条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
「貴方の側を離れるつもりはありません」
meiji juzoku tungsten
『明治従属タングステン』の下巻。続きものなので上巻未読だと理解できません。上巻から読まれることをお勧めします。
上巻の表紙は亮二。
下巻の表紙はエドワード。
どちらも美しい!
明治末期という時代背景。
主従BLという設定。
若く美しい主人に、ワンコさながら尽くす従者。
設定勝ち、と言える今作品ですが、ストーリーも非常によろしいです。
今作品は亮二視点で始まること、そして彼の過去の切ない恋、が描かれているので、亮二がメインのお話、だと思って読み進めたんですよね。けれど、今作品はエドワードの恋の成就のお話ではないかと思いました。
暗闇の中で、自分を照らし導いてくれた光。
視界も悪く、言葉もわからず、孤独に震えていた。そんな自分を見つけて手を差し伸べてくれた存在。エドにとって、亮二という存在はまさに光であり希望だったのだと。
けれどそれは亮二も同じだったのでは?と思いました。
過去のトラウマから亮二は暗闇が苦手ですが、その暗闇の中で自分の手を引き光を与えてくれた存在は、エドだった。エドがいたから過去の恋も、暗闇に対する恐怖心も克服できたのだと。
二人の恋の行方だけではなく、発電の仕事もきちんと描かれていてそこも良かった。
クソでクソな亮二の元カレ(と言って良いのかな?)に対するオチにも。
彼は、やっと本当の愛を知ったのかな、なんて思ったりもしました。
若干シリアスな描写もありますが、ベースとしてはシリアス過ぎず、温かく、深い愛情を描いた、そんな作品。たつもとさんの美麗絵柄で描かれた亮二たちのスーツ姿、浴衣姿も美しく、非常に眼福な1冊でした。
上下巻
並べて見て~
表紙が素敵。
受けの亮二は色気あるし
攻めのエドは躾の良い獣(笑)
中原は別にいらなかった
2人の甘々だけをみたかったですが
まあ
中原がいての今の亮二があるわけだし
仕方ないか
続き出ないかな
エドのまだあかされていない
過去と目の事など
まだまだ謎はあるので
是非に続刊望むです!
エドがただ亮二さんのそばにいるだけではいけないと努力し、どんどん成長していく姿がとても頼もしくキュンキュンしました♡それも全て亮二さんを支えるため、そばにいるため。亮二さんのことなら何でもする、何でも知っているというところがたまりません!!
さまざまな困難を乗り越えて、いろんな想いを抱えながらともに歩むと決めたふたりがとにかく熱くて最高なんだけど、特に描き下ろしが幸せすぎました!!亮二さんにもらった言葉、エドは本当に嬉しくて幸せだっただろうなぁ…。
明治の雰囲気や時代背景なども感じられ、とても素敵な主従BLでした。素敵な作品をありがとうございました。
綺麗な表紙に惹かれ、上下巻同時購入しました。
人気の作家さんですが、初読みです。
上巻同様、明治のお話…と聞くと、ごちゃごちゃ難しいイメージですが、こちらは台詞数も少なく、技術的な事も簡潔に書かれているので、サクッと読めました。
サクッと読めるのに、じっくり伝わってくる、とてもいい作品でした。
ちなみに完全に上巻からの続き物なので、上巻から順に読む事をオススメします。
水力発電所の計画技師・亮二(受)と、有能な助手・エドワードは、上巻から続く困難な現場に入っている。
その現場は更に状況が悪くなるばかり。進行は遅れ、嫌な噂が流れ、スタッフたちの士気も下がり始める。春には亮二の元主人・中原も見に来るというのに…。そんな追い込まれる亮二のピンチを救ったのは、エドワードだった。エドワードは体調を崩す亮二を支え、現場を盛り上げるべく炊き出しをし、自ら恵まれた体格で現場を手伝う。心身ともにエドワードに支えられ、日に日にエドワードへの気持ちに気づき始める亮二。しかし亮二の過去を中原から聞いたエドワードは「この現場が終わったら、離れ学校に通わせて欲しい」と亮二にお願いするのであった。
くっつきそうと思われると離れてしまう王道ストーリーでしたが、それもまた良し!
亮二の過去、エドワードの過去、そして、中原の行く末。色々なものを含みつつですが、一応ハッピーエンドなので安心してお読みください。
ただまだスッキリしない部分も残されていたので、好評だったら続きも出そうな雰囲気でした。
私は絶対に続編希望です!!
描き下ろしは、本編後の宿泊先での生活。エドワードの目を見せに病院へ行ったり、眼鏡を作ったり。些細な日常から、宿で同衾しているのを見られて恥ずかしがる亮二の対応など、ほのぼのからちょいエロな2人が描かれていて、思わずニヤニヤ(笑)
末永くお幸せに♡
ちなみにタイトルの「タングステン」の意味は、最後に先生が語っておられますので、ぜひ。
体をつなげたけどエドの片思い状態、というところから続く下巻。メインカプは主従関係でエドは敬語攻め。Hシーンは前巻同様エロというより官能的で萌えました。
ストーリーは亮二のちょっと驚きの過去が明かされます。そこからさらに気持ちを強めるエド。中原に翻弄される亮二に抱きつかれて戸惑うエドが可愛いです。
中原は当て馬だけど亮二が依存するのも分かる、と説得力のある背景を持ちつつも、こちらにはあまり魅力が伝わらないキャラになってて、心置きなくエドだけを応援できました。(最近スピンオフ狙いのような当て馬に力を入れすぎた作品を続けて読んだせいか、そこがすごく良い!と思っちゃいました…)
そして亮二の暗闇怖い設定とエドの近視設定を絡めてのお仕事的ピンチ脱出展開。発電事業を最後まで描いてくれた作品で、とてもとても良かったです!
気になっていたエドの渡日経緯や背景が分かり、同時に制裁が下されるエンディング。個人的にはエドは宣言通り一度亮二のそばを離れて一回り大きく成長して帰って来て欲しかったですが、二人で学んでいくのもアリですね。その後一緒に事業を起こしていくのかな。
エドが亮二に向ける愛情が、依存と執着を含みつつすごく一途で深くて甘くて、きゅんが止まりませんでした。絵も綺麗で最高です。お仕事描写も楽しめる攻め萌え漫画でした。
あまーーーい(ノ´∀`*)♡
なんだ最後のあの甘い感じわ
こっちが照れるわw
さてさて
水力発電作業云々から
過去の引っ掛かりであるオッサンとの話
数奇な巡り合わせを辿った3人の行く末は
というところですね。
なんだろうね。
受のあの空気感の変わりようがなんとも言えない
むず痒いというか、愛らしいと言うか。
心許すとそうなるのか
そう甘えてくるんか思うと攻じゃないが
トキメイて一晩中盛りたくなる気持ちもわかるわ(笑
始めてみたものを雛鳥の如く
それは自分のことと攻のことを重ねてたんだろう
ていうのもまた良きでした。
オッサンに関しては
薄暗い部分もおおいし、受を事実上救ったとはいえ
やっぱり気持ち悪いという気持ちがぬけなかった
思ってた以上に攻が絶倫なのには笑うしか無いが
恋人という関係になっても
受を甘やかして大事にして世話を焼く姿が
どうにも微笑ましくて良かったです。
ラストの同衾ネタも可愛いのこの上ない(笑
とにかく攻受どちらも顔が美しい。体系も細すぎずガチムチ過ぎず、理想的でちょうどよい(首が太いのが苦手で)。
特にスーツのベスト姿が堪らなくいい!今は見かけないスタンドカラー風なシャツ、イケメンが着ると様になるなあ、そそられます。
お互いがお互いを必要としてる主と側近の関係性が良く、
ハッピーエンドで、綺麗に纏まってます。
ストーリーは純文学のような、わかりやすく読みやすいです。太宰治的な展開もあり、小説も良いかも。
時代背景や当時の水力発電の事をよく調べたのだろうと思います。
オマケページのデフォルメがかわいくてほっこりします。
新刊発売に合わせ、シリーズ上下巻一気読みです。
読後、なんともいえない余韻に包まれる美しい物語でした。
大きな感情の波に襲われるとか、そういうものはないんですが、静かに心に沁みてくる感じ。
そういえばタイトルの「タングステン」って、なんだろう?と思っていたら、先生のあとがきに説明がありました。
なんと、スウェーデン語!で「重い石」という意味で、原子番号74の金属元素の一つであり、電球のフィラメントに使われているとのこと。
発電事業がテーマのこの作品にぴったりで、なるほどと納得のタイトルでした。
”雛鳥”と亮二に言われてしまい、一度は亮二のもとを離れることを決意したエド。
早く二人、心も結ばれてくれ〜〜!と思っていたので、大団円は嬉しい限り。
先生も書かれているように、今後は末長くイチャイチャ、ラブラブして欲しい!
そして、長く亮二に絡み付いていた中原の、あの結末、、
エド一家に対して許されないことをしたのだから当然の報いでもあるように感じるけれど、なんだかとても悲しい気持ちに( ; ; )
自分を刺した妻をそっと抱き寄せるラストが切なく痛々しかったです。
メインカプ二人の恋路も気になったけれど、なんだかこの中原というキャラが自分にはとても印象深かったです。
新刊では二人のイチャイチャが見られるのかな?これから読むのが楽しみです◎
発電所工事が進むに連れて、作業している地元住民の士気が落ちてきたり、そして、地元住民には知らされていなかった、沿岸部の軍事施設の建設に電気を使われてしまうのではないかという噂がたったりと。問題が起きる度に、リョウジの負担を無くそうと、エドが地元住民の中に入って住民の理解を深めたりします。
本当にエドは頭が良いだけでなく、人の心を掴んで仕事を効果的に進める事に長けていました。地元の人達との交流のシーンなどは読んでいてとても楽しかったです。明治時代の楽しみって、やっぱりこういう事なんだと。
リョウジはエドが自分の所で従者でいるよりも大学で学んで、自分の道を進んで欲しいと思うようになります。しかし、エドにしてみれば、リョウジを助ける為にあらゆる努力を惜しまない行動に尽きるんですよね。エドの献身ぶりがとても愛情がこもっています。
一旦は、エドを自分から離して、自立させなければという親心を決心するリョウジですが、長い間執着心を捨てきれなかった中原との再会で、自分の心は既に中原から離れていた事を実感します。リョウジはそれだけでなく、大学行きの話をした時から体を繋げる事無くなったエドに寂しさを覚えます。そして、仕事でリョウジに命の危険が訪れた時に助けてくれたのはやはりエドでした。結果的に自分はエドと離れて暮らすことなど出来ない!と、実感します。
リョウジの心は色々に揺れ動いていたので、彼を最初は煮え切らない男だな!とも思ったりしたのですが。
エドの思惑道理になってしまった、エドのが上手だったという解釈も出来ますね。
次巻まで読むとこの辺りのリョウジの心理がよく分かりました。上下巻読んだ方は「或る手紙」まで読む事をオススメします。
ここでは、中原がその後どうなったか?や、エドの視力については、将来的に不安なままでお話が終わっていますがその辺もきになりますよね。
二人の絡みのシーンは擬音などはあまり多く使われていませんが、それがかえって和服を着ているシチュエーションにも合っていて、見ていて美しいエロを見せて頂いた気分でした。受け攻め、どちらもとても見た目に美しいです。ずっとリョウジの側に居られる事になったエドとのラストの書き下ろしはとても甘々で幸福感に満ちていました。
上下巻ですので2冊まとめてのレビューを。明治後期、主従関係と聞いただけで今年になってやっと日高ショーコ先生の『憂鬱な朝』シリーズを読んだ身としては生唾ものです。
まず上下巻揃った時の表紙がいいですよね〜!主従関係が一目で分かるし、主である佐伯の冷めた表情がたまらんです。
エドワードにとって、佐伯は恩人であり初恋の人。どれほど大切に想っているかがびしびしと描写から伝わってきます。2人も出会うまではなかなか厳しい状況に置かれていた分、想いが通じ合った後は思う存分いちゃついてほしい!