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hyakunen de tada ichidodake koishita
この独特さ。ARUKU先生の作品だ〜!
神です。またまた神作品です。しかし!
「みんな読んで〜!面白いよ〜!」という類いの作品か?というと……
さて本作。
客観的に言うと。
親の借金問題が絡んで、世話になった人の娘と婚約。しかしどうも気が乗らない。
モヤモヤを抱えて出会い系にはまり、そこで会った男と婚約者のどちらも選べず優柔不断にズルズルと。
…というお話。
だけど読んでると勿論それだけの話じゃない。
主人公の詩彦の背負っているもの。閉塞感。
貧困。
働いている今も、事業に失敗した親の借金やら仕送りやらに追われてて。
女性との交際にも違和感を感じていて。
現実逃避でアクセスしてみたのが、同期の男から教えてもらった男同士の出会い系アプリ。
そこは思いがけず、可愛い動物アバターのほのぼのした優しい癒しの世界だった。
自分はリスの「うた」になって、優しく話を聞いてくれるネコの「ミャオ君」と仮想空間で楽しく遊ぶ。
そのうたとミャオ君の遊ぶ世界があまりにも可愛くて、現実のエロとの落差がショッキングなのです。
ARUKU先生のあの独特な絵柄。
カクカクとした、バルテュスの絵画のように静止した世界で繰り広げられる、あられもないポーズでの二股裏切りセックス。
誰もが現実のままならなさを感じてる。誰もが閉塞感を抱えてる。
逃げたい、こんな気持ちから。
逃げたい、こんな世界から。
痛みと致死量の甘さ、
絶望と歓び、
諦めと裏切り、
そんなARUKUワールドが濃ゆく濃ゆく展開していきます。
ARUKU先生はまだ読んだことない…というあなた。
「初ARUKU」にはおすすめしないなぁ。
ARUKU先生大好き!なあなた。(と私。)
やっぱコレだよ。コレなんだよ。
ARUKUさん作品大好きなんだけど、ぎゃーーー萌えるぅぅ!!!と萌え目的で読むよりも、心ヒリヒリさせられたり、なんでこんなお話思いつくんだろう…天才か…と呆然とされられたりといった感動を与えてくれる作家さんなんです、私にとっては。
だからこの作品も、受けの追い詰められっぷりとか、心をじわじわと蝕まれていくような描写とか、相変わらずARUKUさん容赦ねーな…の連続で、その痛々しさに思わず息を詰めながら読んでました。
途中までは。
だけど、最終話と描き下ろしがマジで萌えました!!
ぎゃああーーー好きすぎるぅぅ!!となった。
初めてじゃないかなぁ、ARUKU作品で純粋に萌えーー!!となったのは。
ああいう攻め、大好きぃぃぃ!!
「(一緒にいた日々の記憶を)死ぬまで大事にして生きる」とか言っちゃうようないじらしい攻めが死ぬほど好きなので、ツボすぎて苦しい。
で、そんな攻めによる攻め視点の描き下ろし「靴下猫ミャオのひとり長い旅路」が、これまたツボ。
ぎゃああーーー!!!
なんて健気なんだーーーー!!!!と。
現時点で、攻めの属性に「健気」が入っていないけど、これ超健気だと思う!!
そしてあのヘタレさが愛おしい。
で、描き下ろしで声出して笑ったんですよね。
うたの想像図の絵面の酷さに。
まさかのそこ?というか、なんでそーなるよ…!と。
多分、ARUKU作品で声出して笑ったの初めてだと思う、記憶の限りでは。
弓崎もあれじゃうかばれないわ。合掌。
あー、もっとこの二人のこれからを見たいわぁ。
キラキラ仮面かぶってない攻めの素のぎこちなさを堪能したい!!
なにかとヘタれてかわいいんだろうなぁ……とか妄想捗ります。
がんばれ!!宮尾!!!
大好きなARUKU先生の新刊です。
キラキラの表紙でタイトルさえ甘いのに、中身はやっぱりARUKU先生の独自な世界観でした。
何となくミャオ君ってあの人だよなぁとは分かるのですが、良い男がダサ男に変身してる訳ではありませんでした。
描き下ろしの「ミャオ君が出来るまで」「靴下猫ミャオのひとり長い旅路」で、ミャオ君の変身と詩彦への思いの変化が綴られています。
純粋に詩彦を思う彼に心を動かされました。
ARUKU先生の作品には強烈な個性の人々が登場して、主役を虐げる事が多いですが今回はそう言った意味での人物は居ませんでした。
強いてあげるならば、婚約者の詩彦に対する執着が怖かったです。
詩彦が借金のある両親を見捨てられない、恩のある社長の娘を裏切れないといった自己犠牲的な気持ちが、ガチガチに自分を追い込んで行くんです。
この閉塞感はどこまで続くのだろう?ミャオ君が白馬の王子さま宜しく解決するのだろうかと思っていました。
2人が逃避行した時には、そうなるだろうとさえ思いました。でも違いました…。
正直言ってミャオ君と逢瀬を重ねつつ、婚約者のお金と平穏な生活をも捨てきれない詩彦は狡い人間です。
でもARUKU先生にかかると不思議な透明感を持った可愛らしい人物になってしまうのです。
作中に登場するゲーム内のアバターもとても可愛くて癒されました。だからこそ現実の詩彦とミャオ君の、刹那的な破滅に向かって行くような関係との対比が良かったんです。
ARUKU先生らしい作画は健在ですが、だいぶ洗練されて進化しましたよね。
最近の絵はもちろん大好きなのですが、「ハスネサイコロジー」辺りの絵も味があって好きなんです。
苦しい気持ちになる話だろうと分かっているのに、ついつい手に取ってしまうARUKU先生の作品、なんでしょうね、くせになります。
でも、発売日に買いに行かなかったのは、やっぱり警戒してたんですかね。
結局見かけたら買ってしまったので、ささやかな抵抗でした。
詩彦の人生が辛すぎる。子供の頃から家は貧乏で、感情を殺した子供だった。
親の借金で好きではない人と結婚しなければならない。
そんな中、出会い系アプリで知り合った「ミャオ君」と会って、タイトル通り「恋した」
もうすぐ彼女と結婚する詩彦が、ミャオ君としているのは浮気になるんですが、詩彦がかわいそうで、そして彼女の腹黒さにも嫌悪感で、出会い系に逃げたくなる気持ちが分かりました。
詩彦さえ我慢すれば皆喜ぶ、金で殴るような結婚で嫌になりました。
ミャオ君の手を取ってしまったら、周りの人がみんな不幸になると、気持ちを押し殺す詩彦に、ミャオ君は優しく、または情熱的に愛をささやきます。
もうミャオ君選んじゃえよ!って何度も思いました。
ARUKU先生の描く受けっていつも幸薄そうで、ガリガリで折れそうな体型なので、痛々しいです。
普通に見たら悪いのは浮気した詩彦なんですが、最後に出来た借金すら酷いと思ってしまうのは、詩彦の幸薄そうな所があるからなんでしょうね。
ミャオ君のような善人攻めが珍しくて、裏の顔ないかな?と疑ってしまいました。
別の意味で裏の顔がありましたが、裏の顔の方が好きでした。
はいっ!安定の神評価
表紙がとても綺麗です。色使いがこれまたキラキラとしてアイドルとリーマンかと思いましたが違いました。
イケメン系美人攻×ARUKU先生お馴染み三重苦背負った不憫受っぽいけど
後になって2人の印象が変わっていくとこも良いですね
よく言いますよね結婚と恋愛は別物だとか恋愛はしがらみのない楽しいだけの恋だけど結婚は生活だからとかなんとか…でも詩彦パパが、言ってたようにそれは本当に好きな人に巡り会わなかったかあるいは、好きな人と上手くいかなかった言い訳のようにきこえてしまいます
結婚と恋愛は別物という言葉に一石投じてくれた一冊となりましたね~
本当に好きになれる人なんて、めったに会えないのに会えても上手く行くとは限らないのに
それでも本当に好きな人と一緒にいれることは、奇跡に近いなぁと
両親や借金や婚約者のことで悩みまくって心労の多い詩彦君ですが、みゃおくんと別れた後婚約者にも別れを告げます。でもなんでとは思わなかったんですよね
彼の行動は悩みすぎて判断が、おそかっかもしれない何もみゃおくんと別れなくても良かったかもしれない、でも歌彦くんはスッキリした顔してた。会社の上司に報告するときもひどい顔してるのにスッキリしてる
彼は百年に一度恋が上手くいってもいかなくても本当によい恋をしたことにが重要なんだなと
その思い出だけで一生生きていけるってなんだか素敵!
結局2人は再び出会ってしまいますが、これからが本当の恋愛をしていくのですね~
決してキラキラしているわけではないけど、宮尾がみゃおくんってちょっと笑えましたが、宮尾君とっても健気でよい男で大好きな攻さんです。
普段詩彦君と会ってるときの宮尾君は取り繕った姿だったんですね。なれない格好してなんて健気!
靴下猫ミャオのひとり長い旅路では、宮尾の一目惚れでしだったのか~納得です。
透明感があって可憐でいつも桜の花びらを降らせているような詩彦くん綺麗です
ARUKU先生の次の作品に期待です。
初めての作家さんでした。ランキングから試し読みし、続きが気になり流れるように購入しました。始終ドキドキしっぱなしの展開で、時折の切ない展開に涙なしでは読めませんでした。最後まで読んだ後にまた最初から読みたい!と思いました。
モノローグが小説のように素敵で、描写がないのに自分の頭に風景が浮かんできて、読んでてとても楽しかったです。できるのであれば記憶を消してもう一度最初から読みたいくらいです。他の方も言っているように、続編まではいかなくとも、後日譚というか2人のその後が気になります。お互いの素性が分かって、一緒に幸せになってることを妄想してます!!
こんなに素敵な作品に出会えて良かったです。金額からしてページ数も多いし内容も濃いので、少しでも気になったら買って損はないと思います!!
ARUKU先生…もうすごすぎて怖い!天才とか鬼才とかいうところを超えて人間が描いているとは思えないこの世界観。
生活苦と夢のような恋の間で揺れに揺れるうたさんが辛くて悲しくて美してくどうしていいか分からない。ARUKU先生は現実を生きる苦しみをよく描かれるけどすっごいリアルで怖い、セリフも全部ポエムみたいなのに胸にグサグサ刺さってショックすぎて涙も出ない。
なのに最後の回収の仕方が素晴らしすぎる!250ページくらいあるのに全てのページ全てのコマにグサグサやられてもうどうしていいかわかりません。すごい。本当にすごい。もう他の漫画が読めない。って思えるほどすごかったです。
先生の「嫌い、大嫌い、愛してる」「発熱バスルーム」がとても好きな作品。本作はたまたま見つけて読み始めたら、面白くてあっという間に読了しました。
とにかく前知識少なめで読んでもらいたいです。でないと本当にもったいないと思います。なのでネタバレ少なめでレビューします。
真面目な会社員詩彦(うたひこ)は、婚約者がいるが違和感を感じていている。同僚から同性限定の牧歌的な出会い系アプリを勧められ、そこでミャオ君と仲良くなる。数ヶ月後現実でミャオ君と会うことになり…というお話。
まずアプリの世界とキャラがめちゃくちゃ可愛くて、読んでいてとっても癒されます。詩彦はリスで、ミャオ君は靴下黒猫です。この子たちがしばしば登場するのでほっこりします♡
詩彦は美人の不憫受けで、小さな頃から苦労しています。先生、こういう受けキャラ多いですね。
お話はずっと受け視点(最後に少し攻め視点あり)でモノローグも多いです。ミャオ君は謎な感じで描かれます。現実のミャオ君は長髪イケメンでキラッキラしてます。
二人が初めて現実で会った一連のシーンは、もうエロスがすごくてずーっとドッキドキしながら読みました。詩彦のピュアさとミャオ君の必死さが、もうヤバいです。
その後もミャオ君が一貫して詩彦を一途に甘く溺愛するので、溺愛攻め好きの自分にはたまりませんでした♡
ただ詩彦には婚約者や養う両親がいて、許されない恋なんですね。それがずっと根底にあって、かなり切なく描かれます。
先生の作品は印象的なモノローグやセリフが多くて、それがまたグッとくるんですよね。
夜祭りデートのシーンで、ミャオ君が自分の想いを熱く語って告白する。この一連のシーンが本当に素敵でときめきました…。
その後の展開は省きますが、なかなかのページ数で、最後までずっと目が離せない展開でした。素晴らしかったです!最後まで読んだら、必ず読み返したくなりますよ♪
ARUKU先生の作品は、ギュッと心臓を掴まれる魅力がありますので、ぜひ多くの方に読んで欲しいなあと思います。
「嫌い〜」「発熱〜」は読み手を選ぶ内容ですが、こちらの作品は読みやすい内容と思います。
この作品を読んで、ARUKU先生の他の作品も必ず読もうと決意しました。素晴らしい作品に出会えて感謝です。
DMM購入 白抜き修正
読み終わった直後、最初のページを読み返さずにはいられませんでした‥!
他の方もおっしゃっているように、絶対に前知識なしで読んだ方がオススメです!
ARUKU先生の他作品はだいぶ痛々しいものもあるのですが、
こちらは”溺愛形あまあま攻め”を存分に堪能できると思います。
ワンコ系攻めが好きなのですが、この作品を読んで”ネコ系男子”ミャオ君に心奪われてしまいました・:*+.
そして作中に出てくるアプリのキャラや設定もとても可愛らしく、可愛い物好きにはたまりませんでした◎
ARUKU先生らしいモノローグ、キザなセリフ(でも嫌味がなく、なぜかARUKU先生が描かれるとスッと入ってくる…)も散りばめられていて、読後のふわふわ感が今も残っています。
何度も読み返す作品に、また一つ出会えました◎
1年前に読破。
「人間が描いているとは思えない」というレビュワーさんの声にも背中を押されました。
(ありがとうございます!)
「君の夢を見ている」「嫌い、大嫌い、愛してる。」「ほんとは好きだ」が素晴らしかったので、ちるちるで当時3番目ぐらいに評価の高かった本作に手を出しましたが、いや~これもすごい。
オチが面白い!攻めの正体にびっくり!そうきたか~!
ぜひネタバレなしでどうぞ。
「出会い系で出会った王子イケメンx親の借金返済を理由に金目当ての結婚を控えている薄幸リーマン」。
攻めのカッコよさと弓崎くんのコミカルさだけがオアシス(は言い過ぎかw)。
<一点だけ不満点>
主人公が二股かけてて優柔不断なのもあり、あっち行くか?!やっぱりこっちか?!で何度も行ったり来たりするので、246ページがとにかく長く感じてしまいました…。
1往復半ぐらいに省略してほしかったです。
<注意点>
・とにかく婚約者がサイテーで むなくそなので、女がでしゃばる系BLが地雷な方はコレ絶対無理です。
・受けの性格が優柔不断で、かなり読む人を選ぶと思います。
<こんな方にオススメ>
・不憫受けお好きな方
・王子系攻めがお好きな方
あと、読む前は
「なんでタイトルに百年って付いてるんだろう?生まれ変わりでもすんの?」
と思ったけど、全然違って、ただ「一生に一度のすんごい恋をした」というぐらいの意味です。
描き下ろしがとにかくサイッコーでした(弓崎CP爆誕含めて)!
読んで良かったです。