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プライド高いフォトグラファー×痣だらけのミステリアス美人、愛に飢えた男達の歪んだインモラルラブ
rojiura no barad
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
まず絵が好みで、ストーリーも共依存愛を描いていて、歪んだ愛や執着が好きな自分としてはどストライクでした。
日々に物足りなさを感じていた学が出会ったアザだらけの美しいイオリは学にとって"非日常"で、刺激を与えてくれる存在になった。
アザのあるイオリの美しさに取り憑かれたり、暴力的な感情が生まれたりもする。
でも、イオリはそれを全て受け入れる。
マゾなのかと思いきや(それもあるかもしれないけど)愛情に飢えていたんだなとわかる。
きっと最初はお互いにとって都合の良い相手だったのが、気づけば依存して歪んでいって、その歪みがパズルのようにぴったりハマる、そんな二人はある意味ベストカップルです。
溺愛系やラブラブハッピーエンドが好きな人には「それは愛なのか?」と取れるかもしれませんが、これも立派な愛の形です。
表紙の綺麗さと、『「&.Emo comics」レーベル創刊記念フェア』でもらえる特典が欲しくて購入しました。
フォトグラファーの学はある日夜の街で倒れている男を見つける。気になって声をかけた学だったが、その男は傷だらけ。が、その傷が妙になまめかしく、そのまま家に連れてきてしまい―。
というお話。
仕事がうまくいかず常に焦燥感に駆られている学と、傷だらけで自分のことは何も語らないイオリと名乗る男の恋のお話です。
イオリが「助けてくれたお礼」と言って学に抱かれることから、この二人は早々に身体の関係を持つに至ります。綺麗な絵柄と、初っ端から描かれる濃厚な濡れ場。ということでエロ度は高めの作品。
が、うーん。
なんて言うんだろうな。この二人の感情の機微は全く置いてきぼり感がある、というのか。
そもそも学がイオリに惹かれたのは彼が全身に纏う傷だらけの身体なんですね。その傷に、学は強烈な色気と欲情を駆り立てられる。「イオリそのもの」に惹かれているわけではない、ように見える。そして一方のイオリも。
なぜ傷だらけなのか、何から逃げているのか。
非常にミステリアスな青年で、その謎を追う形でストーリーは展開していきますが、うん、予想通りっていうのかな。あー、はいはい、そういう感じね、と肩透かしを食らった感が半端ない。
イオリが逃げてきた、その「もの」、「理由」。
彼が逃げ出してきたものを鑑みたときに、なぜイオリが学に身体を差し出したのか、まったく意味が分からない。なので取って付けた感じがするっていうのかな。
で、何より、学のイオリへの愛情が全く見えてこないからでして。
傷だらけで倒れている人を見て、まず写真を撮る。
病院に連れていくでもなく自宅に連れて帰り、そしてそこでイオリを抱く。
傷だらけの身体を見て欲情する。
自分の感情を、仕事がうまくいかないイライラを、そのまま八つ当たりのようにイオリにぶつけ手酷く抱き、そして酷い言葉を投げつける。
うーん。
全く萌えない…。
イオリが逃げてきた「もの」。そして学。
彼らはイオリを愛してるのかな。そしてイオリの方も。
イオリを取り巻く男たちからのイオリへの愛情が読み取れず、さらに、イオリが学の元に戻る、その理由も全く分からず、今一つ萌えきれなかった。彼らを繋いでいるものは一体何なのか。愛情なのか、それとも共依存?執着心?
正直に言ってしまうと評価は「趣味じゃない」なのですが、綺麗な絵柄と濃厚な濡れ場にちょびっとおまけして「中立」で。
次回作に期待。
絵も綺麗で好みなんですが、なんというか中身が無いんです。雰囲気だけなら最高だと思います。
だけど萌があったかと聞かれたら皆無だったと思います。
特に学の性格が好きになれなかった…。全てが周りの所為なんですよね。プライド高いのも周りからの情報だけで、彼がどういう経緯でああなったかも何ひとつ描かれてないんです。
そしてイオリが逃げて来たという義父の存在…こちらも全く心に響いて来ませんでした。もっと違う理由で良かったような気がしました。
途中で義父はシルエットで登場するのですが、イオリや母親と混同してしまうような髪型だったのが残念でした。
それにあの歳まであんな関係だったのも不思議で、何故あのタイミングで逃げたかも分かりません。
ちるちるさんの作家情報で見る限り初コミックスだと思うのですが、描きたいものが描き切れてないように思いました。
次の作品に期待したいと思います。
同意です
正直好みは分かれるかなと思います。
前半から後半にかけ攻めがクズです。
受けは健気で攻めを受け入れますがあああ受けを傷つけないでーーーという気持ちに終始なってしまいました。
最終的にはハピエンで安心しました。
お前に出会えてよかったと受けに言っていることで新しい二人の道が開けたような気がします。
途中暴力(攻めが受けに八つ当たりで酷い扱い)をします。甘々blが好きな方は心が苦しくなるかもしれません。逆にそのようなblが好きという方はあってると思います