あどけない日々はめぐり

adokenai hibi wa meguri

あどけない日々はめぐり
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神12
  • 萌×24
  • 萌5
  • 中立1
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
2
得点
92
評価数
24
平均
4 / 5
神率
50%
著者
崎谷はるひ 

作家さんの新作発表
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イラスト
蓮川愛 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
シリーズ
しなやかな熱情
発売日
価格
¥1,500(税抜)  
ISBN
9784344829954

あらすじ

慈英&臣、照映&未紘、碧&朱斗、そして三組の恋人たちを見守る久遠--。大人気シリーズ最新書き下ろし作品集! !

表題作あどけない日々はめぐり

秀島慈英、強烈な天才肌の画家
小山臣、超絶美形の長野の刑事

同時収録作品なまめく夏の逃げ水は遠く

弓削碧、アーテイスト集団のリーダー格
志水朱斗、御崎画廊の総務アシスタント

同時収録作品冬の蝶はまどろみのなか

秀島照映、ジュエリー工房社長でデザイナー
早坂未紘、照映の恋人で出版社の編集者

同時収録作品一位の実が爆ぜるまえに

秀島慈英
小山臣

同時収録作品遅日、あどけない日々はめぐり

秀島慈英、秀島照映、弓削碧
小山臣、早坂未絋、志水朱斗

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数2

それぞれの、季節で。

いつの日か絶対発売される…と信じて待ち続けてました!
長かった…待ったわ…(;ω;)
じえおみだけでなく碧×朱斗、そして大好きな照映×未紘のお話がある嬉しい短編集でした。
ざっくりとしたあらすじとレビューで失礼します。

「なまめく夏の逃げ水は遠く」
夏の湘南のイベントで、ゲストとして参加する碧に誘われ付いてきた朱斗。
そこで何故か雑用をさせられるはめになるが、それは碧の依頼で潜入捜査的な意味合いがあり…。

理由があるとはいえ回りくどいわ…と思わなくもない潜入捜査でした(^^;;
ちょっとしたトラブルありながらも解決したのでそれはさておき、碧が何だか丸くなった気が!!
それでいて朱斗への独占欲も健在で、以前より安心できるCPになってました(*´ω`*)

「冬の蝶はまどろみのなか」
照映の会社関係のクリスマスパーティーに、今は職業的に無関係とはいえ参加させて貰った未紘。
華やかな雰囲気に気後れしながらも開き直り食事を楽しみ、そしてベランダで休憩していると照映がやってきて…。

このシリーズで一番好きなCPなんです。
それなのに、このCPだけエロ無しとは…!
可愛いミッフィーの博多弁が交じるエロが見たかったです(;ω;)

「一位の実が爆ぜるまえに」
第二の故郷ともいえる長野の田舎町にやって来た慈英と臣。
祭りの賑やかな中、まったりとした時間を過ごす…。

本編では事件だらけだったじえおみ。
離れて暮らしているため貴重な二人の時間を、二人っきりになれないけど大切に思う地で過ごすのが、二人らしいというか何というか。
アインに嫉妬する臣は可愛いし、慈英は泰然としながらも臣への愛情は揺るがなくて素敵で。
今、その瞬間の幸せを噛み締めて涙する臣の姿が胸にしみました。

「遅日、あどけない日々はめぐり」
3CP+久遠+アイン+佐藤君(碧と朱斗の友人)でお花見の話。
何やかんやありながらも平和な光景でした(´∀`*)
「なまめく〜」と「遅日〜」で、しっかり存在感アピールしてた佐藤君が次作主役で新刊出るそうで(*゚∀゚*)
これまた楽しみ!!

待ちに待って期待が大きすぎた感が少々あったのですが、それぞれのCPの幸せな様子が見られたのが嬉しかったです。
あと、口絵は久遠かな?格好良かった!
ちなみに挿絵は、それぞれのタイトルのページ(計4つ)のみになります。
欲を言えば、蓮川先生の美麗絵がもっと見たかったです。

5

四季をテーマにした番外編集

2018年に発行された、慈英×臣シリーズの番外編集。
この御本の発行が発表になったとき、たしか記念本的な扱いだったと記憶しています。
今となっては確認できないのですが、発表は「あでやかな愁情」の後だったと思うんですが、違ったかな。
とにかく慈英と臣があのような展開(どこまで言ったらいいかわからん)で第二部完結、そのあとの本だったということもあり(確か)、ハードカバーで記念本だということで、すぐ予約しまして。
その後、著者が体調を崩されて休業され、発行時期が延期になりました。もう出ないかなと諦めていましたが数年後無事に発行された、という経緯だったような。
著者の復帰に安堵しつつ、そんなこんなで、私の中ではこの本は読むのに心の準備を要しました。
で、予約して購入した初版本、寝かせに寝かせて今読んだという次第です。(寝かせ過ぎだ)
本の内容は、四季をテーマにした4つの番外編集でした。
時系列的には「後日」で、シリーズに登場するキャラ達がわちゃわちゃしていて、最後のお話もクロスオーバーの宴で、賑やかな詰め合わせでした。確かにこれは記念本でした。
私が身構えていたのは完全な誤解で、まったく身構える必要などなく、もっとカジュアルに読書しても良かった。
気軽に読める番外編集です。ただし、CPが複数なので、それぞれの本を既読で、キャラクターを把握していないと「?」が飛ぶかもしれないです。

以下、ざっくりと。

「なまめく夏の逃げ水は遠く」
 朱斗と佐藤が、碧に誘われ、海岸で開催するロックフェスの「ボランティア」として内情を探る手伝いをするお話。相変わらず碧が横暴、相変わらず佐藤くんが大物。

「冬の蝶はまどろみのなか」
 ジュエリー環の豪華なパーティーに招かれた未紘。ホストとして振る舞う照映と久遠を眺めつつ、美味しい物を食べて、知らずに超VIPのゲストと親しくなって、更には仕事に思いを馳せるお話。バルコニーでの3人の雑談が可愛い。新刊の短編集「薬指にたどりつくまで」収録のお話とリンクしてました。

「一位の実が爆ぜるまえに」
 久々にあの村で、秋のお祭りを堪能する慈英と臣。最初はただ祭を楽しむだけだったのが、野生のイノシシが現れて大騒ぎに。やはり臣はトラブルを呼び込むのかとしみじみ。狩猟してその場で捌いて皆で喰らう、という描写に感慨を覚えました。臣はもう駐在さんじゃなく市内勤務だし慈英もニューヨーク在だけど、村の人達はいまも闊達。

「遅日、あどけない日々はめぐり」
お花見のSSです。慈英、臣、照映、久遠、未紘、朱斗、碧、佐藤くん、そしてアインが集合してお花見をしています。やはり皆が一堂に会す「一華開五葉」という同人誌(「ぼくは恋をしらない」に収録)を思い出しました。作品は違っても地続きなのでこうしてみんなでわいわいしているのは楽しいしほっこりします。臣が未紘にじゃれているのはいつも目の保養です。

というわけで、シリーズの「後日」でありつつ、寝かせに寝かせていたために今や後日でもなくなっていました(笑)。
「はるならい」「薬指にたどりつくまで」と番外編を集めた本が同じ幻冬舎から既に出ていますが、こちらの「あどけない日々はめぐり」は慈英×臣シリーズに限ったもので、全編が書き下ろしです。

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