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ginga ni hitori nobara no kimi
ろむこさんの新刊はファンタジーもの。
あらすじにも書いてあるのでここでも書いてしまいますが、今作品の受けちゃんはー、というお話です。
ネタバレ含んでいます。ご注意ください。
地方から上京し大学を卒業してリーマンとして働いている純平。
誰もいない家に帰るのが嫌になった彼は、シェアハウスに引っ越しを決める。そして引っ越した先のシェアハウスの管理人さんである晃くんと出会い、そして恋をしてしまった。綺麗な晶くんに。
思い切って想いを告げるとなんとあっさりOKをもらいお付き合いをすることに。が、純平は恋人になりたての晶の秘密を知ってしまう。晶が、アンドロイドだということを―。
というお話。
晶はアンドロイド。
本当なら恋とか、そういう感情は芽生えないはず。
人間とアンドロイドの恋、それはうまくいくのか?
というところを軸に進むストーリーです。
純平×晶の恋、という部分はかなりほっこり。
恋とか愛とか、そういうものを知らない晶にとって純平が与えてくれる心温まるものはすべてが新鮮で未知の世界なんですね。おぼこいというか、まっさらさん、というか。
そしてそんな晶に、無理強いすることなく少しずつ新しい世界を見せていく純平。晶がアンドロイドということを知ってなお、それに臆することなく純粋に晶を愛する純平の懐の大きさはあっぱれです。
そんな彼らを取り巻く周囲の人たちがまた良い。
シェアハウスに住まうカフェ経営者の美祢さんと役者の佑さん。
晶を造った、シェアハウスオーナーの壱慶さん。
彼らの過去やこれから、が気になって仕方ない魅力的なサブキャラです。
というかですね、え、ここで終わり?という終わり方なんですよ。
生きる時間軸が異なる人間とアンドロイドの恋の行方とか、美祢さんと佑の恋の行方とか、壱慶さんの過去とか。
いやいやいや、そこも読みたい…!
というところで終わってしまっています。
読後感としては悪くなく、そもそもアンドロイドというSF要素が詰まった作品なので「こう」という結末はないのかも。終始温かく優しい展開を見せる作品なのでホンワカと終った感は満載です。
でも、だからこそ、彼らの「その後」が読みたい。
ぜひとも続編、あるいはスピンオフを描いていただきたいと切望しています。
タイトルのワード一つ一つが、この作品の世界観をあらわしているっていうのかな。
家族愛。
郷土愛。
地球、あるいは宇宙の壮大さと優しさ。
「生きる」ということの素晴らしさが、この作品のテーマなんじゃなかろうか。
読後、ほっこりと優しい気持ちになれる、温かく、そして優しいお話でした。
ピュア&ハートウォーミングというあらすじに大いに納得な作品。メインカプ二人がすごく可愛かったです。
まず第一話であっさりおつきあい開始?と思ったら、えぇぇ!?と驚きの展開。試し読みですでに分かりますが、晶がロボットだったって話で、感情を知らない晶が純平と関わることで変わっていきます。だんだん表情が豊かになっていく晶が良い!可愛い!
アンドロイド設定はツッコミどころ満載なので、細かいことは気にするな~て感じです。
純平はシたいけどできるのかな~と悶々としたり、晶は感情回路の導線が焼き切れるほど興奮したり、ピュアな恋の悩みが初々しくて好きです。ただ答えを出すことも解決することもなく終わってしまったので、続くのかな?とびっくりしました。間にサブカプのBLに一話使ってますが、それよりメインカプをじっくり描いて欲しかったです。
嫌な人は出てこないし、メインキャラが二人とも天然っぽくふわっとした雰囲気なので、読んでてすごく癒されます。これからの二人がとても気になりました。
星の数ほどのたくさんの人間の中から自分だけの一番星を見つける。
満点の星空の下、冒頭で交わされる幼い純平とおじいさんの会話。
成長し上京した純平はシェアハウスで出会った晶に一目惚れをしてお付き合いをはじめることに…。
キスをしただけで顔を赤らめる初心さにほわほわさせられていたら一話のラストで「え!?そんなかんじ?」となり、まさかのSFみに少し驚きました。
とはいえ、SF感は加わるもののふんわりとした雰囲気は変わらず、アンドロイドものに登場しがちな悪の組織的な何やらが出てくるわけではなく、終始穏やかにお話しは進んでいきますが、晶の生まれた経緯とそれに絡む壱慶の過去のことや佑と美祢の関係など、メインとは別に差し込まれるエピソードもあってそれぞれ気になるところでした。
いろいろな巡り合わせが重なって、たくさんの星の中から出会えた奇跡。
一緒ではなくても一緒にいたい。
純平が晶に対して思った『愛おしい』という言葉が本当にしっくりとくる感覚で、アンドロイドだけれど感情回路がショートするほどの気持ちの揺らぎを見せる晶がいじらしかったです。
絵が繊細で柔らかくてキラキラとした描写がとても心地よい。
セリフやモノローグひとつひとつにもあたたかさが溢れていて胸にじんわりと沁みて、目頭が熱くなる素敵なお話しで、優しい環境の中、ふたりはこのまま平穏に日々を過ごしていくんだなあ、と思わせてもらえるラストでした。
ライトbl好きの皆さん、安心してください。
ピュアすぎて溶けますよ。
アンドロイドものが大好きな皆さん、安心してください。
ちゃんとアンドロイド(SF)してますよ。
ハピエン厨の皆さん、安心してください
ものすごいハピエンですよ。
もう2人がかわいすぎて泣けてきます。
かわいすぎて、どうしましょうか。
ちゃんと2人は恋愛をしてるんです。
ストーリーとしては、田舎出身の純平がシェアハウスに入居したその日、オーナーの甥っ子であるという晶に一目惚れをするところからはじまります。
純平は初対面の晶に告白し、引かれるかと思いきや晶にOKされてしまいます。
晶は少し変わっていて表情もあまり表にでないタイプですが、素直でとてもかわいらしい子です。
キスもまだな2人ですが純平はそんな晶が大好きでたまりません。
そんなある日、純平が会社から帰ると晶が他の住人に純平と付き合っていると話していました。
その住人に2人のお祝いするパーティーをするといわれ2人で買い出しにいった帰り、急に晶の腕がとれて…?
と、いった感じで1話目からアンドロイドであるということが、はっきりわかるようになっています。
ですが、全然シリアスではないので安心してください。
寿命の違いだとか、人間ではない相手との恋とか、そこにピントは向いていないように思います。
晶に元々インプットされていない、恋や愛という感情を見つけるお話です。
SFとして、十分アンドロイドであることも楽しめるので最高すぎます。多少、設定に突っ込みどころはありますが笑
一緒に住んでいる残り2人の住人(人間同士)のお話も最高にかわいいです。スピンオフください。
当て馬もいません!なんて平和な!
ですが、話に波がないわけではないです。
どんなに2人が幸せでも、やっぱり人間とアンドロイド。
壊れたらおしまい、かんたんに初期化だってできる。
でも、いくら晶くんが作られたものとはいえ、純平といることで感情は大きく育つのです。
お互いの違いを目の当たりにして悩むことも多々あります。
それでも、名前に恥じない純平の大きな愛が晶と悩みを包み込んでくれます。
晶は、アンドロイドですが芯がしっかりしている子です。
自分はアンドロイドではなく、晶である。自分のしたいことは自分で決める。そうはっきり言えて、行動できる子です。
最初は表情が乏しいのですが純平と時間を過ごしていくうちに確実に表情が豊かになっていきます。
純平を知りたい、もっともっと近づきたい。そうして喜び、悲しみ、怒り、そして恋愛感情を知っていきます。
ネタバレですが、純平が好きすぎて感情の導線がショートするの、かわいすぎません?
キスの意味が分からなかった晶が自分からキスをして好きと微笑むんです。無理、泣く。
あと体温があるアンドロイドなのも最高です。
純平は、なよなよして見えてちゃんと晶のことを考えているいい男です。
晶がアンドロイドだと分かっても変わらず晶を愛するところが最高。晶のペースにあわせてちゃんと恋愛をするスパダリ。
ちゃんと自分の思いを口にして晶の悩みを包み込んでくれるんですね。
ネタバレですが、純平は晶の体のなかをみて、晶が本当にロボットであることを目の当たりにする場面があります。
そこで純平は愛がなくなるどころか、よりいっそう晶への愛が強くなるんですよ。
このパーツが晶くんを動かしてると思うと愛おしい。
俺も晶くんの体のなかを教えてもらってずっと一緒にいられるようにしたいって。
そのシーンで私は釜じいになりました。
すんごく長いレビューになってしまいました。でもほんとうにかわいらしいお話です。
最近のBLはすぐ夜の運動会をはじめたり、愛で突っ走る感じがあるのですが、この2人はしっかりと恋愛をします。
好き、愛おしい、ずっと一緒にいたい、相手を喜ばせたい。2人のその純粋さに乾杯。
「受けに一目ぼれした 24歳リーマンxシェアハウスの管理人、19歳アンドロイド」
えrなしのピュアっぴゅあBLです。
結構早い段階で付き合い出すパターンなので、キュン少な目かな?と思ったら全然そんなことはないです、ご安心を。
リオナさんの「アンドロイドは恋の夢を見るか?」が神作だったので、読む前はどうしてもそれと比べてしまうかも・・・?と思いましたが、これはこれで良かった!
アンドロイドBLに付き物の寿命問題は、悲壮感はなく(それでも主人公はしっかりと悩みます)おじいちゃんになっても一緒にいてね、というふわっとしたプロポーズ的にまとまっています。
シェアハウスのオーナーが、ろむこさんには珍しく、目つきの悪い三白眼のイケメンで(おぉ、こんなキャラも描かれるんですね)彼の過去にももう一人男性がいたようで、この2人のスピンオフ描いてほしいー!
他の住人2人も含め、本作はイケメンパラダイス。
6話はこの住人2人のお話で「駆け出しの俳優x美人カフェ店長」です。
(上記の表に記載がないので修正依頼出しときますね)
女の子っぽい受けがあまり好きじゃない私にとって、本作のアンドロイドは意外と強気な感じだったのが良かったし、すごくイイ子です。
岩手出身の攻めも純粋でいい子で、ラストの眼鏡スマイルがさいっこーにイケメン・・・!
アンドロイドBLお好きな方には特におすすめです。
てかうさぎ(名前が "大福"!w)とばーちゃんが可愛い。
ピュアっピュアな二人のお話で、心が浄化されました。
エロは一切なしです。
アンドロイドとの恋愛の物語で、特筆することはなしです。
アンドロイドでも感情が全くない感じのスタートでもなく、感情を知っていく喜びの描写があるわけでもなく、静かな世界で起こる日常の物語って感じでした。
恋心で回線がショートしちゃうのは可愛いなぁと!それ以外はあまり記憶に残りませんでした。
自分的には異種恋愛は、寿命の差についての恐怖とか、切なさが王道といいますかテーマの一つにあがると思っているのですが、この作品ではそんな問題提議はおこりませんでした。
そんなに深くない。
愛より恋に照準が向いているからか、割と浅く、色々疑問が残りましたが、柔らかい世界観には合っていたと思いました。
自分的にはロマンチックかつ情熱的な作品が好きなため物足りなさを感じてしまいました。
ただ優しい漫画だったので、bl初心者向けかなと。