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hutouhensankakkei no shoumei
コミックス「23時のタイムシフト」に収録されている「不等辺三角形の定理」の前日譚である番外編です。
不等辺三角形とは何か、なぜ兄弟でこんな関係になってしまったのか。あの夜の出来事が起こるまでを時系列で追われていて、読んでいてとても惹きこまれました。
同人誌版で既にレビューを書いたのですが、今回電子書店でも購入したため備忘録用&このページを初めて見た方の参考にもなるように残しておきます。(前回のレビュー内容と重なる部分も多いかもしれません)
Renta!はびっくりするくらい修正が薄かったです。kindleは白抜きでした。他電子書店は不明です。同人誌を既に持ってる方&どこの書店で買おうか迷っている方はRenta!での購入を強くお勧めします。私は電子(Renta!)で買って本当に良かったと思ってます。
久しぶりに「証明」を再読し「定理」を読み返してみましたが、この順番で読むと時系列に沿って辰見がどういう感情だったのかを切に感じることができ、「定理」でのあのインターホーンを耳にしたとき、こんな心境だったのだなあと思うと感慨深いというか…考えさせられます。
またエロシーンはやはり何度見ても官能的で、あがたさんの描く乳首責めが好きな私にとっては眼福でした。そしてベッドに沈んでいる郁見のシーンは電子で見ても圧巻でした…。(行為後のだらんとした性器をこの漫画で初めて見て、当時かなり衝撃的だったのでその感情は今も強く残ってます)
前回の感想と反芻しまですが、タイトルは辰見の言葉からなるものだったことも知れてより作品の奥深さを知ることが出来ました。後書きにある言葉を見るとこの先は辰見が苦しい思いをするのでしょうか…。
三角関係とは呼び難い、それこそ不等辺三角形の関係だと呼ぶ三人の関係性、この先も続きが読みたくなってしまいました。
「23時のタイムシフト」に収録されている「不等辺三角形の定理」の前日譚です。
定理がドツボに嵌ってしまい、続きを読みたい…と悶々としていた矢先に証明が配信になりました。
レンタルビデオ店員の小野瀬さんと出会う以前の兄弟のお話で、辰見目線の郁見への愛情が語られていて良かったです。
郁見を好きだという気持ちを表に出さないように、飄々と言いくるめていく辰見に心奪われました。
辰見もっと素直になれ〜!
ともあれ、小野瀬さんの誘惑に成功して2人は報われたのかなと思います。
まだまだ読みたい気持ちはありますが、一先ずはここで証明終了 と言う事なんでしょうか。。
その内この3人の後日談があったりしたら嬉しいです。
つい最近「23時のタイムシフト」を読み返して、レビューしたところに、前日譚であるこちらの作品が配信され、早速読みました。
「23時のー」はちょっと自分には合わないと感じていたのですが、同録の「不等辺三角形の定理」だけは好きな物語でした。
妖しい兄弟が良くてですね…。
ガチ兄弟なので、地雷の方は注意です。
「証明」では兄弟がどのようにして今の関係になったか、そして「定理」に繋がるところまでが描かれています。
兄の郁見と身体の関係を持っている辰見目線で進むお話で、あるお遊び的な賭けに出たところ…なお話。
やはりこの兄弟良いですね。背徳感もあるのですが、兄と弟の気持ちの大きさの違いに危うさを感じます。
余裕綽々だった辰見と、郁見、あの彼の三角形がこの後どのような形に変化していくのかがすごく気になるところなので、後日譚も描いていただけたらなぁと思っています。
「23時のタイムシフト」に編纂されている「不等辺三角形の定理」の前日譚。美しい兄弟はどの様な道筋を辿って、今に至るのかを描いた小品。
幼ない頃の2人が物凄く可愛い。郁見は、ほんの子供の頃から自身の性癖に気付いていて。その事で悩んでもいる。辰見のそれは、もっと業の深いものである。男とか、女とか関係無くて、ただ郁見だけが特別で。好きなのだ。それは郁見が誰を愛しても構わない、郁見しか見えていないのだ。辰見の執着は恋よりも重く、深い。自分を丸ごと受け入れてくれた、というので郁見も辰見を受け入れてしまったので。
恋よりも、いつも側にいる事を選んだ辰見。
それは少しずつ、彼等を蝕んで行くこと。
郁見は快楽を刻み込まれ、辰見無しではいられない身体になっていった。
それは。不等辺三角形の隣合わせる鋭角を形造る辺と辺の様に。
「不等辺三角形の定理」本編は、この兄弟のダークな雰囲気に呑み込まれていく男、という物語で、これは少し、いやだいぶ不穏なんだけど。本作はただ辰見だけが堕ちて行く様で。何だか物哀しい。作者も泥沼に沈んで行く辰見を描きたかった、とあって。私は辰見に同情を寄せてしまう。この歪な三角形がいつか形を変えるとき。その後を知るのはとっても怖い気もするんだけど。描き上げて欲しい、いつか。
修正はある様な、無い様な。丸見えの様な。あがた先生の、スケルトンごりごり内壁に食い込んで行くアレは生々しくも力強い。めちゃくちゃに突かれて、感じまくっている郁見がエッロいです。