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愛する騎士を失った将軍×美貌の青年に転生した騎士の、輪廻転生ラブ!
senaka wo azukeruniwa
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
1巻冒頭のシーンが読めました!
防衛宮に招聘されるんですけど、マイアだけがレオリーノの意思を尊重して背中を押してくれていて、あぁやはり母なのだな...と思いました。
いざレオリーノが防衛宮に入ってみると、同僚の中で見目がよくて取り巻きまでいる子に嫉妬と妬みを抱かれて嫌がらせされて...話し合いをしたものの階段から落ちてしまい...。
ヨセフが庇って落ちてくれたけどそれでも手に怪我をしてしまって、グラヴィスが嫌がらせをしたその相手達とレオリーノに罰を与えます。
そこからの閨ごとの多さ!
1巻はキスくらいしかなかったのに怒涛の進歩!
レオリーノは世間知らずの童貞処女の箱入りらしい面と、イオの夢で見た性知識を持っているチグハグさがあって、詳しいやり方は知らないけど口でしたいと自ら提案して猫のように舐めてみたりして魔性っぽいこともするんですが、色気と言うより終始可愛らしい感じでした。
あと、熱を出したら子供がえりするらしく...それがほんとに子供がえりだった。笑
あれをかわいい!天使!と愛しく思うか、駄々っ子な子供すぎてレオリーノってこんな感じなんだ~と思ってしまうかは読む人の好みが出そうです。
私はレオリーノには甘えたなカワイイ系属性の期待はしていなくて、綺麗だけど素直で素朴で頑固なところがあって筋の通った利口な面が好きだったのですが、なるほど色事はカワイイ系に全振りなのね、こういう面もあるんだないう発見になりました。
そんなレオリーノが愛しくて愛しくて、グラヴィスが頭を抱えて根負けしてるところは甘々溺愛好きさんには美味しい展開だろうなと思います。
タグに甘々ってあった理由はこれかーって理解しました。笑
1巻より糖度6割増って感じです。
タイトルでもある、背中を預けるには。
前世の記憶では人間の盾だったイオニアとあまりにも脆く繊細なレオリーノの対比と葛藤と悔しさが伝わってきて、イオには到底及ばなくても少しでも強くあろうとレオリーノがもがいていたのが私の中の1巻でした。
2巻では、グラヴィティスが自分がレオリーノの盾になると言います。
背中を預けてもらうには脆すぎるレオリーノだけど、預けて貰えるように努力するお話なのかと思っていたので、そうではなくてレオリーノがイオと自分を比べず、長短を認め受け入れてグラヴィティスに背中を預けるお話なのだと気づかされることになりました。
私は強くあろうとする前者に魅力を感じて期待していたので、盾になってもらう立場にまわるのは方向性が違ってちょっと残念でもあるんですけど、グラヴィス視点で考えてみると、守れる力も備わったし今度こそ絶対に守ると誓うことは筋が通っています。
甘々作品として認識し直して読むことにしたら、今回も十分楽しかったです。
話が変わるんですが、私はグラヴィス派なんですけど、ルーカスのあのイオニアへの想い...レオリーノはきっと生まれ変わりで、自分にもなんらかの愛情を抱えてくれていた気がすると感じながら最期まで聞けずに死んでしまったイオの代わりに、今こそあの時の気持ちを伝えてもらいたいっていう行き場のない切なる気持ちや、好きな人がいる人だと分かっていてもそれごと受け入れて愛した深い愛には心が締め付けられるものがあって、ルカもとても好きです。
彼はイオかイオの生まれ変わりとしてのレオリーノとしか幸せになれないだろうから、恋が成就することはないだろうけど、どうか彼なりの幸せを得てほしいです。
今回あれ?と疑念を抱いたのはユリアン。
確かに彼なりの愛なんでしょうけど、そういう部類の感情だったんだなと驚きました。
背中を預けるにははグラヴィスとレオリーノが結ばれるお話なので、グラヴィス√しか存在しないはずですが、選ばれない√としてはルーカス√とユリアン√もありますよね。
それぞれ妄想してみたら、ユリアンルートは籠の中の姫エンドになってしまってレオリーノにとって1番ハピエンから遠いなぁと改めて思ったのでした。
話を戻して。
グラヴィティスが盾になるということもだけど、レオリーノがイオニアの記憶があることをグラヴィスに告白することも2巻の重要な事柄だったと思うのですが、現グラヴィスの右腕で副官、過去には弟だったディルクや過去同僚だったエッボにも秘密を告げていて驚きました。
なんとなく、もっと長く誰にも黒幕がいることは伝えずに情報収集して、証拠を掴んでから告白するのかなと思っていたんです。
レオリーノだけではどうにもならない厳しい作業だろうから、早々に味方が増えるのは理にかなってるんですけどね。
それにしても、エッボ。
レオリーノのことを人前でも隊長って言っちゃう人で、これは隠し事には向いてない!あちゃー!って思う抜けた面もあるのだけど、同僚がいないことに気づいてレオリーノの身の危険を察して駆けつけたり、王弟閣下より自分の上司を守ることを優先したところで涙腺を刺激されてしまったので、好感度が高くて憎めないキャラです。
挿絵では顔が出ていないんですが、人物紹介に姿が描かれていたのを見るに、傷があっても男臭さの一部となっていて一部の層にはモテそうな見た目に思えるんですよね。
実際は能力も外見も怖がられる立ち位置なようで孤独そうでしたが。
分かる人には分かる良さだと思うのになぁ。
彼もツヴァイリンクの一件で人生の何分の1かが閉ざされる傷を抱えた人...あれがなければ伴侶を得ていたかもしれないし、子供がいたかもしれないし、別の人生があったんだろうな...と思ってしまいました。
こんな人にこれだけ信頼されたイオは、改めて正義感があって人柄もよく人徳のある人だったのだというのが伝わってきました。
…本当に本当に、この巻も最高の内容でした。。
本編がいよいよ佳境に入り、ヴィーとレオリーノの身も心も近付いた2巻。
…でも。
でもでも。
電子限定の巻末のSS、ルーカスの話が、私の中で最高オブ最高でした。
読みながら嗚咽してしまうほど…
狂おしいほど好きなのに、身体は繋いだのに、心が手に入らない相手。
眠るイオニアの隣で、恋のライバルしか呼べないイオニアの愛称を呟いて、涙を流す姿。
胸が震えて仕方ありませんでした……
2日連続徹夜で2巻まで読みましたが、このまま3巻に突入しようと思います。
1巻のレビューでも書いた気がしますが。。
読み進める手が止められないほど、夢中になれる素晴らしい小説に出会えたことに感謝しかありません。
レオリーノの美貌とハンデのある体ゆえに、防衛宮で働いても護衛つきで外出しても何か問題が必ず起こり危険な目にあってしまう様子がとても危うくてハラハラしてしまいました。
これは家族もレオリーノに関わる全ての人も過保護になるのがわかりますね。
外にだしてもらえず箱入りで物を知らないというのもあるけれど、イオニアの記憶によって本能的な使命に駆られて思わず動いてしまうんですよね。
一巻ではレオリーノとヴィーの甘いやり取りというのはほとんどなかったのですが、今巻ではその点では盛沢山の内容でした。
私がお気に入りなのは、レオリーノが自分の体からヴィーの香りがして体がおもわず反応してしまうシーンと、イオニアとの体格差に落ち込みそれでもヴィーを喜ばせたいと必死にお願いするも予想外の大人の道具(卵)に怖がりつつも甘い官能に溺れていくシーン。
閨ごとに疎いレオリーノが純粋すぎていろんな発言でヴィーを困らせたり無意識に煽ったり、思わずクスっと笑ってしまうほどレオリーノが天才的に可愛かったです。
個人的に感じた物語の見どころは、レオリーノが危険を冒してエッボに会いに行き、男たちに襲われそうになるところを、ヴィーに助けてもらうシーン。
そこでついにレオリーノとイオニアの影がヴィーの中で一致し、どうしてイオニアの記憶を持つことを今までヴィーに隠していたのかレオリーノが泣きながら話す場面は、レオリーノが抱えていたツラい葛藤が改めて伝わり苦しくなりましたが、それを受け止めたうえでレオリーノへの愛する気持ちを伝えるヴィーがとてもかっこよくて、すごく心を揺さぶられました。
レオリーノと心と体も触れ合い、乗り越えなくてはいけない壁がたくさんありつつも、自分の伴侶として迎えると宣言するヴィーはとても男前で、本当に心から二人には幸せになって欲しいなと感じました。
エッボとレオリーノの一件でルーカスとヴィーが話し合うシーンは、ルーカスに対してなんとも言えない切ない気持ちになりました。イオニアがルーカスに抱いていた気持ちを知らずにずっと苦しみ続けているルーカスの想いがどんな形でもよいから報われることを切に願ってしまいます。
少しずつレオリーノがイオニアの記憶をもつことを周囲と共有し、真の裏切り者は誰なのか、レオリーノとヴィーの関係はどうなっていくのか、気になりすぎる物語の続きを急いで読みたいと思います!
思い切りネタバレでしか感想が書けないのですが…
レオリーノが無茶をした事がきっかけで、前世
の記憶を持っている事が、グラヴィスにバレてしまいます。そこから、2人は遂に結ばれ、関係者にも真実を伝えるまでの2巻目でした。
強く戦い続けたイオニアの記憶と、イオニアとは別人である弱いレオリーノ。レオリーノをずっと苦しめていた、イオニアとは違うレオリーノ自身も、イオニアの記憶をひっくるめて、レオリーノを好きだと告げたグラヴィス。イオニアのように背中を預けるのではなく、レオリーノには背中を預けてほしいと願う。
過去の記憶と、真実をグラヴィスと関係者に告げるレオリーノには、ようやく重荷を分けるとこができたのかなとホッとしました。
そして、2人が結ばれるシーンですが…グラヴィス殿下37歳で、レオリーノはイオニアの記憶での知識があっても箱入り純粋培養な18歳。レオリーノの幼さと繊細さを可愛がる大人で甘いグラヴィス殿下で可愛かったです。そして、純粋培養が故に無自覚煽りに笑い、色々大変な老侍従に笑いました。
レオリーノとグラヴィス周辺の人々のキャラクター達も、良いキャラしてて楽しいです!
特に老侍従フンデルトとレオリーノのやりとりが今回特に可愛かったー!
一巻でも少し思ってたのですが、
二巻ではさらに主人公レオリーノにイライラさせられます。
自分で自立するために就職をするのですが
(とはいえグラヴィスのお膝元)
そこでいじめに合います。
理由はその就職先で特別扱いされてるから
研究資料を盗まれるという事件が
そこでとった行動が
仕事の資料なのに上司に報告せず
意地が悪そうな笑みを浮かべただけの同僚に
問い詰める。
(証拠見つけてからの方がいいのでは?)
そこでボロをだす相手もバカだけど・・・
その後なんやかんやあって階下へと突き落とされ
それをグラヴィスに隠し
研究資料を盗んだと思う相手をかばう。
そして
「彼らは何もしていません!僕の不注意なんです」
でも、、が多い。
女々しい。
動くなと言われてるのに危険な事をする。
理由もなしに頑固。
ここまで非力なら今世は女主人公でもよかったのでは・・・?
いや、女主人公でもここまで非力じゃない。
サブキャラで嫌いなキャラがいても読み進められますが
主人公が嫌いになりそうで途中でリタイア。
なんとなくパラパラと最後まで見て
とりあえず幸せそうなラストだったので
ヨシとします。
ただ、じっくりは読めない。
ヴィーとリーノの心が通じ合いましたね。
くっつくのは3巻なのかと思ってたので嬉しいです。
それにしてもリーノは自分から危険なところに飛び込もうとするので、周りの人達は生きた心地しないですよね。リーノの護衛を任されてる人は本当に大変です。
もう少し、自分の美しさや体力のなさ、そして自分を大事にしてくれてる人たちの気持ちを理解して欲しいです。
さてさて2巻では自分の招待をヴィーに明らかにしましたが。
私の中では自分がイオの記憶を持っていると明らかにしたら、直ぐに解決するのかと思ってたんですけど、そう簡単にはいかないんですね。政治の世界はなかなかすんなりとはいきません。
王弟殿下でさえ、上手くいかないこと多いんですね。リーノのお父さんの説得もですけど。
3巻ではとうとう黒幕が明らかにされるんでしょうけど、もしかしてヴィーの命が危うくなるんでしょうか?そしてルカが死ぬようなことにはなりませんよね?リーノはトラブルメーカーなので、またやんちゃをしそうで心配です。
イオに惚れまくってるルカが幸せになれるような結末を期待しています。
もうレビューを書かずにはいられない、なんだこれは!女の夢詰め込みすぎです。面白い!一気に読んだ。時間とお金を捧げる価値あり、何度も部屋を転げて悶えました。1巻は歴史ファンタジー?超大作感にノックダウンでしたが、2巻は一気にBL大作に様がわりと言った感じでした(かつ大筋も不穏な空気を匂わせつつ、過去については一歩前進してどうなるの?というところで終わるのが憎い)二人が気持ちを伝え合う所、某歌劇団でもこんなくさーいセリフの殴打をかましてはきませんわよ!というほどもうドラマチック、ロマンチック、あ〜〜〜!!降参です。一歩間違えたら爆笑もののような気がするのに、息するのを忘れるほど没頭してしまいました。大人になって失われたと思っていた少女性が一気に呼び覚まされるというか、こういう話に悶える素質が自分の中で眠っていたなんて!と言った感じです。楽しみ増えました。いくらBLで緩和されていると言っても受けのレオリーノのお姫様属性には普通なら閉口すると思うのに彼の健気さになぜかついていける、応援してしまう、可愛い。閨事でのレオリーノの無垢さはもうほんとグラヴィスさんでなくても勘弁してくれ、です。ベッドシーンが計算し尽くされたうまさ、基本上品なんだけどギリギリ下品っぽいことをレオリーノに言わせるのがたまらん。活字いい。逆に普段シニカルな作品がお好きな方が読むといいんじゃないかな、とか思います。
ファンタジーBL。前世の記憶を持つ美しい主人公レオリーノ。前世からの宿命に立ち向かう中でグラヴィスと運命的に惹かれあってー。レオリーノが健気でグラヴィスもタフで美しい。ドキドキやラブはもちろん、ファンタジーとしても戦いや愛憎劇と、読み応え抜群の大河ロマン。ストーリーが加速する第2巻!夜更かし必至!サブキャラ達も愛しくなること保証!
1巻に引き続きボリューム満点の2巻。
グラヴィスがレオリーノへの愛と独占欲を自覚したところで終わった前回。
期待通りその権力を利用してレオリーノへの執着を惜しみ無く発揮してくれました。
良かったのはグラヴィスがイオニアとしてではなくちゃんとレオリーノ個人として尊重し、愛してくれているところ。
イオニアへの想いを捨てたわけではなく、二人とも違う愛の形でグラヴィスの心にいるんですよね。
過去のイオニアとの記憶もこれからのレオリーノとの未来もどちらも大切でかけがえのないものだということがグラヴィスのレオリーノへの求愛で感じとれました。
一方、イオニアへの愛と執念を経ちきれずもがき苦しむルーカスの姿が痛々しくも切なくて胸がぎゅっとなりました。
グラヴィスにはレオリーノがいるけど、ルーカスはこれからもイオニアを想い続けて一人で生きていくのかと思うと、何とかして暗い闇の中から救ってあげてほしい。。
今回もレオリーノは自分の立場を軽くみて無謀な行動をとり危険な目に合うという繰り返しで、何もできない自分に落ち込み泣いてばかりの姿に若干いらっと(笑)
でもレオリーノなりにグラヴィスの力になりたいともがき苦しんでるんですよね。
見かけの割に頑固でわがままな部分が多々垣間見れて、前回の儚くておっとりした印象からちょっと変わりました。
それも含めレオリーノ自身の自我が出始めて良い傾向なのかなと。
でも素直で純粋なところは変わらないので、グラヴィスとの情事の最中に感じるままに口に出して、してほしいことも素直にねだる姿が逆にエロくてとってもみだらでした!!
その幼さと乱れっぷりにグラヴィスの理性も刺激されまくり。笑
初夜をこれでもかというぐらいじっくり丁寧に見せてくれたのも良かった!
事後に熱でうなされて子供がえりしてグラヴィスにあやされてる時の会話がかわいくて面白くて微笑ましかったです。
「たまごはいや…」は笑っちゃいますよね。笑
ついにグラヴィスにイオニアの記憶があることを明かしてツヴィリングでの出来事も伝えたレオリーノですが、グラヴィスと国のことを想うなら一刻も早く伝えてあげて!と終始思ってました。笑
レオリーノの自尊心や苦悩も十分分かるんですが…まあそんな弱さも含めてレオリーノの良さなんですよね。
それもあって事件の真相究明や黒幕についてはほとんど進んでいない状態なので、3巻でどう決着が着くのか楽しみです。
話のテンポが遅く、全然話が進まないため、ページ量に比例した内容になっていないように感じました。
また、主人公の性格も受け入れられませんでした。
1巻のはじめに明らかになった新事実も、主人公が泣いてばかりで全く先に進まない。
何もできない主人公なのに、強くありたいという頑固な思いだけは持っており、それが空回りしていく様が、延々と続くのにもイライラしました。
まとめて全巻買えたので、1巻を読んですぐ2巻へゴーできました。
ムーンライトノベルさんで既に何度か読んでいますけど、やっぱり紙で行きつ戻りつしながら読みたかった(*´∀`)♪
受け様の辺境伯四男超美形レオリーノと、攻め様の王弟グラヴィス。
グラヴィスに血と忠誠と心を捧げ、グラヴィスを守る騎士として生き、壮絶な最後を遂げたイオニア。
そんな前世の自分と、今の自分との乖離に苦しみ、守る力がない自分を肯定できないレオリーノ。
その気持ちが切々と綴られていて不憫で辛かった。
何度グラヴィスに怯えさせんなや!そんな風に言うなよ〜と思ったことか。
今までレオリーノが一人で抱えていた事を、やっとグラヴィスに言えることができてよかった( ´_ゝ`)
てか、虎視眈々と狙っていたグラヴィスの執着ぶりが怖いくらい(^_^;)
レオリーノがイオニアと同じ魂を持つけども、それでも別の人格である、と認めて、改めてレオリーノの愛を乞うグラヴィスはいい。
イオニアとの記憶も人生も否定しないでくれ、と誠実にレオリーノと向き合うグラヴィスの真摯さに胸きゅんです。
更に、イオニアに殉じるルーカスの愛と執着が、まさに咆哮になって熱く迸っているのが苦しくて萌えまくり。
一方で、レオリーノ専属従者のフンデルトがいいんですよ。
臥せっているレオリーノの元へ「フンデルトが参りましたよ」と登場するところとか、なんとも力が抜けて。
グラヴィスとの閨でを相談中、つい指でわっかを作るレオリーノの腕をさりげなく外す所作とか、さすがです(///∇///)
やっとここまで来ました。
これから黒幕の真実を暴く3巻へ、ですね。
イラストは同じく一夜人見先生。
挿し絵が増えてました!
人物紹介でも、1巻では横顔だったイオニアが正面斜めのお顔になっていて嬉しい(*´∀`)♪
フンデルトも載ってた〜(*^-^*)
一巻を読み終わったのが3月23日だったので、ほぼひと月ぶりの2巻でした。
もっと早く読みたかったのですが、ボリュームがあるのと物語の世界観に浸りたかったので、届いた本の中で一番最後に読むと決めていました。
ひと月ぶりと間隔の短い続巻だったということもあり、読み始めて一気に世界観に引き込まれて、まるで一巻を昨日読んだごとく物語が繋がったのです。
こちらの作品の優れた所は各章毎に付けられた絶妙なタイトルにも有ると思います。
そのタイトルを見て次に来る展開を予想して、それを上回る面白さに夢中になって先へ先へと急いでしまうのです。
あれだけのページ数が少なくなって来ると、終わるのを拒否したくなりました。
今まではレオリーノが真実を話す勇気を持つ度に入る邪魔に焦ったく思って居ましたが、今作では漸く真実を告げることが出来て一気にお話が動き出しました。
ひとつひとつの膨大なやり取りが、全て無駄で無く繋がって行くのが小綱実波先生の凄い所だと思います。
私はグラヴィス推しなので漸くレオリーノを手に入れて、壊さないかと慎重に愛する姿に激萌しました。
イオニアの記憶は有るけれど、レオリーノとは別人格だという解釈も好みです。
18年前の真相を暴く為の全ての人物が、やっと集結したと思います。
もう少しで発売になる3巻で完結なのでとても楽しみなのですが、ずっと読んで居たい寂しさの方がとても強いです。
レオリーノの専任侍従のフンボルト目線の描写が一番面白くて、彼のレオリーノに対する忠義がとても素晴らしくてお気に入りのキャラです。
既に紙の辞書を使わなくなって久しいので、本の厚さと重さに手首が辛くなりながら読了しました。www
楽しみにしていた2巻。1巻で慣れちゃったからか「絶対面白い!」とまではいかなかったものの、変わらず色んな面白さ、萌で盛り上がらせていただいたので、萌2にしました。今回の個人的な圧倒的おススメポイントは侍従フンデルト。本編二段組490Pほど+あとがき。
1巻で「僕、働きたいんです・・」とウルウルしていたレオリーノ。それを知ったグラヴィスの手配により、防衛宮のサーシャ先生の元で働くようになったのですが、快く思わなかった者とのいざこざで階段から落ちてしまい・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物で活躍された方は
受け家族はそこそこ、ヨセフ(護衛)とフンデルト(お爺ちゃん侍従)が頑張りました!あとはディルク(イオニア弟、攻めの側近)、ルーカス・ブラント(副将軍)、サーシャ(侍医)に加えて、新規参入エッボさん(イオニアの元部下)、テオドール(攻めの侍従)、キリオス・ケラー(今一つ扱い不明) というところでしょうか。フンデルト、めっちゃ好き。カイルがあんまり出てこなかったんだけど、3巻で活躍するのかしら?
++今回のおススメしたいポイント
攻めの「俺が王弟だ、文句あっか、これは俺んだ!」的溺愛度は増し増し。これは予想できていたことだし、受けの天使っぷりも想定通りでグッジョブ!と大変満足です。ですが、今回一番面白くて激推ししたいのは、事をイタして発熱しちゃった受けを介抱しに、馴染みの侍従フンデルトが、寝込んでいる攻めの離宮までやって来たところ!
発熱したらおこちゃま返りしちゃうらしんですよ、レオリーノったら。もー最高。
「うそだ、にがいのはいや。フンデルトはいつもうそをつく」というところまではまあ良し、「・・たまご・・たまご、きらいって言ったのに」ってキタところでもう笑いが止まらなくなってしまって。(たまご=前夜、グラヴィスに使われた淫具)テオドールとフンデルトとグラヴィスがいる寝室で、朦朧としながらも文句を言うレオリーノの様子を思うと可笑しくってしょうがなかったです。
そこで真っ赤になるグラヴィスかというと、さすがおっさん、そんな雰囲気は微塵もなく「ああ・・あれか、そうか嫌いか」。いやそもそもおっさん、こんな天使に淫具使うなや!!!と激しくツッコミしながらも、悪びれた様子もなく、ゆったり受け止めているのに呆れるやら感心するやら・・・でした。
その後、体調が少し戻ったレオリーノの清拭をするべく、フンデルトが活躍される訳ですが、慣れた侍従と二人なので、安心して色々聞くわけですよ、レオリーノが。「フンデルト、この赤いぽつぽつは何だろうか」 困ったフンデルト、でもここはしっかりお教えせねば!とお役目を果たしておられます。ここもさいこーーーーーに好きな爆笑シーンでした。忠実な侍従、最高です。
隣国との紛争は進まず3巻でどうやって終わるんだろ?と少々不安になるのですが、とにもかくにもめでたく二人はくっつきました!隣国とのバトル決戦が3巻にやってくるんですかね?やっぱりちょっと長いなと思いはしますが、いろんな萌があちこちにあって、楽しませていただきました!来月が待ち遠しい。
今回は王弟で王国軍将軍と転生した辺境伯四男のお話です。
自分が戦死した戦の裏切者を探しに王都に入った受様が
攻様の愛した男だった事が明らかになり2人が結ばれるまで。
受様の父である辺境伯は自領に近づく戦の影から
受様を遠ざけるため王都へと向かう事となります。
6年前の事故のために自領を出た事のない受様ですが
王都で過ごす2年間「働いてみたい」と願い
そんな受様の願いを知った攻様は自らの指揮下にある
軍医の助手という防衛宮での働き口を世話してきます。
しかし、
辺境伯も受様の兄達も受様の自立を認めた訳ではなく
公爵家の嫡男からの求婚話は時期尚早とされただけで
内々では準備段階へと進めていたのです。
受様は自分を心配する家族の想いは理解しても
誰かの庇護下にいるべきだという考えには従えません。
受様が王都で職を求めたのは
経済的な自立だけではなく
前世の受様が死亡した戦で敵と通じていた黒幕を
探し出したいという強い思いがあったのです。
受様の強い思いは母を動かし、
辺境伯も受様が防衛宮で働く事と認めてはくれますが
防衛宮に通い始めた受様はその並外れた美貌とともに
体力的なハンデをもつ受様の特別扱いにより
受様の存在は悪目立ちすることとなります。
それでも受様は軍医から与えられた仕事に邁進しますが
ある日、受様の使っていた小部屋が荒らされ、
資料が持ち出されるという事件が起こります。
それは受様を敵視する子爵家次男と取り巻き達の
仕業でしたが、彼らがした事は明らかな軍規違反です。
しかし、
彼らの反発もわかる受様が穏便に済ませようとした為に
受様が階段から落下する事故へと繋がってしまうのです!!
様々な思惑の中、
受様は王都に来た目的を果たす事ができるのか!?
本作は先月発刊された「背中を預けるには」シリーズ
全3巻の2巻目になります。
本作も受様の抱える秘密によるハラハラは有りますが
前巻のように受様が追い詰められる展開ではないので
前巻ほどのアップダウン感はありません。
受様が防衛宮という攻様の指揮下に入ることによって
攻様をはじめ、攻様を取り巻く人々と受様との距離が縮まり
攻様との恋愛面でのステップアップが主筋となります。
受様は事故で傷ついた身体の脆弱さを認めていても
かつての自分のように強くなれない自分を認められません。
そしてそれはかつての自分を知る攻様との関係にも
大きな影をもたらす事になります。
攻様は受様に愛した人の面影見て興味を持つのですが
今の受様自身にも惹かれていたのです。
しかし、受様はそんな攻様の想いを信じられず
かつてのように攻様を守れない自分を
認める事ができません。
すごくタイトルが響く展開であり
かつての自分に対する羨望、脆弱な自分への卑下等
迷い、悩む受様の姿がとても痛々しかったです。
そんな中、
受様が隠し続けた前世がばれてしまった事で
受様はさらなる混乱へと落ちていくのですが
受様を求め続けた攻様がしっかり男気を見せた事で
受様への想いも固まってがっつり恋愛パートへと繋がり
たいへん楽しく読ませて頂きました。
待ちに待った2人の絡みもすごく良かったです♡
しかし、
裏切者へと繋がる手がかりは未だ掴めず
前巻で振られた敵国の不審な動きも不気味なまま、
全ての謎が解ける次巻の発売が一層楽しみになりました!!
タイトル通り、この世界の彼らの物語をずっと続けて読んでいたい。
ここまでずっしり読み応えのある作品って珍しいと思うので、主要人物のキャラクターがすごく立っていて推しも当然出てくると思うんです。
主役ふたりはもちろん、私は侍従のフンデルトと怪力エッボが出てくるとにっこりしちゃう。
エッボ怪力なのでレオリーノ歩くの疲れたら肩に乗せて歩いて欲しいとか思ってしまった。
そんな幸せな描写を夢想しつつ、まだまだシリアスの続きそうなラストまでしっかり見届けて、また最初から通して読むのを楽しみにしています。
なんにせよ、一巻からの熱量も面白さも加速させた二巻でした。
やっと前世の秘密がばれた!
この瞬間をどれだけ待ち望んだことかーーーー!
いつばれるの?どんな形でばらすの??じれったい。でもそのじれったさがいい。1巻からここまで引っ張って、期待を裏切らないその場面。待ってました。
あーーもう大満足。
殿下のちょっと狂気すら感じるリアクション、震えるレオリーノ、最高オブ最高・・・!
そしてそのままレオリーノをかっさらい、閉じ込めてかーらーの、丁寧且つ長ーーいイチャイチャからの濡れ場!たまらん―――////
因みに物語前半の執拗なまでのキスシーンもすんごい良かった////
人物の深掘り感とか心情とか葛藤とか物語の作り込みとか展開とか、ここまで満足度高い瞬間が味わえるのは、1巻から引っ張ってきたその土台があってこそなんでしょうね。
3巻が楽しみだなー。
ムーンライトさんで先読んじゃってるけど、それでも楽しみです。
因みに挿絵やキャラ絵がちょっと増えてます。
うん…もうちょっと。もうちょっと下さい。
「背中を預けるには」の2巻。
続きものなので前作未読だと理解できません。1巻を未読の方はそちらから読まれることをお勧めします。
んー。
今巻も最高だった…。
異能の力を持つ騎士・イオニアの記憶を持つ辺境伯の末子レオリーノ。
イオニアとは異なり屈強な身体も、敵を倒し主を守る力を持たない美貌の少年・レオリーノだが、彼はイオニアの記憶をもとに愛するグラヴィスを守るための孤独な闘いを始めるが―。
イオニアを愛しつつ、レオリーノも深く愛するグラヴィス。
イオニアの面影を追い続けるルーカス。
イオニアの時と同じく、二人の男に愛されるレオリーノだけれど、ここに、ユリアンという男性が加わることでレオリーノを取り巻く愛憎が蠢いていきます。
なんて言うのかな。
三人とも、レオリーノを深く愛していることは間違いがなく。だからこそこの三人の男たちの想いに胸が揺さぶられます。打算とか、駆け引きとか、そういったものはなく、単純にレオリーノを求めているから。
そして、愛情だけではなく、彼らの立場が大きくかかわってくるのも素晴らしい。
愛しているとか、好きだとか、それだけで動くことができないというバックボーンが非常に効いていて彼らの関係がどうなっていくのか目が離せない。
そしてレオリーノも。
辺境伯の末子という(しかも父ちゃんであるアウグスト伯が有能すぎてこれも神)身分の高さとか、美しすぎるビジュアルとか、足が不自由とか、守られるべき存在であるのにもかかわらず彼の魂が高潔なのがまた素晴らしい。
登場人物たちが等しく魅力的であることに加えて、ストーリー展開が秀逸すぎる。
イオニアの時の記憶をもとに、隠れたラスボスを見つけ出そうとする。
もう、面白すぎてページを捲る手が止められないのですよ。めっちゃ分厚い作品なのですが、一度読み始めたら最後、読み終えるまで本が置けない。
レオリーノが今までひた隠しにしてきたイオニアの記憶。
今巻で、それが信頼のおける人たちに周知されることになりました。
もうさ、ハラハラするんですよ、これが。
信じてもらえるのか、そのことが明らかになることでレオリーノとの関係が変化してしまうのか。
けれど、今作品は、読んでいて安心感がある。
それはひとえにグラヴィスの圧倒的なスパダリ感ゆえ。
彼は国王の弟であり将軍という立場を持ってはいますが、そしてその立場ゆえに絶対的な権力を持っていますが、それだけに非ず。彼は、彼のすべてをもってレオリーノを守ろうとする深い愛情がある。レオリーノはその美貌故に時々ピンチにさらされますが、そのいずれもがグラヴィスによって救い出されていく。
スパダリ攻めさんがお好きな方なら悶絶必至な、ザ・スパダリ攻めな男性なのです。
そしてそのグラヴィスの愛情を信じたレオリーノは、自分の秘密を彼に差し出すけれど。
レオリーノはイオニアの時も、そして今も、グラヴィスを愛している。
そのことが、ルーカスを追い詰めていく。イオニアを忘れられないルーカスと、イオニアも、そしてレオリーノも、どちらも愛しているグラヴィスとの対比が上手に生きている感じ。
この複雑な人間関係が良い…。
めっちゃ良い…。
イオニアもルーカスを愛してたんですけれども、それに、ルーカスも、イオニアさえも気づいていなかった。そのことが今後どう作用していくのか気になります。
イオニアがめっちゃ良い人だったんですよね。
だから、今のレオリーノを信じ、守ってくれようとする人が増えていくのも良い。
基本的にドシリアスベースなストーリーではありますが、グラヴィス×レオリーノの濡れ場が可愛いの。箱入り息子のレオリーノが無意識にグラヴィスを煽ったり、意図せずに発する言葉や行動の端々にグラヴィスだけではなくって読者も悶絶。
でも、このまま、はい、幸せになりました。というお話ではなので、今後どうなっていくのか次巻が待ちきれない。
1巻が面白すぎるとどうしても続きの期待値が上がり気味になってしまいがちではあるのですが、今巻はその期待を裏切らない萌えと面白さが詰まった作品でした。
次巻も正座してお待ちしています。
三ヶ月連続刊行の第2弾です。
で、今回、とうとうプロローグの二人にたどり着きましたよー!
えーと、主人公であるレオリーノの成長に、待ちに待ったあの秘密が明かされと、今回も盛り沢山の巻になるのです。
なるのですが、なにより、ラブ面での進捗が著しいのです!
この二人、ようやく、ようやくここまで来たか・・・!と。
感無量ですよ。
ところで、表紙イラストですが、三冊並べると物語になるそうです。
前回の互いの瞳を見つめあう二人に、今回のプロローグの二人。
これ、1巻は再び巡り会った二人で、2巻では気持ちが通じ合った彼等ですよね?
て事は、3巻は絶対アレが来るよ!
完全にネタバレだから言えないけども!!
それにしてもなぁ、そんな表紙を見たら、それだけで泣けてしまうわ。
ちなみに1巻のレオリーノの左手が透けてるのって、二人のスレ違いを表してるんじゃないかと思います。
愛しさと、背中を預かる事など出来ない今の自分と言う苦しさ。
そんなレオリーノの複雑な心情が透けた手に表れていて、だから二人は触れ合いながらも、実際には触れる事が叶わないのよ!
いや、全然違うかも知れんけど。
で、身をとして国を守った騎士・イオニアの記憶を持つレオリーノ。
彼がイオニアのかつての親友であり、その身分差から想いを封じ込めた相手・グラヴィスとの邂逅を果たしたのが前巻。
今回ですが、その将軍・グラヴィスから招聘された事により、自立を望むレオリーノが防衛宮で働きだすんですね。
更に、ツヴァイリンクで共に戦ったかつての部下・エッボと再会した事により、事態は大きく動き始めてー・・・って感じでしょうか。
今回、一番大きいのがレオリーノの変化だと思うんですけど。
このレオリーノの防衛宮での勤務ですが、裏で様々な思惑が絡んでいるんですよね。
彼の将来を案ずるブルングウルトの家族の思惑。
そして、自身の下で庇護しようとするグラヴィスの思惑。
そんな中、自立の一歩として防衛宮で働きだしたレオリーノ。
実は彼には、自身の一人立ちの他にも、ツヴァイリンクでの裏切りの真実を探ると言う目的があったー。
これまでのレオリーノですが、家族の元で風にも当てぬ扱い。
大切に保護されてたんですよ。
それが初めて外に出たことで、傷付き、自己嫌悪に陥り、自身の弱すぎる身体に改めてショックを受ける事となる。
この、彼の悩みや迷いがかなりしっかり書かれてて、読んでて辛いです。
手痛い失敗なんかも経験しますし。
グラヴィス、結構厳しいし。
いや、これな。
レオリーノですが、イオニアに対して強い拘りを持ってるんですよね。
イオニアのように、グラヴィスを守れるくらい強くありたい。
グラヴィスの庇護のもと安全に生きるのでは無く。
そう、イオニアと比べられる事を極端に恐れながら、実は誰より彼自身で比較しつづけてきたんだろうと。
そして失う絶望を知るグラヴィスは、二度と同じ轍を踏むまいと強く決意しているんですよね。
今度こそ、この手で守り抜くと。
皮肉な事に、守りたい存在に守られる悔しさを誰よりも知りながら。
このね、二人のズレがとても切なかったんですよ。
ここまでの。
このせいで、レオリーノは自身がイオニアの生まれ変わりだとは言えず、グラヴィスはその事を疑いつつも確認出来ずに来た。
そして読者は、てか私は「早く、早く、レオリーノがイオニアの生まれ変わりだとグラヴィスにバレて!」と身悶えていた。
ホントもう、いつになったらこの秘密がバレて二人の心が通じ合うのかと、マジで待ち焦がれすぎて死にそうでしたもん。
で、今回、とうとう、その待望のシーンが来るのです。
そして、それが素晴らしすぎて、ただただ胸がいっぱいなんですよ!
再び出逢えた事。
強く焦がれながら、それでもどうしても言えなかった理由。
そして、そんなレオリーノにグラヴィスが願う、とてもシンプルな望み。
どんな自分でも価値があって、自身を否定をしないで欲しい
そして、今の自分を受け入れて欲しい
そう、グラヴィスが、本当に望んでいた事。
それは、ただ彼が彼のままで、そばに居てくれるだけで良かった。
あああ、なんてなんて尊い・・・!
レオリーノとイオニアは別人で、グラヴィスはそのままのレオリーノを好きになったってところに胸が熱くなるんですよね。
でも同時にこれ、イオニアとグラヴィスのあの悲しい恋が昇華された瞬間でもあるんですよ!
18年もの歳月を経て、二人の想いはようやく叶ったんだと思うと、もう泣けちゃって泣けちゃって。
この瞬間に立ち合うために、切なさに身悶えしながら読み続けたよ!と。
う~ん。
実はweb版では無かったグラヴィスのセリフと言うのがありまして。
「生涯に一度でいい」から始まる彼が語る事に、なんか無性に泣けてきちゃうんですよね。
他にもセリフが変わってる所があって、何だろう。すごく彼に人間味を感じると言うか。
これを読めて、本当に良かったと思う。
あと一つ。
個人的にイオニア大好きですが、中でも彼とルーカスの関係性と言うのがめちゃくちゃツボでして。
で、1巻での話になりますが、高等学校を卒業してそれぞれの部隊に配属になったイオニアが、3年ぶりに恋人であるルーカスと会う。
イオニアはですね、慌ただしいルーカスとの邂逅の中で、彼が好きだと自然に思うんですよ。
恋心を捧げる事は出来なかったけど、それでも確かに自分の心の一部を彼に渡していたんだと。
そして、この気持ちを今度ゆっくり会える時に、伝えようと決めた。
結局、この後にツヴァイリンクの悲劇があり、イオニアは戦死して、その言葉は伝えられなかったんですよね。
このエピソード、悲しすぎてマジで胸がつぶれそうでしたよ。
で、今回、そのエピソードがルーカス視点で語られます。
マジでこれ、切なすぎる。
自分でも何故か分からないけど、この二人の物語に異様に惹きつけられるんですよ。
次巻でこっちの物語にも決着がつくので、ぜひ読んでいただきたいです。