スリーピングシープ

sleeping sheep

スリーピングシープ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神3
  • 萌×25
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
2
得点
35
評価数
9
平均
4 / 5
神率
33.3%
著者
大槻ミゥ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
電子発売日
価格
¥650(税抜)  
ISBN
9784796414111

あらすじ

酔っては記憶をなくす親友・陣原を迎えにいって自分の部屋に泊めてやるのがお決まりの折尾。昔、泥酔した陣原がサークルの先輩に襲われかけたのをきっかけに、陣原に対する自分の劣情に気づいてしまった折尾は、それから6年、隣で無防備に眠る陣原に、自己嫌悪を感じながらも、キスをしたり、触れたり――。
とうとう我慢ができず、折尾は陣原に欲望をぶつけてしまうが、一方、陣原は自分に触れる折尾に気づいており――!?

表題作スリーピングシープ

20歳?
20歳?

同時収録作品空と海のあいだのBlue

レビュー投稿数2

2つお話が入ってます

表題作だけかと思いきや、2つお話が入ってました。
どちらの作品も同級生の両片思いのお話です。


表題作は親友同士の20歳から6年間もの両片思いのお話でした。
あらすじにもある通り攻めの折尾が、お酒に弱い陣原が寝ている隙に身体に触ったりキスしたりしてます。(このシーンがとても色っぽくてエッチです)
そして折尾は自己嫌悪に駆られながらも、飲み会があれは陣原が心配で迎えに行って、また触ってしまうというのを6年間も繰り返してしまっています。

いくらなんでもバレないの?って思いますよね?
ところが陣原を襲った先輩が現れた事により、2人のこう着状態だった関係が変わります。
陣原がとてもエッチでした。

そしてもう一つのお話は高校の仲良しグループの一員ではあったものの、特に仲良くは無かった2人が恋人になるまでのお話でした。
グループの飲み会に受けの喜雪が遅刻して、攻めの建志の店に1人で来た事により2人が急接近して行きます。
どちらかと言うと表題作より、こちらの作品が好きでした。
2人の拗らせ具合にキュンキュンしました。
建志の屈折具合や喜雪の子犬のような素直さ、建志は2人の相性が悪いと思っているようですが、私はピッタリだと思いました。

久しぶりに大槻先生の新作を読みましたが、美しいエロは健在でした。

2

同時収録作も焦れキュン。

両片思いのお話がふたつ。
どちらも似た雰囲気なので、表題作を試し読みしてみて良さそうだったら同時収録も期待してOKだと思います。

『スリーピングシープ』
意訳するなら、隙だらけのごちそうって感じ?
酒に弱く酔うと記憶をなくす陣原と、そんな彼を世話する親友・折尾のストーリー。

事の発端は、6年前のこと。
泥酔した陣原がサークルの先輩に襲われた夜を境に、折尾にとって陣原は親友の枠を超えた存在になります。
それ以降陣原を護るために飲み会後のお迎えを欠かさない折尾ですが、自宅へ連れ帰ると、眠る彼にキスを落とし、甘く触れ…
こんなんじゃ襲った先輩と変わらない、と自己嫌悪に苛まれる日々。
はい、拗らせてます。

実は陣原も、全て知った上で忘れたフリをしていて。
本当は早く折尾と結ばれたいと思っているのです。
だけど事件のことを心配してくれている折尾に、もっと触れて欲しいとは言えなくて…
はい、こちらも拗らせてます。
おあずけくらってたのはお互い様だったということですね。

件の先輩が再登場することで、やっとふたりの関係が動き始めます。
泥酔は陣原の専売特許かと思いきや、最終回では立場が逆に。
酔ってほぼ無自覚の状態でも、陣原をひっくり返して上下逆転させる攻め様っぷりにきゅんとしました。
ちゃんと気持ちを伝えあって身体を重ねた後の、陣原のとびきりの笑顔にもきゅんでした。


同時収録は『空と海のあいだのBlue』
高校時代、同じ友だちグループにいたけれど、ふたりきりで話したり遊んだりしたことはない。
グループの端と端にいたようなふたりのお話です。
前後編に分かれていて、付き合うまでが受けの喜雪視点、付き合ってからは攻めの建志視点で進みます。

喜雪もよかったけど、建志のターンがさらにつぼでした。
ちょっと『愛しいカラダ』の岳っぽい。
愛情がオーバーヒートして両思いなのにネガティブになっちゃう感じ。
外面は全然ヘタレキャラじゃないのに、内心ではぐるぐるしてるのが可愛くてたまらん!

本当のところお互い意識していたけど、一歩踏み出せなかった学生時代。
そんなほろ苦い夏が思い出される海辺で、ついに建志は別れを告げてしまいます。
残り数ページでまさかですよ。
やっとくっついたのにさ!(笑)

Blueはふたりの純愛、遅れてやってきた青い春、いろいろ連想したけれど、建志の憂鬱を表していたのかも。
受け攻め共に、かわいらしいお話でした。

2

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