やすらかな夜のための寓話

yasuraka na yoru no tame no guuwa

やすらかな夜のための寓話
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神19
  • 萌×29
  • 萌8
  • 中立3
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
14
得点
158
評価数
41
平均
4 / 5
神率
46.3%
著者
崎谷はるひ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
蓮川愛 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
シリーズ
しなやかな熱情
発売日
価格
¥648(税抜)  
ISBN
9784344818439

あらすじ

照英が語る少年時代の慈英は… !? 大人気「慈英&臣シリーズ」、待望の最新刊! 書き下ろし中編収録の作品集!!
(出版社より)

表題作やすらかな夜のための寓話

天才画家・秀島慈英
美形刑事・小山臣

その他の収録作品

  • SWEET CANDY ICE
  • MISSING LINK
  • 雪を蹴る小道、ぼくはきみに還る
  • ネオテニー ―幼形成熟―
  • あとがき

レビュー投稿数14

エロがつまっております

臣のエロさが「神」です。どのお話にもエロがつまっており、濃くて長い。もちろんエロだけでなく二人の精神的なつながりやお互いの執着の強さが色濃く描かれていて素晴らしい作品だったと思います。

【やすらかな夜のための寓話】は慈英視点。珍しくほろ酔い加減の臣が色っぽかったです。男と寝ることで日々生きてきた少年時代や過去の恋愛を思い返し沈む臣。臣を抱いた男達に嫉妬を感じながらも、優しく抱いて癒す慈英。二人の「これから」を想像させるお話でした。

【sweet candy ice】は臣視点。臣のフェロモン全開。私はこれが一番エロかった気がします。アイスを舐めしゃぶる臣はもう公然猥褻罪だそうです(笑)
今回は珍しく昏く沈んでいる慈英を臣が身体を使って思いっきり慰めるお話。臣の手練手管が炸裂。慈英もさすがに呻いてます(笑)焦れた慈英が臣に襲いかかるのがすごかった。それをさらに焦らす臣が…うん、エロかった…。

【missing link】も臣視点。慈英の家に臣が来るため二人は引っ越し作業中。その際押入れの奥から大人のオモチャがゴロゴロと。それは臣が過去に付き合っていた男から強姦まがいに使用されたものでした。その時のことを思い出し取り乱す臣。青ざめる臣を抱きしめて現実に引き戻してくれたのはやはり慈英でした。しかし慈英も思うところがあったようで、ほろ苦い嫉妬の言葉を呟くのがキュンときました。オモチャも本当に使えばよかったのにな…。

【雪を蹴る道、ぼくはきみに還る】は慈英視点。年末年始を臣と過ごせて幸せそうな慈英がいました。ひと月ぶりのセックスで慈英がガツガツしてるのがよかった。それに脅える臣も可愛かったです。ラブラブ。

【ネオテニー―幼形成熟―】は過去が照英視点で現在が臣視点。臣の非番の日に照英が突然訪問。そこで照英が最後に描いた絵が臣に渡されます。絵のタイトルは『ネオテニー―幼形成熟―』。慈英の少年時代の姿を描いた肖像画でした。13歳の慈英と高校生の照英のやりとりが濃くて不思議な感じでした。臣に言わせるとこの二人は怪しいようです(笑)

そしてここでは慈英の精神的な揺れが読み取れます。それにいち早く気づいた臣は慈英の心を包み込んで癒してあげました。もちろん身体も。こっちがメインかな?(笑)お互いがお互いの昔の相手に嫉妬するシーンでは慈英が特に怖かった。「俺は臣さんの初体験がいくつだとか、どうだっただとか絶対に聞きたくない」だそうです。怒気がすごいです。

どれも素晴らしい作品でした。一番印象的だったのは臣の台詞。誰もが慈英を天才で特別な存在として扱う中、臣はそれを承知した上で、それでも慈英はやっぱり「ただの男」だと言い切る所が深いと思いました。
来年には久しぶりに慈英視点でシリーズ新刊が出るみたいです。待ちきれません。

6

やっぱり臣さんかわいいですっ(←すいません^^;)

慈英×臣シリーズ・4/番外短編集
収録作
【やすらかな夜のための寓話】 
【sweet candy ice】 
【missing link】 
【雪を蹴る小道、ぼくはきみに還る】 ――以上、同人誌掲載作を改稿。
【ネオテニー―幼形成熟―】……書き下ろし。

ということで読んでいたのですが
どれも臣さんかわいすぎますw
どの話も時間軸が違いますがそれがまたおもしろい♪
この話がどこらへんなのかな?と考えながら読んでいく面白さ(あとがきにこたえがあるので!)が
ありました~!
全部よかったのですがmissing linkがなかなかの好みです。
あいかわらずポロポロと泣いてしまう臣をやさしく抱きしめる慈英の姿がいっぱい見れて大満足です。
さすが崎谷先生ということでエッチもイパーイでした^^w
二人とも幸せそうでなんだかこっちもうれしくなりました!

ネオテニー―幼形成熟
では慈英と照英の話でした。この二人の過去の話は気になっていたので
おもしろかったです!
照英はインクルージョンで好きだったのでw


あとがきによると
すごし先になるそうなのですが
照英視点の続きが出るそうでそれもすごく楽しみです!!
また臣さんのかわいい姿を楽しみにして待とうと思います!

そういえば本屋へこの本を探しに行ったのですが新刊コーナーに
主婦らしいかたがいまして、その方もこの本持ってました(←チラ見してすいません;)
いやぁ~慈英×臣シリーズ愛されてますね><

4

『はなやかな哀情』を読む前に絶対読まなきゃいけない作品

今更ながらに慈英×臣シリーズを一気読みしているから段取りの大切さがわかります。
このシリーズはやっぱりシリーズなんですよ。どこから読んでもというわけではなく
ちゃんと1作目から読んだ方が価値観が全然違います。
こちらの『やすらかな夜のための寓話』だけはシリーズの短編集になっており
あとがきにどの辺の時間経過のお話か書いてくれてありますのでそちらにそって読み進め
ました。なので一気読みはしませんでした。
シリーズ5作目を読むに当たっては凄く大切な1冊なので是非とも目を通して頂きたい作品。
イチャイチャのオンパレードであり蓮川先生のイラストだけでも悶えそうな1冊ですが
この幸せな日々があってこその次巻。
この巻は慈映のいとこ昭映にとっても区切りをつける大事なお話があり、短編1つ1つが
記憶になり次巻で生きます。
短編集自体が好きな私にとっては凄く満足でした。
臣の育ての親の堺さんのお話が面白かったです。エロきれいな息子をもつとお父さんはいらん
心配をしないといけないなとww

1

・・・エロ酔いしそうです。

慈英×臣シリーズの番外編短編集。

同人誌で書かれた短編を纏めた(ものが中心)ということで、当然ながらH濃厚です。濃過ぎて酔いました。

というわけで、ほとんどはさら~っと読んで『ふ~ん』という感じなんですよね。
つまらないわけではないんですよ。面白いのは面白いんですが、ただHのスゴさに圧倒されてしまって、楽しむ前に一歩引いてしまったんです。

私がこちらでいちばんよかったと感じたのは書き下ろしの『ネオテニー<幼形成熟>』です。この短編のためだけに買ったとしても十分満足できるくらいに。

もともと、このシリーズ(慈英×臣)はものすごく好きとは言えません。

決してキライじゃないし(どちらかというなら間違いなく好きです)、何度も読み返してはいるんですが、とにかく私はこちらよりスピンオフの『インクルージョン』が大好きなんですよ。

ただ、私はこちらのシリーズ、特にこの『ネオテニー』での照英はあまり好みじゃないんですよね(『インクルージョン』の照映も、本来の好みのタイプかと言えばまた違うんですが)。

というより、照映と臣の(慈英を巡る)やりとりがどうも好きになれないんです。

双方の心情や言いたいことはわかるんですよ。
でも、照映と慈英の間に重く複雑な事情があることを加味しても、あくまでも慈英と臣2人の問題に踏み込み過ぎだと感じてイラッと来てしまいました。

逆に、未紘(『インクルージョン』の受。照映の恋人)に関するくだりは面白い。大好きだ!

それでも、やっぱりこの短編はすごく好きなんです。
ともかく、私にとってはこの『ネオテニー』だけでもう『萌×2』の価値はあります。
トータルでも楽しめましたが、やっぱり『ネオテニー』だけ何度も繰り返し読んでます。

1

少年慈英がかわいすぎる。

慈英×臣シリーズ短編集。
時系列としては、しなやかな熱情のその後から同棲に至るまでのお話と、ひめやかな殉情のその後の話、そして臣が駐在さんになったあざやかな恋情の数ヶ月後、の計五編が収録されています。

このお話のなかで何が一番悶えたって、過去のエピソードとして語られている慈英の少年時代ですよ。
び、美少年っ!
13歳にしてこの達観ぶり…唯一理解してくれていたのが照英となれば、懐くのも無理はありませんねぇ。
慈英と照英の仲の良さに臣くん、ヤキモチ。笑

いささか照英の臣からかいは、行き過ぎたものを感じましたが…まぁいいです。
ヤキモチは鉄板ネタだからね!笑

毎回毎回濃ゆいえっちシーンばかりでホントもう胸焼けしますが、幸せで何よりです。

『やすらかな夜のための寓話』での、臣のかーいらしい笑顔がズキュンときました。
あどけない笑顔。
慈英の前でたくさん笑ってやってください、臣くん。

1

ネオテニーがよかった

短編集です。濃いです(主にエロが)。

ひとつだけでもおなか一杯になりそうなほど濃いケーキを何個も続けて食べるような。
なので、私には一つずつ読んでは休み、というのがちょうどよいペースでした。
かわいい臣を満喫するにはぴったりだと思います。

ネオテニーでは、その言葉選びも秀逸だと思いましたし、照英の慈英に対する想いが覗けてすごく良かったです。脇だった照英の気持ちが見えて、慈英よりも好きだと思いました。照英は人間らしくてそれでも己を磨こうとしていて、すぐそばにいる人間離れした慈英に打ちのめされながらも自分のスタンスを崩さない強さがとても素敵でした。
照英と慈英のエピソードだけ、何度も繰り返して読んでしまいました。

0

子慈英かわいいよ子慈英

この時点で10年なんですね。作品内でもかなり時間が経っていますし、大河作品、男夫婦作品と言って良いでしょう。まだまだ続きます。
受け攻め両方の視点が読めるととても嬉しくて、そう言った点でも自分にとってお得な作品です。相変わらずエッチも濃厚…

◾︎表題
「しなやかな熱情」を読んだ直後に読むとよかったかも!

◾︎MISSING LIKE
受けのおもちゃが見つかる展開は大好きで、来ました〜って感じだったのですが、まさかの重い展開に乱降下でした。おもちゃ絡みは可愛くてエッチなコメディ展開が好きなのに、激重。即効捨てておいて欲しかったよ…頼むよ…

◾︎ネオテニー<幼形成熟>
基本的に「臣さん可愛い」なので、読んでるうちに照映が好きではなくなってしまいました笑
でも蓮川先生の挿絵のおかげで、もっとコミカルに読んでもいいんだな〜という気持ちになれたのはありがたかった。臣さんすぐおネガになってしまうから、心配してしまう。

0

ネオテニーか

いくつかの短編が収められている本作。

13歳の慈英と18歳の照映の、作品を読む中で常につきまとう"照映が絵を諦めた瞬間"に立ち会える「ネオテニー」
うんうん、読みたかった!ここんとこ!!
ふたりの信頼し切った濃厚な関係性が垣間見えて、臣じゃなくとも「なにもないよね…⁇」とちょっとドキドキしてしまったけど。
若慈英の、無意識の行動の、なんとエロいことよ…

「雪を蹴る〜」で出てきた弓削くんと朱斗の物語もきっとこのあと出てくるんだろうなと先を読むのが楽しみです!

0

二人の世界!って感じです

本作は人付き合いが苦手な若きカリスマ画家と
事件をきっかけに彼と恋人になった刑事のカプシリーズの
後日談4本を収録した短編集です。

【やすらかな夜のための寓話】
『しなやかな熱情』その後のSS

攻様が受様を追って
彼の赴任地に居を構えてそろそろ1年。

受様は駐在所の一角に居住していますが、
攻様の拠点は庭付一戸建。

受様の仕事は
攻様が思う以上に多忙を極める為、
自由になる時間が多い攻様が
彼の傍にいる為にと借りた家です。

忙しい恋人達の久しぶりの逢瀬で
受様は食べ飲み過ぎで
ふわんと上気した顔で笑い、
昔の自分の恋愛事情を話しだします。

自分の過去を嫌う受様の傷は深く、
攻様との恋にも不安が付きまとっていて
深く酔った今夜、
そんな不安が吐息交じりにこぼれます。

根深い不安は
言葉では消える事がないと知る攻様は
望まれるままに激しい夜を過ごし…

『しなやかな熱情』が受様視点なので
攻様視点の本作は
その時の攻様の気持ちなんかも
垣間見れるお話となっています。

【SWEET CANDY ICE】
【missing link】
『しなやかな熱情』『ひめやかな殉情』の合間のSS

【雪を蹴る道、ぼくはきみに還る】
『ひめやかな殉情』その後のSS

【ネオテニー―幼形成熟―】
『あざやかな恋情』その後のSS

どれも出来上がった二人が
日常の中ですこしづつ関係を濃くしていく様子を
楽しく読ませて頂きました♪

シリーズ3巻の合間を繋ぐようなお話な上、
書き下ろしの新作【ネオテニー】以外、
初出が同人誌なのでどれもかなり甘々エロ仕立て♪

二人と攻様の従兄との絡んだ新作も良かったですが
【雪を蹴る道、ぼくはきみに還る】で
攻様に絡んでいた某カプのお話も気になります。
こちらもキチンとした形で読みたいで~す。

本作は本編を読んでいないとちょっと不案内ですので
今回は『しなやかな熱情』『ひめやかな殉情』
『あざやかな恋情』の3冊を持っておススメとします。

2

エロい!糖尿病になりそうだよん

もう満腹でございますww
臣さん、ありがとう。
多分これでご本人も書かれている通りにシリーズはコンプリートした形になるのでしょうか。
作家さんの人気で読まれる方もあれば、初読みでもこの二人の関係が気になってこれから本編へ傾れる方、崎谷作品の他のものに手を伸ばされる方、そんな崎谷さんの戦略というか、出版社の戦略は成功していると思います。

もう分厚い本ですが、ひょっとしたら半分近くが臣さんが発情してるシーンで埋まるのでないかと、それくらい喘ぎが多いので読むスピードは滅茶苦茶早いですっ!

しかし中では 「ネオテニー(幼形成熟)」で照英と慈英のエピソードが含まれ、そして臣にバトンタッチされるという、とてもこのシリーズには重要な話が挟み込まれていて、そこが評価されると思います。

ネオテニー=現実の日本のアート界においても現代アートはネオテニーであるというカテゴライズがあるわけで、作者の崎谷さんは多分この部分においても調べられているのだと思います。
作品中の矛盾点を一点発見・・「雪を蹴る小道~」で慈英が新幹線に乗れず特急にというシーン、「あずさ」の最終は午後9時なので「あさま」の最終を逃したらもう信州へは夜行の鈍行でしか帰れないのだ!

1

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