聞こえない声

聞こえない声
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神49
  • 萌×220
  • 萌26
  • 中立6
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
27
得点
409
評価数
101
平均
4.1 / 5
神率
48.5%
著者
京山あつき 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

作画
京山あつき 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
ミリオンコミックス HertZ Series
シリーズ
聞こえない声
発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784813050476

あらすじ

野球部に所属する今井は、一生懸命で不器用な後輩・引田が気になっていた。緊張すると人を睨みつけるような顔になる引田。そんな引田がかわいくてしょうがない。おまえはこんなに色っぽいのに、気づいたのは俺だけ―。面倒見のいい先輩として接しながらも心の中では引田の裸を触りたいと思っていて…!?(カバーより転記)

表題作聞こえない声

野球部期待の星・今井
野球部後輩・引田

その他の収録作品

  • 聞こえない声 第一話
  • 聞こえない声 第二話
  • 聞こえない声 第三話
  • 聞こえない声 第四話
  • 聞こえない声 第五話
  • 聞こえない声 第六話
  • あれから今井さんとはキスしたりちょっと体をさわったり

レビュー投稿数27

受けが美形じゃないからといって読まないのは損!

京山あつき先生は細い線であっさりした描き方をされるのに、とても色気がある作品を描かれますね。
少女漫画のような絵に慣れている方には、手にとってもらいにくいかもしれませんが、ぜひ皆さんに詠んでもらいたい。



一見不細工にも見える受けの引田くんの色気や魅力に、唯一気づいてベタぼれのイケメン先輩。

この引田くんの真面目で真摯な人柄が魅力的。小柄で野球の才能に恵まれていないけれど、先輩相手に練習量を増やしませんかと言える真面目さ。攻めの先輩以外は気づいていないけど、1人残ってボール磨きを毎日遅くまでしています。

引田くんの魅力が人柄だけでなく、華奢で色気があることに、気付き虜になっている先輩を通して読者も彼を愛でられる作品です。
先輩の視線や思考がエロい(笑)
高校生らしく、好きな人の裸を前にして衝動的に動いてしまう瞬間がとても色っぽくて素敵でした。

ストーリーも淡々と日常が進んでいきますが、しっとりとした感じで読み返したくなります。

1

3冊読んでの感想

今井(先輩·外野手4番)×引田(後輩·補欠)

今井の邪な直球に戸惑う引田がだんだんと可愛くてみえてくる!!

可愛く思われるのも嬉しいしカッコよくもありたい引田、野球てる時の刺すような真剣な目で愛されたいって…グッときます。
二人ともいじらしくて不器用で青春って素晴らしい!!じんわりとした読了感。

引田は補欠だけど、野球が好きな気持ちは強くて、強くなりたくて、「もっと練習しましょう」って今井さんなら分かってくれると信じて、でも駄目だった時は殴られる覚悟で提案したのも、要所要所の信頼と憧れの入り交じり具合、そこに付け入る今井さん…良い…

少し居残って隠れてするキス…言葉では伝えきれない分をキスで伝える、伝え返す!!たどたどしさと一生懸命なところとても良い…

夏大会中は練習で忙しくて2人で会えない、先輩は大学野球に進学して時間を合わせるのが大変になったり、その分のすれ違いを埋め合わせるのとか!!!あっさりとしてるようで濃密で引き込まれました。

野球ものとしても、試合の盛り上がりとか、部内での意識の格差とか、ファインプレーも普通のプレーも同じでどちらもできるように練習してるってとこも良かった。練習してなんぼ!!!熱中するものが同じ人同士の空気は健康に良い!!!!

1

狂犬

◾️今井×引田(高校野球部の先輩×後輩)
昔はこの作品の面白みがイマイチ分からなかったものです。今でこそエロなし/ありにさほどこだわりもなくなりましたが、もっと前…あんまり言いたくないワードですが"若い頃"は、エッチで濃ゆくて絵がキラキラした作品を読むのが楽しかった。この作品、濃ゆいは濃ゆいが。
今井はなんで引田が好きなんだろ?ってとこが全く腑に落ちてなかったんですね。今読むと、あぁ今井は引田が好きなんだなぁと妙に納得してしまう。人間は千差万別であると、かつての自分は知っているけど理解していなかった。

0

自分だけが知っている可愛さ

 京山先生のエロスを感じる着眼点、それを漫画でしっかり表現できる才能に改めて惚れました。野球部の部室。部活終わりで皆が出払った後の遅い時間の、2人だけの空間。2年の今井は、1年の引田の裸を触りたくって仕方ない。この導入だけで引き込まれてしまいました。引田自身も十分自覚しているのですが、彼は上背もなく野球の才能がずば抜けているわけでもなく、緊張すると睨むような表情になってしまうことがコンプレックスの、冴えない男子なんです。でも、練習には一生懸命で先輩についていくガッツがあり、その健気さが今井にはどうしようもなく可愛く見える。

 触りたい気持ちが高じて悪戯をしてしまった後、今井は引田から近づいてくるまで距離を置き続けたり、真摯に謝ったりはしないんですよね。引田を怖がらせないようには気を付けるけれど、彼を可愛く思っていること、触りたいと思っていることをありのまま伝え、前と変わらず彼の傍に居続ける。引田は当然戸惑ったりドキドキしたりするわけですが、今井は駆け引きが上手いというよりも、自分の感情に素直なだけの人間なんだと思います。それが、たまたま引田に対しては効果的だった。じわじわと自分の存在感を引田の心に残していく、そういう今井の飾らない姿が印象的でした。ここからどんな風に関係性を深めていくのか、楽しみです。

3

「野球部のユニフォームはエロス」まさに!!

「ヘブンリーホームシック」「スリーピングバグ」がよかったのでこちらを。
ずいぶん以前の作品なので、絵がラフですかね。木下け○子先生にタッチが似ているような。

引田に最初、魅力を感じなかったのですが、今井が引田をかわいいと思うたびに私もだんだんわかってきました。
でも今井が思うようななでまわしたいとか性的な意味ではなく私のは小動物的にかわいいなと。
でもあとがきによると「ぶさいくなんだけど何か色気のある子っていいなぁ」になるほどと思いました。それは感じた。

ちゅう、手を握る、抱き寄せる、シーンが雰囲気あってほどよくエロくてすごく好きです。
しかも好きな描き方のちゅうが多めだったのでそれもうれしい。

引田も今井を好きで、それを認めて今井に伝えるのが潔いなと。
で、今井と重さが違うというか、今井も引田のことをすごく好きなんだけど、簡単に手を出せなくなって困るのがおもしろかった。
結局、ちゅうや触りっこはしてるみたいだけど。

今井が何気にべらんめえ口調なのがツボw
引田にいろいろしたくてセクハラおやじみたいになるとこもw

あ、あとがきで「シーズンオフの野球部、夜の部室で静かにだまったままの空気」「やすらぎとキンチョー、そんなエロス」もとてもよくわかる。それを表現されるのがすごいし好きです。

大洋図書さんの紙本はやっぱり紙質いいですね。昔だからかと思ったら「囀る鳥は羽ばたかない7巻」もそうだったので、そこは変わらないんだなとうれしくなりました。

続編も楽しみに読みます〜。

1

青春だわぁ

めっちゃ青春です。久々に読み返してまたまたときめいています。今井先輩が素敵すぎて女子が絶対にほっとかないタイプでしょうに…それなのにちょっと見た目の冴えない受けである野球部後輩・引田くんのことを一途に想っているカッコいい人 最初はどこに魅力を感じたんだろうと思っていましたが、読みすすめていくうちに引田くん可愛すぎます真面目過ぎます一生懸命です。あー青春ですねぇ~全部で三部作になっているので全作品を手元に置いてから読むことをお勧めします。

1

秘密の関係。

物語が冬の季節から始まるのもあって、なぜか冬のイメージが強いお話です。
本作はシリーズ一作目で、『見えない星』、『枯れない花』と続きますが、どの巻もとても満足感のある内容でまとまっていて、このシリーズでわたしは京山先生に落ちました。一番好きな京山作品でもあります。

高校野球部で先輩後輩の今井と引田。本編では今井が引田に抱く邪な欲望と、その対象となってしまった引田の戸惑いに焦点が当たっていて、二人の煩悶がリアルに伝わってきます。純粋に引田のことを可愛いと思っている今井。その思いに劣情が伴うことを否定せず、溢れた欲求を引田にぶつけます。引田は憧れていた先輩からの仕打ちに衝撃を受けますが、嬉しくもあるようで、やっぱり後ろめたい気持ちを拭えません。

トレーニング中の神社のエピソードや、まだ二年生の今井が高校卒業したことにするシーンで描かれる二人にきゅーんとしてしまう。最終的にはお互い腹をくくる、の、か?性別に関わりなく、真っ直ぐに向き合う関係に男らしさを感じます。今井のスター性がカッコよくって、引田の純朴さが可愛いくって。柔らかい絵柄で薄まってるけど、内容的にはBLの甘さを備えた、完璧「ホモ」です。そこが一番凄い。

今井の心境はさしずめスピッツの「大宮サンセット」。切ない思いの下に潜んでいる、エロスの準備万端な感じが(笑)

7

大量のトキメキを(*´▽`人)アリガトウ♡

3冊が手元に揃ったので積み山から崩してまいりました。
…どうせなら冬に読めたら良かったかorz
表紙からも分かるように季節は冬です。
雪が降ったり、寒そうな描写のある冬です。
暑くて汗を垂らすような今の季節じゃないです。

1ページ目から今井さん危ない人ですよwww
引田くん見ながら「脱げ」「脱げよ 引田」って念を送りつけていますwww
「首ほっそい」とか「かわいい」とか「脱いで裸をさわらせてくれないか」とか…もー頭の中はそういうことでいっぱい。
そんなこと考えているなんて露知らずな引田くんは「ホント男前でカッコ良いしあー…憧れっスよ」とか言っちゃってるし。
照れ嬉しそうな今井さんが可愛い。

ふざけて消した部室の明かり…月明かりに浮かぶ引田くんの裸見て(*´Д`)ハァハァしちゃった今井さんは変態です←
いやもー引田くん((((;゚Д゚))))ガクガクブルブルですよ。
真っ暗闇で後ろから抱きつかれて無言で(*´Д`)ハァハァしちゃってるんですからね。
今井さんの悪ふざけだと思いつつも段々と「え…?違うの???」って怯えていくのですよw
それでも何とか踏みとどまって襲いかかりはしなかった今井さん、よく耐えた!
(引田くん的にはそれどころじゃないですが)

後日、部室の電気が消えたのに引田くんが出てこないのを見て(実は星を見るために引田くんがわざと消しただけ)、あんなことしたから暗がりで怖がっているかも!?と走って駆けつける今井さんが好きー。
血相変えて飛び込んでいくんですよ。
前に自分がしたことを気にしているのが好感度高いです。

引田くんね、本当に可愛くないのですよね。
ゲジゲジ眉毛にじゃがいものような顔…なのに読み進めていくうちに可愛く思えてくるから不思議。
特に卒業式の日に今井さん(2年)が卒業するときのことを考えて泣きじゃくる場面が好きです。
弱った表情しながら涙と鼻水でぐしょぐしょの引田くんを抱きしめてチュッチュしている今井さん。
心が決まった引田くんとは逆にそんな引田くんを見て簡単に手を出せなくなった…とかなんですかー!!!
あんだけ「脱げ」とか煩悩で頭いっぱいにしていたのに!!!
ナニコレ萌える(*ノェノ)キャー♪

ってかね体格差が素敵ですよ。

5

ブサ可愛い後輩が最後には可愛く見えてしまうマジック

電子書籍で連作三冊をまとめてレンタルしたので、もうどれが何処に載っていたか記憶がないのでまとめて。
格好いい先輩が、ブサ可愛い後輩が好きで好きでたまらない話。
で、結局我慢出来ずに手を出してしまうのですが、戸惑いながらも受け入れていく後輩が何とも可愛らしいです。

私はこの話にエロはなくてもいいと思ったのですが、読んで大感動している友人は「こんなに我慢したんだから、エロがないと先輩可哀想!」と力説されました。
う、うーん。可哀想か?
まあ、エロもいいんですけれど、成就って気持ちが分かり合う事だと思うので。我慢のご褒美は想いの成就であって、決してエロだけではないと思いたかったりしました。

多分、手を出す時期が早過ぎたんだろうなあ。
もう少しもだもだしてても良かったかも。

2

心理描写の表現が合わず…。

うーん…。最初の方は独特だけれど雰囲気が好みで面白いと思って
たんですけど、途中からこの作者様の心理描写の表現の仕方だったりが
自分には合わないなぁ…と感じました。

“~と思った”というような過去形の表現が多いんですよね。小説だったら
気にならない部分だと思うんですが、漫画だと今までこういうのを読んだ
ことが無いせいか気になってしまいました。過去形にするだけで何だか
大袈裟に感じてしまうというか…。

受けも顔はぶさかわだけれど表情や仕草や性格がすごく可愛いと思って
攻めにすごく同調してたんですけど、いざ受けの心理ターンになったら
あまり入り込めなくて…。特に引田の中学校?の時の告白の回想のところは
何が言いたかったのか正直よく分からなかったです。(私が汲み取れなかった
だけかもしれませんが…)攻めのクールっぽいけど優しくて包容力がある
ところや、受けにベタ惚れな部分が好きだっただけに残念です。

2巻も同時買いしたので、2巻を読んでこの作品が好きになれるといいなぁ…。

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