いろいろつれづれ

iroiro tsurezure

いろいろつれづれ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神35
  • 萌×212
  • 萌4
  • 中立1
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
10
得点
236
評価数
55
平均
4.4 / 5
神率
63.6%
著者
草間さかえ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics CRAFTシリーズ
発売日
電子発売日
価格
¥750(税抜)  
ISBN
9784813032755

あらすじ

漫画家の仕事に追われる毎日から、
アナニーに励む上司と
ドMの部下の恋愛沙汰まで、
平凡なはずの日常の中に、
突如あふれる妄想世界!
笑いあり、涙あり、妄想あり、
恋もエロスも溢れる、
漫画家・草間さかえの内的宇宙、
広がる世界へおいでませ!

表題作いろいろつれづれ

ドジなリーマン
中森と同じ会社で働くリーマン

レビュー投稿数10

エッセイ集、ですが。

作家買い。
当たり前のようにBL漫画だと思って手にとって、あれ、エッセイ集だったんだなとびっくり。いや、なんであっても草間作品なら買うんですけれども。もしBL漫画じゃないなら買わない!っていう腐姐さまがいらっしゃったらちょっと注意された方が良いかもです。

エッセイ集、なんですよ。ジャンルとして分類するのであれば。

でも、エッセイだけじゃないんです。ちゃんと漫画も収録されていて、なので気になる方には手に取ってほしいな。エッセイも、漫画も、天才が描く作品はなんでもやっぱり神作品なんだなあとしみじみ思ったりしました。

エッセイ、なので主人公は草間先生。先生視点で進む内容です。
が、先生のビジュアルがワンちゃんなんです。犬なのに、表情、しぐさなどから感情の機微がきちんと読み取れるのが素晴らしい。で、なぜ先生のビジュアルがワンちゃんだったのか、というところも読み進めていくとわかるようになっています。

先生の日々の生活、幼少期や子ども時代のエピソード。
そういったものがベースになっているのですが、そこからきちんと先生の「萌え」に繋がってる。繋がって、そこから腐妄想あるいは男同士のCPが登場する漫画へと発展していく。全然関係ないように見えるエピソードから、無理なくBLに移行する手腕に脱帽。もうさすがとしか言いようがない。

今作品に登場するCPは、同じ会社に勤務するリーマン。中森くん×須藤さん。
彼らの関係、恋が始まる展開、それが少しずつ見えてきてきちんと収まるストーリーですが、エッセイ集なので当然ぶつ切りなんですよ。なのにそれがきちんと繋がっていくって、これどういうこと?

エッセイ集ではありますが、中森くん×須藤さんの濡れ場もきちんとあって、それがまたエロい…!非常にコミカルな雰囲気の作品ですが、草間先生の絵柄もあってすんごい色っぽくて悶絶しました。

草間作品て、そこはかとなくシリアスベースというか。お耽美なかほり漂う作品が多いイメージがあって、さらにそこに草間さんの麗しいビジュアルが加わることもあって、ご本人のイメージもちょっとクールなイメージがあったんですよね。

が、今作品を読んでそのイメージがいい意味で覆りました。
非常に人間味のある、温かな作品で、草間先生のお人柄がそのまま出てるんだろうなあ、と。めちゃめちゃ可愛いです。

もしできるのであれば、今作品に登場した中森くん×須藤三、そして中森くんの双子の兄弟くん、の登場するBL作品が読みたいなあ。

ということで、草間先生、ぜひともご検討ください~!

11

エッセイ漫画なのに、ちゃんとBLしてるよ〜萌♡

草間先生の日常や思考が覗けるエッセイ漫画です。
もしやBL感薄?と思っていたら、突如として混ぜ込まれるリーマンBLにびっくり!
そして、どハマりしてしまいました‼︎
BLらしく、Hも出し惜しみなしですよ〜最高♡

植物を育てる話、教習所に通わず免許を取る話(これは衝撃的でした 笑)、旅の思い出、「ぶっきらぼう童貞犬攻め」好きのルーツなど……楽しく読める、シュールで笑える世界が最高でした。
そして、そんなエッセイの合間に挟まれるリーマンBLに萌え転がること間違いなし!

クールなメガネ美人・須藤は、ノンケの快楽追求者。
そんな須藤の趣味はアナニーなのですが、その秘密を同僚・中森に知られてしまい……と、いう始まり。

少ないページ数ながらも、萌えがギッシリ詰まってます。
エピソードに乗じて進展していく2人の関係がとっても不思議。
そこに、中森の双子・義昭が登場して三角関係に陥るかと思えば、義昭には親友・トーミとのフラグが立っていて……!

中森×須藤、トーミ×義昭(攻受は私の希望)のふたカップル共に萌えに萌えました♡
いやー、この話もっとプリーズ!
エッセイに添えるだけにしておくのは勿体ないんだけど、こんな風にサラッと素晴らしいお話を描いちゃう先生の才能に脱帽ですよ‼︎

自虐的に自分語りをしたかと思ったら、突然妄想BLへ。
ただし、あくまでも低速運転。
少しも堅苦しくなく、作者の自然体な姿を見せてくれるのが本作の魅力です。
一冊を通して、隅から隅まで楽しめる素晴らしい作品でした。
また新作が読める日を楽しみに待っています‼︎

6

エッセイという殻を突き破って中からリーマンが出てきたような作品

草間さかえ先生のエッセイ集です。
でも、ベースになっているのがエッセイというだけで、先生の幼少期や面白エピソードから急に『リーマンの中森くんと須藤さん』が出てくる。
でもそれが唐突ながら違和感はなくて、いい塩梅に草間さかえ先生ワールドに連れていかれます。

・先生のエッセイ部分
・中森くん×須藤さん
(ワンコ×クールな眼鏡)

二つが交互に味わえるテンポの良さ。
大抵先生の妄想や過去エピソードから唐突に始まっているのに、それが自然だなんてどういうこと??
このスピード感、カオスながら悪くないです!!(断言)

6年間が詰まった1冊かと思うとこの内容は痛快なエッセイだと思うのですが、先生のお人柄がよく分かる話の膨らませ方、そして漫画としての面白さ。

BL要素が胸キュンなのでニヤニヤしながら読んでしまいました…免許センターの話が個人的にはお気に入りです。
えっ、蛇~!? と思いながらも、ばっちり映像化されていてニヤニヤ////

草間さかえ先生の自画像?の犬、可愛いですよね!
先生の猫ちゃん作品『にひきといっぴき』ではお馴染みの犬姿なんですが、こうして先生自身のエピソードと絡めて拝見するとあまりの可愛さにホッコリしてしまいます。

中森くんと須藤さんのストーリーも見ごたえバッチリです。
読む前は薄味なのかな、なんせメインはエッセイなのだし~と思っていたのですが、そんなことはなく。
中森くんと須藤さんもゆっくりと恋を育んでいて、濡れ場からスーツ萌え、そして最後に現れた中森の双子の兄弟・義昭、そしてトーミ。
エッセイと同時収録であることが勿体ない良いキャラ達なので、どこかでもっと読みたいです!

草間さかえ先生の漫画はやっぱり最高だなあと思う、そんな一冊でした。

6

面白かった!

エッセイ集です!
草間さんのBL制作や、日常、過去の体験談etc、盛り込まれていて、その中に

童貞犬攻め、中森。
同僚の性癖ノンケ受け、須藤。
この2人の話が入ってくる。

中森と須藤の出会い~お付き合い?(性癖で弄ばれる?中森談)~互いの気持ちが通じる~中森の一卵性双生児、義昭の登場~

BLの話もさることながら、草間さんのエッセイが面白すぎて(笑)
特に、女3人のホテルでの話しは吹いてしまいました(笑)

何か中森と須藤のBLが生まれるのは草間さんのこういう日常からなんだ!と知れて、とても面白かったです!

後!最後に登場する義昭の学生時代からの一番仲良い友達、トーミ!
僅かな登場ですがしっかりBLを匂わす終わり方で♡
で!コミコミスタジオ特典リーフレットにトーミが描かれているのですが、義昭はトーミという存在を認知してなかった時はトーミが(人間の)姿でない!!(笑)
でもここから姿(笑)になり一番の友達に変わるんですねー。
これは特典ならではの面白さでした!

読んで楽しい一冊でした!

6

エッセイなのに漫画がついてる!

1粒で2度美味しい一冊です。エッセイ部分で先生は犬の形態で身の回りのリアルな方々も皆動物形態。BLワールドのコミック部分だけちゃんと人間の姿。この方式も上手いなあと思う。

BL読者にとっての神であるBL作家の日常が拝めるエッセイ、大好きです。今市子先生のとかも面白いし。草間先生の萌えの原点とか嗜好とか感性が赤裸々に?描かれてます。小学校時代の話が好きだった。公園の6年生男子達の不器用な正義の行動に萌え。

リーマン2人のBL漫画もちゃんとストーリーも萌えもあってエッチシーンもしっかりあります。サービス精神が素晴らしい。草間先生は小説の挿し絵も大好きで、受け攻め両方大人の男の骨格なのに受けがなぜか色っぽくて可愛い。そういう作家さん、BL界にたくさんいるようでいて意外といらっしゃらないんですよ。貴重な存在。濡れ場での受けの表情がまた色っぽいんだよなー。

コミック部分の最後の落ちが激萌えでした。受けが年をごまかしてるけど、アノ時だけ「〜さん」呼びになっちゃうって…可愛すぎでしょ!

6

草間BLの芯となるもの

作者さん買いです。
好きな作者さんのものは非BLでも何でも読みたくなりますね。
こちらはエッセイとのことでしたが、時々男性カップルのお話もあって、BLコミックとしても大いに楽しめる作品になっており、一冊で二種類の楽しみがある大変お得な一冊でございました。

日頃から、面白い漫画を描かれる作家さんの頭の中ってどうなってるんだろう…ってよく考えちゃうのですが、エッセイ内で少し草間さんの頭の中を覗けちゃった気分になります。
BLに目覚めたきっかけのようなものや、受け攻めの好みに影響した出来事など、とても興味深かったです。
共感できたり、さすが感性が違うなぁと感心したり。
園芸から変態攻めの想像は考えも及ばなかった…園芸好きの攻め(勿論変態で)が出てくる作品を是非に描いていただきたいです。

BLストーリーの方も面白かった!
作者さんお得意の年下ワンコ?と思いきや、実は年上。
双子のアキの方のアレコレも気になる!
是非にこの男達の物語を描いていただきたい。

エッセイなのにBL、BLでありながらエッセイ。
そして嘘みたいにまとまりが素晴らしく、ハマる一冊でした。

4

シリーズ化してほしい...!

エッセイは面白いし、同時進行で進んでいくBLは萌えますし、シリーズ化してもっと連載していただきたいですね。

草間先生のエッセイは、BL描く起源のようなものを垣間見ることができます。
そしてエピソードがまた面白い。くすっと笑わせてくれます。

ワンコ中森×須藤の恋路には、萌えが止まりませんでした。
おそらく、ワンコ×年上というCP癖が合致するんだと思います。
良い。

シンプルなBLかと思いきや、中森は一卵性の双子だし童貞だし。
須藤はゲイではなく、異性を愛せる快楽主義者だし。
かと思ったら、新たな要素が出てくるし...
盛りだくさんで、もういっそ物語として1冊にまとめてほしい...!

中森の双子の片割れ側でも、興味深いエピソードがありそうですし...
これで終わるのは本当にもったいないですね。

またエッセイを絡めたお話が読んでみたいです。

4

エッセイ漫画に混じるBL話がすんなりくる

草間先生作品はあとがきがおもしろくて好きなので、エッセイ漫画と聞きおもしろくないわけがないと買い求めました。
その見立ては間違っていなかった。というか、草間先生作品を知る人は誰もが思うことですよねw

先生の自画像の犬ちゃんがかわいい。表情豊か(漫画家さんがあとがきで描かれる自画像てだいたいかわいらしくて表情豊かでユーモラスですよね。さすが漫画家さん!と尊敬)

日常の中にあるユーモアと押し付けがましくないさりげない含蓄…好きです。
短編がお好きと仰っているし、短い紙数でもいつも話のつくりが鮮やかですが、エッセイでも際立っていた。

突如入ってくるBL話が唐突に感じず自然に受け入れて楽しんで読んじゃっていて、はぁ〜草間先生だなぁと。
導入、フリ、盛り上がり、オチ…無駄も乱れもない。でも決めすぎない、抜け感もあるので、しんどくない。とても好きです。

BL話の須藤がメガネ色っぽい美人で好きなタイプ。特約店ペーパーが須藤のギャップについて、で納得とともにオチに笑いましたw

2

白菜の点々は悪ではない

1700冊目のレビューは大好きな草間先生で。

25話プラスα収録のエッセイ本です。
25話だけあって1話1話は短い。そしてエッセイ本と言いつつ途中からほぼBL本です。

(1)薄毛とか仰ってるけど、先生の作品は奇をてらった人物ほぼいない気が(2)眼鏡もネジ一本が重要である(3)私にはいまだ分からない(4)先生の夢はやはり先生っぽい(5)出たよ先生の犬系の攻めが(6)この辺りから"ほぼBL本"と化します(7)テーマすっかり忘れてました(8)足元!!!足元!!!!(9)家に庭がある、海外ドラマを見る、想像通りの先生のお姿(10)犬描くのも結構難しいと思う(11)切ると焼き以外の料理をされないのは意外だ(12)拡張の2人再登場!(13)みんな動物なの可愛い(14)中森×須藤(15)幼少期の影響は強い(16)須藤さんまさかのヘテロ(17)ありがとう編集さん(18)出たよ先生の双子が(19)中森義孝(20)1話目で?!そうなんだ!(21)月刊BLゴリラ(22)不幸にも黒塗りの高級車に衝突してしまう(23)エマニエル夫人(24)あっちとこっち(25)年下…だと…?


徒然なるままに描かれたエッセイに徒然なるままの感想を。その時だけの"さん付け"が良すぎてビックリした。トーミ×義昭本も出ないかな?

2

楽しかったです!

好きな作家さんがエッセイ書いてくれてそれがとても面白かったり、あーやっぱりエッセイでも作風が滲み出てる!ってなったり最高だな!

エッセイに混じってマンガも挟まれてるんですが、草間さんらしいお話でした。
なんか不思議な全てを見せてはくれないような。
中森弟がゲイなわけではなかったり、双子に良いところ全部取られてきたのに捻くれてなかったり、カップルとしてもう盤石だったり。
なにより、トーミ!彼に全部持って行かれました!頑張れ!

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