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wananaku kiba no daria
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
『わななく牙のダリア』の3巻にして完結編。
続きものなので前作未読だと理解できません。1、2巻未読の方はそちらから読まれることをお勧めします。
1、2巻も含めてのネタバレがあります。苦手な方はご注意ください。
人と獣人たちが共存する国・イルドラ。
イルドラの王太子のニコラウス(愛称はニコル)は、獣人で軍人のトラヴィスに支えられ、次期国王となるべく日々過ごしていた。が、そんな中、獣人で元帥のギル=ガルを中心に獣人たちがクーデターを起こす。現国王のニコルの両親も殺され、囚われの身になったニコルをさらに窮地に追いやったのはトラヴィスの裏切りだった。信頼していたトラヴィスがクーデターに加担していたこと、そしてニコルをレイプし―。
というのが1巻で描かれていたお話。
2巻ではニコルがトラヴィスの想いを知り、和解し、恋人になり、そしてニコルは叔父を頼って国を離脱する。そして再びイルドラに戻るために、ニコルはトラヴィスと策を練り大国・ファブァイルに協力を要請することに。が、そこにギル=ガルが放った刺客のジルドに襲われ、ニコルをかばいトラヴィスは大けがを負ってしまう。
というところから3巻はスタート。
ファブァイルの国王の協力を得ることができたニコル達は、再びギル=ガルと交渉することにするが…。
ニコルは無事祖国を守ることができるのか―。
クーデターとか、襲われるといったシリアスで血生臭い展開が多い今シリーズですが、ベースとしては終始ほのぼの。ファブァイル国の国王、そして彼の第一夫人に当たる王妃の「正体」に度肝を抜かれる展開もありコミカルさが随所に盛り込まれていることもありますが、一番の要因としてはトラヴィス×ニコルの2人の関係が安定していることが大きいような気がします。
お互いに、相手を愛し、信じ、そしてともに同じ目標に向かって歩いている。
ギル=ガルとの闘いを終え、新たな目標に向かって二人で歩いていく。ストーリーとしては文句なしの大団円を迎えます。
んー。
トラヴィス×ニコルの2人のエピソードはめっちゃ良かったんですよ。もともとアンソロ『獣・人外BL』に収録されていた短編に肉付けした作品ですが(読み切りで描いたものだそうですが、ここまで深いお話につなげられる高永先生の才能に感服します)、いわゆる主従、獣人、下克上といった萌えが詰まっているという文句なしのお話ですしね。
が、終盤に収録されている『王の盾』。
これにKOされましたね。短編ですが、もう少しじっくり描いて1冊にしてほしいと思うくらいに萌え滾りました。
ギル=ガルが、クーデターを起こした、その理由。
前日譚、と言えるお話です。
10歳の少年。
貧しく、ひもじく、彼は兵舎に食料欲しさに盗みに入った。
訓練を積んだ軍人たちの手を焼かせるほどの才を持ったその少年の名はガビ。「愚か者」という意味を持つその名を持つ少年は、飢えから逃れるためだけに兵士となる。
が、そこで彼は人生を変える人物と出会う。
イルドラの若き王子・セベクと。
己のすべてを捧げる。そう思えるほどの美しさと強さと逞しさを持ったセベクに、ガビは出会ってしまった。そしてセベクから「ギル=ガル(王の盾)」という名をつけてもらい―。
セベク、という王子はニコルの父親。
若き日の2人のお話なんです。王子で、次期国王という身分を持つセベクには世継ぎを設けるという使命があってー。
切なかったですね、すごく。
セベクとギル=ガル。身分が違えば、出会うタイミングがずれていたら。
セベクを深く愛していたからこそ、ギル=ガルは許せなかったんだなあ…。
でもセベクは、間違いなくギル=ガルを愛していたのだろうに。
ギル=ガルには、周りの人たちすべてが自分を裏切っていく、という思いで死んでいったのかなと思うと切なかった。そこがきっと、ギル=ガルとトラヴィスの違いだったのだろうと。愛し方が違うことで、ここまで結末も違うのかなと、感慨深く読み終えました。でも、ギル=ガルはセベクに手をかけた瞬間に、彼の魂も死んでしまったんだろうな。
高永さんの描く美麗な絵柄に加え、萌えがぎっちり詰まった作品。
ニコルも美しかったですがセベクの美しさもぶっちぎり。
トラヴィスのワンコな攻めさんにも萌え、文句なしの神作品です。
待望の続編‥完結です。
相変わらず、美しい絵柄に悶絶です。
これをこれで終わりにしたらあまりにももったいないだろう!!っと叫びたくなるような1話からここまで続けてくださりホントに感謝感激です!
すごい悲劇的な重い始まりから、あれ?って云うほどコミカルな2巻、最初、長編にする予定ではなかったのか‥少しチグハグなストーリー展開でしたがさすが高永せんせい!
びっくりなどんでん返しやシリアスもありしっかりと、まとめて下さりました。
終わり方も、とてもきれいです。
そして最後に1話に戻る伏線回収も、素晴らしく‥。
満足でございました!
「わななく‥」タイトルもセンスがありとても美しい。
お忙しいでしょうが、また次回作楽しみにしております。
ひたすら高永せんせいの、作品が好きです(๑´`๑)♡
非の打ちどころがない、最高のエンドでした。
1・2巻でもそうですが、トラヴィスとニコルの体格差と、美女と野獣ばりの見た目がドストライクに好みで...
今回も存分に堪能できて、嬉しかったです。
思わず膝を打ってしまったのは、ずっと随行していたはずのハダルの正体を知った時でした。
考えもしていなかったので、本当に驚かされました。こういう展開は普通にあるはずなのに!!
ハダルの正体がわかり、明るい光が見えて本当に良かったです。
ラストは駆け足のようにも感じましたが、2人が幸せになれる最高のエンドでした。
物語が完結後、ここまで空気だったギル=ガルが主役のお話が描かれます。
なんとも切ない、恋に狂った男のお話でした。
そしてニコルの父親は、ずっと残酷であくまでも王様。
どちらが悪いということはなく、身体は交われど心は相容れない存在だったのだと感じました。
本編も脇のお話も、読みごたえがあり本当に楽しかったです。
2人のその後も読むことができ、3巻まで描いてくださったことに感謝の気持ちでいっぱいです。
先生買い。めでたしめでたし完結編&ニコル父(涙)なお話でした。お話的に王道だわと思うんですけど、先生の絵が大好きなので萌2にしました。ニコル頑張った。雑誌掲載分+ニコル父の番外編+描きおろし5P+あとがき。カバー下漫画、イラストはなし。
なんとかファヴァイルへ入国したニコル。ナビーにファヴァイル国内の状況を教えてもらって、気持ちを新たにしたところでやっとファヴァイル国王への面会となり・・と続きます。
++
いやそこで斬って捨てろよギル=ガル等と突っ込みたいところは多少あれど。
ニコルはキレイし可愛いし、凛々しいところも見せてくれるし、ハダルとナビーで軽やかな笑いを盛り込んでくれて、とってもハッピーな気持ちで読み終われました。
番外編ではニコル父とギル=ガルのお話で、切なさも盛り込んでます。もうちょっと何かの言葉があれば、ギル=ガルも救われたのではないの・・・?と王道ですがかなりセツナめお話で良かったでした。
モフモフが大丈夫な方でしたら、ぜひ1巻からどうぞ。私はニコルのキレイさにノックアウトされてました!戴冠式の衣装も超素敵です!
作家買いです。
アンソロから読んでいまして、連載になって単行本がでたときは嬉しかったです。
ファンタジーもの他にも描いてますが、がっつりケモ獣人はこちらが初ではないかと思います。
とにかく獣人がうまい。
うますぎます。
理想の獣人がそのままっていう。
最初のアンソロから受けの見た目美人っていうのがあるので、男でなくても成立してしまうのかな?と思ってましたが、
これが親世代の話になったときにガツンときます。
受けの父の若い頃と今般反乱の主犯のギルガルの過去の話は最高でした…
この2人は決して結ばれることがないので、物足りない、読み足りなくてちょうどいいのかも。
メインの2人は心がかよってからはラブラブなのでいつもの高永先生のいいところです。
受けはかわいいし、攻めはかっこいいです。
終わり方がよかったです。