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hime muko
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
あまりにも良かったので今までレビュー読み派でしたが初の書き派へ(笑)
↓ネタバレ注意ですー!
※迷っている方、ネタバレせずに読まれた方が世界観引き込まれるかな。
私はネタバレなしで読ませてもらいました(^^)
★読んで良かったと思ったところ
・まず絵がびっくりするほど、とんでもなく綺麗!!!特に目の描き方が上手く目で心情が分かるくらい!
(個人的に絵が綺麗だとそれだけで読みたくなっちゃう)
・服や建物までも文献と相違なく同じように描かれていて、世界観をとても大事にされているのが分かり感動しました。
(また全身の入れ墨がとても魅力的で!!
リアルでは好きでは無いのですが、ここは別腹でとても好みです。この入れ墨が色気を引き立て役というか惚れ惚れします)
邪馬台国ものは初めて読みましたが、予想以上に良かったです!
(最後の赤ん坊、もしや後継者なのかな。そこから繋がっていくのも見てみたいなあ。続き考えておられるなら待ってますーー!!)
※追加感想
読み終わり、ふとこのように考えました。
「卑弥呼」とは何なのか。
「神様」とは何なのか。
「後継者」はどうなるのか。
この話の鍵となるのがここの部分を考えることなのかなと。
自分自身を信じて生き抜いていくか、神様という掴めぬものに縋り生きていくか。
先代は過去に愛したひとがいながらも神様との綱渡し、未来が見える「卑弥呼」となりました。しかし過去に愛した人を忘れることが出来なかった。やがてその思いは皆を未来から助けることよりも強くなってしまった。その時「後継者」シキが現れた。
先代が限界に近付いた時、シキに託し、自身は人間に戻り、愛した人がいた世へ戻っていく。
シキもヤマトと出会い、先代と同じように愛する人をずっと忘れられずにいた。
やがて先代と同じようにその想いが強くなっていく。
シキは神様より愛する人の言葉を信じ切れたことで神様に依存することはなくなり、人間として生きていくことに迷いが無くなった。
ヤマトと愛し合えたことで自分自身を信じて生きていく人間として生まれ変われたのではないかと。
では疑問点の後継者は?というと、未だ神様を信じないと生き抜く覚悟ができない「皆」がいるため、遠き彼方から海と共に「赤ん坊」がやってくる。
この「赤ん坊」は先代やシキと同じように船と共に渡来してきているので、作者さんは文で見せずとも、「後継者」として表しているのかと想像しました。
(久しぶりに歴史について調べ考えましたが、邪馬台国は中々の謎に満ちていて未だに仮説がいくつかあるのですね。その曖昧さを上手く汲み取り物語へ繋げていて、とても良きです。)
ここまで読み手に考察をする醍醐味を味合わせてくれる作者さんは中々お見かけしたことがないので、熟考することが大好きな私にとって、とても噛みごたえありました╰(*´︶`*)╯♡
神評価以外見えないような濃厚な作品に出会えると嬉しいです。もう少し二人がくっつくまでの切ない何年かが欲しい所ですが。
「もし歴史人物が女性なら」ifは度々ゲームとかでありますが、卑弥呼でBLってワクワクする題材。そしてそれを描き切るって凄い。
流石に「もしかしたら本当にこうだったかも」とは思わないですが、あの時代背景無知な人間で、歴史×夢みたいな創作があまり好きではない私でも楽しんで読めました。卑弥呼のお部屋がとても素敵。
参考文献も多数で設定もかなり考えられていて、絵柄も青年誌風の熱さがあります。
神と人間の体液の交換はエロティックでした。神格化した人の脆さはなんて魅力的なんでしょう。
二人結ばれて良かったしセクシーで良いシーンだったけど、問題山積みだからハラハラ(笑)人間でも能力あるシキならOKかもだけど、人柱選出であんだけ狼狽えてたし(それが人間だとも言えるが)、先代には受け継いでいくことを土下座されていたのに…
もう作品の雰囲気に引き込まれました!
歴史的にも謎が多い卑弥呼を題材に、BL描こうとするなんて良く思いつくな〜と感心しました。
それに絵が美しい!
前作「グレープフルーツムーン」の時も綺麗な絵だなと思っていましたが、パワーアップしていました。
子供時代からブレないカッコ良さのヤマトに惚れました。
子供の頃から好きだったシキの事を、贄にされたとなっても信じず探し、卑弥呼となったシキに辿り着き、側に仕える所までいくんです。
先代卑弥呼の力を受け継いで人ではなくなったというシキを、昔の様にシキと呼んで人として扱うんです。ずっとブレないヤマトが本当にカッコいい!
シキの為なら全てを賭けちゃうヤマト、すごかったです。
よく一冊にまとめたなぁと感心する内容でした。上下巻くらいのボリュームで描いても絶対面白かったと思います。
BLにしとくのが勿体ないような、歴史ファンタジーだったです。邪馬台国はロマンがあります。
読み終わってからの、心のざわめきとその後の放心。素晴らしい作品に出会った時は、いつもこんな感じです。
幼少期のシキの瞳や涙の美しさに惹き込まれ、そして贄となり焼かれる直前のシキの目。それを止めることが出来ないまま、叫ぶヤマトの姿が凄く印象深く、その後語られたシキが卑弥呼になるまでのことなど、かなり胸が締め付けられました。
はっきり言って、壮大で私なんかがレビュー書くのはおこがましい。。。
たくさんの方が、この美しい絵と、素晴らしい物語に酔いしれてもらえたらとばかり思います。
最後も本当に好きです。ここで終わりではなく、この先があるのなら読みたくなる終わり方です。
もう美しすぎる、それに尽きます。
背景や構図の一コマ一コマ、ヤマトもシキ等のキャラクター達も、本当に美しい。
やっぱり私は先生の描かれる目が大好きです。吸い込まれそう。
題材が珍しく古代の日本ということで、そこまで歴史に明るくない私は少し不安があったのですが、全く問題なく楽しく読み終えられました。
むしろ歴史上の人物を題材にしている分、詳しい方の方がもしかしたら違和感が勝ってしまうことがあるかもしれません。
先生がインタビューでも仰っていた通り、ストーリーはきっと超大作だったはずのものからダイジェストを読んでいる感じです。
欲を言えばフルで読みたかった!
ヤマトの宮中潜入編も見てみたすぎるので、先生の初期構想がどこかで形にならないかなと思ってしまいます笑
一つ一つのエピソードがイベント性豊かで丁寧な心情描写にすごく萌えられる分、今回描かれていないなんでもないような時間経過にも萌や切なさがたくさんあったに違いないと思うと、、!何巻でも読みたかった。
何はともあれ萌えました、特に最後のキスシーン。
二人きりで、約束の地で、虹のたもとで、文字ですらどう切り取っても美しいのに、先生の美しい絵で描写されるなんてそんな贅沢があってもいいんでしょうか?
心が洗われたような幸せな気持ちになりました。
惜しむらくは省略されたストーリーですが、良いとこ詰め合わせと割り切ればとても幸福度の高い一冊です。
エロは最後(と途中の治療も若干)にありますが、汁気や局部描写がほとんどなく、ただただ純度100%の強烈な色気を堪能できるという個人的にはドストライクのタイプでした。
あ〜もっと読みたい!
歴史を学ぶ上て最初に習う人物➖卑弥呼➖が『男』なら。
物語のテーマに沿った作画の美しさ力強さもさることながら、歴史的神話をBLに落とし込む技量に脱帽です。
表紙の赤、時代背景として高貴で高級な色に目を奪われ、ふたりの目力に吸い込まれます。
ストーリーも、史実を織り交ぜながら、読み手に飽きさる事なく物語の展開にドキドキしっぱなしです。
全てがふたりを際立つよう計算尽くされたストーリー。
メイトさんの小冊子は涎モノでした。
元々謎の多い歴史ポイントだけに、これはアリだなと思えたりします。
本当の歴史家も恐らく常に妄想しているのでしょうから。
絵の描きこみも素晴らしくて、どうしても端折らなければならない部分だったり、説明不足になりそうな展開が気になってしまうスキが出ない様に読者を飲み込んでくれます。ただ最後に出てくる赤ちゃんが白黒では目の色なんかが分からない事が残念。
秘め婿という題名も良いですよね。
それにしても、こうした内容でBL誌に連載出来るようになったという事が感慨深いですね。
前作グレープフルーツムーンから大きく作風が代わり表紙タイトルから圧倒的な存在感を放つ今作
日本人なら誰でも知っている邪馬台国の卑弥呼が男だったならという設定がその美しいキャラクター達により魅力的に描かれている
幼い時から異能を持っていた少年シキと彼を守っていた幼馴染ヤマト
ある日卑弥呼に見染められたシキは贄に指名され村の安寧のために炎の中に消えてしまう
残されたヤマトはシキがどこかに生きていると信じてシキを探しながら生きてきた
そんな2人が青年になった偶然再会するが…シキはヤマトを拒み…
卑弥呼が神であり異能者であり続ける為に守られなければならない秘め事
女の卑弥呼に支えることになったヤマトに課せられた秘め事
沢山の秘め事の中
シキとヤマトの互いを思う気持ちも秘め事だけど
真っ直ぐにシキを見つめるヤマトの瞳にはひとつも翳りがなく美しいです
何より男達が美しい
物語は一冊にまとめるためか少し性急だったり物足りなかったり緩急の付け方が私の心地よいリズムではなかったので評価を悩みましたが
2人の装飾のされ方の違いによる美しさの違いも含めて
この逞しく美しい男たちには一見の価値ありと思い評価は神にしました
画力・ストーリー構成・演出、全てすごいクオリティの高さでした。歴史大作映画を観たような読後感です。でもちゃんとBLになっている!
冒頭の幼少シーンからがっつり心掴まれました。これ少年ジャ◯プとかで連載してもいいんじゃないか?と思えるヒーローのヤマトのカッコよさ。気後れする相手にかまわず「俺はお前がいいんだ!」と突き進む精神的なゴン攻めのどストレートな人大好きです。
受けの少年シキはミステリアスな美人タイプ。赤い瞳や不思議な力を持っている。邪馬台国って謎めいてて色んな説があるらしいけどもうこれが公式でいいじゃん!ってほど素敵なお話でした。
作者インタビューではおいしいとこ取りのダイジェスト版みたいという事でしたが、少年漫画のようなテンポの良さがわかりやすくかえって良かったです。他にも構想があったそうなので外伝、スピンオフ、続編など出るならぜひ読みたいです。
最後に参考文献一覧がズラっとあって、こういう作家さんって信用できるな、と思いました。ちゃんと調べた上でより興味深い部分を取捨選択してくれたんだなって。最後の設定資料もムック本とか映画のパンフレットみたい。もう劇場版アニメ化してよ、有名監督の誰か!
歴史大作ロマン、面白かったー!
【おすすめポイント】
☑︎ 禁断の恋
☑︎ 両片思い
☑︎ 幼馴染
☑︎ 共依存
☑︎ ストーリー重視
☑︎ 美人受け
☑︎ 一途で真っ直ぐな番犬攻め
中国ドラマでも観ているかのようなしっかりとしたコチラの作品。ボーイズラブに留めておくのがあまりに勿体ないです。
ふたりが惹かれあっているのはもう既に大前提で、その先の如何にしてふたりが人生を歩んでいくのかをドキドキハラハラしながら見るお話。
悩み苦しむシキに完璧な言葉を投げかけるヤマトは本当にかっこいいし、気高くはあれどヤマトの前では少し幼くなるシキも本当に可愛い。
決して簡単じゃないふたりの距離感に感情移入するのは容易です。
たった一冊なのにドラマのワンクール分の満足度でした。最後のページまで最高で大満足な作品です。
完璧すぎるのでおすすめでしか無いのですがストーリーがしっかりしてるため上級者向けではあるかなと思います。
理屈もストーリーも設定もちゃんとしたBLに飢えていた私は凄く楽しめました。