オールドファッションカップケーキ with カプチーノ

old-fashioned cupcake with cappuccino

オールドファッションカップケーキ with カプチーノ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神441
  • 萌×276
  • 萌40
  • 中立12
  • しゅみじゃない16

278

レビュー数
66
得点
2641
評価数
585
平均
4.6 / 5
神率
75.4%
著者
佐岸左岸 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
シリーズ
オールドファッションカップケーキ
発売日
電子発売日
価格
¥710(税抜)  
ISBN
9784813032823

あらすじ

結婚してって、言ったよね俺。

付き合いはじめた野末と外川。いっしょに過ごす日々。
年下彼氏が可愛くてたまらない野末は、無自覚に愛しさをふりまいている。
そんな野末に満塁場外ホームランを打たれまくりで嬉しい外川。
ある日、同僚・柿谷に、外川が野末のネクタイをしていると気づかれて…
部下が上司のネクタイなんか普通しない──。
浮かれて舞い上がっていた自分に気づいた野末は…!?
人生のハッピーエンドは、一度じゃない…かも?な、第2巻!

表題作オールドファッションカップケーキ with カプチーノ

外川実,29歳,野末の部下,年下彼氏
野末草苗,39歳,愛され系上司

その他の収録作品

  • あとで、のまたあとで。(描き下ろし)

レビュー投稿数66

読み終えた後の多幸感が素晴らしい

1巻も最高~!!でしたが、そのままの雰囲気を丸ごと持ってきたような2巻……さらにさらに素敵でした!!

2巻温泉旅行のシーンもプロポーズのシーンも……だい好きなシーンが多すぎます。

……納豆と指輪が並ぶの、全然かっこよくなくて笑うんだけど、リアルなCPってこんな感じなのかも、と思わせてくれるようなエピソードでした。
上司と部下、同性同士で悩みながらも、二人で歩んで行くことを選んだ野末さん。
2巻を通して野末さんの可愛い部分と年上故の悩みと年下なのに圧倒的彼氏力で見事にアンチエイジングに成功した外川二人が見れて最後は幸せな気分で読み終えました。

0

読むのが疲れてしまった

積読していた1作目、今作を続けて読んだのですがほんとに分厚い、!
評価が高く期待値が高すぎたのか思ったよりもお話にのめり込めない
リアリティがありそうだけど共感できないシーンがいくつもありました
外川が仕事を転職するくだりも今の会社ではもう成長できないの?とよく理解出来ませんでした。
話し合うと言いながらちゃんとした話し合いでなかった気がします
長くて分厚い作品で続き物ならキャラクターの過去がじっくり描かれたり、2人の日常に浸れたり、ますますそのキャラ達を好きになれることが醍醐味だと思ってるのですがそれがありませんでした
名言もあった気がするのですが読み返すか?と聞かれると読み返さない気がします
最後の終わり方が、なんだか最近…で想像させる感じなのは素敵でした

1

萌えにくい

前作はしゅみじゃない、だったのですが、今回は中立に…
そのポイントは、同性どうしならではの苦悩、将来に対して、職場恋愛はどうなの?というようなものが描かれていたからです。

相変わらず野末さんは好きになれないけれど…

社内の友人達にカミングアウトするシーンなんかは、かなり入り込めました。
また、旅行先のお土産物屋さんのおばちゃんの対応が神で、常々思っていたことだったりするので凄いなと。
夫婦茶碗、夫婦箸、なんで大小なのか?というようなところが書かれていたのは、そしてそれを理解しているおばちゃんが素晴らしい。。。

1

適当な感想。

前作は好きだったのですが野末さんの顔面の少女漫画化とカマトト化が進み過ぎてなんだかなと思いました。

こういうの少女オジサンというのでしょうか、若干気持ち悪いです。前作のスマホいじるのが苦手設定がギリでした。

一番好きだったのは夫婦茶碗で同じ大きさにしますかってところですね、この作家さんがうまいのはそういうところだと思うのに何か登場人物を恰好させてる所が鼻につきました。

ちなみに今続編もやってますがカマトト臭はなんぼかマシなので、気になる人は大丈夫です。

2

甘いだけじゃない

『オールドファッションカップケーキ』の続編です。

こちらでは甘さだけではなく
悲しさ、切なさ、辛さが入っていました。
セクシャリティに対しても…。
好きだけじゃダメなんだなぁとひしひしと感じました。

保守的な野末さんだからこそ余計たくさん考えちゃって
外川も外川で考えてるんだけどうまくいかなくて
そんな二人のすれ違いを見るのが辛かったです。

ちゃんと現実的なところを考えて
前に進むことを決めた二人を見て
なんとも言えない気持ちになりました。
そして二人で行った温泉旅行で
夫婦丼を買うところで涙が止まらなくなってしまいました。
野末さん〜!(´;ω;`)
彼なりの精一杯の頑張りでこっちまで胸が熱くなりました。
きっとこの二人ならこれから先も大丈夫だと
そう思わせてくれる出来事でした。

野末さんから「一緒に暮らそう?」って言ってくれてよかったし、
野末さんからプロポーズしてくれてほんとに嬉しい気持ちになりました。


はぁ…ほんとに素敵なお話でした…。
二人の同棲編も見たいなぁ(*´ω`*)

0

続編がより良い!


続編読了〜 。
個人的にはオリジナルより続編の方が寄り重みがあってBLを越えた自分らしく生きる、みたいな生き方の一つの答えがあって、とっても良かった。

左岸先生の画は美術ぽい透明感とかお洒落さがあって、とってもいい。

人物も上手いけど、風景とか
空気感とかの魅せ方、構図が好きだなって思った。

多分、コマ割りとかも
一般的より細かいと思う、

だからよりイメージとか
世界観とか伝わってくる感じした。

今回の話の主になった
男同士で、しかも職場恋愛するリスク
っていう、話が

わりと最近みてない(逆に)感じだったし、

世の中の当たり前、異性だったら
男が〜とか、そういうの本当いらないよなあ、って今更ながら改めて感じました。

ネタバレだけど、

最後に野末から外川にプロポーズするのも、プロポーズってなんとなく攻側のイメージ、だったけど

今回の男同士、とか、世間の目、とか
男とか女とか、そういうの抜きで

したいって思った方がすればいいじゃん、って思える内容でした。

今更ながら、異性とか同性とか関係なく、その人だから好きになったんだよ。ってめちゃくちゃロマンチックだし、素敵だなあ、男同士のほうが対等な関係というか、〜べきみたいなのがないから、自分はBL好きなのかな、

って本当に今更改めて思う一冊になった。

最高。

2

前作をも超える余韻

前作の「オールドファッションカップケーキ」の続編。今巻は「with カプチーノ」が付きました。
前作と変わらない描き込まれた背景とオシャレな小物の数々、間のとりかた時間の動きかた、心に沁み入りそして刺さるセリフ選び。パワーアップしていました。


カプチーノでは2人のすれ違いがメイン。野末さんが外川との関係を他の誰かに知られてしまうかも知れないと、男性同士の恋愛をまだ胸を張って周りに宣言できない自分への臆病な気持ち、また外川を奇異な目や噂から守るために、距離を置こうと外川に伝えることを始まりとして、2人のすれ違いが生じていきます。

この作品のテイストと、前巻で野末さんが臆病になっていたところから何となくこういう話がくるだろうなって思っていましたが、いざその展開となると心が騒ついて仕方なかったです。

野末さんと外川のそもそもの気持ちの置き方が違っていたのでこうなることは必然。野末さんは今の状況の維持を、外川は結婚やその先を見据えた2人の関係の変化や前進を望んでいるからです。どちら側の気持ちもよく分かるから、読んでいてもどかしかったです。

野末さん…何てことを言うんだと。外川の気持ちも考えないで何を勝手に決めてるんだと、正直イラっとしました。朝のラブラブイチャイチャはどこへやら…。外川がお弁当に浮かれていただけに可哀想なシーンでした。

野末さんが外川に相談もせずに決めた行動には、上司と部下との関係が如実に現れていると思いました。野末さんは年上で上司。会社の中では外川より決定権があります。2人は恋人同士同士なんだから2人で決めていくはずなのに、それをせず野末さんの気持ち一択で決めようとした。外川が今のまま(会社内の上司と部下)では対等の関係でいられないと感じたのは当然だったと思います。外川が転職という道を選んだことで「離れる」事に拒否感を覚える野末さんの気持ちも分かりますが、物理的な距離が2人の関係をも離れさせるわけではないので、やはり野末さんと外川では見ている視点が違うのだと感じました。

落ち込む野末さんを励ます同期2人とのバーでのシーン。左岸先生ならでは…トレンディードラマのワンシーンのようでした。時間の流れとセリフ運びはさすがです。女性の同期と会社での会話もそうです。言ってることが奥が深すぎませんか…。このシーンのセリフ回しはちょっと小難しい感じがしました。何回か声に出して読み返しました(笑)


あんなにすれ違って切ない感じでどうなるんだろう…なんて思っていたのに、酔ってもたつく野末さんに外川が我慢できなくなってキス…から転職します宣言。そして気持ちのぶつけ合い。ここから良い感じにギスギス関係が好転します。なんかちょっとあっさり気味にも感じたと同時に、ここくらいは野末さんが外川にぶつかっていって欲しかったです。いつも受け身な感じだし、野末さんの言葉きっかけから始まったことなので、野末さんが外川に気持ちをどーんとぶつけて男気を見せられたら良かった。

物足りないって思ったのはこのシーンくらいで、お見舞いシーンや温泉旅行シーン、そしてプロポーズシーンはとても素晴らしかったです。
特に特に!プロポーズシーンのコマ運び、秀逸過ぎませんか。間が…間の取り方がすごいです…。左岸先生ならではと言いますか、左岸先生にしか描けないシーンだと思います。本当に好き。
この余韻そのままに、旅行先でのエッチシーンはずる過ぎます。これは、右肩上がりにテンション盛り上がるしかないですよね。本編がほとんど切ない感じだったので、個人的にはもっとエッチな感じでも良かったです。
外川の野末さんにグイグイアプローチする感じがすごく好きなので満足しました。電子でも紙でも買いました。

今巻も小説を読んだあとのようないつまでも続く余韻が凄かったです。最初はどうなることかと心配しましたが蓋を開ければ前作を凌ぐ作品だったように思います。ただただ2人がイチャイチャしてるだけのものでも読みたいので、続編や番外編などが出たら嬉しいです。

3

センスと癒しの塊

本当に、一コマ一コマ、セリフ一つ一つのセンスが突き抜けています。
絵もとにかく綺麗で、小物も、ご飯も、すごく細かいところまでお洒落に描きこまれています。

前巻も良かったのですが、こちらでは、社会的な立場からの葛藤がより深く描かれていました。
2人共終始苦しんでいましたが、自分の思いや葛藤をここまで言葉にして伝えられるって素敵だなあと思います。

感情を揺さぶられるのが苦手でそういう状況を避けてきた野末さんと、何があっても動じない外川。
どこをとっても人格が一貫していて、まるで実在する人物かのようです。

モダモダしている野末さん、可愛すぎました。
そして、外川の思慮深さと言葉のセンスには感服です。

ナッツのくだりは、野末さんが実くんと一緒にいたい気持ちの表れでピスタチオの実を持って帰り、それを外川が受け取ったということでしょうか。とても精神分析的だと思いました。細かい部分までこだわりがすごいです。

まだまだこの先も2人の世界に浸りたいです。
いつか実写化したらなぁと夢見ています。

この作品をきっかけにBLを好きになり、BLで一番好きな作品です。

5

続編も変わらず最高でした

前回結ばれた2人。
幸せの絶頂かと思いきやまた一悶着ある話です。
世間の目があって、まだ声を大にして言えないことが多いからこそのこのモダモダ感。
2人なら大丈夫と手を取って踏み出せるカップルは強いです。
本当に幸せになってくれと願うばかり。

4

きゅんしかない。

やはり佐岸左岸先生の作品は、描写が繊細。
また登場人物の葛藤が文章だけではなく、単語だけだったりと、より感情の揺れが表現されています。
男性と付き合っていることを仲のいい同僚に伝えるシーンなど、同性と付き合うことをカムアウトすること対しての気持ちの変化がとても感動的に描かれています。
そして最後の言葉が、冒頭の言葉のリフレインになっていて、こうして日常が過ぎていくのか…と
二人の将来を想像し、余韻に浸れました。

4

この作品が収納されている本棚

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