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haruka tooki ie

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
初めてレビューを書きます
一言で表せば、本当に素晴らしい作品でした。
いままでライトな作品ばかり手をとってきて、このようなダークなものはほとんど読んだことがありませんでしたが、機会があり試してみることにしました。
確かに重い し、暗いです。
しかし、読了後、意外にも病むことなくすっきりしたような気持ちでいっぱいでした。
読者にとっては辛いんです。でも彼らからしてみれば漸く「家」に帰れた
紛れもないハッピーエンドです。
切ないけど、しんどいけど、「2人」の愛の美しさを感じられる。
本当に大好きな作品です。ハピエン厨でも大丈夫とは言いきれませんが迷ってるならぜひ読んでほしいです。
ほんとに最高でした…あ、そうなっちゃうんだ…って思うけど、多分幸せなんだろうなって思いました。後半どんどん物語が展開するスピードが上がっていくところが、とても辛かったです。どんどん後にひけなくなっていきます……色んな過去が積み重なって、あそこでこうしておけばとか逆にしなければとか、後悔がたくさんたくさん出てきて、胸が苦しくなります。
八田てき先生の美麗な画力で殴られる作品です。メリバ好きの方はぜひ読んでみてください!!最高でした!!!
初読み作者様。
BLの原点に触れる作品に出合えて心震えました。
探していた心の答えを突然神が目の前に彼の姿で遣わした。って言葉が心に刺さりました。
沁みました。僕をくれた人って凄い表現だな。
これだけ自分に必要な人なら性別とか過去とか全部超えちゃうよねっていう、純粋な気持ちになれる良作って
意外に出会えなくて。
これは間違いなく良作です。
こういう神作に出会えるからBL漁りはやめられねーよ。
作家買い。すごく重い話だと聞いていたので中々読めなかったんですが勇気を出して読みました。
感想としては、ヘイデンにはアラン、アランにはヘイデンが、この世界の’’すべて’’だった。出会うべくして出会ったふたり。
神って、なんなんでしょうね。
救ってくれるときもあるし、くれないときもある。神の気まぐれに私たちの人生は左右されているんですかね。
ヘイデンは昔の家に、アランは教会にずっと縛られていたけど、唯一の共通点はふたりとも’’親’’に縛られていたことだったんじゃないかな。子は親を選べないし、子供の頃なんて世界のすべては親と言ってもむしろ過言じゃないのに、、ふたりの境遇があまりにも悲しすぎる。ただヘイデンにとって、母は守るべき愛する人だったのに母が亡くなってから本当はただ、愛という中に足枷のようなしがらみもあったのかなと個人的に感じて重いすごく切ない。
いっつもアランを優しく包みこんでくれてアランのことならなんでも愛してくれるヘイデンなんだけど、本当は一番アランがいないと生きていけない人間で、、少しでも長くアランと一緒にいたいから何度もアランと同じ景色を見ようと努力してたんだなぁ。ヘイデン、健気すぎるって...........
アランにとって教会はトラウマの場所でもありながら本人は気付かずと生活の一部になってたのかな。だからなにか悪いことをすると教会に来ちゃう。それが後半、罪を犯したことによって現れていた気がする。それに、アランの両親よ。子供が昔神父にレ○プされていたことを言ってくれたのにあの態度ないんじゃないですか。あれは親じゃない。特に父親。あれはただの自分と権力が大好きな自己中男じゃん。アランにヘイデンがいてくれて本当に良かった。
少ないけどところどころに入るセックスシーンはふたりの心境を物語っていて綺麗なのに憂愁だった。八田先生神すぎます。どんな経験したらこんなに美しい言葉出てくるのと思うところが何カ所もありました。
確かに、このお話はバッドエンドと思われる人もいるかもしれないが、私からしたら最後にやっと心から通じ合えることができたハッピーエンドのように思えた。
最後は警察にも捕まらず、一緒に終わりを迎えることが出来て本当に良かったです。
最後のふたりが見た海があまりにも儚げで号泣でした。
全て共感しました号泣です。
絵もストーリーも、全てにおいて美しい1冊です。読み終わった後は、胸がいっぱいでもう一度読み直したくなりました!タイトルも相まって本当に感動でした。(なんで今まで読んでこなかったのかなと思いました!)(←気になってたけど買う買う詐欺してたのでw)
他の映画に似てるという意見もあるようですが、確かに罪を犯して逃亡してからの結末や電話で怒鳴られる的なところは既視感ありますが、全くの別物です。なんならこういう結末被っててもおかしくないよね、というぐらいにしか私は思いませんでした…また、途中過程も全く別物です。(そんなこと言ったら世の中に結末だけ見れば同じ物はいくつもある)批判している訳ではありませんが、ものは捉えようだし、感覚は人によりけりだとしか言えません…その映画を見たことあっても思い浮かばなかったので。
単なる2人の間の恋や愛の物語ではなく、過去のしがらみから解き放たれて、2人で見たい景色を見る、そのための道すがらで起こる、様々な出来事、それによる心情の変化が、とてもリアル且つ詩的に、そして繊細に描かれている作品で、とても惹き込まれます。
心情描写が丁寧な上に絵のテイスト・タッチが写実寄りなため、登場人物の感情がダイレクトに伝わってきます。思わず胸が締め付けられる程感情移入してしまう場面もありますが、そういうシーン(の描写)は殊に美しいと感じています。
【以下ネタバレ気味!】
これ程までに重く暗いものを背負って2人だけで生きていくには若過ぎた2人が、何を感じ、何に突き動かされ、最後に2人は何を思うのか。
2人が2人で生きた時間は激しくも温かく、目頭に熱いものを感じました。
上記の映画の大ファンなので…
同タイトルをかなり意識して描かれた作品なのだろうと、終始思いながら読んでしまった。
雰囲気が近い程度ならまだ分かるのですが、ラストシーンまで同じとはいかがなものかと思います。
『テルマ&ルイーズ』のファンとしては、トレースされているようであまり気持ち良く読めるものではなかったです。ごめんなさい。
血が留まらぬ持病のあるアランは、狂信的なカトリックの両親の元窒息しそうな生活を強いられていた。自由も優しさもなく絶望的な日々の中出会ったヘイデン、彼もまたひどい過去を背負い孤独と苦しみの中にいた。そんな2人が共に生きるために逃避行を始めるけれど…。
身勝手な大人の犠牲になってきた2人、ただ幸せになりたいだけなのに運命に追い込まれてもう悪い予感しかせず。切なすぎる最後に静かに涙が流れて止まらなかった…。
お互いがお互いの居場所でありやっと見つけた心安らぐ家。羽ばたいて全てから解放され楽になれたのだろうか。映画テルマ&ルイーズのラストを思い出した。
八田てき先生の作品のため、普段よりじっくりと時間をかけて読みました。ラストに近づくにつれ涙が出そうな感覚になりながら、改めて思ったことがあります。やっぱり先生の作品って難しい…… 一本の映画のような世界観ですごく好きなのですが、私の理解力のせいで全てを理解しきることはできませんでした。もう一度時間があるときに読み直そうと思います。