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bokura no micro na shuumatsu
後10日後巨大隕石が地球に落ちてきて世界は終わる
その時あなたはなにをしますか?
クズ攻めが好きなら絶対に読んでほしいですが
クズが苦手な方でもできれば大きな目でクズを受け止めていただき読んでほしい
本当ならネタバレ無しで読むべきだと思うのですが
読み終わって風船の様に胸がいっぱいになったこの思いを伝えたくてレヴューします
このお話は終末ものであり、再会ものであり、何よりロードムービーだ
人生に疲れ最後の日々を一人で静かに過ごしたいと思っていた真澄は地球最後の日々を自転車に乗って旅をしていた
旅の目的はある事情で出会った少年遊馬を家族に届けること
道連れは少年と自分の人生をぶっ壊した二度と出会いたくないと思っていたクズ男律
上巻でたっぷり味わった律のクズっぷりを心に留め彼らの旅を見守る下巻
途中で道連れが増え
最後の日々をどう生きるのか様々な人々の姿を横目に見ながら旅を続ける
そして律の行動理由が分かっていく
彼はなぜ遊馬と出会う薬に手をだしたのか
はっきり言って律はクズである
生まれと育ちは辛いものがあったせいではあるが
愛を信じず愛を捧げることなんか思っていないクズである
不思議な縁に導かれた四人のお陰でその律の行動理由が分かっていくのだが
はっきり言って超絶自業自得で本当なら一笑にふしたいところ
なんだが
これまでの旅の間律の見せていた表情の意味が分かってしまうのである
なぜ二人が再会した場所にいたのか分かってしまうのである
自分のクズっぷりで真澄と別れた事を後悔していても動けなかった律が動けたのは地球が終わるから
最後だから
自分に一番会いたくないと思ってるだろう真澄に会いにきた律
真澄のことなど本当に考えていない自分の後悔を抱え切れなかったクズである
でもそのクズの律が愛しくなり最後の時を二人で迎えられたことに祝福せずにはいられなかった
迎えたラストも素敵だった
フィクションだからこそこんなラストもありだと思う
この一瞬を重ねて行ってほしいけど
律のことだから難しいかな
と思いつつ本当に改心して生まれ変わってくれていてくれることを信じたい
クズだって自分の空虚さを抱えきれなくなって立ち止まり振り返りたい
真澄が最後の日々に律の抱える何かを気遣い彼を受け入れた事に真澄の強さを感じ
出来れば二人が幸せでいてほしいと願う
お願い遊馬君!って祈る相手彼でいいのか?
読み終わって胸いっぱいになり
読めたことへ
描いてくださって先生へ感謝でいっぱいになりました
二度読むと律の気持ちをより鮮明に感じられ胸がぎゅっと痛くなる場所も痛みも変わりますので何度でも読み返したくなる本になると思います
トラの小冊子は最終回の間の図書館に行く前あるものを買い物をするお話
律の何気ない一言にちゃんと愛を感じる真澄と無自覚な律
可愛かったです!!
世界があと10日で終わると知ったら、あなたはどうしますか?
後悔したこととは何か、したかったこととは何か。
ふたりと+αのロードムービーは、人間性が浮かび上がっていきます。
上下巻、とても丁寧にふたりの気持ちと状況が描かれています。
上巻の攻めのクズっぷりで、なかなかふたりを応援できない方もいたかもしれません。でも、大丈夫です。下巻ではちゃんとその理由もわかりますし、理解できます。受けのように絆されちゃいます。
あまり詳しくレビューを書けません。
ネタバレなく読んでほしい物語だからです。
エロはそれほどないです。でも、なくても構わないと思わせるほどです。
人生最後のセックス。そして…。
まるで一本の映画を見終わったように感じる終わり方でした。じわじわと考えさせられます。
ラストは読者に委ねられます。
世界は終わるのか、新しい夜明けなのか、ふたりはどうなるのか。
それは読んでいる時の自分の気分次第なのかもしれません。
おまけのページで「if」があります。
だからもし、バッドエンドもしくはメリーバッドエンドみたいで嫌だなぁという人への救済もあります。
上巻に続き。
真澄と律の再会から過去エピソードの挿入が多かった上巻に比べ、
下巻では一度は別れてしまった二人が旅の中で離れていた間の
空白を埋め、再び惹かれ合ってゆきます。
遊馬に引き続き、旅の途中で出会った・めぐるの存在によって
ストーリーはさらに深みを増し、時折暗い目を見せていた
律の内側に巣くう闇にも触れられてゆきます。
はじめは律が本当に救いようのないクズでちっとも好きになれなくて、
そのせいで彼が何をしても言っても響かず、どうしようかと思いました。
だけど、真澄が死の危険にさらされた時、
それまでの律のイメージが大きく覆されました。
まるで白状するかのように律の口から溢れだした本音。
実は真澄を傷つけたことを後悔していたこと。
伝手を辿って連絡を取ろうとしていたこと。
そして、ずっと会いたかったこと。
「もし、やり直せたら次は間違えない。」
それは一見浮気男の常套句のようにも聞こえるけれど、
今まで誰にも執着したことのなかった律の言葉だからこそ、
まぎれもない本音なのだとわかります。
真澄に見せたあの涙とみっともなく縋る姿だけは本物であってほしい。
そして、これ以降急速に闇化が深まってゆく律。
そもそも再会時から怪しい安楽死用の薬を所持していたり、
旅の途中にこっそり薬を服用しようとしていたり、病みっぷりがヤバい。
滅亡に向かう世界で成功者の皮は削ぎ落とされ、愛する人を失いかけた律は
弱くて根暗で、ヘタレたどうしようもなく不器用なただの男でした。
だけど、不思議とこちらの情けない律の方が好ましかったです。
勿論この一件でこれまでの諸々がチャラになるわけでもありませんが(#^ω^)
そんな律の過去の愚かさも現在の弱さもひっくるめて、
受け止める真澄がもはや聖母かよ、と。
上巻では過去のトラウマのせいで卑屈な印象でしたが、
本当の真澄はこんなに情が深くて可愛い子だったんですね。
読み始めは最高の攻めザマァを心から願い、
真澄にはこんなクズに二度も落ちてくれるなよ…と祈ったものですが、
今の真澄なしでは生きていけないレベルにまで弱った律なら
今度こそ幸せにしてくれるのかも、と信じたい気持ちになりました。
再会した時に律が図書館を訪れたのも偶然ではなく、
真澄に会うためだったというのも個人的にはかなりぐっとくる
真相だったので、この感動を裏切らないで欲しいなぁ。
一方、新ヒロイン(?)めぐるの登場によって、主人公たちの横で
若者たちのもう一つの物語が始まっておりました。
ボーイミーツガールならぬ、ボーイミーツボーイ。
当初は真澄たちの恋を見守るフォロー役かと思われた遊馬ですが、
正義感があってポジティブでヒロイン一筋、とやたら主人公色が強く、
どこぞの根暗ヘタレヤリチンよりも余程攻めらしかったです(笑)
少年漫画だったら、絶対ヒーローに抜擢されていると思う。
そして、最後の結末をもっていったのもこの遊馬でした。
確かに今までも伏線は十分にチラつかされていたわけですが、
全てはこのためだったのか、と納得できちゃうような、できないような。
ご都合主義と言ってしまえばそうかもしれないけれど、
朝焼けを二人で迎えた真澄と律のラストに泣きそうになっちゃったので、
遊馬がいてくれてよかったなって。
予想外のラストで結末も読み手の解釈による部分があるかもしれませんが、
この物語はこの形で終えるのが一番美しく、彼らの最高潮なのでしょう。
正直、地球滅亡という特殊な環境下での吊り橋効果感は拭えないし、
普通の日常が戻ってきたとして、律のヤリチンが再発しないかは
疑わしいですが、今度こそ間違わないで欲しい。それだけです。
真澄が言っていたように生き残ったとしてもろくでもないことが
待ち受けているのかもしれないけれど、それでも二人でいればきっと楽しいよ。
個人的には彼らの“その後”があると信じていて、律と真澄の蜜月や
4人が再会して賑やかにしている日々も覗いてみたい気もします♪
単細胞の私には理解できているかどうかだいぶ不安だけど総じて面白かったです。BLというよりSFヒューマンドラマというかロードムービーというか、ちょっとしたサバイバルというか、でもやっぱり最後はBLで終わっていたからBL的にもよかった、とにかく読み応えのある面白い漫画だった、絵もいい、独特のクラシカル感が好き。私の知性や読解力では、受け攻めの心情がじわじわ、静かに寄り添っていく感を追うのが難しかったけど(何度か読み直しました)、攻めの律くんが弱っていくのにグッときました、律くんグズ悪魔だと上巻では思ったけど、下巻ではすごくリアルな人間って感じがしました、地球滅亡の危機という特殊状況が起きて良かったんだろうなあと思えました。受けの真澄くんもだんだんスッキリした表情になっていくのがよかった。BL漫画だから男の人どうしでイチャコラするってわかっているんだけど、丸木戸先生の漫画だと途中でそれをすっかり忘れてしまうので、律くんと真澄くんがキスしたりすると、あらためて、きゃあ!って気になりました。脇キャラ(すでにこっちが主役な気もしますが)も個性強目な若者が二人(プラスα)出てくるし、隕石問題に乗じて色々なことが起きるし、超常現象も起きるし、普通なら収集がつかなさそうなのに収集させていくのがすごい、最後は綺麗な終わり方でした(たぶん・・ちょっと未だにポカン気味ですが)、とりあえずミクロ感がよかった。丸木戸先生すごいなあって思いました。(アホみたいなレビューですみません)
上下巻読みました。
良い映画を見たあとのような読了感です。
ネタバレせずに読んだ方がいいお話かなと思うので、あまり詳しくは書かない方がいいかな。
上巻で真澄と律の別れた経緯があったんですが、けっこう辛いし「律ヒド」って思いました。
それが読み進めていると、二人の過去や思いが描かれていて、二人の関係性にも変化が出てきて
一緒に過ごす遊馬やめぐるの存在もすごく良くて
涙流しながら読んでました。
感動、悲しい、切ないとか一言で言い表せない感情になりました。
脇ャラの遊馬、めぐる、まどか みんな意味のある存在で
真澄と律が中心のお話だけど、脇キャラがいて成立する世界観でした。
決してポップなお話ではないし、可愛いとか萌えキュン展開はないんですが、心に残るお話でした。
過去に色々あってパッとしない生活をしてたけど、陰キャながらも優しくて絆されやすい派遣事務の真澄(31歳・受け)と、過去に色々やらかして複雑な思いを抱えつつも、終末まで真澄と共にあろうとする実は根暗でヘタレなIT社長兼文化人枠タレントの律(31歳・攻め)の、穏やかに死にたいと思っていた男ともう死んでしまいたかった男が二人で一緒に生きていたくなる、奇跡の救済ラブストーリーですね。こちらは下巻となりますので、まずは上巻を読了ください。
下巻読みました…もう、時系列やら伏線やら色々深読みしていたら、本の世界から帰ってこれなくなりました。ネタバレ込みで感想を書いているのでご注意ください。
まず、エンディング含め、数々の謎に於いて、明確な正解は提示されていません。が、あくまで憶測の域を出ないのですが、「こうかもしれないな?」というヒントが読み取れて、とても面白かったです。
旅の仲間に、遊馬激推しの亡くなったアイドル・嘉神まどかにそっくりの、嘉神めぐるちゃん(まどかの弟)が加わったわけですが。このボーイミーツガール(?)で遊馬の主人公レベルが急上昇ですよ。もう遊馬がめぐるのために一生懸命でアツいんです。ヒーロー覚醒ですよ。それを見守ったりこっそり茶々入れたりする31歳の二人という構図が何ともいい感じでした。
真澄、律、遊馬、めぐるの現在に至るまでの背景がしっかりあり、それらが交差してぶつかり合ったりして、成長したり認めたり許したりする心情の変化が丁寧でした。
まどかの死や律とまどかの過去などの話で律の弱い部分がさらけ出されたり、真澄が死にたがる律に喝を入れたり、律が真澄に謝ったり、真澄が許したり。そんな想いのやり取りを不器用に重ねていって、やっとお互いと向き合えるようになったのが良かったなぁと思いました。
たぶん、これからが大変だと思うんです。
たとえ本体の隕石が落ちなかったとしても、(陰謀論が正しくなければ)アメリカとメキシコの境界にはもうすでに隕石は落ちてしまっているし、何より人々は10日間の自暴自棄のツケを払わなくてはならなくなる。真澄は多額の携帯代の請求にげんなりするかもしれないし、律は借金と真剣に向き合わなければならないかもしれない。そんな中で、終末という地獄を越えた二人が不器用ながらも今度こそ末永く続いていければいいなと思いました。
とても色々考えることができて楽しかったです。
上巻は、東京~静岡への自転車旅でしたが、下巻は静岡~長野までの自転車旅です。
上下のほとんどが旅路のお話なので、映画を観ているようで面白かったです!
私は不思議な話も好きなので、遊馬くんみたいなキャラもありですね。
めぐるちゃんは男の子で良かったなと思います。スピンオフも面白そうだし。遊馬くんとのが読んでみたいです。
主役の二人は、攻めがクズいのがこの先心配ですが幸せになっていてくれたらなと思いました。
紙本購入
修正はトーンです。
丸木戸作品は凄く琴線に触れてきます。良い意味でも、悪い意味でも。攻め受け共に家庭環境は恵まれてません。攻めは歪んでいます、受けをトラウマになるくらいにどん底に突き落とす程の糞です。赦せないけども、世界が終るとしたらもう一度会いたいという攻めの小さな願いが受けに再会するとこから少年と男の娘と4人で小さな旅をしていく中で、奇跡を見つけて自分を振り返り、絶望の中で僅かな光を見出して行く過程が無理なく描かれていてギュッと胸が苦しくなりました。無理なくらいに滅茶苦茶に嫌いな攻めだし、受けもそんなチャラ男のクズな奴と知っていながら本気でのめり込んで修羅場、、、他の方の作品ならクズ男も受けと出会ってから真面目に一途に変貌するとか、クズに惚れこんで別れずにいる内に健気な受けに徐々にハマっていくのがblの様式美を根底から覆す最低なんです。けども、どうしようもなく丸木戸マキさんの作品はどうしようもなく惹かれます、面白いです、真理なんですよね。クズの攻めは嫌いだけども、そういう奴はいるし浮気するなと執拗に追い回されて修羅場はまぁ、普通にあるでしょうね。けども、クズだから嵌め動画で脅すとか闇だ、、自分のしたことを反故にしても、やっぱり好きってあると思います。その愚かな様が、途轍もなく大嫌いな感情だけども愛おしい。受けも人生が上手くいかないのは攻めや毒母のせいだと思っている、確かにそうだけども、そうじゃない。そういう受けのダメな所が身につまされてしまう。丸木戸マキさんの作品は真理をつくから読ませてしまう貪欲さがあります。受けも攻めも嫌いなのに面白いです。
なんでしょう。律を理解したくないし、許せない。それなのに「神」評価です。
終わり方は良かったなと思いました。結局地球は救われたのか、そこはぼかされていて良かったな。
地球滅亡が回避された、新しい夜明け、みたいな結末だと、もっと律を許せなかったと思います。
まあたそが、どんな風に関わるのかと思っていたら、まあたそにとっては親友だったんですね。
律から見たら、真澄を思い出せる存在だったのかな。
律が真澄にやった事を、まあたそも同性の恋人だったと思った人にやられて、それを律に相談する。
律は、それで自分の過去の行いについてどう思ったんでしょう?
私は真澄が再び律を受け入れたのを見て、心の優しい人だなと思いました。
もし、地球滅亡しなかったら。
律は真澄だけを恋人として愛せるのでしょうか?
真澄にはちゃんと幸せになって欲しい。
結局、あの薬は本当に死ねるのか?
遊馬は最初(律の薬を飲む前)から不思議な能力があったのか?
一度死んだ為に不思議な力が宿ったのか?
謎が多いままですが、あえて謎のままであって欲しい。
ちょっと怖くて面白い作品でした。
描かれていろのは夕焼け?それとも朝焼けか?
最後の捉え方によって表紙のイメージがこんなに違って見えるなんて…
読んだ後にすぐまた読み返したくなりました。
「映画みたい」というフレーズだけじゃ物足りなくなる圧倒的な没入感!
まさに名作。
キャラ一人一人にしっかり物語があって、特に律の過去や現在に至るまでの経緯が明らかになって満足でした。
個人的に遊馬の事がすごく気になって―
アイツ結局なんだったのw
でもそこの謎もまたストーリーの魅力ってね。
あと、はじめて実写版も見たいって思いました。
最高に面白い作品をありがとうございました、先生!