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koi wo shinai to hatarakenai
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
黒岩作品なのに…！
作家買い。
ほぼ表題作ですが、終盤に短めの短編が収録されています。黒岩作品の『東の恋が西に落ち』のスピンオフ、というか『東の恋が～』の受けくんの元同僚が今作品の攻めさんですが、そちらは未読でも問題なく読めます。
表題作『恋をしないと働けない』
主人公は漫画編集者の南雲。
新しく漫画雑誌が刊行されることになり、雑誌の目玉となる作家さんに原稿依頼をしてくるよう上司から指示された。
「気難しい」と言われたその作家・今日明日日先生に原稿依頼をするもののけんもほろろの返信のみ。今日先生に無茶な頼みをされ、意地になってその頼みをすべてこなす南雲だが、そのかいあってやっと今日先生に会うことができることに。
が、会って直接依頼するもののいい返事はもらえない。なぜかと問う南雲に、今日先生の答えが「恋をしていないと原稿が書けない」というものだった。「それなら自分と恋愛してみませんか？」と直球で投げた問いに、今日先生は頷いて―？
というお話。
よくあると言えばよくある、作家と編集者の仕事と恋愛の駆け引きのお話です。今作品のキモは、仕事のためと割り切って恋愛ごっこができるのか否か、という部分でしょうか。
今日先生は(これってペンネームだと思うのだけれど、フルネームは最後まで出てきません。ファーストネームは最後に書かれていますが）すんごいお子さまなんですね。好きなものとか思考が子どもっぽいというか乙女っていうか。
で、今作品はBL作品では少数派の攻め視点なんです。
攻めである南雲視点ではあるのですが、そこからじんわりと染み出てくる今日先生の南雲への想いが可愛いの。これはあくまで仕事、だから本気になったらダメ、という。もうね、お約束ですけれども、その先生の恋心がめっちゃ可愛くって萌える。
南雲の想いと、読者の思いがリンクするっていうのかな。
先生の可愛さに、少しずつほだされていく感じ。
南雲が先生に原稿依頼をするときに「自分と恋愛しましょう」と提案しますが、そこに確かに打算はある。仕事をしてもらわないといけないわけですから。けれど、南雲という男性は腹の中までまっすぐっていうのかな。スパンと竹を割ったような性格なので、駆け引きをするずるい男性、といった風でないのも良かった。
で、ですよ。
黒岩作品と言ったら高い画力に支えられた濃厚な濡れ場が持ち味の作家さま。のイメージが個人的に強いのですが、なんとこの二人、キスまでしかしておらんのですよ…。びっくりした。びっくりして、でも新鮮でしたね。黒岩作品で、エロ度少な目って。いい意味で裏切られた感じ。
終盤にもう一話、短編が収録されています。
『おさわりスイッチ 着たままパンスト編』。
黒岩作品の『カラスと熊、そしてサカナ。』に収録されている「おさわりスイッチ」の続編です。
攻めくんが受けくんの泣き顔を見ないと勃たない、好きで好きで押しまくる、1日一回だけ触らせる、といったストーリーです。
今巻は「ストッキングをはいたまま触らせてほしい」という攻めくんのお話。
ストッキングを破ってみたり、手コキしてみたりと腹黒…、もとい晴彦が好きすぎる雪斗くんの暴走のお話でした。
「おさわりスイッチ」が嫌なわけではないのですが、丸々1冊表題作にしてほしかったなー、とちょびっと思いました。恋人になって、その後の甘々も読みたかった！
が、終始ほのぼの、甘々。そして甘酸っぱいストーリー。黒岩作品ならではの濃厚な濡れ場を期待して手に取ると若干肩透かしを食らいそうな作品ではあるのですが、こういったほんわかなお話も良いなー。
非常に可愛らしいお話でした。
好き！
先生買い。めっちゃ可愛かったので萌２にしました。先生の絵と、ちょいちょい笑いを入れてくれるところが大好き~！お仕事一生懸命されるけど、チャラ男？という印象もある攻めが気になる方には良いのでは。雑誌掲載４話分＋別カプの短編＋表題作カプの描きおろし８Ｐ＋カバー下４コマ漫画×２。可愛い。
少女漫画部門に異動となった南雲。新しい雑誌の立ち上げのため、連載取ってこい！と送り出されたうちの一人、今日明日日先生は男性と聞き、コンタクトを取ろうとしますが・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
万里（攻め同僚）、編集長ぐらい？ほぼ攻め受け二人です。
＋＋好きなところ
攻めのビジュアル、キャラともに好きなんです。手を出すのが早いんだけど、お仕事大事、一生懸命頑張るモードなのが良い！メンタル強くて、多分へこたれるという機能がない。そこが良かったです。自分がイケメンの部類に入ると自覚しているように思えるところも小憎たらしくって好き。
受けはコミュ障あり？な印象。原作アニメ化されたこともあってお金はあるんですけど、「恋愛してないと漫画描けない」「連載欲しかったら恋愛させてくれ」って無茶ぶりする、お子様タイプ・・？王道なんですが、とにかく絵が可愛い＆ちょっとスネたりもして、キャラが可愛い。ゲイってことにちょっと引け目を感じていることや、ちょこっとキスしたらポヤポヤになるところも可愛い。要は可愛い。
攻め受けのキャラ、先生の絵がめっちゃ好きと再確認できた一冊でした！（一緒に入っている短編は、パンスト破ろうぜ！な、ややエロ目な短編です）
スピンオフと知らずに読んだ
甘えた子供な漫画家と編集者。初登場時の受けは奔放で攻めを振り回すタイプかな？という印象でしたが、ただただ可愛いタイプでした。恋愛状態じゃないと漫画描けない！とワガママ言う受けに、「俺と恋愛しますか？」と提案する攻め。仕事だからと言ってるのでどこまでの覚悟があったか分かりませんが、ちゃんと「俺と恋愛」って言ってるとこが好きでした。俺に恋しろ、って提案だったら冷めちゃう。
デートしてーのキスしてーので本気になっちゃう受けは可愛いですね。でも攻めのキャラが分かりにくくて、最終話でいきなり動いて、なぜ？？となりました。
スピンオフらしいと読んでから知ったので、スピン元を知ってれば感想は違ったかもしれないです。
巻末にパンスト短編。これも何かの続編？？
全体的にお話が物足りなかったです。絵はすごく綺麗で大好き。
もう一押し!!
今回は少女漫画雑誌の編集者と人気漫画家のお話と、
高校の同級生同士の恋人未満カプのお話です。
本カプは仕事のためと受様の恋人になる攻様の恋と続編短編、
他カプは受様に片想いする攻様と受様の攻防戦を収録。
タイトル作をご紹介します♪
攻様は青年誌の編集者をしていましたが
少女漫画誌の編集部に異動となります。
異動先は新雑誌の創刊を控えており、
新雑誌の目玉となる連載をもぎ取ってこいと
言い渡されます。
攻様は青年誌の編集部では
メンタル強者と言われていた編集者で
めげない心が重要なのだというのですよ(笑)
攻様は渡されたリストの中から
アニメ化までしたある漫画家に目を付けます。
その万か画家こそ今回の受様になります♪
受様は気難しいと評判はあるものの
男性作家である事から
担当した事のない女性作家よりはと
受様とコンタクトを取ろうとするのですが
受様は電話には全く出てくれず
メールでの返信はあるものの
攻様の話には一切触れずに「有名店の菓子を食べたい」
「ツアーチケットが欲しい」「限定ぬいぐるみが欲しい」
等々、様々な要求してくるのです。
ここまでされると攻様も意地になってきて
なんがなんでも連載をもぎ取ってやると
懐にもかなり痛かった巨大サイズのぬいぐるみを持って
受様宅に突撃訪問することにします。
果たして攻様は受様と契約することができるのか!?
雑誌連載作をまとめての紙書籍化で、
既刊「東の恋が西に落ち」の受様の同僚である攻様が
新雑誌のために受様に連載をお願いすることから始まる
ラブコメディになります♪
受様は攻様の想像よりもずっと若い"くそガキ"で
全く連載を描く気はないようでしたが
攻様は営業スマイルで受様に対抗します。
しかも攻様が仕事を引き受ける気もないくせに
無理難題を吹っ掛けたのかと詰め寄ると
「恋愛状態じゃないと漫画が描けない」と
びっくりな理由を口にするのです。
けっこう突飛な感じがしましたが
それに対する攻様の応えもぶっ飛んでて
「それなら自分と恋愛しよう」と言うのですよ!!
そうして恋人デートなんかをしちゃうのですが
攻様は全くテレがなく受様をエスコートして
恋人はいたもののゲイな受様は何をするにも初心すぎて
攻様はそんな受様が可愛く見えてしまうのです。
個人的には疑似恋愛が本気になるパターン、
大好きでとっても楽しかったです♡
スピンオフとは知らずに買ったのですが
攻様って既刊の当て馬さんかなと思われますが
既刊の受様は同僚としてチラッと出てくるだけなので
既刊未読でも特に問題なかったです。
カバー下にもラブラブ小話２本がありますので
ここまで要チェックです♪
但、同時収録作の他カプは
既刊収録作の続編でキャラも設定もあまり好みじゃなく
主カプもキス止まりで終わったので
「萌」評価としました。
分量的なもので収録のだろうとは思いますが
1冊まるっと主カプでHまで完遂して欲しかったです。
１冊丸々表題にして欲しかった
他の黒髪受の作品を買ったこともある作者様です。
なので絵柄はやっぱり好きだなと思いました。
ただ確かに強メンタル攻ではありますが男前攻？という感じではあります。
受も子供っぽさが際立っているように感じてしまい萌えられなかったです。
表題の二人は両想いになるところまでで恋人になってからの甘々やいちゃいちゃはありません。
同時収録も嬉しいと思う方もいるとは思いますが個人的には１冊丸々表題作にしていただいてメインのカプの両想い後もきちんと描いてもらいたかったというのが正直な感想でした。
展開が早すぎました
恋愛をしていないと漫画が描けない今日先生に「俺と恋愛しますか？」と担当編集の南雲が提案するところから始まるお話です。
先生と恋愛するのも仕事のうちという南雲の考えに戸惑いました。
仕事と言いつつ初回のデートでキスをする手の早さにもは驚きましたし、そのキスで先生があっさり南雲に落ちるので、あまりの展開の早さについていけませんでした。
両想いになった途端に終わってしまい、付き合ってからのイチャイチャや初夜もなく不完全燃焼です。
表題作の他に高校生CPの短編「おさわりスイッチ着たままパンスト編」が入ってます。
高校生らしからぬパンストプレイについていけなかったです。
