京極家の初夜

kyougokuke no shoya

京極家の初夜
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神115
  • 萌×250
  • 萌13
  • 中立3
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
20
得点
817
評価数
182
平均
4.5 / 5
神率
63.2%
著者
木下けい子 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics CRAFTシリーズ
シリーズ
京極家の結婚
発売日
電子発売日
価格
¥690(税抜)  
ISBN
9784813033028

あらすじ

「俺を愛せない?」
現職の法務大臣を持ち、
その秘書を務める京極誠志郎は、
偽装結婚の相手の京極 尊と
異母弟の礼央と一緒に新婚生活を送っている。
でも、真面目な誠志郎は罪悪感から
ついつい落ち込んでしまう。
そんな誠志郎に、尊は嘘じゃなく
本当の結婚にしてしまえばいいと言って……
愛はどこから生まれる?

表題作京極家の初夜

俳優の息子,バツイチ
政治家の3世で政治家秘書

その他の収録作品

  • 初めての朝

レビュー投稿数20

甘くて優しい幸せに包まれる♡

『京極家の結婚』の続編です。

無職 京極 尊と政治家の秘書 京極 誠志郎のお話。

前作では、政治家の一族に生まれ育ち、政治家である父親の私設秘書をこなす誠志郎は、ある日衝撃の事実に知らされました。
なんと父親に幼稚園児の隠し子が‼
絶対に世間には知られてはならないスキャンダル…しかし、幼稚舎から高校まで一緒だった京極尊にバレてしまいます。
住むところがなかった尊は「共同生活」を誠志郎に持ち掛け、礼央も含めて3人で暮らすことになりました。
しばらく平和な日々でしたが、尊が誠志郎にチューしている写真が週刊誌に撮られたことで事態は思わぬ方向に…。
今作は、その続きになります。
同性婚を公約とする父親から人柱として「結婚」するよう命じられた誠志郎。
「礼央は俺が命に代えても守る おまえもだ尊」
動機は不純でも誠意を感じる誠志郎の言葉に協力することにした尊ですが…。

めちゃくちゃ良かった~‼
タイトルを裏切らない素敵な「初夜」にキュンキュンできますよ♡
前作同様に、木下けい子先生の繊細な絵柄と魅力的なキャラで物語に惹き込まれた今作。
誠志郎と尊のそれぞれの心理描写が丁寧に描かれており、最後までドキドキしながら読み進められます。
また、同性婚に対する法的社会的な問題もしっかり絡めているので、大変興味深いストーリー展開に仕上がっていました。

同性婚の法案提出まであと一歩。
人々の期待と願い、希望が膨らむほど、世間を欺いていることに誠志郎は落ち込みます。
祝福や応援をされる度に自分の中の罪感が重くのしかかる…。
そんな時、議員の朝倉から偽装結婚ではないかと疑われてしまいます。
「本当にしちゃえばいいじゃん」
お互いに努力して愛し合おうと尊に提案されますが…偽装結婚から愛は生まれるのか?

―――…努力してみる
不器用ながらも誠志郎はちゃんと尊と向き合います。
真面目な性格もあると思いますが、自分でも気が付かないうちに尊を意識していたのだと思いました。
しかも、尊のアプローチが絶妙なんですよね。
強引なのに優しくて、さりげないのに情熱的…間違いなく悶絶しちゃいますよ(笑)
ぜひ本編でご確認くださいね。

このお話には、当て馬は登場しません…と言いたいところですが、朝倉さんは当て馬ポジションかも?
初対面の尊にケンカを売っていました(汗)
脇キャラとしては、誠志郎の義弟 礼央、誠志郎の父親 京極栄一郎が登場します。
うーん、礼央はこの物語に欠かせない存在だなと改めて思いました。
礼央がいるからこそ、誠志郎と尊の距離が少しずつ縮まり、愛が生まれるキッカケにもなったと感じます。
このまま3人で幸せに暮らして欲しい。

Hシーンは…ありますよ‼
愛が生まれた2人のセックスにこちらまで幸せいっぱいです♡
必死に受け入れようとする誠志郎を尊が愛おしく気遣っていて胸が熱くなりました。
「幸せだな」
「うん 幸せだな」
あぁ、尊の部屋の壁になって「初夜」を見届けたかった。

描き下ろし『初めての朝』
本編のその後のお話。

おすすめは、初夜の翌朝に礼央が誠志郎に言ったセリフ。
誠志郎の雰囲気がいつもと違うことを察知したようです。
色気がダダ漏れだったのかな(笑)

真(まこと)の愛が生まれて心身ともに結ばれた2人。
これからどうやって愛を育むのか?
他にも、新婚生活や尊の過去、法案の行方など、まだまだ気になることが多すぎる。
木下けい子先生、編集担当者様、続編をお願いします‼
いや、もう続編がないと耐えられない(泣)

偽装結婚から愛が生まれた瞬間――
それは、2人にとって本気の恋の始まりでもありました。
読後は、甘い多幸感に包まれることをお約束します♡

11

愛はどこから生まれる?

前作”京極家の結婚”より面白くなってます!
政治のための偽装結婚、しかも隠し子(自分の親の…)、という設定がちょっと面白いな~程度の印象だったのですが、話が進むにつれて、それぞれの感情の背景とか変化がみえてきました。徐々に”もっと読みたい!”と思わせる展開は、さすがの木下先生です!

尊の本気度が見えにくいところと、誠志郎がピュアすぎて恋愛モードに踏み込めないじれったさに萌えます。おそらく、2人だけだとギクシャクしたり、殺伐となる空気も、虎好きの幼稚園児・礼央(いちいち可愛い。そして2人の実子じゃないのが設定として有難い…)がいるおかげで和やかになり、NewファミリーBLとして楽しいです。が、それゆえに、2人がなかなか核心に近づかないというところもあるのですが、それは今後の展開のお楽しみ!だと思っています。特に、尊にはいろいろ秘密がありそうで気になる!

今回、ぐぐぐっと2人の距離が近づいていて、もうほぼ”偽”はとれているような気がしました。尊がはじめて自分から欲しいと思ったのが誠志郎だという告白や、先輩議員・朝倉の牽制とか、私好みの流れに”これこれ!”とほくそ笑んでしまいました。朝倉の尊に突っかかっる態度が、いいスパイスの役割になっててたまらんのです。台詞のないところのキャラクターの表情がめっちゃ魅せるんですよね。
また、新婚夫夫の2人に周囲から好奇の目が向けられるのですが、それに対する2人の態度が痛快でかっこよくて印象的でした。
書き下ろしは、ついに…の翌日、こんなふわふわした”幸福感”は手に余って困る、、という誠志郎のモノローグがめちゃ可愛い。改めて、”初夜”って本当にむず痒い響きがあるなとしみじみしました。

愛はどこから生まれる?!ということで…、尊と誠志郎の間にはすでに芽生えていますね。この眼に見えないものを確かに感じられるようになって…次巻以降で真のラブラブ夫夫誕生!と期待しております。

10

いい響き、、、( ´ ▽ ` )

初夜、しょや、ショヤ、、、いい響きですねぇ。甘いです。人生一度しか経験できないですからね。今作はその初夜に視点が当てられてます。愛がなくても偽りでも体は繋げられるのか?はたまた既に愛があるから初夜を迎えられるのか?

前作はまだ『偽装結婚』感が強くまだ2人に心の繋がりはあまり見えませんでしたが、今作は大分おやおやおや!?でしたね。特に誠志郎が。とても甘い雰囲気の2人、癒されました。

サクサクと読みやすい中にも腐った日本の時事問題がごく自然に混ざってます。夫夫関係の2人に対して中年男が女役はどちらなのかを聞いてくる老害、(クソヤロウ!)家で主夫業やってるなんて可哀想とディスる老害。(クソヤロウ!)
同性婚が認められるか否かも日本は時間の問題でしょうが、法よりも憲法よりも変えるべきなのは、年寄りたちの意識と思います。

また、次回も楽しみです。

7

次巻に引き継ぐ暗雲の兆し 礼央を操る愛人母

★このシリーズ、ジェンダーレスについてが織り込まれている作品で、読むたび台詞にハッとする。

前巻は「俺と偽装結婚してくれ」
現職の法務大臣を父親の秘書を務める京極誠志郎は 親父に逆らえない。
父の指令に従い、異母弟の礼央を母に隠して一緒に暮らし、
更に秘密を知られた元同級生の京極 尊と同居を始める。
そこをパパラッチされるが、逆手に取る親父の指令で同性婚を納めて、
ますます世間の話題になる。・・・イケメン同士の同性婚は、父の政策の人柱。
京極父の目論見どおりに世論が動き出す。

1巻の結婚のその後の新婚生活の様子、と、次作へ引き継ぐ事件。
「俺を愛せない?」がテーマの2巻。
新婚甘々の日常の中で鈍く光る 黒い礼央の行動
・・「手切れ金は要らない。礼央をよろしく」と押し付けた愛人母は海外?に居るらしい。

独りになると、逐次「ホウ・レン・ソウ」する礼央と愛人母。手引きされている平素の礼央は半分が演技。
これは多分後日のテーマに続くと思うけど、多分なにか企んでいる。
事情があっても、子供を道具に使うやつは人でなし。

ひょっとしたら、礼央の父親は京極父ではないかもしれない。
そうなると、礼央母の策略が暴露破綻した時に、礼央との別れが訪れる・・その時京極夫夫はどうするのかな?

気になる(恋敵?)朝倉と、礼央母がタッグしてたら・・混乱する展開になるかも。
波乱含みの次作が楽しみ。

★巻末に「灰かぶりコンプレックス」のサービスがついていたんですけど、
アプリで初めて会う二人、でも相手はなりすましの美形。それを知らずに初見で恋に落ちた田舎からきた純朴な青年の物語。 
ちょっと面白そう。

6

偽装から真実の愛へ・・・

2021年1月に発売された「京極家の結婚」の続編です。
偽装から始まった結婚生活ですが、お互いが本気になり始め、始まりは偽装でしたが、2人の間には確実に愛が芽生えています!!

京極父の敵対派閥の先生から「君と彼、どっちが女役なの?」とセクハラ発言された後の「私が毎夜組み敷かれております。」と言い放った誠志郎のセリフがめちゃくちゃかっこよかったです。

愛が芽生え始めた2人ですが、2人の間を怪しむ朝倉。礼央くんと連絡を取り合う礼央の母。非常に気になります。
朝倉と礼央母が何か裏で繋がってる??
結婚、初夜ときて次はどんなタイトルになるのかも楽しみです。

6

円満なんです。

両親が有名人のチャラめのイケメン×政治家の息子で優しいイケメンのお話です。歳の離れた弟も同居しています。

京極家の結婚の続編です。

結婚を公言してからの二人です。
二人並んでいればもう眼福です。
そして二人の生活の空気は自然でとても穏やかなのです。
思いやりと愛があるんです。
偽装なのですが。

そんな幸せ結婚生活の中それぞれの心の中に葛藤が燻ります。

さてどうなる京極家。
な、お話です。

結婚を公言していますがお互いの両親に挨拶していないんです。
スゴい(笑)
自分の立場の為に二人を利用しようと企んだ誠志郎の父の奔放な性格が見えてきました。

一見偽装結婚に振り回されてそうな二人ですがこのお話で重要なのは題名です。
そうです。ただのそれではなく心の在り方とそれなのです。

尊が抱いている愛情へのモヤモヤを誠志郎の言葉が、誠志郎が知らない恋愛というものへの疑問に尊の行動が作用する瞬間がもうたまらないのです。
キュンキュンしてしまいます。

色々な問題を抱えながらも真面目に結婚生活を偽装しようとする誠志郎に優しい提案をする尊がとても素敵なのですっ!

お互いに心に何かを与え合う関係の影響は二人の目線や表情にも現れていてそれがとても甘くて尊いんです。

もう偽装じゃないんですよね・・・。

尊が醸し出す雰囲気と誠志郎の無垢な佇まいがとてもイイんですよね。

ふぅ・・・。

礼央は常に小生意気&可愛いです。
礼央に関しての二人の対応はいつも
「この子を守る」に徹していてそこもとても素敵だと思います。
二人優しさの現れでもあると思うのですが、子供の頃の自分と重ねている部分もあるのかな・・・

尊はあいかわらず柔らかで軽く甘い言葉を口にできるイケメン。
誠志郎は真面目で堅いけれど筋が通った意識の持ち主で硬派な心意気の男前。

二人の想いと優しさを是非見てほしいです!眼福と尊みしかないです!

この二人の男らしい同士がまたとてもイイんですっっ!!

ああ 私もご近所の主婦になりたいです!仲良しの二人を心の中できゃあきゃあいいながら見ていたいです。

6

相当気に入っています

かなり入れ込んでるので、レビュー内容も偏ってると思いますが許して下さい。

題名通り初夜を迎えるまでのお話。前作結婚する迄と違って、二人は急速に心を寄せ合います。これについてついていけない読者もいるでしょう。私の解釈は二人の努力の賜物だと思ってます。内々では無く外々で結婚してしまったからには愛し合わなければという脳内判断が双方にあるんだと思います。微妙なラブラブ加減もそんな努力から発生してると思うと微笑ましいのです。

書き下ろしも六話と思える程の重要な内容でした。雑誌連載を読んでのに紙本も電子も購入しようとおもっていましたが、本当にこれは読まなきゃな!って内容でした。

1

キリリ…が宇宙一可愛い男、誠志郎。

シリーズ2巻にあたるこの『京極家の初夜』で、誠志郎にドハマりしてしまいました!
1巻『京極家の結婚』を1回読んだ時点では、よくいる優等生キャラぐらいにしか思ってなかったというのに。

「可愛い男」にもいろんなタイプがあるけど、この優秀なのに少しズレてて、不器用だけど真っ直ぐな可愛さが、自分の好みど真ん中でした。
「偽装結婚を本当にするために努力しよう」と尊に持ちかけられて、生真面目に応じる誠志郎。
「悩みがあったら話して欲しい」(キリッ)とか。
豪華すぎるケーキを買ってきちゃったりとか。
恥じらいながらも手繋ぎデートしちゃったりとか。
「初夜だし」って、かしこまっちゃうとか……!
可愛いなあ、誠志郎。

そしてその生真面目さが、カッコよさに繋がるときもあるのがまた、堪らない。
政治家秘書を始めて何年になるんだろう。
清廉な誠志郎にとって、駆け引きや謀略が当たり前の政治の世界は、すごくしんどいはず。でも、政治家一家に生まれてしまった責務を果たすために、自分の辛さは呑み込んで、強くなってきたんだろうな。
朝倉に痛いところを突かれて内心動揺しながら、顔色も変えずにシレッと誤魔化すのも良かったし。
エロオヤジ議員に下衆な質問されて、「私ですよ」って不敵に言い放ったのには痺れました。その後ぬかりなく釘を刺すのも、完璧。
尊に「俺は傷ついたりしない」と言ったのも、ほんとに彼らしい強さで惚れました。

でもそんな誠志郎も、1巻で尊に我が身を差し出そうとしたときには、さすがに震えてた。
相手が尊だから、読んでるこっちは「可愛いね~」とニヤニヤできちゃうけど。
これがどこの馬の骨とも知れない相手でも、それが必要だと判断したら、誠志郎はそうするんだろう。「たいしたことじゃない」って自分に言い聞かせて。
その覚悟がカッコ良くもあり、でもチクリと切ない。
切ないけど悲愴すぎない。
可愛くて、強くて、ちょっと切ない、という三位一体……このバランスがめちゃくちゃ好みなんです。

1巻ではよくわからない存在だった朝倉も、いい味出してきました。
誠志郎との駆け引きも好きだし、尊とバチバチするところも良かったー! ヘタな当て馬より面白い。胡散臭さが最高。
そして、誠志郎を弟のように可愛いと思っている、というのが彼の「真」であってほしい。

そして、無事に初夜を迎えられたのももちろんめでたいけど、この2巻では「愛が生まれる」ところをしっかり見せていただきました。
二人がそれを実感したキスシーンが素敵。
ジェンダーへの拘りなんていらない、二人が選んだことなのだから。

1

誠志郎の男気あふれるセリフの数々に痺れる一冊✨

大好き木下けい子先生の「京極家の結婚」シリーズの2冊目である、こちら。
2月にこちらのシリーズの新刊が出るため、読み返したら…もうね…神だよ…!となって興奮冷めやらず。

木下先生だったらもう文句なくなんでも”神”を付けたくなってしまうほど好きで好きで大好きな先生なのですが、初めて読んだ時はなんだかいまいちピンとこず、一読してそのままにしていたんですね…自分のばかばか!
(※以下ネタバレありの感想です)


もう迷いなく「神」を付けさせていただくのですが、実は一番知りたいところは明かされず、”痒いところがずっと痒いまま”ではあるのです。

尊の結婚・離婚の顛末とどんな会社に勤めていたかは明かされたものの、退職理由などは明かされず、まだまだ攻めの謎は深し。

尊はいつから誠志郎のことが好きだったの?偽装結婚までしてもいい、と思うほどの好意は一体どこから来たものなのか?といった点が個人的に一番気になっております(もしかして自分の読解力不足で読み取れていないのかも、という不安も抱きつつ)。

うううーん、1巻から通して読んでもやっぱりはっきりしないー…!

もどかしい…そろそろスッキリしたいよー…
とも思うのですが、それは続刊にお任せするとして。

二人の距離の近づき方、そのプロセスがため息が出るほど良くて、グッと来ました。
なんてったって、タイトルも「初夜」ですもんね。

1巻よりぐぐぐっと近付いた二人の心と体!
体を重ねるシーンでは、お約束の礼央くんおじゃま虫(笑)
中断を余儀なくされるも、仕切り直してついに結ばれたシーンは、じーんと来ちゃいました。

「なんか…SEXって恥ずかしいけど 幸せだな」

この誠志郎の言葉に、なんだかうるっと来てしまいました。


物語中盤、「俺また 間違った?」と、愛を受け取るばかりで返すことのできなかった前妻との離婚に絡め、問いかける尊。

そんな尊に対して誠志郎が返した答えがもう、男気あふれるというか格好良過ぎて痺れました、本当に。

「大丈夫だ安心しろ 間違ったならやり直せばいい 俺は傷ついたりしない」
「俺も努力する お前も努力しろ 結婚はひとりの努力では成り立たない」

恋愛の駆け引きや手管においては誠志郎よりずっと上級者の尊ですが、いざという時ブレず、精神的に強いのは誠志郎なんじゃないかなあ、と。

そんな二人の間でいい味を出してくれる母親違いの誠志郎の弟、礼央。

誠志郎&尊、そして読者にも笑いを届けてくれる存在ですが、借りたiPadでこっそり実の母親とビデオ通話していたことが分かったシーンは、ツンと胸が痛くなりましたね。

なんか他にも色々語りたいけどさすがに長すぎる…と自分でも引きました;

2月の新刊、シリーズ4冊目が本当に楽しみー!早く読みたいです、木下先生、待ってます・:*+.

1

おしあわせに〜

偽装結婚の理由が、誠志郎の父の政治家イメージのためというのが改めておもしろい。
法案についても時世に即していて興味深いです。
あの父親、何気にツボなんですよね。あの世代の政治家っぽいパワフルで四字熟語好きなのがw

偽装から本物の結婚へと努力する2人がかわいくて。
尊は元々本気みたいだったので、自然で。
誠志郎は根がマジメなので真実だとアピールするところに熱が入るのがおかしくて笑っちゃいますw 周りの反応がww
言ったことは守らなきゃと誠志郎が尊に真剣に向き合っていくとこがまたよくて。

愛が生まれるところは萌え〜でした。
いい見せ場だわ〜と。

2人の対照的な性格が好きです。
こういうとこ、木下先生お上手ですよね〜。

普段は亭主関白風で男前な誠志郎が、組み敷かれていると自ら言い、ちゃんと準備までして。自分が受けに回ると自然にそう思ったんですかね。

尊は普段主夫で、いい奥さんをしているけど、夜はかっこいい攻め。
という2人の組み合わせがよく出来ていると思います。

尊が、ケーキを買ってきた誠志郎のことを「不器用さんめ♡」とか、初夜だしちゃんとしないと、と言う誠志郎を「かわいいじゃねぇか」と密かに思っているのもいい。

かと思ったら、朝倉先生に「ケンカ売ってんだろうが」な尊はかっこいいし。

「待って!いってらっしゃいするから」とバタバタ走ってきて、誠志郎に「いってらっしゃーい♡」のちゅうをする尊にめっちゃ萌え(おはよう、いってらっしゃいのちゅう萌えなので)

誠志郎が決死の覚悟で挑んだ初夜を、一度は邪魔が入りましたが(お約束)w 順延して無事決行できてよかったよかった。

何より2人がしあわせそうで、こちらまでうれしくなりました。

ラストのベランダ菜園の会話で「おれトラそだてたい」のレオに笑いましたw
レオもGJ、ナイスキャラですね。

前作があっての本作。
2人の仲が深まり、愛が生まれる瞬間や、新婚さんの雰囲気、初夜までストレスなく心地よく読めてほくほくです。
木下先生のこういうところ好きだわ〜となりました。

12

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