。
話の起点やストーリーの運び方が見事で違和感無く進み、登場人物の心とラストにストンと落ちる気持ちよさがたまらない。
自分の母親がママ活?!
している場面に出くわしてしまった一樹。
真相を掴もうと母親のママ活相手に、勢い余って自分もママ活を申し込む。
ママ活の相手は、住吉圭吾、母親のママ活については守秘義務として口にはしないが、一樹と母親がギクシャクしていることが関係しているようで、、、
一樹はいつしか圭吾とのデートが楽しくなり、圭吾のおかげで母親との関係も改善され、圭吾と一樹互いに何か思いようになる。
圭吾は、一樹の母親をしーちゃんと呼びをする。母親になると、固有名詞の名前で呼ばれる事は皆無で○○ちゃんのママや✖︎✖︎さんの奥さんとか、もしかすると名前呼びされるのは心の潤いになってるのかと。
ママ活をする圭吾にも、お金以外にも理由があるようで、、、
血が血ながらない家族の絆と血が繋がっているからの葛藤が交錯し、家族や仲間、パートナーを考えさせられる作品です。