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dakeru drug ni ikyuu kareshi wo
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
無意識無自覚に人を本気にさせていく
共演相手を次々に虜にするゲイビ俳優の千尋。本人は無自覚、無意識なのに、共演した方が本気になってしまい、ついた渾名が「抱けるドラッグ」。かつての共演者が撮影現場に乗り込んで来て撮影が中止になるなど前代未聞な状況が常態化している。
かたや、90分で最低30万円というあり得ないような価格で営業しているエスコートボーイの篤之は「一級彼氏」との二つ名がある売れっ子。こちらも以前はAV男優として鳴らし共演者に恋愛感情をもたれて大変だった過去がある。その二人が、監督の思いつきで絡みを撮影することに。
ということでいわくつきの二人がゲイビの撮影を行った結果、お互いがお互いの魅力にメロメロになりまして、これが第1話。
第1話の千尋がものすごく可愛いかった。確かにこれはどんな人も落ちるなと思わされました。撮影だということを忘れるくらい夢中で快感に悶えている様子もですが、事後の可愛いさは反則級でした。仕草も表情もすごく良かったです。
ただこここからの展開で千尋の彼氏が出てくるのですが、あまりにもクズ過ぎて、クズというか精神年齢が低すぎて、それが残念でした。この人と比べちゃったらそりゃ篤之のことを忘れられなくなるよな、と思ってしまう。相対評価じゃなく絶対評価で篤之のことを見たかったです。
それにしても千尋はあぶなっかしい。ゲイビを引退しても、普通に生きているだけでいろんな人がくっついていきそう。
ホコタテ
読んでみタイトルの意味が分かりました。
どんな男性も虜にするというドラッグ的な可愛い受けと、伝説の素敵彼氏が出会ったら、というお話です。
どちらもお仕事なんですよね。
Hなビデオの男優さんたち。攻めの方は引退してレンタル彼氏をしていますが、相手をとことん甘やかす一級の彼氏という評判。受けさんは、お仕事のプロというよりは、スレてなくてウブで純情な無自覚魔性といったところです。
ところが、そんな二人が演技をすることになって、仕事抜きでマジ惚れしてしまうという展開でした。
確かに攻めがカッコよく受けがかわいいのは萌えなんですが、エピソードだけでなくお話の中で説得力を持って描かれるといいなあと思いました。
あと、お仕事でなく本気になるところも、何か一工夫欲しかったかな。
どんな人も虜にするプロ同士が出会うわけですが、実際想像通り虜になる、というのがころがちょっとストレートすぎたかなと思います。
ストーリー展開よすぎてもはやびっくりしてしまった。
ニクヤ先生最新作読んでからハマりまして作者様買いです！
読み始めるまでタイトルどんな！？エロメインの作品かなと勝手に推測していましたが、読んでみてびっくり、想像以上に恋愛を大事にしていて切ないお話でそのギャップにやられました。
抱けるドラッグという渾名を持つゲイビネコ男優の千尋はどんな相手でも一度共演すると相手を自分の虜にしてしまう才能の持ち主。タチが千尋相手に夢中になってしまうことで度々撮影が中断されてしまうことから試しということで篤之が千尋の相手に選ばれる。そんな篤之はエスコートボーイを生業とする元ゲイビ男優で90分で30万稼いでしまうほどのカレシ力の高い一級カレシという異名を持つ。
そんな二人が企画で引き合わされたことをきっかけに互いに夢中になってしまうお話。
まず千尋が相手を夢中にさせてしまうことを誇りに思い自信満々系のネコなのではなく、どうして自分が相手を狂わせてしまうのかわからず、しかもどんなに相手から好かれても寂しい思いを抱え続けているという現状が最高に惹かれました。その上本人隙だらけの天然ぽわぽわなの可愛すぎる…
そして一級カレシである篤之もまた、一見隙がないように見えるのに彼氏の仮面を外すと想像以上に甘やかしたい独占したいの気持ちが強いタイプだというギャップがよい…
そして何がものすごくよかったかといいますと、どうみても両想いでお互いが素直に気持ちを伝えれば丸く収まるじゃん！って思い始めたところで、千尋にはとんどもない彼氏がいるという事実が発覚するというストーリーが最高にツボでした。しかも呼び出しに応じなければ連絡すらしてくれなくなる、といった感じのセリフを千尋がつぶやくことで、え、千尋の気持ちってまだそっちにあるの！？という衝撃。そしてそこからの怒涛の展開で、千尋の彼氏がいる理由とかも明かされ、最終的には二人して逃避行するかのようにすべてを投げ出して結ばれる、というストーリーがあまりにも完璧で本当によかったです。
AVものか～とエロメインかなとタイトルで思ったとしても、いい意味で裏切られる本当にすごくいい作品なので、ぜひぜひ読んでほしい作品です！！
泣けるドラッグとレンタル彼氏
いい。
自己肯定感低めの幸薄健気受けが恋するの、ホントにいい…！大好き！！
切ないの読みたい人にオススメ！
ゲイビ男優の千尋は、中毒になるほど相手を虜にすることで『抱けるドラッグ』と呼ばれている。魔性なのではなく、ほっとけない、俺がいないと系。
一方、90分30万円のエスコートボーイである『一級カレシ』の篤之。AVで共演した千尋に見事ハマる(笑)後日、千尋からエスコートボーイとして指名を受け、エッチなしのイチャイチャタイムを過ごし、何度も会ううちに更にズブズブと…。
彼氏はいるけど大事にされたことがなく、愛に餓えている千尋。愛してほしくて優しくしてほしくて、甘やかしてくれる篤之に会っているけど、お金で呼び出す虚しさ…切なくて辛い…(泣)
篤之が本気で千尋のことを好きになってくれて良かった。千尋はきっと小さなことにも幸せを感じるだろうから、甘やかして甘やかして、ずっとずっと幸せにしてあげてほしい。
一級カレシは救世主
「抱けるドラッグ」と「一級カレシ」。
盾と矛、みたいに。さて、どっちが勝つの？というコメディ調を想像していたら。
なんかちょっと違う。
「抱けるドラッグ」こと千尋はゲイビ受け男優。
自分は何も意図してないのにいつも相手が勝手に執着してくる。
今日も相手男優同士が喧嘩でトラブり、撮影が中止に。
ビジネス重視のゲスい事務所プロデューサー・橘が思いつきで別名「一級カレシ」のトップエスコートボーイを相手に撮影しよう、ということになり…
…とはじまるのですが。
なんとこの「一級カレシ」・東川篤之も千尋の魅力にやられてしまい。
一方千尋の方も篤之にマジ惚れ的な？
なら両想いじゃん！とならないところに本作のトリックが隠されてる…？
Hしたい欲望を抑える篤之。
H無しで本当の恋人みたいなほのぼのイチャイチャをしたい千尋。
なのに千尋には「彼」がいる…
この彼氏がね、ひどい男なの。
…と一瞬思う。でもね。
コイツの意見。ほんと、一理あるのよ。
コイツだけが千尋の引力の影響を受けない。千尋が何を欲しがっているのかを超客観視している。
そしてそれが千尋の「自分勝手」である、と断罪しているのよね。
千尋が甘いイチャイチャを要求する自分勝手。オレがそれを拒否してオラつく自分勝手。
同じじゃねーか、と。
クズ彼氏にすがる千尋可哀想、優しい篤之とくっついて〜！と単純に思っていいのか？
ここんとこもっと深掘り読みたい。と思いつつ。
物語としてはそのまま彼氏と別れ、篤之もエスコートを辞めて、まるっとハッピーエンド。
そして私はなぜかクズ彼氏の辰臣の人物像が気になってる。
ある意味混ぜるなキケン
AV界の抱けるドラッグこと西岡千尋(22)寂しがり屋で憂いを帯びた雰囲気になのに撮影最中に無自覚天然人たらしを発揮してるらしく、二つ名まで付くしまつ。タチの男優達がこぞって中毒症状に。
そして、『一級彼氏』と二つ名を持つ元AV男優の東川篤之(27)、90分30万の男。基本的世話焼きで顧客のワガママを受け入れてしまう。
このふたりを掛け合わせた時、
そりゃ〜爆破するくらいの化学反応するよね！！
甘えさせたい、甘やかしたい、の需要と供給がぴったりとはまってしまうのですが、、、、。
巻末にキャラ説明あり。
レンタさんは修正ライトセイバー。
可愛い男とカッコいい男のCPは国宝
抱けるドラッグとAV界で言われている千尋と一級カレシとして90分で30万稼ぐエスコートボーイ篤之のお話です。千尋がとにかく可愛いくてキュン死にしそうです。篤之さんのスパダリ加減にこんな人いないかな〜と妄想がはかどります。千尋の彼氏が最低な男で篤之の素敵さがより際立ちます。何度も読み返していますが、千尋の表情が可愛くて好きです。あと、篤之みたいなエスコートボーイ、実在するそうです。続きが読みたい作品です。
強欲になるほどの恋
相手を自覚なく虜にしてしまうゲイビ男優の千尋は、誰も彼もがそうなってしまうため「抱けるドラッグ」と呼ばれている。
ある撮影の日、タチ役の男優が千尋を取り合って揉めてしまい撮影自体がキャンセルになってしまったため
監督の知り合いのエスコートボーイ篤之を呼ぶことに。
90分30万の指名料で「一級カレシ」と呼ばれている篤之と千尋のひょんな出会いからはじまるお話でした。
篤之も千尋も、お互いに相手を惚れさせることで有名らしかったので
どんな風になるのか、ぶつかってしまったりしないのかと思いましたが…
ガッツリお互いに惚れあっていて笑ってしまいました。
仕事として割り切った付き合いを続けながらも
どんどん気持ちは大きくなり、千尋のクズ彼氏登場で関係は急展開。
それまでもずっと大人の両片想いのような感じだったので、収まるところに収まってくれて良かったなと嬉しくなりました。
甘えたりくっついたり、そんな恋人同士の「普通」を諦めていた千尋なので
一緒に居るだけで幸せを感じられる相手を見つけられて本当に良かったです。
一級カレシと抱けるドラッグ
一級カレシと呼ばれる高級エスコートボーイ・篤之と抱けるドラッグと呼ばれる共演者キラーのAV男優・千尋。
一流の人たらし同士の恋のお話し。
という設定が好きなかんじで、どんな風にふたりがハマり合っていくのかなあ〜、とわくわくだったのですが…。
うーん…。
千尋がどクズな彼氏のせいで愛に飢えていて、人見知りではじめは素っ気ないのですが撮影後にはふんにゃりと気を許した笑顔を見せたり、篤之を指名して甘える姿は庇護欲をくすぐられてかわいそかわいいのですが、経験豊富な篤之をあの撮影の一回で虜にした…、というところの描写が個人的にはもうちょっとパンチが欲しかった。
『抱けるドラッグ』感が精神的な意味合いが強いのはわかるんですが、期待値が高すぎたためか少しインパクトが弱く感じてしまいました。
篤之の『一級カレシ』のお仕事ぶりはさすがでしたね。
その篤之と結ばれて、甘く優しく抱かれてとろとろにされて、千尋のずっと困ったように下がっていた眉が幸せそうに緩んでいるのはよかったです。
これからは篤之にたっぷりと溺愛されてもっと幸せになって欲しいなあ、と思いました。
