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boku wa koi wo shiranai
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
少し遅れて読むことになってしまいましたが、今回も本当に面白かったです
そして、大好きなカプになりました!!
それに、崎谷先生のすごさを再認識させられる作品でした(以下すごさを書きます笑)
まずすごいのが、今まで数多くの作品を書いてきたとは思えないほどのフレッシュさだと思います
崎谷先生の書くカプは全て全く違う関係性で恋愛をしていて、それぞれ特別な葛藤があって、キャラクターを混同するということが全くないです
今回も作家とそのオタクという構図、そして隠キャで担当に頼りがちだった灰汁島が、瓜生に出会って自立していく流れが新鮮で、ものすごいスピードで読んでしまいました
本作は一応慈英臣シリーズに入ると思うのですが、未紘がいることでのとっつきやすさや読みやすさと、全く違うシリーズのような新しさを両立しているのが、崎谷先生のスピンオフだな〜と感じました
2つ目に、毎度のことながら特殊な職業への掘り下げがすごいです
たくさんある中で私が特に好きなのが、インクルージョンでの宝飾系の描写で、これは先生の経験に基づくものだそうですが、今回の作家や声優というのも先生の身近な分野なだけにリアルでした
灰汁島の作家としての信条のような部分には崎谷先生ご自身が語られたような内容も含まれていた気がして、灰汁島というキャラクターにとても愛着がわきました
また、2.5次元や2次創作についての描写では「あるある」と頷けるところもあって先生のオタクな面が出ていたのが楽しかったです
まだまだすごい点たくさんある、というか全部がすごいんですが、大きくこの2点が素晴らしいです
本当に崎谷先生大好きです
次に、単純な感想を書かせていただくと、
まず、場面の多くが喫茶店だったのが良かったです
目には見えないとはいえ、登場人物がいるのが素敵な喫茶店だと想像しているととても心地よくて、コーヒーが飲みたくなりました
マスターとの掛け合いも微笑ましたかったです
そして、行為のシーンがものすごく好きでした
灰汁島のいかにも何かの印刷物で勉強してきたようなキスや、彼シャツならぬ彼ジャー、童貞にトロトロにさせられてしまう瓜生などの萌え要素に歓喜
最後少し駆け足で、フ○ラからの騎◯位の描写がモノローグだったのは少し残念でしたが、十分美味しかったです
次巻が出ることに期待します!
あとは、不機嫌シリーズ味があるなと思いました
ちゃんとシリアス面もあるけど、なんとなく明るく、ラブラブな感じ
あと、クスッと笑えるエピソード(星…)
そして、攻めさんが経験ないのに(謙ちゃんは童貞ではないけど)チャレンジャーというか押せ押せな感じ
どこか似ていて、どちらも好きです
状況とか性格とかは全く違うんですけどね…
こんな感じでした!
キスができない〜、爪先に〜、不機嫌シリーズ、耳をすませば〜に続く、お気に入りカプが誕生した素晴らしい日でした!
追記(しまった再録、SSの感想忘れてた)
再録、何度も読んでいるはずなのに本当に興奮してしまいました笑
自分で贈ったスーツをぐっちゃぐちゃにする慈英さんやっぱ好き…
SSも何回読んでも微笑ましい…
この2人の会話っていつまでも聞いてられそうだなと思いました
佐藤くん、君は言うこともやることも全部魅力的で、一体どうなってるんだい?
このカプももっと展開されていったら嬉しいです!
や、これ、主人公・灰汁島(あくしま)を途中まで受けかと思っていた〜!
そうか、攻めか。とちょっとビックリはしたのですが、全然嫌な感じはせず、むしろものすごく萌えた…!
人見知りであがり症で、直接対面して話すのはほぼ編集担当のみ、の隠キャライトノベル作家・灰汁島(攻)。作品がアニメ化されることになり、顔合わせで出会ったのは、灰汁島の大大大ファンだという主役声優を務める若手人気俳優・瓜生(うりゅう・受)。
灰汁島に会えて大興奮・挙動不審となってしまい涙を流す瓜生にびっくり&戸惑いながらも、二人の仕事外での交流が始まりー
と続くお話です。
もうこれ、とにかく瓜生の熱量がすごい!!
そうそう、オタクってこういう感じよね、というのを最大限に体現してくれていて、灰汁島が当初引いてしまったのもまあ分かる笑
そんな灰汁島が、瓜生から告白された作品への思いや思い出に心打たれるシーン、自分も一緒になってじーん…としてしまいました。
自分はあくまでも読む側だけれど、作家さんの書いてくださった小説や漫画に大きな影響を受けた経験があるし、推し先生をどんどこ推したい!という気持ちも理解でき、その熱量に感激している灰汁島の反応が嬉しくて。
こちら、「恋を知らない正真正銘の童貞男」が初めての恋の喜びをするラブストーリーなんですが、お仕事描写も本格的なのがまたすごく読み応えがあり、個人的に嬉しいポイントでした。
「漫画家さんが描く漫画家マンガにはハズレがない」とよく言われますが、「小説家先生が書く小説家小説」も素晴らしいな、と。
崎谷はるひ先生、初読み作家様だったのですが既刊(特にこちらのシリーズ)を読み漁りたくなるほど、本当に面白かったです。
物語後半は、正真正銘童貞のはずなのに驚くぐらい学習能力が高く、瓜生を翻弄してしまう灰汁島に胸が高鳴りっぱなし。このカプのシリーズ、続く2冊も読むのが楽しみでなりません。
そうそう、それから。中盤に明かされた灰汁島の本名!!も〜笑っちゃうよね!うそ〜!と、思わず声が出てしまいました。ふふ。
作家買い。
2021年に刊行された『あまく濡れる呼吸(表題作「相愛エディット」)』の続編にあたる作品。前作未読でも理解できないことはないかな?と思いますが、前作で登場した灰汁島くんが主人公のお話なので、読んでいた方がより面白く読めるかと思います。
ネタばれ含んでいます。ご注意ください。
ライトノベルでそこそこヒットを出す灰汁島くんは、コミュ障でオタク気質もあり、さらに過去のとある出来事をきっかけに人前に顔を出したり人づきあいが苦手な男性。
が、彼の作品がアニメ化されることになり、そこで彼は声優を担当してくれる人気俳優の瓜生くんと出会う。イケメンでキラキラで、自分とは違う―。そんな風に思う灰汁島くんだったが、実は瓜生くんは自分のガチのファンで―?
というお話。
ストーリーとしては定番のそれですが、そこに崎谷作品の『インクルージョン』シリーズの未紘くんが登場することで一気に色が付く感じ。
灰汁島くんの担当編集者が未紘くん。
実は過去に灰汁島くんは失踪事件を起こしていて、それをフォローしサポートしてきたのが未紘くんという過去がある。有能でアクティブで、何より作家を大事にし才能を最大限に引き出す事に長けた未紘くんのサポートもあり、灰汁島くんは活躍の場を広げていくけれど、でも、過去の出来事が灰汁島くんの心に枷をかける。
作家としての能力を引き出すのが未紘くんなら、人として開花させていくのが、仕事で知り合った俳優の瓜生くん。はじめは一読者として。それが少しずつ恋心に変わっていく。けれど、いつでもどんな時でも灰汁島くんを支え応援したいと願う瓜生くんの一途さがめっちゃ可愛い。
二人のかけがえの無い人との出会いが、灰汁島くんの世界を拡げていく。人として成長させていく。その展開が心温まるっていうのかな。ほっこりする感じ。
未紘くんの恋人の照映さんが少しだけ登場していたり、崎谷作品の『きみと手をつないで』の神堂先生のお名前が登場したりしていて、崎谷作品がお好きな方には堪らないコラボになっているところも素晴らしかった。さすが長く一線で人気作家さまとして活躍されてきた作家さまだなあ、と感心します。
終盤には慈英×臣の短編「一華開五葉」、佐藤くん×伊吹のお話の「日々是貴人」、「佐藤×伊吹おまけSS」も収録されていて読みごたえもたっぷりでした。
嫌な奴も登場してはいますが、BLという軸では甘々で優しい展開なのでベースとしては終始ほのぼのベース。読後はほっこり心が温かくなる、そんな1冊でした。
本作は「しなやかな熱情」から始まる
慈英&臣シリーズのスピンオフ短編集になります。
タイトルはシリーズ前巻派生のスピンオフで
コミュ障でトラウマ持ちなライトノベル作家と
攻様のカチファンな人気若手俳優のお話です。
攻様が自作のアニメ化で知合う受様によって
過去のトラウマを乗り越え新しい世界を開くまで。
受様は大学時代に趣味でネット投稿した作品で
出版社にスカウトされてデビューした作家です。
紆余曲折を経て文芸作品なども手掛けますが
世間認知度は低い作家でしたが
近年は担当に恵まれ、
コミカライズにドラマCD、アニメ等
多様なメディア化の恩恵に恵まれています。
かなりの人見知りであがり症なコミュ障で
根暗なオタクの陰キャラという自覚がありますが
担当編集による熱心な販売戦略に抗しがたく
顔出しインタビューなどで否応なく人に会う機会が増え
攻様なりになんとかかんとか頑張る毎日です。
そんな中、
攻様と因縁のある過去の担当者が塩漬けにしていた
初期作品のアニメ化が決定します。
アニメ化のために頑張ってくれた担当編集者の為にも
攻様はやれる限りことはやろうと心に決めていましたが
彼が持ち込んだ企画は大規模サイン会と
主演声優との顔出し対談という予想外のモノでした。
攻様は必死の抵抗をしますが
担当編集には大きすぎる借りが有る上に
攻様の事をよくよく考えくれる担当者の提案に
抗しきれる攻様ではなく
とうとう主演声優との対談日を迎えることになます。
そうして出会った主演声優こそが今回の受様になります♪
受様は子役でデビューした俳優ですが下積みが長く
声優としてアニメのサブキャラで注目を集めたのち
2.5次元舞台でブレイクしたキラキラなイケメンさんです。
ただでさえ人見知りな攻様にはハイレベルな相手でしたが
出版社の会議室で挨拶した受様は
攻様の大ファンだとガチガチになって挨拶して噛むほど
挙動不審なオタクそのものな言動を見せられ
攻様は困惑するしかありません。
しかしこの出会いこそが
攻様の未来を大きく変える事となるのです。
「しなやかな熱情」から始まる慈英&臣シリーズの新作は
今回も長編はスピンオフ作の脇キャラの恋物語、
既刊「相愛エディット」のその後を描いた同人誌に
収録された短編2本を再録しての刊行になります。
前巻を読んで
今回の攻様がすごく難儀な方だなと思ったのですが
まさか彼の恋物語が読めるなんて思いませんでした。
攻様と受様の作家とファンというスタンスが
恋愛事情にもうま~くいかされてワクワク&ドキドキ
攻様と過去の担当者との因縁の関係は
常にハラハラMAXレベルだったのでハラハラ&ドキドキ
攻様が受様との出会いで変わっていく様子が
とっても面白かったです ヾ(≧▽≦)ノ
攻様が小説家という事もあり
攻様と担当編集とのやりとりや作品に関わる色々に
崎谷先生の経験も反映されているのかなと
いろいろと想像しながら読むのも楽しかったです。
次はぜひ本編カプの新作をお願いします!!
ラノベ作家灰汁島セイ×俳優瓜生衣沙。スピンオフとは知らずに購入したけど、単品でも十分面白かった。
瓜生が灰汁島のファンで感動して泣いちゃう気持ちよく解る。灰汁島は戸惑ってたけど、元担当編集の事があって人間不信で卑屈になってた灰汁島には、素直に感情表現して好意を伝えてくれる瓜生が可愛かったし救いだったんだと思う。順調に仲を深めるかと思いきや、灰汁島の不器用さから誤解が生じたのは可哀想だったけど、想いが通じ合ったのはホッとしました。元担当編集も自分の力で撃退し、結ばれた2人はめちゃくちゃ可愛かったです( •ˆ-ˆ•)♡
慈英&臣シリーズのスピンオフですが、単体で楽しめます。
主役の1人灰汁島先生は「あまく濡れる呼吸」にも登場してますが、もう1人の衣沙くんはきちんと表に出る分には新キャラです。
初恋のきらきら感が詰まっていて、素敵なお話でした。
お互いがお互いに憧れていて、でも自分に自信が無くて、まさか相手も自分に自信が無いなんて全く思っていなくて、っていうのがものすごくじれったかったです。
完全に灰汁島さん目線のお話なのに、衣沙くんの目線が行間から滲み出てくるのがたまらなかったです。
このとき衣沙くんはどう考えているのかな、と敢えて想像しなくても伝わってくるという。
よく似た二人。今後お付き合いをするのも、二人とも忙しいからSNSが中心になるのかも知れませんが、お互いのいろんなことに気付いたり距離が近付いていくのも、ベースに思いやりがあるからとても優しいカップルになりそうですね。
それから、このお話は、失踪するまでに追い詰められた過去のことを、誰かではなく灰汁島さん本人が克服して、繁浦さんと自ら戦って解決するというのが良かったです。
灰汁島さんが変わったきっかけが、好きな人ができたことだけではなくて、自分で過去を乗り越えたことも大きくて、どちらもとても丁寧に描かれているからこそ説得力があると思いました。
巻末収録の「一華開五葉」は、同人誌として発行されたものの再録です。
久々に再会した慈英&臣の一夜のお話で、可愛くもありとても切なく、短いお話なのにHが濃厚で大変良かったです。
同人誌で読むのと、媒体が異なるだけで印象が変わるなあと思ったりもしました。
同じく「無事是貴人」も同人誌の再録です。
同じ日の夜の、佐藤くんと伊吹くん(「愛されててよ」「溺れてみてよ」の二人)のお話。
慈英&臣が長年連れ添った夫婦とすれば、こちらの二人はまだまだ付き合い立てなので、会話の噛み合い具合とか大分異なっていて対比が楽しかったです。
巻末のおまけSSもこの二人ですね。こちらも再録です。そんなに長身なのに佐藤くんはどうして鴨居に頭をぶつけないの?という素朴なやり取り。とても可愛いです。
蛇足ですが、シリーズも長くなっていろんなキャラ(カップル)が複数登場すると、シリーズを全部読んでいない方は疎外感のようなものを感じるかも知れませんが、できるだけそこは目を瞑って、主役二人だけを追うなどして楽しんでもらえたら嬉しいなと、著者贔屓の私は思ったりもします。