条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
doukangaetemo shindeiru
雁先生作品にハマり読むのが15作目となりました。
先生に珍しい?ファンタジー、幽霊モノ。おもしろかったです。
晋太郎のキャラがいいし無自覚にパワーがあるのもなんかわかるし、霊のリアリティ? 引き寄せられ方とか不自然に感じず引き込まれました。
翼の晋太郎への思いが強く愛がすごいな〜と読み進めるとその理由がわかってきてなるほどと。
晋太郎が後の体に字を書いて翼にメッセージを伝えたり、後の体を乗っ取り? 今度は後から体に字を書いて晋太郎に話しかけるのが雁先生らしいユーモアで笑いました。
そこから後の体を晋太郎と2人で共有して会話したり協力し合うのもおもしろい。
晋太郎が成仏しなかったのは翼への未練があったからで、だから翼のことしか覚えていない。翼の思いだけが強いのではなくお互いそうで、だからこそ後の体とはいえ一緒に過ごす時間がよかった。
後と後父との因縁とストーリーの絡ませ方もおもしろいと思います。
翼が晋太郎を自分を犠牲にしてまで晋太郎をよみがえらせたかったのは謝りたかったからというのもよかった。
晋太郎が翼に気持ちを伝えられたのもとてもよかった。
ただどうもしっくりこないというか気になる点がいくつかありまして
・晋太郎と翼が輪廻から外れて命が尽きたら後父のものになる…それってどういうこと?と。後父にどう使われるのか気になってしまって。成仏はさせてもらえない? そこまで考えなくていいのかもですが。晋太郎が思ったように(死んでるんだし)死んでもいい その時まで一緒にいられるなら…てことなんでしょうけど。それが2人にとってのしあわせなのか〜と
・翼の体質がかわいそうすぎる。だから晋太郎と出会って初めてしあわせな恋愛ができたんだろうけど
・でも翼の体質のために付き合っていると晋太郎の体調が悪くなったというのも辛い
・翼と付き合っていたから霊に取り憑かれて晋太郎は事故で死んだってことですよね。それを後父が目撃?していて田中さんに連絡先を調べてもらって翼を勧誘したってことですよね
・翼の右目もかわいそうすぎる。本人が望んだこととはいえ見ていて辛かったです
ちょっとドキッとするタイトルですが、作家さんがずっと描いてみたかったという幽霊ものでした。
ゲイのカップル(攻めさんはノンケかもしれない)。攻めが死んで、でも幽霊としてまだ成仏してないみたい、というところからお話が始まります。
何やら自分を呼び出そうとしているらしい彼氏。その彼氏が依頼したあやしい降霊師。お話はいったいどこへ行くのか?
雁さんだけに、善人悪人がはっきりしない人間くさいキャラ達が魅力です。
ちょっと背筋が凍りそうな強めの降霊師?も登場しますが、あまりオカルトには深入りしない感じでほっとしました。
死んでしまった恋人をあの手この手で蘇らせようとする翼の行動力や、本当に恋人が憑依しているのかどうかも定かではない霊媒師とセックスすることすら躊躇わない情熱はとても面白かったです。ただ、読み進めるにつれ霊媒師達の存在感が増してカオスな展開になっていき、晋太郎と翼のやりとりに萌える余地がほとんどありませんでした。訳も分からぬうちに結末を迎えた……、というのが正直な感想。大した寝取られ展開もなく結末もコメディみたいで、導入が良かっただけにごちゃごちゃしていたのが残念でした。
Kindle unlimitedで読みました。
あらすじを読んで察した通り、全体的に不思議な作品でした。物語の導入からとにかく謎!何も分からないというところからスタートするので、最初は謎解き感覚で読むことになります。後半はちょっと駆け足すぎるかなと思ったのですが、謎が解けていくと「なるほど~」となりましたね。展開としてはとても面白かったです。特に私がすごく良かったなと思うシーンは、二人のなれそめですね。すごく些細な出会いなのに、惹かれ合う理由がよくわかって感動しました。なぜ翼は晋太郎をそこまで追いかけるのか、という謎が解けるその瞬間に胸が温かくなる作品です。
ただ、非科学的な話はちょっと無理!っていう方は向いてないかなと思いますので、その点は人を選ぶかもしれません。展開は王道なんですけどね。
初めて読む雁須磨子先生の作品でした。
お名前だけは知っていたのですが、なかなか読む機会が無く…。
このタイトルからして、死ネタか…悲し過ぎる話は今は読みたくないな、とも思ったのですが、評価の良さに惹かれて読みました。
ハイ、最初から死んでます。
どう考えても死んでますね、タイトル通りです。
恋人同士の片方が死んでもお互い忘れられず、魂を引き寄せたというお話に加え、驚きの裏設定もある展開でとても面白かったです。
個人的にはネタバレなしで読んで欲しい作品です。
死ネタなのでもちろん切なさはありますが、笑いの要素も豊富で、ラストはハッピーエンドと言ってもいい終わり方なんじゃないでしょうか。
たとえ短い生い先だとしても、2人で居たい。なんて素敵なパートナーと出会えたんだろう。
胸が熱くなるようなお話でした!
200点届いてない!どうしてなのか!
須磨子節でした。
気付かぬうちに8割読み終わってて、もう終わっちゃう!とびっくりした。うーん没入。単純にページが足りないともいう。父登場から駆け足すぎるでしょ!
登場人物全員が皆んな胡散臭いところが面白い。そして何にもハッピーじゃない気もするし、なんだか幸せな気がする不思議。命尽きてから後(父)のものになるってどういうことなの…サインしていいのか怖すぎるでしょ。後(息子)は髪切った方がカッコいい。晋太郎のピカピカなところも、翼がただの可愛子ちゃんではなく狂気の塊なところも大変良くて、一冊で終わるキャラクターではもったいないよ!
名前を呼ぶと引き留めれるってところが言霊&名前好きの自分にはツボな設定でした。薄くなる晋太郎と縮む翼で切ない気分に。電子限定おまけの「頬に赤みもさす」で更に切ない気分に。
始まりからは予想できない展開に驚き、雁須磨子先生の手の上で見事に転がされました...。
ボーイズラブあるあるの幽霊ネタでありながらも、誰も思いつかない斬新なストーリーを読むことができます。凄い。
でもどこか庶民的というか、親しみのあるキャラクターや雰囲気になっていて...不思議なバランスです。
死別がバッドエンドならば、こちらはハッピーエンドです。サブCP(父)やその後(契約うんぬん)も気になるので続きが読みたいなあ〜と思いつつ想像するのも楽しい...。
「どう考えても死んでいる」
主人公は死んでいる。。
またなんかインパクト大なタイトルきましたよね。
作家買いで楽しみにしていた雁須磨子先生の新刊です。
非BLの作品も多い雁須磨子先生のBL
ゆいつ先生のと同梱にしてたので読むのが遅くなってしまいましたがいや、こうきたかって笑ってしまいました。
はぴえんってレビューを見てたので
いやいや死んでオバケからはじまって
一体どうはぴえんに?って思っていたら
とんでもないお話でした。
1話から面白いです。
インチキ霊媒師が自分を降霊憑依させようとしている。。
ネタバレすぎですがまさかのよみがえりのお話で
言っちゃえばオカルト?またはファンタジーですね。
霊媒師?除霊?三角窓みたいな人が出てきます。
よくこんなお話思いつくよねって
へんてこだなと笑ってしまいましたが
そこは雁須磨子先生なので
せつなくておかしくてなんとも面白かったです。
評価が難しい作品かもしれないけど
私は好きです。
ほんと読んでみると変な霊媒師とか
登場人物たちも雁須磨子先生ぽい。
カバーもかわいくて
お気に入りの一冊です。
ちょっと変わった?の読みたい人には
おススメします。面白いですよ!
作家さん買い。
うーん、レビューが難しいわ、この作品。
まとまらないけど書きます。
死んで幽霊になって……というパターンのお話は何回か読んでるけど、このオチは初めてですね。
どう着地するのかわからなかったけど、予想外だったわー。
強烈な陰陽カプっていうんでしょうか。
闇を引き寄せる強大な力を持っている翼と、光の塊のような晋太郎。
そんな二人が出会ったことによって、まさかの展開。
晋太郎は翼と出会わなければ、まだ死なずに生きていたんでしょうけど、晋太郎にとっては翼に出会わない人生よりも出会った人生(その後の結果も含めて)のほうが遥かに幸せで後悔してないんですよね。
初読時は、まさかまさか&バタバタしてる感じがして飲み込むのに精一杯だったけど、再読すると「お互いの想いの強さ」に目が潤んでしまいました。
でもあとがきで「あと10年くらい」とあって、えー、たった10年……と。
まぁ長さじゃないのはわかってるんだけど……。
男同士がラブしてるから確かにBLなんだけど、BL読まない人でも読めそうだなって思いました。
目黒晋太郎はどう考えても死んでいます。
自分の名前を強く呼ばれて、無意識に向かった先には生前の恋人である翼の姿が。
何やら翼は怪しげな霊能力者とまたさらに怪しげな降霊術を実行しようとしていて…。
幽霊、呪いにエセ?霊能力者、のっとりやよみがえり…、といろいろとスピリチュアル色強め。
展開がどうなるのか想像ができなくて、翼の行動も読めないし一体どうなっちゃうのか、着地点はどうなるのかわからなくてドキドキしながら読み進めました。
そのうちにわかってくる翼の体質がしんどくて、偶然に出会った晋太郎に救われた…と思いきや晋太郎にまで翼の体質が影響していってしまって…。
不遇にも感じてしまうふたりの出会い。
BがL、なんですけどすごく強い想いというか後悔執着が入り混じった純愛。
翼が晋太郎の名前を何度も呼び続けている描写がせつなくて、最後も側から見たら大団円とはいいかねてしまうエンドですが、別れは今じゃない。ふたりが出会い結ばれたことは決して間違いじゃない、残された時間で一緒にいられることがふたりにとっての幸せの最善なんだな、と思いました。
なんだかとても不思議な感覚にさせられる作品で、翼の柄シャツの趣味が霊だ呪いだというお話しの中での和みポイントでした。